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定期健診B・雇用時健診 検査項目詳細比較表
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カテゴリ検査項目定期健診B・雇用時健診この検査でわかること
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定期健診B雇用時健診
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診察理学的所見医師の診察の際の所見です。
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計測身長・体重・腹囲・BMI・肥満度・体脂肪
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視力裸眼(矯正)
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聴力
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血圧
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肺機能肺活量・%肺活量・
1秒率・1秒量
肺の換気能力がどの程度あるかを調べます。呼吸器系の働きをみるために胸部X線と並んで大切な検査です。
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脂質総コレステロールコレステロールは細胞やホルモンをつくる大事な役目を果たしている脂肪の一種ですが、多くなり過ぎると動脈硬化を引き起こします。
総コレステロールは血液中のコレステロールの総量を表します。
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HDLコレステロール善玉コレステロールと呼ばれ、悪玉コレステロールを運び出す働きがあり、動脈硬化を防ぎます。有酸素運動により増加し、逆に喫煙、肥満により減少します。
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LDLコレステロール悪玉コレステロールです。多くなり過ぎると、動脈硬化を促進させます。
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中性脂肪本来なら身体のエネルギー源となりますが、血中で多くなり過ぎると、動脈硬化を進める可能性があります。太り過ぎや食べ過ぎ、アルコールの飲み過ぎ、運動不足によって高い数値が出ることがあります。
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肝機能AST(GOT)体の蛋白質を構成するアミノ酸をつくるのに必要な酵素で、体のあらゆるところにありますが、特に肝臓に多く含まれています。また、ASTは心臓や筋肉にも多く含まれてます。AST・ALTともに高いときは肝臓の障害が疑われます。
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ALT(GPT)
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LDH肝臓に最も多く含まれ、筋肉・肺・血球などにもある酵素です。高値の場合、他の検査と照合し、異常を特定します。
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γ-GTP肝臓や胆道系に障害があると数値が高くなります。特にアルコールの飲み過ぎや肥満により高値を示します。
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ALP(IFCC)肝臓や胆道系に障害があると数値が高くなります。また、骨や甲状腺の障害でも高値となる特徴があります。
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ALP(JSCC)
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総ビリルビン胆汁に含まれる色素です。高値だと胆石症・肝機能障害などが疑われます。
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総蛋白肝臓の作業能力・栄養状態のチェックができます。また、腎臓病のときに減少することがあります。
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アルブミン蛋白の一種で、肝臓で合成されます。この値が低くなると肝硬変・腎臓病の可能性があります。
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HBs抗原陽性(+)の場合、現在B型肝炎ウイルスを保有していることが考えられます。さらに詳しい検査を行う必要があります。
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HCV抗体陽性(+)の場合、過去にC型肝炎にかかったことがあるか、または現在感染状態にあるということを表します。C型肝炎ウイルスが体内に現在存在しているかを調べる必要があります。
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HBs抗体陽性(+)の場合、過去にB型肝炎ウイルスにかかった可能性があることを表します。
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膵臓アミラーゼ主に膵臓から分泌される酵素です。膵臓に異常があると値が上昇したり、極端に低くなったりします。
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代謝系空腹時血糖糖尿病の有無を調べています。血糖とは血液中のブドウ糖のことで、細胞のエネルギー源となる大切な物質です。一定以上の高い血糖値が長期に渡って持続すると、血管に障害を及ぼし動脈硬化を助長し、腎臓や網膜、末梢神経に障害を与えたり、心筋梗塞や脳梗塞の危険因子となったりします。
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HbA1c(NGSP)約一カ月前からの血糖値のコントロール状況を調べることができます。
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尿糖尿中に糖が混ざっていないかを調べています。糖尿病などで血糖値が高くなると尿に大量の糖が混ざるようになるので、尿糖の検査は糖尿病発見の手がかりとなります。
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尿酸尿酸ほとんどは尿中に排泄されますが、血液中の濃度が一定以上になった場合、痛風となることがあります。血清尿酸値2.0mg/dℓ以下を低尿酸血症といいます。低尿酸血症は問題となることはほとんどないとされてきました。しかし、激しい運動後に腰痛や嘔気・嘔吐を生じ、急性腎不全をおこすことのある「腎性低尿酸血症」があることがわかってきました。腎性低尿酸血症は、普段は自覚症状がなく有効な治療法はありませんが、合併症を知ることが重要です。血清尿酸値が該当する場合は、腎性低尿酸血症かどうかの診断につき、腎臓内科の受診を検討してください。
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炎症CRPC反応性タンパクのことで、炎症や組織細胞の破壊がおこると血液中に増加します。
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血液一般ヘマトクリット貧血を見つける検査です。
赤血球には細胞に酸素を運び、炭酸ガスを持ち去る「ガス交換」をする役割があり、その役割は赤血球中に含まれるヘモグロビンが主に行います。ヘマトクリットは一定の血液量に対する赤血球の割合を表したものです。出血、赤血球をつくるのに必要なホルモンの不足、あるいは骨髄の働きが悪くなると赤血球数は減少します。また、原料である鉄が不足するとヘモグロビンが減少し、貧血となります。
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ヘモグロビン
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赤血球数
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白血球数白血球は体内のどこかに細菌による感染があると増加し、これを殺す働きをしています。また、白血球そのものの病気でも増加したり、極端に減少したりします。
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血小板数血小板は出血した際に止血に関わる血球成分です。数が減少すると出血が止まりにくくなったり、青アザができやすくなったりします。
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血液像白血球は主に5種類に分類でき、これらの割合をみることで異常の有無を確認します。
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腎機能クレアチニン体内で使用された蛋白質の老廃物の一種で、腎臓の機能が低下すると尿中への排泄が減少し、血液中に増加します。
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尿一般尿蛋白尿中に蛋白が含まれているかを調べています。陽性(+)の場合、腎臓の障害が疑われますが、発熱や疲労などで一時的に陽性になることもあります。
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尿潜血尿中に血液が含まれているかを調べています。尿中に血液が含まれていると、腎臓、尿管、膀胱、尿道などに何らかの異常がある可能性があります。
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尿沈渣尿を遠心分離して、成分を顕微鏡で調べる検査です。腎疾患や膀胱疾患について診断します。
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大腸便潜血反応検査消化管からの出血の有無を調べる検査で消化管に出血があれば、便潜血反応は陽性(+)になります。特に大腸がんの早期発見に威力を発揮します。
(痔でも陽性になる場合があるので更なる精密検査が必要です)
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前立腺PSA前立腺肥大症や前立腺がんなど、前立腺の疾患を診断する腫瘍マーカーです。
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胸部X線胸部X線検査は主に肺を見る検査です。肺がんの発症は60代から急上昇し、その後も増え続けるといった傾向があります。また肺がんは他の部位のがんよりも進行が早いものが多い特徴があります。50歳以上の喫煙者や60歳以上の方は1年に1回ではなく、年に数回の胸部X線検査をお勧めいたします。肺がんが特に心配な方は、病院でCT検査を受けることをお勧めいたします。
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上部
消化管
X線検査バリウム製剤と発泡剤(炭酸)を飲んでもらい、主に胃・十二指腸を見る検査です。人間ドッグ受診の方は、食道の撮影も行います。胃がん発症は50代から増え、60代がピークです。胃がんは、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)感染による胃炎が最大の原因です。ピロリ菌感染胃炎は通常、自覚症状はありません。胃炎と診断された方は、胃の調子に関係なく定期的な内視鏡検査やピロリ菌の検査・除菌治療が推奨されています。
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心電図心臓の収縮・拡張のときに起きる微弱な電流の変化を波形のグラフで記録し、心臓の動きを検査します。心臓の筋肉の異常、不整脈などを調べます。
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腹部
超音波
腹部に超音波をあて、肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腹部大動脈等の病変の有無を調べる検査です。
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眼圧
眼底
眼圧検査眼球内の圧を測定します。眼圧が高くなる代表的疾患である緑内障の診断に使います。(レーシック術後の方は5〜7mmHgほど基準が下がることがあります。詳細については手術を受けた病院にご相談ください)
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眼底検査目の奥にある網膜の血管の状態を眼底写真により観察し、動脈硬化、眼底出血などの有無を調べます。また、白内障・緑内障などの早期発見にも役立ちます。
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骨密度超音波を当てて骨量(骨のカルシウム量)を測定し、骨粗鬆症の可能性を診断します。さらに、骨粗鬆症を正確に診断するためには、X線検査、血液検査、尿検査をあわせて調べる必要があります。
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乳房超音波乳房に超音波を当て組織を画像化し、乳房内部の腫瘍や嚢胞の有無や、乳管の変化などを調べます。
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X線(マンモグラフィ)専用のレントゲン装置を使用して、乳房のX線撮影を行います。
手にふれない小さな腫瘍や微小な石灰化を伴う乳がんの早期発見に有用です。
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婦人科内診所見医師による視診や触診により、膣や外陰部、子宮、卵巣などの異常の有無を見ます。
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経膣超音波
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子宮頸部細胞診専用の自己採取キットを使ってご自身または婦人科専門医によって子宮頸部の細胞を採取し、病理専門医が顕微鏡で観察し診断します。
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HPVHPV検査は、発がん性HPVが今現在、子宮の入り口に存在するかを表します。子宮頸部細胞診検査(子宮頸がん検査)とHPV検査を併用することで、将来の子宮頸がん発症のリスクを知ることができます。
子宮頸がん発病の好発年齢である20歳代〜40歳代の方、過去に子宮頸部細胞診検査にて異常があった方は検査をお勧めします。
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