ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZAAABAC
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単語内の位置歴史的仮名遣い現代仮名遣い飛鳥時代奈良・平安時代鎌倉・室町時代江戸時代〜
2
7世紀頃8世紀頃〜10世紀頃〜11世紀頃〜13-16世紀頃〜17-19世紀頃〜現代
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a(ア)
4
i(イ)
5
ɯ(ウ)
6
e(エ)je(イェ)e(エ)
7
o(オ)wo(ウォ)o(オ)
8
t͡sa(ツァ)sa(サ)
9
t͡si(ツィ)ɕi(シ)
10
t͡sɯ(ツ)sɯ(ス)
11
t͡se(ツェ)ɕe(シェ)se(セ)
12
t͡so(ツォ)so(ソ)
13
ta(タ)
14
ti(ティ)t͡ɕi(チ)
15
tɯ(トゥ)t͡sɯ(ツ)
16
te(テ)
17
to(ト)
18
語頭pa(パ)ɸa(ファ)ha(ハ)
19
pi(ピ)ɸi(フィ)çi(ヒ)
20
pɯ(プ)ɸɯ(フ)
21
pe(ペ)ɸe(フェ)he(ヘ)
22
po(ポ)ɸo(フォ)ho(ホ)
23
語中pa(パ)ɸa(ファ)wa(ワ)
24
pi(ピ)ɸi(フィ)wi(ウィ)i(イ)
25
pɯ(プ)ɸɯ(フ)ɯ(ウ)
26
pe(ペ)ɸe(フェ)we(ウェ)je(イェ)e(エ)
27
po(ポ)ɸo(フォ)wo(ウォ)o(オ)
28
ja(ヤ)
29
jɯ(ユ)
30
エ(ヤ行)je(イェ)e(エ)
31
jo(ヨ)
32
wa(ワ)
33
wi(ウィ)i(イ)
34
we(ウェ)je(イェ)e(エ)
35
wo(ウォ)o(オ)
36
ⁿd͡za(ンヅァ)ⁿza(ンザ)za(ザ)
37
ⁿd͡zi(ンヅィ)ⁿʑi(ンジ)ʑi(ジ)
38
ⁿd͡zɯ(ンヅ)ⁿzɯ(ンズ)zɯ(ズ)
39
ⁿd͡ze(ンヅェ)ⁿʑe(ンゼ)ze(ゼ)
40
ⁿd͡zo(ンヅォ)ⁿzo(ンゾ)zo(ゾ)
41
ⁿda(ンダ)da(ダ)
42
ⁿdi(ンディ)ⁿd͡ʑi(ンヂ)ʑi(ジ)
43
ⁿdɯ(ンドゥ)ⁿd͡zɯ(ンヅ)zɯ(ズ)
44
ⁿde(ンデ)de(デ)
45
ⁿdo(ンド)do(ド)
46
クヮkwa(クヮ)ka(カ)
47
グヮgwa(グヮ)ga(ガ)
48
-アウ-オウ-aɯ(アウ)-ɔː(オー)-oː(オー)
49
-イウ-ユウ-iɯ(イウ)-jɯː(ユー)
50
-ウウ-ウウ-ɯɯ(ウウ)-ɯː(ウー)
51
-エイ-エイ-ei(エイ)-eː(エー)
52
-エウ-ヨウ-eɯ(エウ)-joː(ヨー)
53
-オウ-オウ-oɯ(オウ)-oː(オー)
54
-オオ-オオ-oo(オオ)-oː(オー)
55
56
注:
57
* 「シリーズ日本語史1 音韻史」第3章 音韻史 の記述を元に作成しました。
58
* 表を作成したのは専門家ではないため、不正確な部分があると思います。話のネタ程度にお使いください。間違いを見つけたら表の中にコメントしてください。
59
* 発音は国際音声記号 (IPA) で表記し、カッコ内に現代仮名遣いでの近い発音を表記しました。仮名では発音の違いが表現できない場合があることに注意してください。 例: [-ɔː](オー)と [-oː](オー)
60
* 歴史的な発音の変化の情報が見当たらなかった行 (カ行、ナ行等) は省略しました。
61
* 「-」で始まる項目、例えば「-イウ」は「イ段 + ウ」の意味です。「キウ」「シウ」などが該当します。
62
* 発音は各時代の中央語 (おおよそ、室町時代までは京都の言葉、江戸時代以降は江戸・東京の言葉) のものです。
63
* 発音は諸説ある場合があり、この表には代表的と思われる発音の一例を掲載しました。例えばサ行の古い発音は「破擦音」としか記述がなく、それが[t͡s]なのか[t͡ʃ]なのかについての情報は見つかりませんでした。この表では仮に[t͡s]としてあります。
64
* 発音が変化した時代についても幅がある場合があり、この表ではおよその時代を示しました。
65
* 上代特殊仮名遣いについては省略しました。表が煩雑になってしまうのと、原書の記述の限りでは具体的な発音についての定説がないと思われるためです。
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作成者: Hiroshi Ichikawa (https://gimite.net)