A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | |
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1 | WISC-IIIプロフィール分析表 | ||||||||||||||||||||||||
2 | 受検者氏名 | ||||||||||||||||||||||||
3 | 検査年月日 | 年 | 月 | 日 | |||||||||||||||||||||
4 | 生年月日 | 年 | 月 | 日 | |||||||||||||||||||||
5 | 生活年齢 | 年 | 月 | 日 | |||||||||||||||||||||
6 | 相当生活年齢(評価点補正した場合に記入) | ||||||||||||||||||||||||
7 | 年 | 月 | |||||||||||||||||||||||
8 | Ⅰ.言語性下位検査 | ||||||||||||||||||||||||
9 | |||||||||||||||||||||||||
10 | 言語性平均 | 動作性平均 | 知識 | 類似 | 算数 | 単語 | 理解 | 数唱 | 絵画完成 | 符号 | 絵画配列 | 積木模様 | 組合せ | 記号探し | |||||||||||
11 | 評 価 点 | 13.7 | 12.8 | 12 | 13 | 11 | 17 | 18 | 11 | 10 | 9 | 14 | 18 | 16 | 10 | ||||||||||
12 | 記 号 | - | ± | - | S | S | - | - | W | + | S | S | - | ||||||||||||
13 | |||||||||||||||||||||||||
14 | 能 力 | 判定 | 知識 | 類似 | 算数 | 単語 | 理解 | 数唱 | 絵画完成 | 符号 | 絵画配列 | 積木模様 | 組合せ | 記号探し | 能力の説明 | ||||||||||
15 | 入 | 長い問題文の理解 | × | - | - | S | 長い問題文を理解する能力。 | ||||||||||||||||||
16 | 力 | 単語の理解 | × | ± | S | - | 単語の表している意味を理解する能力。 | ||||||||||||||||||
17 | (1)言語概念および言語的推理 | ||||||||||||||||||||||||
18 | 言語概念化(Bannatyne) | ○s | ± | S | S | 事実や思考内容・観念などを言語で理解したり表現したりする能力。:言語の概念を正確に把握する能力。事実や思考内容、概念などを言語で理解したり表現したりする能力(単語の意味) | |||||||||||||||||||
19 | 統 | 言語概念形成 | △s | ± | S | 言葉の概念の発達の程度。:言葉の概念がどの程度育っているかということ。 | |||||||||||||||||||
20 | 合 | 抽象的言語概念の操作 | 抽象的な思考内容・観念などを操る能力。:対象の性質や対象が属するカテゴリーを表わす言葉を正しく理解し、また使用する能力。 | ||||||||||||||||||||||
21 | ・ | 言語的推理 | △s | ± | S | 言語を手がかりとした推理に関する能力。:すでに獲得されている知識などをもとに、言語的な洞察によって課題に対する結論を導き出す能力 | |||||||||||||||||||
22 | 貯 | (2)知識の蓄えや記憶 | |||||||||||||||||||||||
23 | 蔵 | 習得知識(Bannatyne) | × | - | - | S | 一般的事実や数・言葉の概念など、学校教育や家庭での学習を通して獲得されるはずのものが身に付いている程度。 | ||||||||||||||||||
24 | 長期記憶 | 数日から数年、場合によっては半永久的な長期間に渡って情報を保持するとともに、必要に応じてそれを思い出す能力。:記憶機能そのものに関連する。学習環境が整っていても知識の定着が思わしくない場合に関連することもある。 | |||||||||||||||||||||||
25 | 文化的負荷の高い知識 | × | - | S | 文化の違いにって、その生活の中で使われている特異性の高い知識の量。例えば、子どもの世界で流行っている遊びやゲームに関する知識の量等。:社会的場面での判断力にかかわる。社会的な行動、ルールに従っての行動、集団行動など、知っているだけでなく行動できることにつながる。 | ||||||||||||||||||||
26 | 知識の蓄え | × | - | S | 蓄えられていて、自由に引き出すことができる知識の量。:知識の豊かさ→一般的事実や語彙などの知識を、どの程度身につけているかということ。 | ||||||||||||||||||||
27 | 出 | 長い言語反応 | ○s | ± | S | S | 多量の言語を用いて表現することに関する能力。 | ||||||||||||||||||
28 | 力 | 簡単な言語反応 | △w | - | - | - | 簡単な言語を用いて反応することに関する能力。 | ||||||||||||||||||
29 | |||||||||||||||||||||||||
30 | Ⅱ.動作性下位検査 | ||||||||||||||||||||||||
31 | |||||||||||||||||||||||||
32 | 能 力 | 判定 | 知識 | 類似 | 算数 | 単語 | 理解 | 数唱 | 絵画完成 | 符号 | 絵画配列 | 積木模様 | 組合せ | 記号探し | 能力の説明 | ||||||||||
33 | 複雑な言語指示 | × | W | + | S | - | 複雑な言語による指示を理解する能力。 | ||||||||||||||||||
34 | 入 | 簡単な言語指示 | × | - | S | 簡単な言語による指示を理解する能力。 | |||||||||||||||||||
35 | 力 | 抽象的刺激の視知覚 | × | W | S | - | 文字とか図形を見て認識する能力。:図形的刺激の視知覚→図形・記号のような意味の捨象された視覚刺激を受容し認知する能力。Sの時、視覚的記憶がよい。 | ||||||||||||||||||
36 | 有意味刺激の視知覚 | × | - | + | S | 『犬』そのもの等、それ自体に意味を含んでいる物を見て認識する能力。:有意味画の視知覚→人物や物といった有意味な視覚刺激を受容し認知する能力 | |||||||||||||||||||
37 | (1)視覚・空間認知 | ||||||||||||||||||||||||
38 | 視覚的処理(Gv)(Horn) | × | - | S | S | 目で見た物を頭の中でイメージ操作をする能力。 | |||||||||||||||||||
39 | 空間(Bannatyne) | 見た物の空間的な位置関係を認識する能力。 | |||||||||||||||||||||||
40 | 図形の認知(Guilford) | 地の中から図を読み取る能力。 | |||||||||||||||||||||||
41 | (2)視覚化-推理 | ||||||||||||||||||||||||
42 | 統 | 空間視覚化 | × | S | - | 見た物の位置関係を頭の中でイメージする能力。:空間的能力→複数刺激の要素間の空間的な位置関係を認識する能力?? | |||||||||||||||||||
43 | 合 | 非言語的推理 | ○s | + | S | 目で見て、視覚的なイメージで操作をして、問題を解決する能力。:すでに獲得されている知識をもとに、視覚的・空間的な洞察によって課題に対する結論を導き出す能力 | |||||||||||||||||||
44 | ・ | (3)計画-試行錯誤 | |||||||||||||||||||||||
45 | 貯 | 計画能力 | × | + | - | 全体の状況を見渡して行動の方針を立てる計画能力。:全体の状況を見渡して、行動の方針を立てるとともに、実行の結果をモニターする能力 | |||||||||||||||||||
46 | 蔵 | 試行錯誤的学習 | ○s | S | S | 試みと不成功をくり返して問題の解決をしようとする試行錯誤的学習能力。:いろいろな試みと失敗の中から課題解決のコツを見出す能力 | |||||||||||||||||||
47 | (4)問題解決能力 | ||||||||||||||||||||||||
48 | 組み立て | ○s | + | S | S | 複数の部分から1つの全体像を組み立てる能力。 | |||||||||||||||||||
49 | モデルの再構成 | × | W | S | 見本や手本通りに同じことをしたり、同じ物を作ったりする能力。:提示された見本を忠実に模倣してパターンを構成する能力。見本・手本、モデルがあるとよくできる。 | ||||||||||||||||||||
50 | (5)図形の評価 | ||||||||||||||||||||||||
51 | 図形の評価(6~7歳)(Guilford) | × | - | W | S | S | - | 言語による操作ではなく、見た『形』そのままを理解し・基準となるものと照合して判断する能力。 | |||||||||||||||||
52 | 図形の評価(8歳以上)(Guilford) | × | - | S | S | - | 言語による操作ではなく、見た『形』そのままを理解し・基準となるものと照合して判断する能力。 | ||||||||||||||||||
53 | 出 | 視覚的体制化 | × | - | + | 目で見た物それぞれを認識し、全体として正確に認識する能力。:視覚的な刺激を正確に認識する能力 | |||||||||||||||||||
54 | 力 | 視覚-運動の協応 | × | W | S | S | - | 目で見たことを手掛りに自己の運動を適切に調整する器用さの能力。:視覚的な手がかりに基づいて自己の運動を適切に調整する力。器用さ。 | |||||||||||||||||
55 | |||||||||||||||||||||||||
56 | 出典 藤田和弘ほか編著(2005)WISC-Ⅲアセスメント事例集-理論と実際- 日本文化科学社 | ||||||||||||||||||||||||
57 | |||||||||||||||||||||||||
58 | Ⅲ.すべての下位検査 | ||||||||||||||||||||||||
59 | |||||||||||||||||||||||||
60 | 言語性平均 | 動作性平均 | 知識 | 類似 | 算数 | 単語 | 理解 | 数唱 | 絵画完成 | 符号 | 絵画配列 | 積木模様 | 組合せ | 記号探し | |||||||||||
61 | 評 価 点 | 13.7 | 12.8 | 12 | 13 | 11 | 17 | 18 | 11 | 10 | 9 | 14 | 18 | 16 | 10 | ||||||||||
62 | 記 号 | - | ± | - | S | S | - | - | W | + | S | S | - | ||||||||||||
63 | |||||||||||||||||||||||||
64 | 能 力 | 判定 | 知識 | 類似 | 算数 | 単語 | 理解 | 数唱 | 絵画完成 | 符号 | 絵画配列 | 積木模様 | 組合せ | 記号探し | 能力の説明 | ||||||||||
65 | 入 | 注意集中 | ○w | - | - | - | W | - | 時間の長短にかかわらず、認知すべき対象に意識が向ける能力。:現在行っている課題や作業に専念し、継続的に取り組むこと。 | ||||||||||||||||
66 | 力 | 非本質的細部からの本質の区別 | × | ± | - | + | - | 物事の特徴をとらえて認識する能力。:いろいろな応答の可能性が考えられる課題において、最も適切ないし重要な応答がどれであるかを見極める能力 | |||||||||||||||||
67 | 情報の符号化 | ○w | - | - | W | - | 情報を意味のあるメッセージとして受け取る情報処理能力。 | ||||||||||||||||||
68 | (1)流動性-結晶性 | ||||||||||||||||||||||||
69 | 流動性能力(Gf)(Horn) | × | ± | - | + | S | S | 日常生活から偶発的に学習される、新しい状況や未知の問題に柔軟に対応する能力。いわゆる「頭の回転の速さ」。:新しい状況や未知の問題に柔軟に対応する能力 | |||||||||||||||||
70 | 結晶性能力(Gc)(Horn) | × | - | ± | - | S | S | + | 意図的な学習や教育によって確立される能力。:意図的な学習や教育によって確立される能力。練習や教育、文化受容など、過去の学習経験を通して確立された判断力や習慣 | ||||||||||||||||
71 | (2)情報処理 | ||||||||||||||||||||||||
72 | 同時処理 | × | - | S | S | 複数の刺激の要素を同時並行的に処理する情報処理能力。:脳の情報処理で、刺激の要素を同時並行的に処理する方式。要素的情報を統合して概観可能なまとまりを形成し、要素間の関係を抽出する。 | |||||||||||||||||||
73 | 継次処理・系列化(Bannatyne) | ○w | - | - | W | 刺激を要素ごとに順番に処理をする情報処理能力。順序が重要な意味を持つ情報に対し、正しい順序で処理を行う能力。 | |||||||||||||||||||
74 | 視覚的系列化 | × | W | + | 目で見て、順序が重要な意味を持つ情報に対して、正しい順序で処理を行う能力。 | ||||||||||||||||||||
75 | (3)記憶 | ||||||||||||||||||||||||
76 | 統 | 長期記憶<再掲載> | × | - | - | S | 数日から数年、場合によっては半永久的な長期間に渡って情報を保持するとともに、必要に応じてそれを思い出す能力。:記憶機能そのものに関連する。学習環境が整っていても知識の定着が思わしくない場合に関連することもある。 | ||||||||||||||||||
77 | 合 | 短期記憶(聴覚または視覚) | ○w | - | - | W | - | 見たり聞いたりして得た情報を数秒から数分の間、一時的に保持する能力およびその量。:与えられた情報を、数秒から数分の間、一時的に保存する力。「短期記憶が強い」という場合、一時的に保持できることの量が多いということ。 | |||||||||||||||||
78 | ・ | 言語記憶(Guilford) | △w | - | - | - | 言語的な長期記憶。単純暗記的知識だけでなく、運用するための知識も含む。数量的なものは除外。 | ||||||||||||||||||
79 | 貯 | 視覚記憶 | ○w | - | W | - | 目で見た物を細部まで正確に記憶する長期的または短期的な記憶能力。 | ||||||||||||||||||
80 | 蔵 | (4)推理 | |||||||||||||||||||||||
81 | 推理 | × | ± | - | S | + | S | 過去に学習してきたことを新しい状況に適用して問題を解決する能力。 | |||||||||||||||||
82 | 言語的推理<再掲載> | △s | ± | S | 言語を手がかりとした推理に関する能力。:すでに獲得されている知識などをもとに、言語的な洞察によって課題に対する結論を導き出す能力 | ||||||||||||||||||||
83 | 非言語的推理<再掲載> | ○s | + | S | 目で見て、視覚的なイメージで操作をして、問題を解決する能力。:すでに獲得されている知識をもとに、視覚的・空間的な洞察によって課題に対する結論を導き出す能力 | ||||||||||||||||||||
84 | (5)内容 | ||||||||||||||||||||||||
85 | 常識(原因-影響) | ○s | S | + | 社会規範も示している。社会ルールが分かる機会があったかどうか。ネグレクトが影響していることもある。 | ||||||||||||||||||||
86 | 社会的理解 | 社会規範や社会常識などを理解している程度。:社会規範や社会常識をどの程度身に付けているかということ | |||||||||||||||||||||||
87 | 数を扱う能力 | ○w | - | - | W | 算数などの数を扱う能力。:算数との関係で考えられなくてはならない。Wの場合は、短期記憶、理解能力が影響していることもある。 | |||||||||||||||||||
88 | (6)学習に関する能力 | ||||||||||||||||||||||||
89 | 概念形成 | ○s | ± | S | S | 基本的な概念や物事のイメージが形成されている程度。(例えば、大きさの概念がないと、その物が大きいか小さいかの区別ができない):言葉や物事、課題解決の法則性などの概念がどの程度蓄積され、どの程度正確か、どの程度柔軟に運用することができるか、ということ。 | |||||||||||||||||||
90 | 学習能力 | × | S | W | - | 記号とその意味の結びつきを憶える能力。(いわゆる物覚えのよさや作業手順の飲み込みの早さではない) | |||||||||||||||||||
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92 | Ⅳ.影響因 | ||||||||||||||||||||||||
93 | |||||||||||||||||||||||||
94 | 影 響 因 | 判定 | 知識 | 類似 | 算数 | 単語 | 理解 | 数唱 | 絵画完成 | 符号 | 絵画配列 | 積木模様 | 組合せ | 記号探し | 能力の説明 | ||||||||||
95 | (1)マイナスの影響因・・・wのときだけ採択 | ||||||||||||||||||||||||
96 | (不安・注意) | ||||||||||||||||||||||||
97 | 不安 | ○w | - | - | W | - | 不安のコントロールができているかどうか。:検査場面における混乱あるいは不安定な状態を示す。不安がある場合は、W。 | ||||||||||||||||||
98 | 被転導性 | 周囲にわずかでも刺激があると、注意がひきつけられ、目前の課題から気がそれてしまうかどうか。気がそれやすい場合は、W。 | |||||||||||||||||||||||
99 | 注意の範囲 | △w | - | - | - | 多くの刺激の中から、選択的に1度に把握できる刺激の範囲と量。(範囲が広く量が多いほど能力的には高い)(Wの場合が問題) | |||||||||||||||||||
100 | 集中 | ○w | - | - | W | - | 意識的に継続して刺激を把握する能力。:現在行っている課題や作業に専念し、継続的に取り組むこと。 |