ABCDEFGHIJKL
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発表要旨
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HS-01髙橋夢侑東京都立竹早高等学校駆け込み乗車を減らす発車メロディの条件とは駆け込み乗車を減らすために、発車メロディの観点からどんなメロディが適しているかを研究した。目的は、発車メロディのBPMの違いによって駆け込み乗車数にどんな影響を及ぼすかを解明することだ。
JR新宿駅の15番線(JR山手線)、16番線(JR 中央総武線各駅停車) 、12番線(JR中央線快速)の合計3ホームで、発車メロディの変更前に2回と変更後に1回駆け込み乗車数を調査した。それぞれ秒数が異なるため、1秒あたりの駆け込み乗車数を計算して求めた。
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HS-02小林美羽東京都立南多摩中等教育学校ジェンダーフリーな香りとは何か香水と性別イメージの関係について、「男性らしくも女性らしくもない香り」とは何かという観点から検証をした。また、その香りであれば、性別関係なく誰でも好むのではないかと仮説を立て、誰でも使いやすい香水の香調についても検討した。その結果、男性らしくも女性らしくもない香りはオリエンタル系であった。しかし仮説は支持されず、性別関係なく好まれたのは、フローラル系であり、この系統の香りは誰でも使いやすいのではないかという結論を導き出した。
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HS-03朴紹瑩東京都立竹早高等学校手書き文字が与える書き手の印象 ― 状況に適した文字とは ―この研究では、文字の特徴の違いによってどのように印象が異なり、状況ごとに求められるものを知った上で状況に適した(好まれる)文字とはどのようなものかを明らかにする。また、「手書き文字に求める印象が状況によって異なるなら、状況に適する(好まれる)文字も異なるのではないか」という仮説の検証のため、状況を3つに分けてそれぞれに求める印象をアンケート調査し、文字の特徴を組み合わせることでその状況に適した文字を作り上げて比較する。
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HS-04中西柾宗東京都立八王子東高等学校青少年が重大犯罪を犯す心理に至る養育環境の考察と少年犯罪の軽減方法本研究では青少年が重大犯罪を犯す心理と幼少期と青年期の間の養育環境との関係性を考察し少年犯罪の軽減方法を考察を目的とした。取材や資料調査の結果、勉強面は親からの重圧、生活面は放任養育が心理に影響すると考察した。これらの原因より、周囲の人が虐待の早期発見が可能なよう家族全体で関わる町内会の活性化が予防策になると考察した。課題として「普通」の養育環境の問題解明、具体的な予防策の考案・実施が挙げられた。
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HS-05村口 真妃東京都立竹早高等学校課題を提出期限までに終わらせる方法 ―課題を期限当日まで溜める高校生が期限前日までに終わらせる方法とはー例年、夏季休業の終わりが近づく2学期直前になると、多くの高校生が課題の進行に遅れを取っていることが観察される。課題に対する計画的な取り組みが不足していることがその一因と考えられる。結果として、生徒は提出期限が迫った段階で課題にまとめて取り組む傾向にある。また、先延ばしは有害である、自分を疲れさせるという意見が多く見られ、先延ばしに対する否定的な認識が示された。課題の提出期限を前にして余裕を持って終わらせるための方法を探り、より効率的な学習方法を調査することを目的とする。
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HS-06絹村優依 / 石井颯来 / 山本景翔神奈川県立厚木高等学校記憶に残る自己紹介の解明記憶に残る自己紹介の解明を目的に実験をした。この実験では、内容のインパクトの強さではなく、伝え方を変えることで記憶の定着を図った。自己紹介に①ポジティブ情報、②ネガティブ情報、③フラット情報、④情報追加なし、の4パターンの内どれが記憶に残りやすいか、動画視聴とアンケートへの回答により検証した。結果、どのパターンにも差はなかった。しかし、実験をする中で自己紹介の順番やトピックによって記憶の残りやすさが異なることがわかった。
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HS-07後庵萌音東京都立竹早高等学校自らの意思に基づいた生き方を実現するために日本人には、自分の意思ではなく他人やその場の空気といった「他」を判断基準として行動選択をする人が多い傾向がある。しかし自分らしく生き豊かな生を実現するためには、他人軸ではなく自らの意思に基づいた生き方をするべきだと考えた。そこで、「自らの意思に基づいた生き方をしている人」が共通して持っている考え方や置かれている環境を明らかにすることによって、そのような生き方を実現するために必要なことを模索した。
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HS-08熊谷優那東京都立南多摩中等教育学校悪質な広告の特徴とその見分け方~広告の使用表現から見た一考察~本研究では、ネット上で見かける「怪しい」広告にフォーカスし、どのような広告が信頼してはいけないのか、その特徴や見分け方を、広告の内容及びデザインの分析やヒアリング調査によって明らかにすることを試みた。
その結果、対象とする広告には、消費者のコンプレックスを突くような表現や誇張表現が使われていること、広告の信頼度をデザインや企業名で判断することは不適切であることが分かった。これらの広告を誤って信じないためにも、インターネットに触れ始める早い段階から授業やセーフティー教室を通してインターネット広告について理解を深める必要があると考えた。
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HS-09石橋祐奈東京都立立川高等学校雨の名前の種類について発表要旨 「遣らずの雨」という言葉から、人間の行動により雨に名前が付くことを面白いと感じ、雨が何により名付けられているのかを調査した。『ジャパンナレッジ』という辞書・辞典検索サイトを用い、調査の対象を日本国語大辞典、検索ワードを「降る 雨」にして全文検索を行って出てきた雨の名前を14種類で分類して語数を表にまとめた。また、初出の年代と書物も調査した。全221語を調査した結果、和語では124語中77語が「時」で分類されており、続いて雨の規模や降り方で分類されている語が多かった。また、和語漢語ともに「感情」の分類も多い傾向にああった。江戸時代には、俳諧が初出の雨の名前が多く、「時」への分類が6割を占めているため、日本では雨を季節を表す現象として重要視していたと考えられる。
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HS-10王嘉栄東京都立南多摩中等教育学校学校教育における読書活動が持つ意義に対する考察読書推進活動において、読書は豊かで文化的な人生に欠かせない行為と位置づけられる。その振興を積極的に進めるためのさまざまな活動として、国を挙げて積極的に子どもの読書の推進に取り組む動きが広がっている。その中で、小学校で行われる読書活動を教育の場でさらに有意義に活用することが出来るのではないかと考え、研究を始めた。この研究では児童の読書活動を、子どもたちの自由な読書活動の取り組みに着目して調査し、読書活動が持つ意義を考察する。そして、小学校教育で行われる読書活動は児童の教育上、興味関心を広げる点で大きな意義を持つという結果を得た。
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HS-11渡部葉名神戸大学附属中等教育学校宮沢賢治『銀河鉄道の夜』における色彩表現の特徴 -青い天鵞絨と黒いびろうどに着目して-『銀河鉄道の夜』において、カムパネルラが消えた後に青い天鵞絨が黒いびろうどという表現に変わっていた。そこで本研究では「宮沢賢治は天鵞絨を夜を表す青から黒に変えることでカムパネルラの死を暗示する意図があった」という仮説を立て、本作品における色彩表現の特徴について明らかにした上で天鵞絨の色が変わった理由を調査した。その結果この仮説がより正しいと立証された。
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HS-12長峰彩寧東京都立立川高等学校他言語と比較する日本語の難しい点アメリカ合衆国のデータで日本語の習得までに長い時間がかかるため最も難しい言語とされていた。日本語のどのような特徴が難しいとされるのか疑問に思い、他言語の文字と文法、発音、分布について調査し日本語と比較した。調査の結果、日本語は文字や文法、アクセントにおいて独自性が強く他の言語との相違点が多いことがわかった。そのため他言語話者が日本語を習得するまで長い時間を要するので日本語は難しいとされていると考えられる。
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HS-13西長るらん東京都立成瀬高等学校和風文化を現代デザインに取り入れるためには?和風建築を守っていくためには若者に興味を持ってもらう必要があると考え、現代デザインとの融合、和モダンについて取り組んだ。その中でも若者(高校生)でも気軽に始めやすい部屋の模様替えに着目し、簡単に和のデザインを取り入れる方法を研究した結果を模型にしてまとめ、発表時に目に見える形として実演した。
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HS-14中込怜巳 / 酒井泰生 / 志村斗羽 / 髙部律 / 安留雅人山梨県立都留高等学校都留市の労働生産性における課題と発展可能性私達のグループでは、都留市の労働生産性における課題と発展可能性について考察した。まず市の産業構造、製造業の課題や現状を探究し、それをもとに「労働生産性の低さの要因は何か」、「労働生産性の向上には何が必要か」という2つの問いと、それに対する仮説を立てた。この仮説の検証のため、市役所や企業へのインタビューや、さらなる資料の分析を行い、都留市の製造業がさらに発展するような提言を考えた。
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HS-15佐藤憲正東京都立八王子東高等学校鉄道が今後の「観光」と「運輸」の面で求められることは何か。日本全国、特に地方で問題となっている少子高齢化や人口減少による過疎化が進行する中、地方の鉄道は今まで以上に存続の危機に陥っているところがある。そんな中地方の第三セクター鉄道をはじめとする各社は独自の取り組みを行い、鉄道を用いた地域活性化や、これまで以上に地方の鉄道を注目してもらえるような活動をしている。信州地方の鉄道を中心に、現地にフィールドワークをしたりお話を聞いたりして探究した成果を発表する。
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HS-16佐竹孝太 / 橋本彩良 / 平井菜々実東京都立国分寺高等学校より良い避難所にするためのシステムの考案昨年度10月に開催された高校生津波サミットの参加を背景に国分寺高校が避難所となった場合を想定して、よりよい避難所生活にするためにどうすれば良いか探求した。しかし、私達が考えた案はまだ本校での実用化へは繋がっていない。今後実用化に向けて探究していく必要がある。
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HS-17久島あずさ / 石原小百合 / 佐藤菜月 / 杉本虎央山梨県立都留高等学校外国の方を大月駅に私たちは海外の方が大月市に興味を持つようなイベントを開催し、大月市の自然や文化のすばらしさを知って、また大月市に来たいと思うことを目標に探究している。8月21日に開催したイベントは都留高校文化部や大月市の団体の方々に協力していただき、海外の方に大月市の暖かさを感じさせることができた。今後は、このイベントで生じた課題を生かし、再度イベントを開催したい。
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HS-18大室千尋東京都立町田高等学校聖地移住⁉︎サブカルチャーを用いた地方創生日本の現代社会において地方は人口減少と高齢化による経済縮小など多くの問題を抱えている。そこで私たちは多くの関心を集め、発展し続けるサブカルチャーを地方創生に用いることで興味を喚起し、地域の活性化につなげられるのではないかと考えた。実際に内容に地方の特色や観光面における見どころなどを取り入れたアニメや漫画の経済効果や観光における影響などを調査し、自分たちの考察などを交えた探究活動を行った。
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HS-19原田樹奈 / 雨宮有里奈 / 小宮山和花山梨県立都留高等学校小菅村における企業と村のつながりー高齢化が進む地域の振興に向けてー私たちは、小菅村における企業と村のつながりー高齢化が進む地域の振興に向けてーというテーマのもとこれまで探究活動を進めてきた。本研究は、他地域と比較した上で、小菅村の地域と企業、住民とのつながりを明らかにし、高齢化が進む地域の振興策を提言することを目的としている。研究方法としてはまず基本情報、統計の調査を行い、次に小菅村内の企業にインタビューを行い比較と考察を行った。これからは他地域の情報と比較し高齢化の進む地域への振興策を提言する予定だ。
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HS-20渡邉煌琉 / 勝呂実梨 / 昌﨑香乃 / 坂田純神奈川県立相模原高等学校スマホを使った効率的な勉強方法英単語の勉強をするときに、より短時間で多くの英単語を覚えられるようにしていくことで、毎週ある小テストの対策・受験勉強のためにもなるのではないかと考えた。これを実現するためにスマートフォンで使用できるアプリケーションの自作に取り掛かった。また、既存のアプリと比べどのような効果を持つのか調査することで、本校生徒のニーズに合ったアプリの開発を行った。
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HS-21柴田花 / 藤代美月 / 若女井小雪東京都立駒場高等学校都立駒場高校に現存する「江戸城の刻印石」についての文理融合的探究私たちの通う都立駒場高校にある謎の2つの巨石に疑問を抱き、文献・科学的調査といった文系・理系双方の観点から、その出自、正体を探究した。その結果として、やや広い範囲ではあるが採石場所を推定することができた。探究当初に立てた仮説を検証していくうち暗礁に乗り上げることもあったが、その過程で地球史との繋がり、地震や大陸の誕生といったより大きなテーマへの理解を深めることができた。
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HS-22鈴木虹心
(体調不良により欠席)
東京都立成瀬高等学校FC町田ゼルビアの高校生の観客者数を増やすには観客者数を増やすために高校生の自分が考えられることを仮説を立てて考察しました。
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HS-23泉結菜 / 笹野千尋 / 柴田陽奈神奈川県立相模原中等教育学校Civic Pride総合的な探求の授業を通して三浦市の地域活性化に向けて活動してきました。地域活性化政策の考案、三浦市の渋滞改善など様々な課題に取り組んだのち、玉川大学主催の高校生まちづくりコンテストに「地域に根付くだいこんはうす」という農業体験プログラムを計画し、応募しました。具体的には、三浦の空き家を活用した宿泊施設と農業体験プログラムを結びつけたものです。今後は沢山の人から意見をもらい、さらに内容を改善していく方針です。
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NE-01小栁蒼太東京都立国分寺高等学校高校生にもできるマイクロプラスチックの検出方法についてマイクロプラスチックの水圏汚染による生態系への悪影響は、地球規模の課題となっている。しかし、現在のマイクロプラスチック検出方法は専門性の高い機器や技術が必要である。そこで、高校生でも実施可能なマイクロプラスチックの検出方法(今回は特に染色液、フィルター、検体の処理方法について)を提案し、生物のマイクロプラスチック汚染データの集積に貢献したいと考えている。
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NE-02村井美結東京都立南多摩中等教育学校生分解性プラスチックの用途拡大に向けた課題の明確化循環型経済の実現に向けてバイオマスプラスチックであるPLAの普及率の低さが課題として挙げられている。そこで、PLAとPETを材料とし、3Dプリンターで作った容器にオリーブオイルを入れ、一定期間放置するとそれぞれの容器からどれくらいオリーブオイルが漏れ出るのかを調べた。すると、PLAの方がPETよりも耐油性が低い、作成に用いたフィラメントの結晶化率が関係していると考えられたため、造核剤に関する実験を行った。これらから今後、造核剤に関する研究が進み結晶化度をコントロールできるようになれば、PLAは普及するだろうと考えられた。
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NE-03高橋瑳英 / 前川響詩 / 山本涼介東京都立立川高等学校シミュレーションを用いた航空機の翼端渦の観察航空機の翼端には翼端渦という渦が発生し、翼端渦が機体の後方に流れることで後続の航空機に悪影響を及ぼす。そのため、既存の対策として翼端にはウィングレットという構造がある。本研究ではシミュレーションソフトを用い、翼のモデルやウィングレットの有無、形状などの条件を変えて流速ベクトルの様子を比較した。しかし、ウィングレットの有無による流速ベクトルの違いがみられず、現在はシミュレーション環境、翼の断面の形状、翼の迎角を変えて再度シミュレーションを行っている。
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NE-04池野 里娃東京都立国分寺高等学校SNSプラットフォームごとのヒット曲の特徴の分析と作曲本研究の意義は、近年音楽の流行に大きな影響を与えているSNSの特性を活かし、音楽を通じてコミュニティの発展や社会的な一体感の向上に貢献することである。
Spotify APIを用いて、SNSごとに流行する楽曲の特徴を数値化・分析し、その結果をもとにAI作曲ツールで楽曲を制作する。また、これによって各プラットフォームごとの流行りやすい音楽の特徴の違いを明確にする。
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NE-05賀谷陸叶 / 渡邉和志神奈川県立相模原高等学校フレキシブルデバイスへの応用に向けたSWCNT導電布の作製と特性評価近年、導電性や柔軟性を有した材料を用いたフレキシブルデバイスへの需要が高まっている。その中で、私たちは布ならばそれを満たしていると考え、導電布のフレキシブルデバイス応用に注目した。本研究ではカーボンナノチューブを布に浸漬して導電布を作製し、評価・測定を行った。また、実際のデバイス応用に向けて簡単なデバイスを作製した。
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NE-06窪田理希東京都立南多摩中等教育学校小型矩形水槽におけるエアーストーンの配置と飼育水の対流・水ハネの関係飼育水槽において、飼育水を十分に攪拌しつつ水ハネを極力抑えるエアーストーンの配置が求められる。本研究では観察及び流体シミュレーションにより水槽内の対流構造と止水域を可視化し、エアーストーンの最適配置について考察した。検証の結果、底面中央に配置することで均一な攪拌が可能であると分かった。また、設置位置が深くなるほど水ハネが増加する傾向が見られ、攪拌と水ハネの防止を両立させる配置の難しさが示唆された。
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NE-07谷光実咲希東京都立八王子東高等学校天気図と地形図から考察する、八王子市で夏の間にきれいな夕焼けが見られる雲の条件とはなんだろうか?美しい夕焼けと地形・雲との関係性はあるのか。2週間、八王子市や他の地形の場所で夕焼け空を観測し、雲の種類・天気図・地形図などを記録した。西側に山地がある八王子市では、他の地点よりも雲が夕焼けを隠してしまうことが多かった。これによって、八王子市は地形の影響で西側に雲ができやすく夕焼けが見られづらいが、条件が揃えば空が焼ける可能性があると分かった。今後、他の条件についても詳細に調べることが望ましい。
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NE-08矢嶋淳之介東京都立竹早高等学校授業中に教員が生徒を出席番号を用いて当てるとき、何番の生徒が当たりやすいのか。教員が、発言する生徒を指定する方法は多種多様である。その中でも「日付を利用して当てる」という手法に着目した。本研究の目的はこの、不公平だと推測される当て方をする教員に改善を促すことである。研究の中で行ったアンケート調査を元に、日付当てをすると回答した4人の教員それぞれの出席番号算出方法の傾向を割り出し、それを全ての日付に応用して考えた。その結果、出席番号の当たりやすさに偏りが出たため、日付を用いて生徒を当てる手法は不公平な当て方だとわかった。
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NE-09平林未羽東京都立八王子東高等学校発射台で飛ばす紙飛行機に最適な紙は何か本研究は紙飛行機に最適な紙(紙飛行機の飛距離を伸ばす紙のこと)を明らかにし、紙飛行機をつくって慣れ親しむ機会をつくることを目的とする。そのため8種類の紙を用意して質量、飛距離、滞空時間を計測した。その結果半紙(表面がつるつる)がより軽く強度があり飛距離、滞空時間が長かった。
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NE-10神通川蒼東京都立八王子東高等学校「運賃計算の特例」を用いた長距離乗換案内プログラムを作る私は鉄道が好きであり、「近郊区間の特例」を使用した旅をしている。それに役立てるため、一定の鉄道網の範囲内で最も長いルートを求めるプログラムを作ろうと思った。そのため、この研究では全ルートをなるべく効率的に求めるプログラムを考案している。プログラムはPythonを使い、現在、初期の数倍の速さで求められるようになった。しかしまだ時間がかかるため、さらに速く求められる方法を考案している。
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NE-11池谷光世 / 今村龍皇 / 渡辺乃葵 / 秋元大空 / 宮下凛依山梨県立都留高等学校山梨県大月市白谷ノ丸はなぜ草原なのか山梨県大月市北西部に位置している白谷ノ丸という山は、一部の地帯だけ草原になっている。しかし、標高から森林限界とは考えにくい。昨年度は、このような部分的な草原化という現象を地質・土壌の観点で研究し、花崗閃緑岩が風化した真砂土が関係していることが分かった。今年度は、さらに地学的に周囲の倒木や土壌深度を調査し、卓越する風向も関係していると考えた。今後は、周囲の地形を調査し、白谷ノ丸の形成について研究したい。
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NE-12渡辺彩乃東京都立南多摩中等教育学校音楽を聴かせた植物がよく育つというのは本当なのかこの研究は音響栽培の効果の有無について調べたものである。着目した点は収穫量(成長度合い)と栄養価の増減である。行った調査は音を聴かせた小松菜とルッコラの鉄分検量、小松菜農家さんへのインタビュー、文献調査である。現時点で判明している効果としては小松菜の鉄分量増加、収穫量増加、植物の病気や害虫に対する免疫応答の増強、タンパク質の増加、成長に関する植物ホルモンの増加などである。
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NE-13成田柚月東京都立町田高等学校環境にやさしい日焼け止め 〜サンゴ礁の生物多様性を守るには〜日焼け止めが海に流出することで、豊かな生態系を持つサンゴ礁の白化が進行している。そこで、身近な材料を使用して安価な環境配慮型の日焼け止めを開発することについて考えた。具体的には、オキシベンゾンなどの紫外線吸収剤を野菜から抽出できるケルセチンに置き換える実験を行った。また、作成した日焼け止めの効果をバナナの皮を用いて検証した。この取り組みを通じて、持続可能な日焼け止めの可能性を探究する。
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NE-14石渡戸優逗子開成高等学校スズメと口笛の関係今年度は口笛をスピーカーで再生するなどして、より再現性を高める努力をした。また昨年までに調査しきれなかった口笛の周波数がスズメの行動に与える影響についても調査した。そして昨年までで分かった音のリズムが与える影響と組み合わせ、スズメの行動には何が影響するのかを考察した。
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NE-15井上碧人 / 岩前宏武 / 春日晄弥東京都立立川高等学校菌嚢の配置から見たカシノナガキクイムシの生態本研究では「ナラ枯れ」の原因昆虫として知られるカシノナガキクイムシの生態について、本種の♀のみが持つ特徴的な器官である「菌嚢」の配置という観点から調査した。8,209匹のカシノナガキクイムシの菌嚢の配置を観察・記録した結果、2つの規則性を発見した。今後は更に観察を続け規則性の信憑性を裏付けると共に、この規則性とカシノナガキクイムシの生態とがどのように関わっているかの調査を行っていくつもりだ。
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