『10年代の想像力』第一章冒頭を記述せよ
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学籍番号ペンネームURL提出下読み委員からのコメント
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02170001ytommyhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/ytommy/
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02170002みなみしまhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/9090mm/冒頭の「ポップなきポップ」は議論を整理する手つきが小気味よく、導入として魅力的なものになっている。その後の展開もディケイドの変遷をストーリーとして読者の興味を惹きつけつつ一気に読ませる。しかし、最初の椹木の引用などは引用によってかえって意味を取りづらくなっている。また、様々な概念の説明を省略しすぎているために読者の脱落を招きやすい文章になっている点が惜しい。説明を要するタームが出てきた場合に、直後に自身の言葉でパラフレーズすることでぐっと読みやすく親切な文章になるはず。とはいえ、壮大なテーマに見合うだけの内実をともなった野心的論考としておもしろく読んだ。
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02170003ユミソンhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/yumisong/冒頭のヨーゼフ・ボイスの文体の意外性も相まって、「芸術作品の商品」というテーマが上手に読者に差し出され、随筆的な文体により最後まで分かり易く展開されている。それぞれのエピソード自体は興味深いものが多いので、何れかをもっと掘り下げてみるか、あるいは課題への応答という意味でも、例えば美術とは無縁な10年代のコンテンツを取り上げて接続して批評的な見立てを導入するなど、いわゆる批評文に近付くアプローチを読んでみたい。「と言っても政治のことはわからないが…!」という付言については、可能な範囲で情報収集をした上で何らかの見解をでっちあげることこそ必要なのでは。
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02170004北出 栞http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/kitade/一つの作品を丁寧に論じた熱量は買う。だが、前半に社会論、後半に作品論と分けたことで、設定などの長い説明を、それがどう位置づけられるのかの道標がない状態で読まなければならず、不安。同じ分断によりAR=円盤という類推も強引に感じられるし、なにより「この作品が2010年代の想像力を代表している」というより「この作品のこの箇所には2010年代テクノロジーの影響が見られる」くらいに留まっている。また、前半は他人の理論のおさらい、終盤は「ファンの語り」になっている感も否めない(作品を知らない読者の興味を、対応関係というマニアックな細部に引きつけるレトリックが欠けている)。文化と状況を同時に語る技術を身につければ、相当良くなるはず。
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02170005イトウモhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/gonzomi/ちょっと今回は出題意図を勘違いしてしまった感がある。固有名をたくさん並べて共通点を見出す方向に行ったので、持ち前の丁寧な分析が発揮されていない。また抽出された要素も、「東京の地方都市化」の話の直後に「結婚」に代表される関係のカジュアル化が来て、その後に「地方都市」の話が来るも東京は出てこず、最後に平行世界の話が出てきて終わる、と、(固有名の多さも相まって)相互にバラバラな印象。仮に書籍の導入部だとしてもこれは悪手で、全体の見取り図がわからず、読者の興味が惹きつけられない。長い割に雑感に留まる導入も同断。『サマー』や『最高の離婚』の話とか面白くなる気配があったので、そこに絞ったほうが良かったか。
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02170006川井周分http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/santsui/
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02170007灰街令http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/akakyakaki/おそらく書いた当人が一番よく分かっていると思うが、10年代の諸作品に「固有の領域を持つオブジェクトの蠢き」という類似をただ示すだけの論考になってしまっている。最終パートにならぶ着想のメモはおもしろそうなものが多いので、適切な時間管理のもとに執筆してもらいたかった。熱狂的『BLAME!』愛を匂わせつつも、「モノによって駆動する世界」のイメージを端的に提示する導入はよい。『BLAME!』論として展開するのも一つの手だったか。
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02170008☆大山結子☆http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/ohyama/
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02170009寺門 信http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/jimonshin/社会に結びつけようとしたあまり、エクスキューズが多い。「お笑いについて語ることが社会的に意味があるのだ」とコンスタティブに言明することは社会に接続したことにならないし、逆に筆者自身がお笑いと社会の結びつきを信じていないように見えてしまう。お笑いの分析自体に有無を言わさない社会&時代との結びつきを託したい。また、2010年代の一発屋と2000年代の一発屋の芸自体の分析がされていないため、「失敗の自明化」という(本稿の肝になる)差異がピンと来ない。全体的に笑いの時代状況についての記述が多く、(大方の受講生とは逆に)固有名に根ざした議論が少ないので、もう少し文化論よりにした方が(本の冒頭としても)いい。
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02170010runner2718http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/runner2718/
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02170011mikipediahttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/mikipedia/
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02170012山下望http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/yamemashita/宇野の参照するジャンプ(の起源)と批評と政治とカルチャーに「プロレス」を見出す導入部は、「今回キタんじゃないか」と思った。が、後半に進むと「プロレス」についての文章が過度に引かれ、逆に(この論稿における)「プロレス」像が定まらなくなってしまう。その結果、ドキュメンタリーのどこが肝(=「プロレス」的)なのかも読み取りづらくなっているので、引用を厳選し、「プロレス」という概念が実際のプロレスをどう抽象したものなのかが、読者に伝わるようにしたい。議論自体は引用がなくても成立しているので、あえて引く意味を(リミックス感以外のところで)考えたい。
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02170013脇田 敦面白く読んだ。2010年のカルチャーを70〜80年代まで遡って考察しているのがいい。その分裏を返せば「2010年文化」全般との接続が政治状況だけなのは物足りないか。また出てくる固有名が多すぎ、全体の流れが掴みづらくなっている上、浮いているモノも多い。「それは偶然に過ぎないのだろうか?」や「「日本」はどうなっているのだろうか?」のように結論部を疑問型にするのも、反語的な効果以上に議論が読者に放り投げられているように見える。日本語が変な部分もあるので、文章の推敲と添削に時間をさけばより良くなるはず。
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02170014じょいともhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/joytomo/ラストに挙げられるノーランの映画、あるいは日本のポップカルチャーの作品群に「マクロ・ヒストリー」の指向性を読み解こうというアイディア自体は、面白そうに思える。しかし時間切れなのだろうか、本稿ではそのイントロである「マクロ・ヒストリー」という概念の誕生を追うのみで終わってしまっているため、現代の作品群の中に「マクロ・ヒストリー」の視点がどのように胚胎されているのか、その大枠だけでも示しておきたかった。また、固有名がひたすら提示される恰好になっているため、読み手にとってもう少しキャッチ―なものにしたかったところ。例えば登場人物を主要な者だけに絞り、「歴史」という概念の変遷にフォーカスする等々。始まり方も少々唐突に思えた。
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02170015伏見 瞬http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/shunnnn00/「言葉」の機能の変遷を巡る見立てはスケールも大きく、『虐殺器官』に批判的な眼差しを向けることで「虐殺の言葉」の本質を捉えようという着眼点も面白かった。しかしその批判の軸のひとつが「リアリティがない」という理由なことには疑問が残った。それこそ『虐殺器官』以外の多くの作品にも適用できそうであるがゆえ、「暗殺を実行する前にそのようなくさいセリフ~」「男女の会話において論理的な説明は野暮の極み」などの記述が非常に主観的/恣意的なものに映ってしまった。それから、ラストで多少のフォローがある通り、本論はプロローグ的な位置付けの文章なのかもしれないが、ゼロ年代を代表する作家である伊藤計劃論の趣であり、やはり2010年代のコンテンツを取り上げ課題へ応答したかった。
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02170016高尾http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/hush/
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02170017小川和輝http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/kazukigenron/破綻のない文章で最後まで一気に読ませるのだが、内容に発見や裏切りがほとんど見られない。第一期の最終講評の言葉を借りれば「シンクタンクのレポートを読んでいる」ような感覚になってしまう。事象を取り上げて、誰もが薄々感じてるような通説をなぞっていくだけでは批評にならないのではないか。環境的な分析に終始しているので、取り上げた作品の内容についての議論をうまく絡められれば読後感は大きく異なるものになったと思われる。
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02170018渋革まろんhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/shibukawa0213/「本書は~」という構えで、一冊の書物の冒頭への擬態意識が非常に高いのは、個人的には好印象。議論全体を通してもクオリティが高いのは疑いないところ。文字数に関しても、議論が良く整理されているためか、17,000文字という見た目ほどに長さを感じることもなかった。SEALDsと初音ミクという新しい切り口で語ることを求められる対象に正面から対峙する姿勢は好感が持てたし、初音ミクが思い入れのある対象であることは分かるのだが、それを論じる「初音ミクとAKB48」以降の後半部分が「10年代の作品(群)を取り上げ」という課題に対して期待するものだったかというと、疑問も残る。「リアリティの二側面」と「一人歩き始めること」のふたつの章での暴走Pの歌詞の読み解きに、読者を置いてけぼりに先走る感があり(まさに「暴走」すること自体は全く悪くないし、「ある種、陳腐にも〜」と自己言及もしているが)、問題は先走られた読者に対し、「初音ミクとAKB48」の最後で言及している「文化的想像力」の輪郭をクリアに提示することなく議論が収束してしまっていることではないだろうか。それから細かい点だが、役者の動きをCG化するのが「3次元の2次元化」というが、そのCGが仮想3D空間の中で制作されると考えると、2次元化というのは少々腑に落ちないところがあった。
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02170019谷 美里http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/misatotani/オタクカルチャーと親和性の高い“酸欠少女”さユりと、ファッションブランド「HATRA」を接続する導入は魅力的。ただ複製性からボーカロイドへとつなぐ「2」の論旨はやや意外性に欠けるか。議論に破綻はないものの、もう一ひねりあれば読み応えも増すはず。また2010年代だけを対象としているので、以前/以後の視点が見られなかった点も惜しい。経済、文学、哲学のイメージの強かった筆者がオタクカルチャーやファッションを題材にとった意外性は好ましい。今後も期待したい。
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02170020hideyukiwada
http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/hideyukiwada42hk/
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02170021kimiterasuhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/kimiterasu/
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02170022谷頭 和希
http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/improtanigashira/
冒頭にキャッチーなエピソードを配置し、そのまま文字通り空間と時間を超えるスケールの大きな話へ展開する構成が上手で面白く読んだ。ロジックもクリアで分かり易いし、「10年代の想像力」という課題へ真正面から高いレベルで応答できているのではないか。建築物の図像を駆使したり、「歴史の再生産」が起きている具体的なエビデンスとして建物のキャッチコピーを挙げるなどし、「大きな物語」という大ネタを使いつつも、既視感のある議論に回収されなかったのも良かった。敢えていえば、「不定性」を備えている具体的なコンテンツ等を挙げ、それらがどのような可能性に開かれているのかを示して欲しかった気もするが、文字数との戦いもあっただろうから、贅沢な望みだろうか。回を重ねるごとに内容の水準が上がるに伴い、てにをはレベルで違和感のある文章がたまに目につくのが勿体なく感じられてしまうので、推敲にも万全を期したい。
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02170023高橋 秀明http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/hide6069/「女」に注目した着眼点は独自性があるが、構成で損をしている。まず冒頭の一般的な時代観はベタなのでサックリ削って、冒頭から「強い女」と「百合」というキーワードを打ち出し、結論部に来ている「90年代の書き手が女性を描いてリバイバルしている」という旨の指摘をむしろ頭に持ってきて、「これは一体何を意味するのだろうか」とか言って作品分析に入ると一気に批評っぽくなる。また、現状だと作品の列挙が過剰。似ている作品・現象がたくさんあったよね、という指摘だけでなく、対象の分析とその社会的な意味づけに踏み込んだ文章を目指すと絶対伸びる
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02170024月田http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/xxxx/
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02170025斎藤英http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/tsaito222/
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02170026吉原 啓介http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/448ra/「人類がひとつの有機体へと統合されていく」というモティーフで複数の作品をつなぐ着想自体はおもしろい。また註など課題にある「社会論評の読者」にも意識的な文体自体はよい。しかし戦争/テロ/震災の対比はやや不明瞭で説得性に欠ける部分がある。また震災から導かれる「ありえたかもしれないもうひとつの可能性を想像することなどできないという想像力」が、最初に提示したモティーフとどう連関しているのかを示せていないので恣意的に感じてしまう。「サイファ」を用いた議論は魅力的なので、1.2の展開の仕方を変えれば印象は大きく変わったはず。
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02170027pinchonhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/pin5chon7/
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02170028遠野よあけhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/yoake/
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02170029太田 充胤http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/lemdi04/普遍的な問いを冒頭で提示しつつ、そこからニコ動【踊ってみた】へと飛躍する導入がまず良い。「一」の最終段落はとても秀逸なディケイドの整理となっている。これはまさしく批評の手際だ。題材選択や展開も「社会論評」であることを求められた「ポップカルチャー」回にふさわしい。10年代におけるコピーダンスを特権視することへの批判も論考内で潰している。批判点を挙げるとすれば、状況分析から価値判断をともなう結論部に近づくにつれ、論旨は穏当かつ良識的な地点へ落ち着いてしまうことか。その主張自体も『ゼロ年代の想像力』を批判するというより引き継ぐものになってしまっている。とはいえ、筆者の力量をたしかに感じさせる出来。
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02170030町田 佳路http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/upskch/
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02170031シルス湖http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/iiii/
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02170032chiakihttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/chiaki/
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02170033ペンネムRamunehttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/rondellio22/
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02170034谷川果菜絵http://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/kanaetnik/
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02170035ぽぽんたhttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/poponta/
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02170036kenmitsudahttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/kenmitsuda/
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02170037Bambinohttp://school.genron.co.jp/works/critics/2017/students/7977msms/
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