電書ラボEPUB制作仕様 β0.8
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ABCDEF
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※チェッカーは現在開発中のため、開発が完了し次第提供される。
※「⇒LV2」「⇒LV3」とあるのは、基本仕様では対応しないが、出版社の要望に応じてオプションで対応する項目。
※各項目についての詳細な解説は、電書ラボWebページにて後日公開予定。
※JIS X 0213:2000は「2000JIS」と略称する。
※JIS X 0213:2004は「2004JIS」と略称する。なお電書協ガイドにおいて文字セットとして規定しているのは2004JISである。
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ID分類項目詳細説明注釈
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1-1-1■基本的な要素・方針(LV1)基本仕様対象とするEPUBのタイプこのEPUB制作仕様は、電書協EPUB 3 制作ガイド ver.1.1.2(以下電書協ガイドと呼称する)で規定されたリフロー型EPUB3コンテンツの作成を目的とする。(電書協ガイドのサブセット)
ただし、いくつかの項目で電書協ガイドの定義を踏襲せず、独自の定義を採用した。
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1-2-1ターゲット配信ストアこのEPUB制作仕様は、以下の配信ストアに対して1ファイルで配信することを目的とする。

・Kindle(Amazon)
・iBookStore(Apple)
・楽天Kobo(楽天)
・Kinoppy(紀伊國屋書店)
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2-1-1文字・字形文字・字形に関する基本方針・画像外字をできるだけ減らし、数式などやむを得ない場合に限って使用する※1。
・電書協ガイドで規定されている2004JISの範囲にとどまらず、UnicodeにマッピングのあるAdobe-Japan 1固有の文字も使用するものとする※2。
・使用できる文字をホワイトリストの形で提供するとともに、コンテンツ内で使用不可の文字が利用されていないかどうかをチェックできるチェッカーを別途提供する。
※1 アクセシビリティを阻害し、作業負荷を増やす側面が強いため。
※2 各Reading System(以下RS)にはAdobe-Japan 1基準のフォントが搭載されているため、実質的に使用可能。
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2-2-1使用できる文字種の制限基本的にAdobe-Japan1のうち、UnicodeのBMP(基本多言語面)に対応づけられたCIDのみを使用する。※1。※1 Adobe-Japan 1に規定されていて、JIS2004には規定のない文字に関しては、使用できる文字を別紙資料にて明示する。また、チェッカープログラムも提供される。
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2-3-1CJK統合漢字拡張B及びCJK互換漢字補助領域の文字(サロゲートペア文字)の使用制限Unicodeの第2面(追加漢字面)に割り当てられたCJK統合漢字拡張B及びCJK互換漢字補助の文字群に関しては、基本的に使用しないものとする※1。特に使用頻度の高い「𠮷」(20BB7)および「𠮟」(20B9F)については、それぞれ「吉」(5409)、「叱」(53F1)に置換して対処する。⇒LV3※1 まだ一部のRS(Koboなど)で表示の不具合が見られるため
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2-4-1微細な字形変化の許容DTPデータから電子書籍データ化する際に生じる字形変化のうち、2000JISから2004JISへの例示字体の変更に伴う微細な字形の変化※1、およびAdobe-Japan1の「符号位置に紐付いていないグリフ」が「符号位置に紐付いているグリフ」に変わることで発生する字形変化については、近似の場合これを許容するものとする⇒LV2※1 Pr6→Pr6Nへの置き換えに伴うしんにょうの点の数の変化など
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2-5-1Unicode IVS文字の使用禁止Unicode IVSの異体字表記文字は使用しないこととする※1。 ⇒LV3※1 現在多くのRSで正常に表示出来ないため
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2-6-1Unicodeの符号位置に紐付いていないグリフの外字画像化DTPデータから電子書籍データ化する際に生じる字形変化のうち、Adobe-Japan1の「符号位置に紐付いていないグリフ」は、「符号位置に紐付いているグリフ」に代替できない場合、外字画像として処理する。※1。※1 合字類および1文字での組数字など
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2-7-1特殊幅スペースの処理U+2004〜200A、U+205Fにマッピングされている3分スペース、4分スペースなどの特殊幅スペース文字は、全て半角スペース(u+0020)に置換するものとする※1。 ⇒LV3
U+2002のEN SPACE、U+2003のEN SPACEはそのまま使用してよい。
U+2000のEN QUAD、Uu+2001のEM QUADはそれぞれEN SPACE、EN SPACEに置換する※2。
U+200BのZERO WIDTH SPACE、U+200CのZERO WIDTH NON-JOINER、U+200DのZERO WIDTH JOINERについては、削除するものとする。 ⇒LV3
※1 一般的な日本語フォントにグリフ割り当てが無く、JISX0213にない文字のため
※2 同一の幅のスペースであれば、別の約物でもよい
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2-8-12倍ダーシの表記2倍ダーシについては、u+2500の罫線素片を2文字連続で入力し、表記するものとする※1。※1 本来の意味から言えばu+2015のHorizontal Bar を利用するべきとの意見もあるが、現在RSに搭載されている多くのフォントで連続する罫線の間が空いて表示されてしまうこと、一部のフォントで縦組み時にダーシが中央に来ないことなどの問題があるため、使用しない
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2-9-1ダブルミニュートの置換処理底本で縦組みのテキストを電子化に際して横組みに変更した場合、テキスト内にダブルミニュート(u+301D/u+301F)が含まれていた場合は、ダブルクォーテーションマーク(u+201C/u+201D)に置き換える。また、必ず横組みとなる論理目次でも同様の処理を行う。
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2-10-1半角バックスラッシュ(U+005c)の処理U+005Cはバックスラッシュ「\」として用い、円記号「¥」にはU+00A5もしくはU+FFE5を使用する※1。※1 U+005CはWindows環境で円記号のグリフを割り当てられてきた歴史的な経緯があり、MSゴシックなど一部のフォントではU+005Cに「¥」のグリフが割り当てられている。
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3-1-1組版表現(文字)縦中横の処理縦中横は数字3文字/英字2文字までとする。やむを得ずそれ以上の桁数を縦中横で記述する必要がある場合は外字画像を用いる。
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3-2-1文字の正立/横転の処理文字の正立表示のための指定に関しては「<span class=”tcy”>」のタグを用いて明示的に正立の指示を入れることとする※1。

文字の横転表示のための指定「<span class=”sideways”>」に関しては、一部RSで指定が反映されない記号類などの文字があるため、資料※2を参照して各文字の対応状況を確認し、横転指定が反映されない文字に関しては外字画像にすることとする。
※1 一部の記号類が縦組み時にRSによって横転してしまう問題を防ぐため(対象となる文字についてはKADOKAWA EPUB PORTALでダウンロードできる文字の向き確認用資料を参照のこと(http://kadokawa-epub.bookwalker.co.jp/download))。
本来はuprightタグで対処するべき文字もあるが、一部RS(Kindleなど)でCSSの「text-orientation」指定の対応が不十分なため、問題が解決されるまでの間は全てtcyタグを用いるものとする。
※2 当分は上記文字の向き確認用資料を参照し、そちらの指示に従う。将来的にはチェッカーでのチェックを期待。
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3-3-1縦書き時和欧混植でのダブルクォーテーションマークの記述縦書き時、和欧混植などでダブルクォーテーションマーク(u+201C/u+201D)を使用していた場合、一部RSでダブルミニュート(u+301D/u+301F)に自動置換されて表示されてしまう問題が存在するが、将来的にRSのアップデートで解決される問題と思われるため、コンテンツ側では対処しなくて(テキストのままで)よい。
⇒LV3
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3-4-1文字の歪み(シアー)処理の対応文字の歪み(シアー)処理は、該当する文字が欧文・半角数字の場合には<span class=“italic”>●●●</span>のタグを付加して対応する。和文文字のシアー処理には対応しない。⇒LV2
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3-5-1文字の回転の対応文字の回転は、<span class=“upright”>●</span>および<span class=“sideways”>●</span>で指定可能な場合はそちらで対応する。180度回転など、特殊な回転に関しては外字化処理を行う。
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3-6-1文字のベースラインシフトの対応文字のベースラインシフトは、化学式などで用いられる数字の上付き・下付きは<span class=“super”>●</span>および<span class=“sub”>●</span>で指定する※1。
欧文のベースラインは、<span class=“valign-baseline>abc</span><span class=“valign-middle>abc</span>といった形で指定する※2。
それ以外の装飾目的等の文字位置調整は外字にて対応する。
※1 数字の微細なサイズ調整・位置調整には対応しない。
※2 指定を反映できないRSがあるので注意
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3-7-1上付き/下付き文字の対応化学式などで用いられる添え字は、単純なものは上付き/下付き文字指定で対応できるが※1、1つの親字に複数付くような複雑なものは外字画像にして対処する。上付き・下付き文字のサイズ変更については対応せず、RS側の表現にまかせる。※1 上付き:<span class=“super”>対象文字</span>/下付き:<span class="sub">対象文字</span>
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3-8-1文字サイズ指定の制限(絶対値指定の禁止)文字のサイズは電書協ガイドCSSで定義された相対値での指定を用い、「○○ポイント」といったような絶対値での指定は行わない※1。※1 RS側で文字サイズを変更した場合に組版が破綻するため。
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3-9-1書体の指定フォントはゴシック/明朝および、それぞれの太字書体から選択する。丸文字書体、筆文字などは表現出来ないため、ゴシック/明朝いずれかを選択する※1。

また、埋め込みフォントによる個別書体指定は、当面は使用を禁止する※2。⇒LV3
ノーマルか太字かの2択となる
※2 現在使用できるRSが限られ、またユーザ側がフォント指定を切り替えると違ったフォントで表示されるなどリスクが大きい。また、ライセンス的にもまだクリアとは言えないため、使用しないものとする
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3-10-1長体・平体表現の省略底本での長体、平体処理は基本的に全て正体とする※1。※1 CSSに対応するプロパティがなく、再現できない
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3-11-1ルビの処理ルビはモノルビ※1 とグループルビ※2 を選択できる。熟語ルビは使用しない ※3。あまりに長い(6文字以上が目安)グループルビはスマートフォンなど画面サイズの小さいデバイスでの閲覧時に組版を破綻させる怖れがあるので、適宜分割を考える。※1 モノルビのマークアップ例:<ruby>親<rt>おや</rt></ruby><ruby>文<rt>も</rt></ruby><ruby>字<rt>じ</rt></ruby>
※2 グループルビのマークアップ例:<ruby>親文字<rt>おやもじ</rt></ruby>
※3 対応しないRSが多いため。
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3-12-1ルビ対象外文字へのルビ処理の修正DTPデータでルビ対象文字とは異なる前後の文字にルビ文字がかかっている場合がある※1。電子書籍では、正しくルビ対象文字にルビがかかっている必要があるため、適宜修正する※2。※1 紙印刷への最適化のため
※2 電子書籍では折り返し位置を特定できないため
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3-13-1ルビ付加位置の指定底本ではルビが肩付き・中付きなどさまざまなルールで付加されているが、電子化に際しては特別な指定は行わず、RSの処理に任せる※1。※1 EPUB3の仕様には「Ruby Positioning」の規定はあるため、将来的には指定対応を期待できる
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3-14-1返り点非対応返り点には対応せず、白文(返り点などを付けないプレーンな漢文)とする※1。⇒LV2※1 EPUB3自体が複雑ルビに非対応のため
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3-15-1カギ括弧内小カギ対応の制限カギ括弧内のカギを小さくする処理(小カギ)には対応しない。
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4-1-1組版表現(段落)行折返し位置指定の制限底本での折返し位置は電子書籍では考慮せず、RS側の処理に任せる。
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4-2-1改行(段落先頭行)字下げの表現改行(段落先頭行)字下げは全角スペース文字で行う※1。※1 段落先頭行冒頭の全角カギ・パーレン類を天付きで表示するRSが存在するため、元データに全角スペースが挿入されていない場合にも必ず全角スペース文字を挿入する(底本で段落先頭行字下げが行われていない場合は例外)
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4-3-1字間ツメ・アキ表現の制限字間指定(letter-spacing)は基本的に記述しない ※1。 ⇒LV3※1 一部RSで無視されるため
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4-4-1行間指定の制限行間指定(line-height)は基本的に記述しない※1。 ⇒LV2※1 一部RSで無視されるため
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4-5-1見出しの簡略化底本の表現に関わりなく、見出しは基本的にシンプルなテキストに変更する。⇒LV2
見出し部分のテキストには<h1>〜<h6>のタグのいずれかを底本の見出しの重み付けに従って付与する※1。
また、複数行取りの見出し(2行取り中央など)にも対応しない。
※1 電書協ガイド参照。大見出し(<h2 class=“oo-midashi”>見出し文字</h2>)、中見出し(<h3 class=“naka-midashi”>見出し文字</h3>)、小見出し(<h4 class=“ko-midashi”>見出し文字</h4>)などを中心に用いる
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4-6-1見出しの文字サイズ/フォント指定見出しの文字サイズ/フォント指定は出版社の指定に従って行う。初校時に指定が無い場合は、デフォルトの文字スタイルのままとする※1。※1 見出しサイズカスタム用のCSSテンプレートを配布予定
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4-7-1本文/見出しの文字色指定の制限本文/見出しの文字カラーは基本的にデフォルト値を用い、変更しない※1。※1 RS側で背景色を切り替えた際に自動で白抜き文字になるようにするため。Kindleパブリッシングガイドラインに記述がある
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4-8-1分割禁止処理の省略2倍ダーシ、連続3点リーダ、連続2点リーダの泣き別れ防止のためにxhtmlに特別な処置を行わなず、RS側の処理に任せる。
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4-9-1空行の表現段落間のアキ挿入は基本的に空行(<p><br /></p>)の挿入によって行い、margin指定は使用しない※1。※1 プロパティが安定していないため
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4-10-1リストの表現リストには<li>タグを使用せず、全て<p>タグで記述する※1。※1 電書協ガイドでの制限。navigation-document.xhtml内の表記は例外
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4-11-1縦組み時漢数字の位取り用読点/少数点用中点のツメ処理縦組み時漢数字の位取り用の読点/小数点用の中点のツメ処理には対応しない。
概数(「二、三人」など)に用いられる読点の処理もこれに準じる※1。⇒LV3
※1 ツメ処理を反映しないRSが存在するため
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4-12-1両端揃えの対応単行の両端揃えには対応しない。発注者の指示をもとに、レイアウトを適宜変更する。
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4-13-1タブ等を用いた位置合わせの対応タブ等を用いた厳密な文字の位置合わせには対応できないため、適宜ぶら下がりインデント等に変更するか、ブロックごと画像にするかを選択する※1。※1 欧文(プロポーショナルフォント)を含む文字列などの理由で厳密な位置合わせが期待出来ない場合は、項目の後で改行して1字下げなどの形にレイアウトを変更する
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5-1-1組版表現(ページ)柱/ノンブルの省略底本での柱/ノンブル表記は省略し、記述しない※1。※1 柱文字の規定がEPUB3には存在しないため対応できない。また、リフロー型EPUBでは、ビューア側で表示する際にページを生成し、フォントサイズや画面サイズによってページ数が変化するため、コンテンツ内にノンブルを表記する意味がない
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5-2-1改ページの処理改ページはファイル分割によって行い、CSSのpage-break指定は使用しない※1。 ⇒LV3※1 一部RSで指定が反映されないため
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5-3-1改丁/見開きの指定改丁及びページ見開き始まり指定はOPFのSPINE要素へpage-spreadを指定することによって行う※1。※1 現在ほとんどのRSで指定が反映されないが、将来的な対応のため挿入しておくこととする
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5-4-1段組表現の省略段組表現にはコンテンツ側では対応しない(RS側での対応)。
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5-5-1縦組み時扉文字の右寄せ表示扉などで多く見られる縦組み時のページ中央への文字表記は、右寄せ表記に変更する※1。 ⇒LV3※1 表示が乱れるRSが存在するため。EPUB3.0.1での対応を期待
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5-6-1背景色の省略底本に背景色が用いられていた場合、基本的に省略する※1。 ⇒LV2※1 背景色をRS側で切り替えた場合に可読性を損なう可能性があるため
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5-7-1囲み罫の簡略化囲み罫は複雑な装飾がなされたものであっても、シンプルなものに置き換えて表現する。また、薄い色のケイなどに依存する表現は避ける※1。※1 一部RSでページ進行方向末尾のケイが表示されないことがあるが、過渡期の問題と思われるので可読性に問題が出ない限り許容するものとする
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5-8-1角丸表現一部のRSで表現が反映されないため、使用しないこととする。⇒LV3
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5-9-1綴じ方向の混在(逆丁)逆丁索引などで用いられる綴じ方向の混在には対応しない。EPUBでは1冊を通して綴じ方向を統一する必要がある。
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6-1-1組版表現(注・索引・コラム)章末コラムの対応1頁コラム等は、可読性を考慮して底本のレイアウトにこだわらず、複数頁のリフロー表現に変更する※1。※1 本文縦組、コラムのみ横組などの場合に組み方向の変更を伴うかどうかは出版社の判断にまかせる。特に指示がない場合は底本の組み方向に従うものとする
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6-2-1注の表現脚注/頭注は全て近傍の段落間にテキストを移し、傍注として処理する※1。 注のリンク処理は行わない。⇒LV2 ⇒LV3
割注は電子書籍では再現が難しいため、本文より文字サイズを10%落とし、字間注として処理する。
※1 電子書籍ではレイアウトをそのまま再現することが不可能なため
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6-3-1索引の省略底本の索引ページは電子書籍では再現しない※1。 ⇒LV2※1 索引に表記されているページ番号が意味をなさないため。また、電子書籍ではRS側に全文検索機能があるケースが多く、必ずしも索引を必要としない場合が多い
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6-4-1ページ番号に依存する表現の対処底本にページ番号に依存する表現が含まれていた場合※1、発注者の指示に従って内容を修正する。指示が無かった場合は発注者に連絡をし、修正指示をもらう。※1 「○○ページ参照」など
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7-1-1画像使用できる画像形式本文中のイラスト・写真・図版、表組などは、すべてビットマップ画像(JPEG/PNG)として挿入する。⇒LV3
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7-2-1画像形式の使い分け写真などの連続階調画像にはJPEG形式を使用し、表組などの単色塗りつぶし画像にはPNG形式を使用するものとする。
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7-3-1SVG画像使用の制限SVG形式のベクター画像は使用しない※1。 ⇒LV3※1 表示に制約のあるRSが存在するため
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7-4-1カバー画像のサイズカバー画像のサイズは長辺2000ピクセル/短辺なりゆきとする。ただし、画像の縦×横の合計画素数が320万画素を上回る場合は、そのサイズを下回るまで縮小するものとする※1。※1 iBookstoreの制限対策
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7-5-1本文内画像のサイズ本文内画像のサイズは長辺最大2000ピクセルの画像とし、ページ内サイズに応じて縮小するものとする(ページ長辺2000pxで切り出してトリミング)。
元データに使用されていた画像のサイズがこのサイズの50%に満たない場合、発注者に連絡をし、大きなサイズの画像と差し替える等の処置を取る※1。 ⇒LV2
また、画像の縦×横の合計画素数が2048*1536(3145728)画素を上回る場合は、そのサイズを下回るまで縮小するものとする。※2
※1 サイズが50%以上100%未満の場合は、リサイズ(拡大)処理を行わず、そのままのサイズで挿入する
※2 iBookstore/Koboの制限対策
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7-6-1ワンポイント画像の扱いワンポイント的に画像を用いる場合は、背景余白エリアを含めて画像化し、フルサイズ画像としてフィットさせることで、画面に対して必ず同じ比率で表示させるようにする。※1※1 例:縦書きの場合に画面の縦に対して必ず10%の大きさで画像を表示させたい場合は、ワンポイント画像の縦サイズを200pxとし、1800pxの余白を足して縦2000pxの画像として作成する。この場合、ユーザが背景を黒に設定した場合、余白エリアが白く表示されてしまうが、これは許容するものとする。また、回り込みも不可能だが、そちらも許容する。
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7-7-1画像の配置方法(通常画像)通常の画像は、文章に追随するように、サイズを調整して近傍の段落の間へ挿入する。
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7-8-1画像の配置方法(大画像)大画像は、サイズを調整して、単独1ページで表示する。電書協ガイドの方法とKADOKAWA制作仕様の方法(Fixedハイブリッド指定)が存在するが、当制作仕様としては双方を許容するものとする。どちらを採用するかは発注者の指示に従う。 ※1※1 KADOKAWA制作仕様に規定されている「めがイラスト」に関しては、ACCESSのビューアに依存するため、使用しないものとする。
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7-9-1画像サイズの%指定非対応画像サイズの%指定は使用しない※1。 ⇒LV3※1 対応しないRSが存在するため
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7-10-1キャプションの画像化図表のキャプションやクレジット文字などは画像と一緒にビットマップ化する。画像化する場合の背景色は白とする※1。キャプションのテキストは画像にalt文として挿入する※2。※1 RS側で背景色を変更した場合には画像の境界が可視化されてしまうが、許容するものとする
※2 外字画像・サロゲートペア文字・IVS文字などはalt文として挿入するとエラーになるため、適宜プレーンなテキストに置換する(読み上げられれば良い)
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7-11-1背景画像の省略底本で背景に画像を配置しているページについては、テキストのみを表示するものとする※1。
イメージを見せる意味合いの強いページの場合は、テキストごと画像化して1頁画像ページとする。
※1 背景画像(background-image)の表現に対応しないRSが存在するため
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7-12-1テキスト回り込みの省略画像に対してのテキストの回り込みは行わない。⇒LV3
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7-13-1画像への代替テキストの付与挿入した画像には適切な代替テキストを付加する※1。キャプションが1〜2行であれば、そのまま代替テキストとして挿入する※2。※1 iBookStoreに規定がある
※2 外字画像やサロゲートペア領域の文字などは適宜適切な文字に置き換える
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8-1-1外字画像外字画像の使用人名や特殊な符号など、どうしても必要な場合のみに絞って使用する※1。※1 正字など本文中の字形の些細な差異の問題に対しては、外字画像の表示に問題を抱えるRSが多いことを考慮し、外字画像を使用せず基本字形で表示させる。また、一部RSで背景を黒に設定した場合に透過PNG形式の外字画像が可視できなくなる状況が存在するが、コンテンツ側での対処は難しいため許容するものとする
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8-2-1外字画像の形式/命名方法外字画像は2色、128×128ピクセル、24bitの透過PNG画像とし※1、Adobe-Japan 1で符号位置が与えられている文字についてはファイル名を「cid-00000.png」の形で命名する。それ以外の文字・記号は「gaiji-0000.png」の形で命名する。縦長/横長の外字については、短辺128ピクセル(長辺なりゆき)の画像として画像化する。※1 ファイルサイズの観点から言えば8bitインデックスカラーのPNG画像を用いるべきだが、インデックスカラーのPNG画像の表示に問題があるRSが存在するため、24bitのPNGを利用する
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8-3-1外字画像へのclass名付与外字画像にはクラス名「gaiji」を指定する。縦長外字/横長外字※1についてはそれぞれ「gaiji-line」「gaiji-wide」を指定する(iBooksおよびKinoppyでの特定クラス名を対象とした背景黒バックの場合の白黒反転表示対策)。※1 厳密には「横方向のサイズを固定したい場合にはgaiji-line」、「縦方向のサイズを固定したい場合にはgaiji-wide」を使用する。例えばプロポーショナル欧文の約物のように、横幅が1emに満たない文字を外字画像として縦組みの文章中に挿入するような場合には、画像自体は横長であっても「gaiji-wide」ではなく「gaiji-line」を用いることになる
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8-4-1画像の裁ち切り配置非対応画像の裁ち切り配置には対応しない※1。画像周囲に自動でマージンが設定されるが、許容する。※1 RS側の制限により、リフロー型のEPUBでは裁ち切り表示に対応できないケースが多いため
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8-5-1見開き画像の対応底本で見開き配置された図版は、1ページの図版にレタッチして配置することとする。ページの切れ目を塗り足す必要があるようなケースでは、塗り足しを行うか、あるいは切れ目ができているのを許容するかは出版社が判断し、指示する。初校で指示がなかった場合は加工を行わず、そのまま出校するものとする。
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9-1-1目次XHTML目次の作成目次は底本に合わせてXHTML目次を制作する。その際、底本の装飾要素は無視し、シンプルなテキストとする。出版社から指定がない限り、各項目はコンテンツ内の適切な箇所への片リンクとする。⇒LV2
目次の並び順や項目などは基本的に底本の目次に準拠する。
目次タイトルはp-toc.htmlの先頭に記述し、底本で別ページとなっていた場合でも同一ページ内への記述とする
目次タイトルを含む各項目の体裁(CSS指定)は、出版社からの個別指定がない限り底本のレイアウトや使用されているフォントに関わりなくデフォルトのものをそのまま用いる。
底本の目次内で2行に分かれて記述されている場合でも、1行にまとめて記述す る。
各目次項目のインデント量は
トップレベル項目→インデントなし
セカンドレベル項目→1文字インデント
サードレベル項目→2文字インデント
とする※1。
※1 スマートフォン等画面サイズの小さなデバイスでの閲覧を配慮
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9-2-1論理目次の記述論理目次では外字や太字などの表現には対応せず、シンプルなテキストでの表現に留める。
各RS内目次メニュー内に表示される論理目次は、「navigation-documents.xhtml」内に記述する。「表紙」「目次」「電子化クレジット」に加えて それぞれの本のトップレベルの項目(章/節/項で構成された本なら章のみ)を navigation-documents.xhtml 内に記述する。各トップレベル項目は「目次」と「電子化 クレジット」の間に記述するものとする。
リストの階層化は行わず、各項目頭に全角スペースの挿入なども行わない。 ⇒LV3
全ての項目テキストは本文内の適切な箇所にリンクを設定する。リンクを設定していないテキストを論理目次内に配置しないこと。
各章タイトルなどが2行になっていた場合でも、論理目次では1行に直して記述する。<br/>での改行も行わない。太字・ゴシック・ルビ等の修飾タグも除去すること。
章タイトル内で外字になっている文字が存在する場合、適切に置換可能な近似の文字が存在するようならそれに置換する。特殊記号などで置換出来る文字が存在しないと思われる場合は、最初のデータは該当箇所に「〓」(ゲタ記号)を挿入する形で作成し、発注者に連絡して該当箇所の対処を確認する。⇒LV2
※1 各RSのシステム内で表示される目次のため、底本の表記を忠実に再現することには拘らず、RSが無理なく処理できる通常のテキストに留める。
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9-3-1LandMarkの簡易記述navigation-documents.xhtml内にLandmarksを記述する。記述内容は表紙(epub:type="cover")/目次(epub:type="toc")/最初に開くページ(epub:type="bodymatter")。最初に開くページは、発注者から特に指定が無い限り、表紙の次のページを指定する。 ※1※1 OPFのspine指定でcoverのすぐ下に指定されているファイルを指定する。サンプル提供予定
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9-4-1toc.ncxの省略toc.ncx※1には対応しない。⇒LV3※1 epub2との後方互換のために存在する旧規格の目次記述ファイル
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10-1-1検証・校正epubcheckの実施納品前に必ず最新版のepubcheckをかけ、エラーの出ない状態のものを納品する。epubcheckを内包したチェックシステムが使用可能な場合はそちらで代替可能。
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10-2-1さまざまな状態での可読性チェック校正時には通常の文字サイズ・白バックでのチェックだけではなく、文字サイズを大きくした場合および、背景色を黒などに変更した状態でも可読性が保持されているかどうかのチェックも行う。
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10-3-1書誌情報OPFファイルにメタデータとして以下の項目を記入する。
・作品名/作品名カナ(整列用)
・著作者名/分類(著者、訳者など)/著作者名カナ(整列用) 複数著作者の場合は項目を分ける。
・出版社名/出版社名カナ
・ファイルID(JP-eコード)
・更新日(通常は自動生成)
・言語(通常は「jp」のまま変えない)
・ibooksバージョン番号(入れるかどうか検討中)
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10-4-1CSSの記述方針基本的に電書協ガイドをベースとした支給テンプレートのものをそのまま使用する。追記が必要な場合も電書協ガイドの規定に則り、book-style.cssの作品別カスタマイズ領域に記述するか、多量に及ぶ場合は別ファイルに記述してインポートするものとする。
91
10-5-1納品データの仕様納品データのフォルダ及びファイル名納品データのフォルダ構成・ファイルの名称は以下のようにする。

■=フォルダ □=ファイル

■12345678000000000000(JP-eコード)
─■銀河鉄道の夜(署名を日本語か英数字(記号は利用しない)で記入した空のフォルダ)
─■cover
──□cover.tif(保存用の350ppiの折り返しを含むカバー全体の画像/tiffもしくはpng形式)
─■h1
──□cover_1.jpg(350ppiの表1部分だけの画像)
─■epub3
──□12345678000000000000.epub(JP-eコードをファイル名にしたEPUBファイル)
──□sample_12345678000000000000.epub(サンプルファイル。「sample_」とJP-eコードをファイル名にしたEPUBファイル)
─■workfiles
──■image(保存用 タイトルのなかの画像/図版などの高解像度のもの/350ppi以上で制作可能なもの)
※サンプル提供予定
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10-6-1カバー/サムネイル(アーカイブ)表1〜背〜表4、前後の折り返しまでを画像として保存
Illustratorなどのデータがある場合、RGB/原寸350ppiのtiffで保存
データがなく、スキャンが必要な場合、RGB/原寸350ppiのtiffでスキャニングして保存(ゴミ取りなど必要な修正・補正を行う)
ファイル名は「cover.tif」
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10-7-1カバー/サムネイル(納品用)アーカイブ用カバーデータの表1部分だけを切り抜き、jpeg形式にて保存※1。
(Webサイトなどの表示用サムネイル用サイズ変更は、配信時に自動的に変更する)
※1 保存目的なので圧縮率は低めにすること
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10-8-1サンプル(試し読み)各RSでの試し読み用に、納品時に追加でファイルを作成する。元コンテンツの先頭(カバーページ)から10%程度を残し、奥付を含めて残りを削除。
「試し読みはここまでとなります。この続きは製品版でお楽しみください」というテキストを最終ページに入れる。
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96
2-4-2■技術的には対応可能だが、追加コストが発生するためオプション対応とする要素・方針(LV2)微細な漢字字形差の対応各出版社が漢字の字形の統一を望む場合は、出版社の提供する置換表を元に、UnicodeのBMP内で対応できる範囲内で置換対応するものとする※1。
※1 これ以上の対応はUnicode IVSの普及待ち
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3-4-2文字の歪み(シアー)処理の対応元データで和文文字にシアー処理がされていた場合には、発注者との事前の取り決めをもとに、EPUBで使用可能な他の文字強調手法に置き換えて表現する。
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3-14-2返り点の外字対応返り点などの表記が必要な場合はブロックごと画像とする。
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4-4-2行間指定の制限段落間と行間の差別化を図る目的でmargin指定を使用することは可能。ただし、厳密な位置の指定はできないと考えた方が良い。
100
4-5-2画像等を使用した見出しの表現外字、画像などを使用した見出し表現は、そのまま再現することが困難なケースが多いため、出版社と話し合った上でどこまで再現するかを決定する。また、通常の状態できちんと表示されていても、背景色や文字サイズを変更すると破綻することが多いため、対象RSで条件を変えて複数回の表示チェックが必須。
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シート1