| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z | AA | AB | AC | AD | AE | AF | AG | AH | AI | AJ | AK | AL | AM | AN | AO | AP | AQ | |
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1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 重大インシデント | 分類1段階目 | 分類2段階目 | 分類3段階目 | 分類4段階目 | 分類5段階目 | 分類6段階目 | 要因 | 判定 | 評価 | 正しい対応 | 対策 | |||||||||||||||||||||||||||||||
3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 経路を逸脱し、飛行禁止区域に侵入、緊急着水した | ヒューマンエラー | パイロットエラー | 認知・判断のエラー | 状況認識の喪失 | 飛行前期の進行方向の反転に気づいていない | S70セル:確認不足とS28セル:ヨーの識失調の複合要因 | 本番での確認事項を明確にする。(→5.2.4.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
5 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7 | 飛行初期は概ね、右風を受けているが、対応できていない | 風に対する対応が、不十分である | 姿勢の把握と対応の不足 | △ | 左ロールとその修正舵を繰り返すのみで、右風と釣り合うように左舵を入れ続ける操作を行っていない | 右風と釣り合うように左舵を入れ、ロールを水平に保つ | TFメニューを明確にする。(→5.2.3.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10 | 風に対する反応が、後手に回っている | 姿勢の把握と対応の遅れ | △ | 右翼に風を受け、左ロールしている。ボート随伴員からの指示を受け、その都度ロール修正を行っている。 | 水平線の傾きからロールを感じ、修正する | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
12 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
13 | 飛行中期に、翼がねじり下がっている | 意図的にピッチを下げた | 舵の効きを強めるための、意図的な増速 | 〇 | 増速してラダーの効きを強めようと、意図してピッチを下げた。しかし下げ幅が大きすぎたことでねじり下げが起きた。 | ダウントリム飛行は、翼端が揚力を生む範囲内で行う | パイロット教育を充実化し(→5.2.2.)、TFメニューを明確にする(→5.2.3.)ことで、操縦に関する誤解を防止する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
14 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
15 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
16 | ねじり下げを認知していなかった | ねじり下げへの注意不足 | △ | パイロットが瞬時に行える認知・判断には限界がある。飛行中期の状況下では、機体姿勢の把握と着水方針の決定を優先すべきである。 | 舵の効きが極端に悪くなったことから、ねじり下げを疑う | ねじり下げは一般に外から見た方が分かりやすい。パイロットが認識しにくい部分をボート随伴員が補う。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
17 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
18 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
19 | ねじり下げの認知が遅れた | ねじり下げの認知遅れ | △ | ねじり下げ自体は主たる要因であるものの、ボート随伴員の指示を受けて、アップ操作により回復している | 舵の効きが極端に悪くなったことから、ねじり下げを疑う | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
20 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
21 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
22 | 空間識失調 | ピッチ方向 | × | × | ピッチを把握するのに十分な情報をパイロットは有し、外乱などによるピッチの変化に反応して、舵が動いている | 外乱などによるピッチの変化に、反応して舵を打てている | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
23 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
24 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
25 | ロール方向 | ロールの失調または優先順位の低下 | △ | ボート随伴員の指示まで、ロール修正をしていない。指示を受けてロール回復操作を行えたため、寄与は小さかった。 | 水平線の傾きからロールを感じ、修正する | TFメニューを明確にする。(→5.2.3.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
26 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
27 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
28 | ヨー方向 | リカンベント姿勢にフェアリングを付けた構造 | 前提であるから× | ×(◎) | 近年のペラ機はリカンベント+フェアリングがほとんど。人力機は(通常の航空機と比べ)視界は限られ、方向を失調しやすい。 | 寄与は大きいがこれは制約であり、原因とするのは不適切。これを前提として確認と設計を行うべきである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
29 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
30 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
31 | 機体に搭載したモニターを確認していない | モニターの確認不足 | △ | モニターを確認することで、逸脱を認識できた可能性がある。しかし計器類は瞬時の判断と相性が悪い。発進直後からセンサーに頼って飛行するのは、適切とは言えない。 | 対地目標を見つける | 視界不良を受けて、(正しい判断かはさておき)計器を頼る発想が出ていない。電装班としては信頼性を高めるべきである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
32 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
33 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
34 | 注意の固着 | × | × | モニターはほとんど見ておらず、前方視界は悪い。また側方視界も活用していないことから、固着する情報そのものがない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
35 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
36 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
37 | 確証性バイアス | ロールを修正し、景色に変化はない。直進していると誤認した | 確証性バイアス | 〇 | 直進していると誤認し、変化しない景色を都合よく解釈した。また、(無意識かもしれないが)側方視界などを無視した。 | バイアスを打ち破る、外部からの正しい情報 | 確認事項を明確にする。(→5.2.4.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
38 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
39 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
40 | CFIT(地表への意図しない衝突) | × | × | なかった | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
41 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
42 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
43 | 生理的・身体的要因 | 睡眠不足 | × | × | 金曜日は0:00ごろに就寝、途中目覚めることなく5:30ごろに起床、当日は意識もしっかりしており体調は良好であった。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
44 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
45 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
46 | 緊張 | 緊張 | △ | 朝の遅刻等、普段の様子と異なることから、緊張が垣間見えるが、(飛行中の操作で)極端に判断が鈍った形跡はない。 | 緊張しても問題ないよう、(この上下に書いてある)対策を徹底する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
47 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
48 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
49 | コミュニケーションエラー | トランシーバーの不調 | × | × | 飛行中は終始、意思疎通が図れている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
50 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
51 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
52 | 操作・手続きのエラー | 基本的な操縦ミス | 発進時に左舵約1.7degが記録されている | 意図しない左舵 | 〇 | 発進直後の左ロールの直接原因である。パイロット証言になくまた不要な操舵なことは明らか。意図したものではない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
53 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
54 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
55 | ペダルを強く踏むときに、操縦桿を握りしめ左に曲がる傾向 | 左舵傾向 | △ | TFでも現れていた疑いがあるが、グライダーを避けただけだと解釈されていた。 | 事前に把握できていれば、ボートマンも速く気づける | 癖の把握を意識的に行い、発覚した場合には矯正する。(→5.3.2.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
56 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
57 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
58 | 手の分解能が1.7degより粗い | 手の分解能 | △ | パイロットの舵角感覚が大雑把であれば、1.7degという小さな値は、ざっくりニュートラルと認識されていたかもしれない。 | 事前に把握して、操縦桿を鈍感にする | 設計者が、機体を設計する段階で、パイロットの個性に合わせた機体設計を心がける。(→5.5.1.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
59 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
60 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
61 | 力むとダウンに打つ傾向がある | × | × | 飛行後期のダウン操作は、意図してものであった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
62 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
63 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
64 | 大舵角パルス | TF不足 | 大舵角パルス | △ | 本事案の原因ではないが、飛行が不安定になる。また記録を伸ばすにあたっては、パワーロスの大きな要因となる。 | 小舵角で長時間切る操縦や、先読みして小さな舵で済ませる | TFメニューを明確にする。(→5.2.3.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
65 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
66 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
67 | 確認不足 | 搭乗前に多景島を確認していない | × | × | 確認した | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
68 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
69 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
70 | 搭乗後に多景島を確認していない | 対地目標物(多景島)の視認怠り | ◎ | 確認未実施のまま発進したが、対地目標物の確認は最重要であり、諦めて発進するべきではなかった | 代替目標物の検討、ボート随伴員などへの共有 | 本番での確認事項を明確にする。(→5.2.4.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
71 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
72 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
73 | 意図的な不安全行為(心理・行動の異常) | × | × | 終始、正常な飛行か、正常な飛行への復帰か、安全のための回避行動を行っている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
74 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
75 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
76 | 視力等、パイロットとしての身体的能力は足りていたか | × | × | 搭乗前に多景島を視認できており視力は十分。またその他についても飛行前メディカルチェックをパスしている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
77 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
78 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
79 | ボートマンエラー | 誤った指示 | 状況誤認 | ボート自体が機体に合わせて動くため、逸脱を認識しにくい。 | × | × | 観覧者やyoutube liveの鈴木さんと概ね同じ頃合いであり、遅れはあまりない。 | ボート随伴員は、機体のみを見ず、状況を広く把握する | パイロットを補佐する者として、より広く状況判断を行えるよう、本番のイレギュラーをシミュレーションする。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
80 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
81 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
82 | 状況は認識していたが、対策が誤り | 緊急着水手順の不履行 | △ | 着水手順について一考の余地あり | 唯一飛び込めた可能性があるのは70sec前後 | パイロット教育の充実の中に、着水手順の明確化と徹底も含まれる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
83 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
84 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
85 | その他のヒューマンエラー | 発進方向判断 | 風の誤認 | × | × | 速報版の時点では、飛行前期の左ロールのきっかけは風であると断定していた。しかし発進時はプラットホーム上の観測値(左前から2.2m/s)であったから、風の切れ目を読み切れなかったことが要因の一つだとしていたが、これは誤りであった。定量的な解析の結果、発進時に皆の頭の中で描いた風と、再現した風は、概ね一致していた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
86 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
87 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
88 | 発進人員 | 発進の際、翼持ちの息が合わなかった | × | × | ytv公式youtubeより、発進時にロールは見られない。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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90 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
91 | 機体面の要因 | 設計上の欠陥 | 視界不良 | 遮光フィルムへの反射による機体内の映り込み | 反射による視界不良 | ◎ | フェアリングの窓に、機体内が反射していた。遮光フィルムは例年通りだが、今年特有の窓の傾斜のきつさが要因。 | 窓面積ではなく、実際に何が見えるのかを意識した視界設計 | 機体設計の方針を見直す必要がある。(→4.1.1.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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93 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
94 | ノーズによって前方視界が遮られていた | ハイノーズによる視界遮蔽 | ◎ | 例年に比べ、ノーズが上向きであった。パイロットの目線から見ると、前方視界がほとんどなかった可能性がある。 | 窓面積ではなく、実際に何が見えるのかを意識した視界設計 | 機体設計の方針を見直す必要がある。(→4.1.2.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
95 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
96 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
97 | 主翼がねじれやすかった | 過剰推力だった | 抜く意図はなかった | ペラピッチの変更 | × | 飛行中期のパワーを参照。定常出力200Wから大きく外れることはなく、過剰ではない。 | 突発的な決定を避ける。 | 機体のセッティングは1種類に絞るか、最低でもテイクオフから水平飛行への以降を伴うTFを5本以上実施したものを採用する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
98 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
99 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
100 | AoAが小さかった | 主翼迎角の小ささ | × | 例年と比較して、小さいとは言えない | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||