| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 目的 | 成人におけるうつ・自殺リスク検診のエビデンスに基づく質向上と社会実装を目的とし、文献レビューと推奨作成を実施する | ||||||||||||||||||||||||
2 | パブリックコメントへの対応(案) | |||||||||||||||||||||||||
3 | 文脈のクエスチョン | 疫学 | ||||||||||||||||||||||||
4 | 日本における性・年齢別による成人における大うつ病性障害・自殺の有病率はどの程度か、米国との比較はどうか? | |||||||||||||||||||||||||
5 | 日本の成人における大うつ病性障害・自殺の罹患率はどの程度か? | |||||||||||||||||||||||||
6 | 現状 | |||||||||||||||||||||||||
7 | 日本の成人におけるうつ・自殺リスク症検診の体制、指針、運用はどのようになっているか? | |||||||||||||||||||||||||
8 | ||||||||||||||||||||||||||
9 | 検診を実施している自治体の割合はどの程度か? | |||||||||||||||||||||||||
10 | USPSTF 成人におけるうつ・自殺リスク検診 推奨・文献レビュー 2023年6月20日 | USPSTFの推奨 | ||||||||||||||||||||||||
11 | 成人(妊娠中および産後の者、高齢者〔65歳以上〕を含む) 成人に対して、妊娠中および産後の者、高齢者(65歳以上)を含め、大うつ病性障害(MDD)の検診を行うことを推奨する。 推奨グレード:B 成人(妊娠中および産後の者、高齢者〔65歳以上〕を含む) 成人に対して、妊娠中および産後の者、高齢者(65歳以上)を含め、自殺リスクの検診の利益と不利益のバランスを評価するための現在のエビデンスが不十分であると結論づけている。 推奨グレード:I(エビデンス不十分) | |||||||||||||||||||||||||
12 | 解析の枠組み | |||||||||||||||||||||||||
13 | 文献レビューの知見 | |||||||||||||||||||||||||
14 | 主要クエスチョンに対する質の評価を含むエビデンスの概要についての表 | |||||||||||||||||||||||||
15 | 文献レビューの結論 | |||||||||||||||||||||||||
16 | ・プライマリケア環境におけるうつ病スクリーニングについては、妊娠期や産後を含めて、その有効性を支持するエビデンスが確認された。 ・一方で、自殺リスクスクリーニングに関しては、一次診療における直接的エビデンスがきわめて限られており、スクリーニングツールの性能や介入の効果に関して重要なエビデンスの空白が残されている。 | |||||||||||||||||||||||||
17 | 文献レビューにおける限界事項 | |||||||||||||||||||||||||
18 | ・対象集団が限定されており、身体的・発達的障害や心疾患、がん、物質使用障害、双極性障害、PTSDなどを有する集団の研究は除外されているため、プライマリケア一般集団への適用性に制約がある。 ・レビュー対象は広く用いられているスクリーニングツールに限られており、低リテラシーや非英語話者など一部の患者群には適用しにくい可能性がある。 ・高齢者におけるうつ病スクリーニングの効果については不確実性が大きい。高齢者用に設計された尺度を用いた研究が少なく、短期・長期アウトカムのデータが不足している。 ・多くの試験で検診に加えてケアマネジメントや教育的介入などのプログラムが含まれており、純粋に検診そのものの効果を切り分けて評価することが難しい。 ・一次診療における自殺リスク検診のエビデンスはきわめて限られており、スクリーニングツールの妥当性も少数研究にとどまり再現性が乏しい。 ・自殺リスク治療のエビデンスは主に「専門的メンタルヘルス通常ケア」との比較であり、絶対的な効果を把握しづらい。救急や入院を対象とする研究は除外されており、適用可能性が限定される。 | |||||||||||||||||||||||||
19 | 不足している研究 | |||||||||||||||||||||||||
20 | ・高齢者における研究 高齢者を対象としたうつ病スクリーニング試験が限られており、高齢者向けに設計された尺度を用いた研究、短期・長期アウトカムを検証する研究が不足している。 ・特定の集団における研究 黒人、ラテン系、ネイティブアメリカンなどの社会的に不利な立場にある人々や少数民族集団に対するスクリーニングの有効性に関するエビデンスが乏しい。非英語話者や低リテラシー集団への適用についても研究が不足している。 ・検診単独の効果に関する研究 多くの試験はスクリーニングと併せてケアマネジメントや教育的介入を実施しており、スクリーニングそのものの純粋な効果を検証する研究が不足している。 ・自殺リスクスクリーニングの研究 一次診療での自殺リスクスクリーニングに関する直接的エビデンスが非常に限られており、どのツールを用いるべきか、どのように実施すべきか、どのようなシステム支援が必要かを明らかにする研究が不足している。 ・治療効果に関する研究 自殺リスク治療に関する試験の多くは専門的メンタルヘルスケアとの比較であり、絶対的な治療効果を明らかにする研究が不足している。救急や入院環境ではなく一次診療に即した研究が求められる。 | |||||||||||||||||||||||||
21 | 最新のエビデンス | 最新のシステマティックレビュー論文 | ||||||||||||||||||||||||
22 | 新たに検索し、同定した最新のシステマティックレビュー論文における知見を整理、要約し、研究の不足を以下のセクションごとに整理する:主要な直接的エビデンス、スクリーニング方法、介入・治療、不利益、その他の特定のトピック(例>潜在的に予防可能な健康負担、現状のプラクティス) | |||||||||||||||||||||||||
23 | 過去に結果がまだ出ていなかった研究 | |||||||||||||||||||||||||
24 | 過去に結果がまだ出ていなかった研究のデータをフォローアップし、確認する。 | |||||||||||||||||||||||||
25 | 結果がまだ出ていない現在進行中の研究 | |||||||||||||||||||||||||
26 | 現在進行中の研究とその予想完了日および連絡先を確認する。 | |||||||||||||||||||||||||
27 | USPSTFレビューを基に日本の文脈を考慮し改訂したシステマティックレビューの更新 | |||||||||||||||||||||||||
28 | 解析の枠組み | 解析の枠組み | ||||||||||||||||||||||||
29 | 主要クエスチョン | KQ1.プライマリケアまたはそれと同等の場における抑うつ、または自殺リスクの検診プログラムは、妊娠中および産後の者を含む成人において、健康アウトカムの改善をもたらすか。 | ||||||||||||||||||||||||
30 | KQ1a.抑うつ、または自殺リスクの検診検査結果を(追加のケアマネジメント支援の有無にかかわらず)医療提供者に返すことは、健康アウトカムの改善をもたらすか。 | |||||||||||||||||||||||||
31 | KQ2. プライマリケアまたはそれと同等の場で、抑うつ、または高い自殺リスクをスクリーニングするツールは、妊娠中および産後の者を含む成人のうち、抑うつ、不安、および高い自殺リスクを有する者を正確に同定できるか。 | |||||||||||||||||||||||||
32 | KQ3. 妊娠中および産後の者を含む成人において、プライマリケアまたはそれと同等の場での抑うつ、不安、または自殺リスクの検診に関連する有害事象は何か。 | |||||||||||||||||||||||||
33 | KQ4. 妊娠中および産後の者を含む成人において、抑うつ、不安、または高い自殺リスクに対する治療(すなわち心理療法、薬物療法、あるいは両者)は、健康アウトカムの改善をもたらすか。 | |||||||||||||||||||||||||
34 | KQ5. 妊娠中および産後の者を含む成人において、抑うつ、不安、または高い自殺リスクに対する治療(すなわち心理療法、薬物療法、あるいは両者)の有害事象は何か。 | |||||||||||||||||||||||||
35 | 選択基準と除外基準 | |||||||||||||||||||||||||
36 | 主要クエスチョン | KQ1.プライマリケアまたはそれと同等の場における抑うつ、または自殺リスクの検診プログラムは、妊娠中および産後の者を含む成人において、健康アウトカムの改善をもたらすか。 | ||||||||||||||||||||||||
37 | KQ1a.抑うつ、または自殺リスクの検診検査結果を(追加のケアマネジメント支援の有無にかかわらず)医療提供者に返すことは、健康アウトカムの改善をもたらすか。 | |||||||||||||||||||||||||
38 | KQ3. 妊娠中および産後の者を含む成人において、プライマリケアまたはそれと同等の場での抑うつ、不安、または自殺リスクの検診に関連する有害事象は何か。 | |||||||||||||||||||||||||
39 | ||||||||||||||||||||||||||
40 | カテゴリー | 選択基準 | 除外基準 | Column 4 | Column 5 | Column 6 | Column 7 | Column 8 | Column 9 | Column 10 | Column 11 | Column 12 | Column 13 | Column 14 | Column 15 | Column 16 | Column 17 | Column 18 | Column 19 | Column 20 | Column 21 | Column 22 | Column 23 | Column 24 | Column 25 | Column 26 |
41 | 対象とする疾患の定義 | うつ病(周産期発症やその他の特定因子を含む)、自殺念慮(自殺の考えまたは計画) | その他の精神障害(全般性不安障害、社交不安障害、パニック障害、特定不能の不安、強迫症、PTSD、精神病性障害、双極性障害、気分循環性障害、持続性抑うつ障害/気分変調症、気分の破壊的調節障害、月経前不快気分障害、物質・薬剤誘発性抑うつ/不安障害、他の医学的状態による抑うつ/不安障害など) | |||||||||||||||||||||||
42 | ポピュレーション | 成人(19歳以上、妊娠中および産後の者を含む)。 ・特定の条件で選抜されていないプライマリケア受診者集団。 ・既知のうつ病、または不安障害、高い自殺リスクを有さないプライマリケア患者。 ・医療機関から募集された、その他これらに類する幅広い一般集団。 あらかじめ関心のあるサブグループとして設定されるのは、妊娠中および産後の者、プライマリケアまたはそれに相当する地域設定での集団ベースのスクリーニングによって特定された者、ならびに年齢、性別またはジェンダー、人種または民族、性的指向、社会経済的地位に基づく下位集団である。 | 小児および青年(18歳以下)。参加者の50%を超える割合が18歳以下である試験は除外する。 以下のように、プライマリケアに一般化できない集団を対象とした研究も除外する: ・特定の併存精神疾患(例:うつ病、物質使用障害)を有する者。 ・その他の気分障害(例:双極性障害、持続性抑うつ障害/気分変調症)を有する者。 ・併存する身体疾患(例:がん、外傷性脳損傷、冠動脈疾患、心血管疾患イベント後)を有する者。 ・発達障害を有する者。 ・身体障害を有する者。 ・自傷行為に関連する急性期医療(救急外来または入院医療)を受けているなど、自殺危機の最中にある者。 ・入所施設、療養施設、または入院環境にいる者。 また、末期疾患患者に対する医師幇助による自殺に関する研究も除外する。 | |||||||||||||||||||||||
43 | スクリーニングの手段および介入・治療 | スクリーニング介入(紹介支援、治療ガイドライン、症状モニタリング、標準治療など付随可)。ツールは短時間の標準化検査(自己記入・医師施行・電子配布、所要時間:医師施行<5分、自己記入<15分) | 組み入れ基準に該当しないもの | |||||||||||||||||||||||
44 | 比較 | 通常ケア/スクリーニングなし 医療提供者へ結果をフィードバックしないスクリーニング | 能動的介入(すなわち、比較効果研究) | |||||||||||||||||||||||
45 | アウトカム | うつ病・不安症状、寛解・診断・反応、自殺死亡・自殺企図・自殺念慮、全死因死亡、QOL、機能、健康状態変化、妊娠転帰、小児転帰、救急受診/入院、絶望感 | 該当しないアウトカム | |||||||||||||||||||||||
46 | 追跡期間 | ベースラインから6週間以上。ただし、自殺による死亡または自傷については追跡期間の下限は設けない。 | 該当しない追跡期間 | |||||||||||||||||||||||
47 | セッティング | プライマリケア(内科、家庭医、産婦人科、小児科〔産後〕、家族計画、軍診療所、大学診療所)、または同等。救急は全例検診なら可 職域 地域セッティング | メンタルヘルスクリニック(ただし、プライマリケアのスクリーニングを通じた募集であれば除外されない) 入院施設、介護施設、介護付き住宅、成人養護施設、中間ケア施設(例:ナーシングホーム、リハビリ施設、亜急性期施設など) 矯正施設 学校(ただし、スクールベースのヘルスクリニックを除く) | |||||||||||||||||||||||
48 | 研究デザイン | RCT、CCT(対照臨床試験) | その他のすべての研究デザイン | |||||||||||||||||||||||
49 | 対象地域 | 2018年国連人間開発指数で「非常に高い」国 | 半分以上(50%以上)が、国連開発計画(UNDP)の2018年人間開発指数(HDI)で “Very High”(非常に高い)に分類されない国で行われていた場合、除外する | |||||||||||||||||||||||
50 | 研究の質 | 質が「中等度(fair)」または「良好(good)」な研究 | 質の低い研究(poor-quality studies) | |||||||||||||||||||||||
51 | 発行日 | PubMed, Cochrane 2022年9月8日以降、医中誌 制限なし | ||||||||||||||||||||||||
52 | 言語 | 日本語,英語 | ||||||||||||||||||||||||
53 | ||||||||||||||||||||||||||
54 | ||||||||||||||||||||||||||
55 | 主要クエスチョン | KQ2. プライマリケアまたはそれと同等の場で、抑うつ、または高い自殺リスクをスクリーニングするツールは、妊娠中および産後の者を含む成人のうち、抑うつ、不安、および高い自殺リスクを有する者を正確に同定できるか。 | ||||||||||||||||||||||||
56 | ||||||||||||||||||||||||||
57 | カテゴリー | 選択基準 | 除外基準 | Column 4 | Column 5 | Column 6 | Column 7 | Column 8 | Column 9 | Column 10 | Column 11 | Column 12 | Column 13 | Column 14 | Column 15 | Column 16 | Column 17 | Column 18 | Column 19 | Column 20 | Column 21 | Column 22 | Column 23 | Column 24 | Column 25 | Column 26 |
58 | 対象とする疾患の定義 | うつ病(周産期発症やその他の特定因子を含む)、自殺念慮(自殺の考えまたは計画) | その他の精神障害(全般性不安障害、社交不安障害、パニック障害、特定不能の不安、強迫症、PTSD、精神病性障害、双極性障害、気分循環性障害、持続性抑うつ障害/気分変調症、気分の破壊的調節障害、月経前不快気分障害、物質・薬剤誘発性抑うつ/不安障害、他の医学的状態による抑うつ/不安障害など) | |||||||||||||||||||||||
59 | ポピュレーション | 成人(19歳以上、妊娠中および産後の者を含む)。 ・特定の条件で選抜されていないプライマリケア受診者集団。 ・既知のうつ病、または不安障害、高い自殺リスクを有さないプライマリケア患者。 ・医療機関から募集された、その他これらに類する幅広い一般集団。 あらかじめ関心のあるサブグループとして設定されるのは、妊娠中および産後の者、プライマリケアまたはそれに相当する地域設定での集団ベースのスクリーニングによって特定された者、ならびに年齢、性別またはジェンダー、人種または民族、性的指向、社会経済的地位に基づく下位集団である。 | 小児および青年(18歳以下)。参加者の50%を超える割合が18歳以下である試験は除外する。 以下のように、プライマリケアに一般化できない集団を対象とした研究も除外する: ・特定の併存精神疾患(例:うつ病、物質使用障害)を有する者。 ・その他の気分障害(例:双極性障害、持続性抑うつ障害/気分変調症)を有する者。 ・併存する身体疾患(例:がん、外傷性脳損傷、冠動脈疾患、心血管疾患イベント後)を有する者。 ・発達障害を有する者。 ・身体障害を有する者。 ・自傷行為に関連する急性期医療(救急外来または入院医療)を受けているなど、自殺危機の最中にある者。 ・入所施設、療養施設、または入院環境にいる者。 また、末期疾患患者に対する医師幇助による自殺に関する研究も除外する。 | |||||||||||||||||||||||
60 | スクリーニングの手段および介入・治療 | 最も使用・推奨されるツール(うつ病:PHQ-2, 9, CES-D, EPDS, GDS/不安:GADスケール、PHQ-Anxiety、EPDS-Anxiety、GAI、GAS/併用:PHQ-ADS/自殺リスク:短時間ツール) | その他のスクリーニングツール | |||||||||||||||||||||||
61 | 比較 | 基準検査(reference standard)として、スクリーニング実施後2週間以内に行われた、構造化または半構造化診断面接、あるいは精神保健の臨床家による非簡易(5分超)の非構造化面接を用いる。対象集団は、当該医療・実践環境における患者重症度の全スペクトラムを含む必要がある(すなわち、非抑うつ者と既知/高度に抑うつが疑われる患者のみに限定した研究は不可)。 参照条件には、大うつ病性障害、自殺念慮、またはこれらのいずれかの組み合わせを含む。 | 能動的介入(すなわち、比較効果研究) | |||||||||||||||||||||||
62 | アウトカム | 正確性(感度・特異度 [または算出可能なデータ]) | 該当しないアウトカム | |||||||||||||||||||||||
63 | 追跡期間 | スクリーニングから基準面接まで最大2週間 | 2週間超 | |||||||||||||||||||||||
64 | セッティング | プライマリケア(内科、家庭医、産婦人科、小児科〔産後〕、家族計画、軍診療所、大学診療所)、または同等。救急は全例検診なら可 職域 地域セッティング | メンタルヘルスクリニック(ただし、プライマリケアのスクリーニングを通じた募集であれば除外されない) 入院施設、介護施設、介護付き住宅、成人養護施設、中間ケア施設(例:ナーシングホーム、リハビリ施設、亜急性期施設など) 矯正施設 学校(ただし、スクールベースのヘルスクリニックを除く) | |||||||||||||||||||||||
65 | 研究デザイン | 感度および特異度(またはそれに相当する統計量)を報告している診断精度研究やシステマティックレビュー。これらは、独立して評価されたゴールドスタンダード(構造化または半構造化診断面接、あるいは精神保健臨床家による5分を超える非構造化臨床面接)を基準とし、スクリーニングから2週間以内に実施されたものであること。対象集団は当該セッティングにおける患者重症度の全範囲を含む必要があり(すなわち、非うつ病者と既知/高い可能性でうつ病である者のみを対象とした研究は除外される) | その他のすべての研究デザイン 既存のシステマティックレビューに限定できない場合は、症例対照研究を用いる(すなわち、研究サンプルを既知の精神的健康症状を有する者と有しない者のみに限定した研究) | |||||||||||||||||||||||
66 | 対象地域 | 2018年国連人間開発指数で「非常に高い」国 | 半分以上(50%以上)が、国連開発計画(UNDP)の2018年人間開発指数(HDI)で “Very High”(非常に高い)に分類されない国で行われていた場合、除外する | |||||||||||||||||||||||
67 | 研究の質 | 質が「中等度(fair)」または「良好(good)」な研究 | 質の低い研究(poor-quality studies) | |||||||||||||||||||||||
68 | 発行日 | PubMed, Cochrane 2022年9月8日以降、医中誌 制限なし | ||||||||||||||||||||||||
69 | 言語 | 日本語,英語 | ||||||||||||||||||||||||
70 | ||||||||||||||||||||||||||
71 | 主要クエスチョン | KQ4. 妊娠中および産後の者を含む成人において、抑うつ、不安、または高い自殺リスクに対する治療(すなわち心理療法、薬物療法、あるいは両者)は、健康アウトカムの改善をもたらすか。 | ||||||||||||||||||||||||
72 | ||||||||||||||||||||||||||
73 | カテゴリー | 選択基準 | 除外基準 | Column 4 | Column 5 | Column 6 | Column 7 | Column 8 | Column 9 | Column 10 | Column 11 | Column 12 | Column 13 | Column 14 | Column 15 | Column 16 | Column 17 | Column 18 | Column 19 | Column 20 | Column 21 | Column 22 | Column 23 | Column 24 | Column 25 | Column 26 |
74 | 対象とする疾患の定義 | DSM基準により定義される大うつ病性障害(研究対象者の少なくとも50%に該当すること)。 自殺リスクの増加については研究ごとに定義が異なるが、自殺念慮(自殺に関する思考または計画)、自殺未遂歴(死亡を意図した自己誘発性の非致死的かつ有害な行動)、故意による自傷行為などが含まれる場合がある。 これらの状態のいずれかを単独で、または組み合わせて対象とした研究。 | その他の精神疾患(例:不安障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、精神病性障害、双極性障害、気分循環症、抑うつ気分を伴う適応障害)。 持続性抑うつ障害(気分変調症)、気分不安定症、月経前不快気分障害、物質・薬物誘発性抑うつ障害、他の医学的疾患による抑うつ障害、特定不能の抑うつ障害。 物質・薬物誘発性不安障害、他の医学的疾患による不安障害、特定不能の不安障害。 | |||||||||||||||||||||||
75 | ポピュレーション | 成人(19歳以上、妊娠中および産後の者を含む)で、うつ病、不安障害、自殺リスクの高い者、またはうつ・不安の症状が高い者を対象とする。対象集団の少なくとも推定50%以上が、これらの疾患のいずれかを有している必要があるが、関連する他の障害(例:別の種類のうつ病または不安障害)や、完全な診断基準を満たさない軽症(サブシンドローム)例(例:症状は高いが診断基準未満)を一部含んでもよい。 うつ病および不安障害に関しては、主としてプライマリケアの患者(またはそれに準じる広範な医療機関からの募集)を対象とした研究に限定する。ただし、治療の実施場所はプライマリケアや専門外来(例:精神科外来)など、いかなる外来環境でもよい。 もし特定の疾患と治療法の組み合わせに関して、プライマリケアで募集された患者のエビデンスが限られている場合には、他の医療機関から募集された患者の研究もエビデンスに含める。 あらかじめ関心のあるサブグループとして設定されるのは、妊娠中および産後の者、プライマリケアまたはそれに相当する地域設定での集団ベースのスクリーニングによって特定された者、ならびに年齢、性別またはジェンダー、人種または民族、性的指向、社会経済的地位に基づく下位集団である。 | 小児および青年(18歳以下)。参加者の50%を超える割合が18歳以下である試験は除外する。 以下のように、プライマリケアに一般化できない集団を対象とした研究も除外する: ・特定の併存精神疾患(例:うつ病、物質使用障害)を有する者。 ・その他の気分障害(例:双極性障害、持続性抑うつ障害/気分変調症)を有する者。 ・併存する身体疾患(例:がん、外傷性脳損傷、冠動脈疾患、心血管疾患イベント後)を有する者。 ・発達障害を有する者。 ・身体障害を有する者。 ・自傷行為に関連する急性期医療(救急外来または入院医療)を受けているなど、自殺危機の最中にある者。 ・入所施設、療養施設、または入院環境にいる者。 また、末期疾患患者に対する医師幇助による自殺に関する研究も除外する。 | |||||||||||||||||||||||
76 | スクリーニングの手段および介入・治療 | 心理療法(認知行動療法、対人関係療法など) 心理教育(患者・家族への疾患理解・対処法教育) 社会的介入(ブリーフコンタクト介入 セイフティプランニング) 自殺手段へのアクセス制限(危険物管理、環境安全化) ケア提供モデル(協働ケア、ケアマネジメント) 学校・職場拠点型介入(メンタルヘルス教育、ストレスチェック) 家族・養育者支援(家族療法、保護者プログラム) デジタル/遠隔介入(iCBT、オンラインカウンセリング) 集団教育・地域プログラム(住民研修、自助グループ) 薬物療法 併用療法(心理社会的介入+薬物療法) | 運動療法、光療法、経頭蓋磁気刺激療法、電気けいれん療法、食事・セントジョーンズワートを含むハーブサプリメントなどの補完代替医療、ソーシャルマーケティング、政策介入、システムレベルの介入、抗うつ薬の効果を高める補助的薬剤など、その他の治療法。 多くの医療現場で再現困難な要素を含む介入(例:メディアメッセージや公共掲示といった環境的要素、保育園・学校などの閉じた既存の社会的ネットワークに対する集団介入、保護者自身が対象疾患を有することを前提とする介入)。 小児に対して厚労省未承認の薬剤。 | |||||||||||||||||||||||
77 | 比較 | (カウンセリング) 通常ケア/介入なし 待機リスト 注意対照(アテンション・コントロール) 最小限の介入(例:情報提供を15分以内に限定した通常ケア) (薬物療法) プラセボ(同一のカウンセリング介入を併用した場合において、実薬+同一カウンセリングとの比較を含む) 上記「カウンセリング」に記載されたすべての介入 | 能動的介入(すなわち、比較効果研究) | |||||||||||||||||||||||
78 | アウトカム | 治療回避 患者-医療者関係の悪化 ラベリングまたはスティグマ 不適切または不必要な治療 (薬物療法) 重篤な有害事象 有害事象による中止 自殺による死亡、自殺企図および故意の自傷行為、自殺念慮。 | 該当しないアウトカム | |||||||||||||||||||||||
79 | 追跡期間 | ベースラインから6週間以上。ただし、自殺による死亡または自傷については追跡期間の下限は設けない。 | 該当なし | |||||||||||||||||||||||
80 | セッティング | プライマリ・ケア診療所および専門診療所(学校内のヘルスクリニックを含む)。 仮想空間または地域拠点における実施。 一般の救急外来において介入対象者をリクルートすることは適格とするが、救急外来内のみで完結する介入は対象外。 | 矯正施設。 入院施設または居住型施設。 精神科救急外来。 | |||||||||||||||||||||||
81 | 研究デザイン | RCT 比較コホート研究および症例対照研究を対象としたシステマティックレビュー 薬物療法に関する有害事象のみを対象とする場合には、既存の観察研究を含むシステマティックレビューの後に発表された、1,000例超の参加者を含む比較コホート研究および症例対照研究。 | その他のすべての研究デザイン ランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビュー(レビューは関連する研究を特定する目的でのみ使用する)。 | |||||||||||||||||||||||
82 | 対象地域 | 2019年の人間開発指数(Human Development Index)において、国連開発計画(UNDP)により「非常に高い(Very High)」と分類された国々で主に実施された一次研究。 | 人間開発指数(Human Development Index)において「非常に高い(Very High)」と分類されていない国で実施された研究が50%超を占めるレビュー。 | |||||||||||||||||||||||
83 | 研究の質 | 質が「中等度(fair)」または「良好(good)」な研究 | 質の低い研究(poor-quality studies) | |||||||||||||||||||||||
84 | 発行日 | PubMed, Cochrane 2022年9月8日以降、医中誌 制限なし | ||||||||||||||||||||||||
85 | 言語 | 日本語,英語 | ||||||||||||||||||||||||
86 | ||||||||||||||||||||||||||
87 | 主要クエスチョン | KQ5. 妊娠中および産後の者を含む成人において、抑うつ、不安、または高い自殺リスクに対する治療(すなわち心理療法、薬物療法、あるいは両者)の有害事象は何か。 | ||||||||||||||||||||||||
88 | ||||||||||||||||||||||||||
89 | カテゴリー | 選択基準 | 除外基準 | Column 4 | Column 5 | Column 6 | Column 7 | Column 8 | Column 9 | Column 10 | Column 11 | Column 12 | Column 13 | Column 14 | Column 15 | Column 16 | Column 17 | Column 18 | Column 19 | Column 20 | Column 21 | Column 22 | Column 23 | Column 24 | Column 25 | Column 26 |
90 | 対象とする疾患の定義 | DSM基準により定義される大うつ病性障害(研究対象者の少なくとも50%に該当すること)。 自殺リスクの増加については研究ごとに定義が異なるが、自殺念慮(自殺に関する思考または計画)、自殺未遂歴(死亡を意図した自己誘発性の非致死的かつ有害な行動)、故意による自傷行為などが含まれる場合がある。 これらの状態のいずれかを単独で、または組み合わせて対象とした研究。 | その他の精神疾患(例:不安障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、精神病性障害、双極性障害、気分循環症、抑うつ気分を伴う適応障害)。 持続性抑うつ障害(気分変調症)、気分不安定症、月経前不快気分障害、物質・薬物誘発性抑うつ障害、他の医学的疾患による抑うつ障害、特定不能の抑うつ障害。 物質・薬物誘発性不安障害、他の医学的疾患による不安障害、特定不能の不安障害。 | |||||||||||||||||||||||
91 | ポピュレーション | 成人(19歳以上、妊娠中および産後の者を含む)で、うつ病、不安障害、自殺リスクの高い者、またはうつ・不安の症状が高い者を対象とする。対象集団の少なくとも推定50%以上が、これらの疾患のいずれかを有している必要があるが、関連する他の障害(例:別の種類のうつ病または不安障害)や、完全な診断基準を満たさない軽症(サブシンドローム)例(例:症状は高いが診断基準未満)を一部含んでもよい。 うつ病および不安障害に関しては、主としてプライマリケアの患者(またはそれに準じる広範な医療機関からの募集)を対象とした研究に限定する。ただし、治療の実施場所はプライマリケアや専門外来(例:精神科外来)など、いかなる外来環境でもよい。 もし特定の疾患と治療法の組み合わせに関して、プライマリケアで募集された患者のエビデンスが限られている場合には、他の医療機関から募集された患者の研究もエビデンスに含める。 あらかじめ関心のあるサブグループとして設定されるのは、妊娠中および産後の者、プライマリケアまたはそれに相当する地域設定での集団ベースのスクリーニングによって特定された者、ならびに年齢、性別またはジェンダー、人種または民族、性的指向、社会経済的地位に基づく下位集団である。 | 小児および青年(18歳以下)。参加者の50%を超える割合が18歳以下である試験は除外する。 以下のように、プライマリケアに一般化できない集団を対象とした研究も除外する: ・特定の併存精神疾患(例:うつ病、物質使用障害)を有する者。 ・その他の気分障害(例:双極性障害、持続性抑うつ障害/気分変調症)を有する者。 ・併存する身体疾患(例:がん、外傷性脳損傷、冠動脈疾患、心血管疾患イベント後)を有する者。 ・発達障害を有する者。 ・身体障害を有する者。 ・自傷行為に関連する急性期医療(救急外来または入院医療)を受けているなど、自殺危機の最中にある者。 ・入所施設、療養施設、または入院環境にいる者。 また、末期疾患患者に対する医師幇助による自殺に関する研究も除外する。 | |||||||||||||||||||||||
92 | スクリーニングの手段および介入・治療 | 心理療法(認知行動療法、対人関係療法など) 心理教育(患者・家族への疾患理解・対処法教育) 社会的介入(ブリーフコンタクト介入 セイフティプランニング) 自殺手段へのアクセス制限(危険物管理、環境安全化) ケア提供モデル(協働ケア、ケアマネジメント) 学校・職場拠点型介入(メンタルヘルス教育、ストレスチェック) 家族・養育者支援(家族療法、保護者プログラム) デジタル/遠隔介入(iCBT、オンラインカウンセリング) 集団教育・地域プログラム(住民研修、自助グループ) 薬物療法 併用療法(心理社会的介入+薬物療法) | 運動療法、光療法、経頭蓋磁気刺激療法、電気けいれん療法、食事・セントジョーンズワートを含むハーブサプリメントなどの補完代替医療、ソーシャルマーケティング、政策介入、システムレベルの介入、抗うつ薬の効果を高める補助的薬剤など、その他の治療法。 多くの医療現場で再現困難な要素を含む介入(例:メディアメッセージや公共掲示といった環境的要素、保育園・学校などの閉じた既存の社会的ネットワークに対する集団介入、保護者自身が対象疾患を有することを前提とする介入)。 小児に対して厚労省未承認の薬剤。 | |||||||||||||||||||||||
93 | 比較 | (カウンセリング) 通常ケア/介入なし 待機リスト 注意対照(アテンション・コントロール) 最小限の介入(例:情報提供を15分以内に限定した通常ケア) (薬物療法) プラセボ(同一のカウンセリング介入を併用した場合において、実薬+同一カウンセリングとの比較を含む) 上記「カウンセリング」に記載されたすべての介入 | 能動的介入(すなわち、比較効果研究) | |||||||||||||||||||||||
94 | アウトカム | 治療回避 患者-医療者関係の悪化 ラベリングまたはスティグマ 不適切または不必要な治療 (薬物療法) 重篤な有害事象 有害事象による中止 自殺による死亡、自殺企図および故意の自傷行為、自殺念慮。 | 該当しないアウトカム | |||||||||||||||||||||||
95 | 追跡期間 | 追跡期間の下限なし | 該当なし | |||||||||||||||||||||||
96 | セッティング | プライマリ・ケア診療所および専門診療所(学校内のヘルスクリニックを含む)。 仮想空間または地域拠点における実施。 一般の救急外来において介入対象者をリクルートすることは適格とするが、救急外来内のみで完結する介入は対象外。 | 矯正施設。 入院施設または居住型施設。 精神科救急外来。 | |||||||||||||||||||||||
97 | 研究デザイン | RCT 比較コホート研究および症例対照研究を対象としたシステマティックレビュー 薬物療法に関する有害事象のみを対象とする場合には、既存の観察研究を含むシステマティックレビューの後に発表された、1,000例超の参加者を含む比較コホート研究および症例対照研究。 | その他のすべての研究デザイン ランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビュー(レビューは関連する研究を特定する目的でのみ使用する)。 | |||||||||||||||||||||||
98 | 対象地域 | 2019年の人間開発指数(Human Development Index)において、国連開発計画(UNDP)により「非常に高い(Very High)」と分類された国々で主に実施された一次研究。 | 人間開発指数(Human Development Index)において「非常に高い(Very High)」と分類されていない国で実施された研究が50%超を占めるレビュー。 | |||||||||||||||||||||||
99 | 研究の質 | 質が「中等度(fair)」または「良好(good)」な研究 | 質の低い研究(poor-quality studies) | |||||||||||||||||||||||
100 | 発行日 | PubMed, Cochrane 2022年9月8日以降、医中誌 制限なし | ||||||||||||||||||||||||