楽しく使う Oculus Rift DK2
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楽しく使う Oculus Rift DK2
立ち上げ2014/07/29
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立ち上げた人@GOROman
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編集者@GOROman@yasei_no_otoko@rodonjohn@cubic9com@___monta___
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(随時募集中)
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速報: (2015/03/26) vOculus PC SDK 0.5.0.1 がリリースされました。
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1. はじめに
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遂にOculus RIft DK2(以下DK2と記載)が日本上陸しました。DK1ではドライバも不要で簡単に使えましたが、DK2からはポジショントラッキング用のカメラドライバやランタイムが必須になりました。
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日本語情報もまだ少ないため、陥りやすい罠や注意点などを記載しておきます。不明な点は自由にコメント機能でコメントを追記ください。(編集者も募集します!)
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正しく設定されたDK2は快適で酔いにくく素晴らしい没入感がありますが、少しでも設定が合っていないとカクついたり酔ったり、不快なVR体験になってしまいます
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2. Oculus PC SDK 0.5.0.1 のインストール
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DK1と異なり、DK2から Oculus Runtime(サービス、ディスプレイドライバ、カメラドライバ)が必要になりました。
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Oculus PC SDK 0.5.0.1 (現在はBeta)のインストールが必要です。
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以下のページで開発者登録しましょう
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https://developer.oculusvr.com/
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【参考手順】
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@MobileHackerz  さん
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http://blog.mobilehackerz.jp/2014/07/oculus-rift-dk2.html
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ダウンロードページで以下のファイルをダウンロードしておきましょう
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https://developer.oculus.com/downloads/
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Oculus Runtimeランタイムライブラリ
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Oculus PC SDKSDK
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Unity 4 Integration
Unityで使うためのパッケージ
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注意
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USB接続で画面を表示するデバイス DisplayLink Driver がインストールされていると、Oculus Display Driver との相性問題で起動時に画面が映らなくなります。v0.4.1で修正
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もし、使用されている方は事前に DisplayLink Driver をアンインストールしておきましょう。
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【情報提供】
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@needle さん
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DisplayLink以外の仮想ディスプレイソフトウェアでも同様の事象が発生する可能性があります。こちらもアンインストールしておくことをお勧めします。
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【情報源】
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不測の事態に備えて、復元ポイントを作成しておくことをお勧めします。
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復元ポイントは、[コントロールパネル]>[システム]>[システムの保護]>[保護設定]>[作成]で作成できます。
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Oculus Runtime for Windows( oculus_runtime_sdk_0.5.0.1_win.exe )をダウンロードして、実行します。
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Displayドライバ、ポジショントラッキング用カメラドライバ、サービス等がインストールされます。
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再起動の指示が出ますのでPCを再起動します。
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以下Windowsの場合
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3. サービスの動作確認
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SDK 0.4系 からサービス(常駐プログラム)が動くようになっています。
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また、タスクトレイに Oculus Configuration Utility (OculusConfigUtil.exe)が常駐します。
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このプログラムで 表示モードの切り替えや、身長の設定などが出来ます。
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もし、サービス(Oculus Service)が正しく動いていない場合は以下のメッセージがタスクトレイアイコンに表示されます。
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手動で起動するには インストール先フォルダ (※) を開いて
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※.32bit OSの方は C:\Program Files\Oculus\Service
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64bit OSの方は C:\Program Files (x86)\Oculus\Service
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32bit OSの方は OVRServer_x86 を、64bit OSの方は OVRServer_x64 を実行します。
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4. Oculus Configuration Utility
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タスクトレイの目のアイコンを右クリックすることで Configuration Utility と Rift Display Mode の設定が可能です。
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Configuration Utility を選択することで以下のダイアログが表示されます。
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本体付属の紙のQuick Start Guide(英語)に従いDK2を接続してみましょう。(HDMI、USB、カメラUSB、Syncケーブル)
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デバイスが正しく認識されていれば DK2の写真が表示されます。
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認識されない場合は電力不足や接触不良の可能性があります(⇒FAQシート)
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注意
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User が登録されていないと "Show Demo Scene"が押せませんので
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"+" ボタンを押してユーザー名や身長を登録してください。
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5. DK2ファームウェアの書き換え
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⇒ "DK2ファームウェアアップデート手順" シートへ記載しました
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6. デモシーンの表示
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Oculus Configuration Utility の "Show Demo Scene" ボタンを押すことでサンプルのデモが動作します。
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Rift 内に映像が映るか確認をします。映らない場合は、後述の通り、"Rift Display Mode"を変更してみてください。
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(尚、SDK 0.4系 から起動時に「健康上の注意点」の表示が出るようになっています)
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詳細:
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非公式日本語訳: http://cubic9.com/Devel/OculusRift/Oculus_Health_and_Safety_Warnings%C6%FC%CB%DC%B8%EC%CC%F5/
きゅーこん さん(@cubic9com)
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マウスでマウスカーソルを操作し Start をクリックします
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机と椅子のデモが表示されます。
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Camera Bounds: を On にすると DK2 のポジショントラッキングの有効範囲がライン描画されます。有効範囲内であれば頭の位置を認識します。
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Recenter をクリックすることで位置がリセットされます。
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ESCキーを押すことでデモは終了します。
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注意
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DK2 の場合 75fps (秒間75回) の描画性能がないとカクつきます。垂直同期オン、Aeroオンも必須です。(⇒FAQシート)
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DK1 の場合 Rift Display Mode が "Direct HMD Access from Apps" Mode だとカクつくようです。
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7.【補足】 画面設定
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タスクトレイアイコンから、"Rift Display Mode" でDK2の動作状態を変更出来ます。
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Direct HMD access from Apps モード
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"Direct HMD access from Apps" の場合はOculusのドライバが直接DK2の有機ELを制御するため、
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Windows からディスプレイとして認識されません。
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このモードは遅延が最小になるように設定を行うのでDK2の真価を発揮できます。
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(Latency Tester も作動します)
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また、ミラー(複製)もメインディスプレイにアプリケーション側の設定で表示可能です。
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が、Intel HDとGeforceが搭載されたノートPCなどのOptimus機能のあるマシンでは
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上手く動作しないケースが報告されています。
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動作しない場合は下記の"Extend Desktop to the HMD"モードを使ってみてください。
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「画面の解像度」プロパティ
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DK2がディスプレイとして認識されないのが正常です!
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Extened Desktop to the HMD モード
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"Extened Desktop to the HMD" の場合は、従来通り Windowsがディスプレイとして認識します。
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しかし、DK2のパネルはタブレットなどで使われている縦パネルのため、Windows上では縦画面と認識されてしまいます。
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DK2 がディスプレイとして認識される(が、縦画面)
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"表示画面を拡張する" に設定し、向きを回転させます。
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注意
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表示画面の複製はExtend Display Modeでは出来ません。Direct HMD Access Modeかつアプリ側でMirror to Displayが有効にされている必要があります
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アプリがDK2側に表示されず、PC側ディスプレイに表示されてしまう場合の対処は、FAQのQ10をご覧ください。
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あらゆるウィンドウがDK2側に表示されしまい、不便な場合の対処はFAQのQ11をご覧ください。
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タスクバーがメインディスプレイ側にのみ表示され、サブディスプレイ側に表示されないので不便な場合の対処はFAQのQ12をご覧ください。