1 | Timestamp | 質問例 1 | 質問例 2 | ||||||||||||||||||||
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3 | |||||||||||||||||||||||
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9 | My Presentation of Global Ocean Development | ||||||||||||||||||||||
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11 | 私の海洋開発提案 | ||||||||||||||||||||||
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13 | ノアの箱舟を創ろう-Super Floating Structure | ||||||||||||||||||||||
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15 | Let's create the Floating Ocean Super-Structures such as the Ancient Noah's ark. | ||||||||||||||||||||||
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17 | Let's make up the Modern Floating Strucutures. | ||||||||||||||||||||||
18 | “ Noah's ark ” on the Ocean Surfaces. | ||||||||||||||||||||||
19 | |||||||||||||||||||||||
20 | 大型海洋浮体構造物の利用についての提案 | ||||||||||||||||||||||
21 | (海洋利用技術の発展と人類の未来のために) | ||||||||||||||||||||||
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23 | Global Ocean Development. | ||||||||||||||||||||||
24 | Let us create the Future with the Hope. | ||||||||||||||||||||||
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26 | Let's create hopeful future. Let's create the harmonic, peaceful, sustainable and modern social structures in the world. Let's create those Harmonic Worlds such as Heavens or Paradises were made by the gods and many ancestors. It will be able to make those world. I think it is possible to make up them. Let's create those New Global World like Paradises of the Super Floating Structures such as ancient the Noah's Ark with people having the good will in the international cooperation at the ocean's surfaces. | ||||||||||||||||||||||
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33 | 1 | 1) | 主目的 | 近い将来の世界的な人口増加に備えて、またこの地球上に、広く存在する貧困が多くの人々を宿命的にしばり | |||||||||||||||||||
34 | |||||||||||||||||||||||
35 | つけている状況から救い出すために、この有限な地球上で、大きな面積を有する海面上を利用した食料資源等 | ||||||||||||||||||||||
36 | |||||||||||||||||||||||
37 | の増産対策方法の開発並びに、海面を利用した太陽エネルギーを活用した新しい分野の産業の開発及び、種 | ||||||||||||||||||||||
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39 | 種の機能、方途を持たせて、各種の基地として、活用させて、人類社会の事象に貢献させ、合わせて国際的な | ||||||||||||||||||||||
40 | |||||||||||||||||||||||
41 | 協同作業により、協調のとれた平和な社会の世界を築き上げ、促進させることを主目的とする。 | ||||||||||||||||||||||
42 | |||||||||||||||||||||||
43 | |||||||||||||||||||||||
44 | A① | 人類社会の将来に予想されている人口の増大に対処すべき方策として、食料増産問題の解決策として、海上に浮かば | |||||||||||||||||||||
45 | せた大型の浮体構造物で、食料用の植物類、家畜類等を大量生産する。 | ||||||||||||||||||||||
46 | |||||||||||||||||||||||
47 | A② | 食料不足による民族間等の紛争を抑制し、防止することにより平和・平安・安全・安心・安寧な社会構造を構築し創生する。 | |||||||||||||||||||||
48 | |||||||||||||||||||||||
49 | A③ | この事業を推進し、世界各地に生存している貧困な人々や難民等の生活の手段として、継続的仕事を提供し、雇用 | |||||||||||||||||||||
50 | 創出し、安定した社会構造を築くものとする。 | ||||||||||||||||||||||
51 | |||||||||||||||||||||||
52 | B | 大型浮体海洋構造物を利用して、海洋上の海水面に作用するの太陽エネルギーの有効利用に関して、海面上のあら | |||||||||||||||||||||
53 | ゆる水域での活用について、実施検討し、実現可能性を探求し、技術の研究開発を確立させて、有効利用を図り、社会 | ||||||||||||||||||||||
54 | に貢献し人類の福祉の向上に役立たせるものとする。 | ||||||||||||||||||||||
55 | |||||||||||||||||||||||
56 | B① | 浮体上に設置した太陽光発電装置,太陽熱発電装置による電気分解で、水素ガスの大量生産を実施する。 | |||||||||||||||||||||
57 | |||||||||||||||||||||||
58 | 水素ガスは自動車等の燃料として活用できる。 ガソリンの代替燃料となる。 | ||||||||||||||||||||||
59 | |||||||||||||||||||||||
60 | B② | 浮体上で生産したトウモロコシ等の発酵によるエタノールの大量生産を実施する。 | |||||||||||||||||||||
61 | |||||||||||||||||||||||
62 | エタノールは自動車等の燃料として活用できる。 ガソリンの代替燃料となる。 | ||||||||||||||||||||||
63 | |||||||||||||||||||||||
64 | C | 浮体に海水淡水化装置を設置し、大規模、長距離のパイプラインを敷設して、陸上の乾燥地帯、砂漠地帯、あるいは、 | |||||||||||||||||||||
65 | 水源の乏しい内陸地帯での農業用の灌漑用水、工業用水として利用する。 | ||||||||||||||||||||||
66 | |||||||||||||||||||||||
67 | D | 各種活動の基地としての活用 | |||||||||||||||||||||
68 | |||||||||||||||||||||||
69 | E① | 緊急時の救難ヘリコプター等のヘリポートとして、活用する。 | |||||||||||||||||||||
70 | |||||||||||||||||||||||
71 | E② | 国際的な緊急事態に処するための支援活動の基地としての活用の体制を確立する。 | |||||||||||||||||||||
72 | |||||||||||||||||||||||
73 | E③ | 国際紛争における難民の一時的な住居の提供のための基地として、活用する。 | |||||||||||||||||||||
74 | |||||||||||||||||||||||
75 | E④ | 緊急時の食料不足等に対処する食料の生産基地,貯蔵基地として、活用する。 | |||||||||||||||||||||
76 | |||||||||||||||||||||||
77 | E⑤ | 海底鉱物資源の開発基地 :浮体構造物で実施可能 | |||||||||||||||||||||
78 | 海底鉱物資源の開発については、深海(約3000m以上)から鉱物を引き上げる方法を別途、検討研究する必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
79 | |||||||||||||||||||||||
80 | |||||||||||||||||||||||
81 | 2) | 波及効果 | |||||||||||||||||||||
82 | 以上の施策の実行により、以下のような波及効果が生じるものとなるであろう。 | ||||||||||||||||||||||
83 | |||||||||||||||||||||||
84 | |||||||||||||||||||||||
85 | 1 | 世界的に、青年、若人等の失業が広がろうとしている情勢に対して、各国家もその失業対策の方途として、新しい事業 | |||||||||||||||||||||
86 | 分野を確立できない様相の中で、世界中の若人に、未来の夢を与え、世界中に活力をもたらす事業分野となる可能性が | ||||||||||||||||||||||
87 | 十分にある。 | ||||||||||||||||||||||
88 | |||||||||||||||||||||||
89 | これらの関連の事業を,世界の各方面で、実施するならば,雇用の新分野の開発や拡大が世界的にもたらせられる可 | ||||||||||||||||||||||
90 | 能性が生じる。 | ||||||||||||||||||||||
91 | |||||||||||||||||||||||
92 | 若人、青年等から、中高年齢までも含めたの各世代の人々、並びに多方面にわたる各種関連分野の技術者、研究者、 | ||||||||||||||||||||||
93 | 経験技能者等の雇用の拡大につながる。 | ||||||||||||||||||||||
94 | |||||||||||||||||||||||
95 | |||||||||||||||||||||||
96 | 2 | 国内の公共事業による景気対策の考え方を上記のような国際的な協力事業の施策に変換し、国際協力を旗じるしにし | |||||||||||||||||||||
97 | て、その事業を推進し、拡大させることで、世界各国での景気対策、雇用対策、失業対策としても、大きな効果が引き出さ | ||||||||||||||||||||||
98 | れる可能性が十分にある。 | ||||||||||||||||||||||
99 | |||||||||||||||||||||||
100 | (注) | 日本の近年の経済政策において、“日本国内での公共土木事業の効果として、特に、道路事業関連の投資する事業 | |||||||||||||||||||||
101 | 費額に対して、失業対策、雇用対策、景気対策、公共の社会資本の整備等の価値としての経済的な投資効果が過去の | ||||||||||||||||||||||
102 | 事績に比べて、少なくなっている” と社会の一部からの評論が大きく論述なされていて、政府の政策に、そのような考え | ||||||||||||||||||||||
103 | に基づくように、社会資本投資、道路事業等の公共事業費の削減が、年々なされてきている。 しかし私は、このような考 | ||||||||||||||||||||||
104 | え方には、組しない。 これには、複雑な背景があるものと思われるが、詳細な論述は後述において述べるものとする。 | ||||||||||||||||||||||
105 | |||||||||||||||||||||||
106 | 公共土木事業という概念のなかで、その理念の根本の第一には、”公共、市民の福祉の向上”を目的としたものであり | ||||||||||||||||||||||
107 | 、元来において、明治時代の文明開化期に、欧米から学び、取り入れ、その時代の社会、国家を築き上げた先達の労苦 | ||||||||||||||||||||||
108 | のもとで、日本の近代国家の骨格をかたち作った大切で、重用な国家的な事業の遂行の方策手段として、有効で、価値 | ||||||||||||||||||||||
109 | のあるものであり、理念の高いものから生まれている。 | ||||||||||||||||||||||
110 | |||||||||||||||||||||||
111 | 欧米の諸国では、〃シビルエンジニアリング〃と呼称されているものであり、〃シビル〃とは、市民を意味している。 | ||||||||||||||||||||||
112 | すなわち、市民を対象にした、市民よる、市民の福祉の向上のための、エンジニアリングである。 | ||||||||||||||||||||||
113 | |||||||||||||||||||||||
114 | しかしながら、近年において、公共の土木事業にたずさわり、社会的にも、重要な職責のある一部の人々により、引き | ||||||||||||||||||||||
115 | 起こされている社会を裏切るような行為、すなわち入札談合、入札価格の漏洩等が政府の機関の中ので公然として、な | ||||||||||||||||||||||
116 | されていて、時々、ニュース等で、汚職事件等として、摘発されていることを耳にする。 しかも、そのような人々の履歴は、 | ||||||||||||||||||||||
117 | その機関の幹部であり、その機関のいわゆる”OB”と呼ばれる人々の罪の意識のない行為であり、既得権力構造を担う | ||||||||||||||||||||||
118 | 重責のある一部人々の無責任な行為であり、国家から何10億,何100億円を盗むに等しい私腹を肥やす税金泥棒に他 | ||||||||||||||||||||||
119 | ならないし、反社会的で罪の重いものである。 これらの現象が若人に与える影響も大きなものがある。 | ||||||||||||||||||||||
120 | このことは、正に、現在の官僚組織及び政府機関が有している病理現象であることに他ならない。 | ||||||||||||||||||||||
121 | このような事態になっているのは、一体、どこの、誰が、どこで、どのように、責任をとって、国家的な事業の遂行がなさ | ||||||||||||||||||||||
122 | れているのが不思議なぐらいである。 | ||||||||||||||||||||||
123 | |||||||||||||||||||||||
124 | 公明党も政権に参加して、久しい。 | ||||||||||||||||||||||
125 | 正に政府の管理する行政機関の職責は重大である。しかし、多分、そのような重責にもかかわらず、責任を担う国会議員 | ||||||||||||||||||||||
126 | の人々の認識は、薄いと思わざるを得ない。 | ||||||||||||||||||||||
127 | |||||||||||||||||||||||
128 | 昔日なら、クーデターが引き起こされてもおかしくない近年の有り様である。 しかしながら、幸なことか、不幸かは、判 | ||||||||||||||||||||||
129 | 別できかねるがクーデターを起こすような気骨のある前途ある青年を生み出すような社会状況には、なっていない。 | ||||||||||||||||||||||
130 | このことは、皮肉ながらも、幸なことである。 | ||||||||||||||||||||||
131 | |||||||||||||||||||||||
132 | 道路公団という行政の組織体が、社会資本の整備を目的とした道路建設の事業において、高度成長時代の端緒をな | ||||||||||||||||||||||
133 | し、重責を担って来た。 今日まで、実績のある行政組織が、いよいよと民営化がなされる事になった。 このことは、土木 | ||||||||||||||||||||||
134 | 関係を歩んできたものにとっては、非常にさびしいもので、感慨深いものがある。 | ||||||||||||||||||||||
135 | しかしながら、このことは、時代の衰勢であり、新しい時代に沿う行政組織の改変であり、組織固有のライフサイクルの | ||||||||||||||||||||||
136 | ひとつに過ぎない。 | ||||||||||||||||||||||
137 | |||||||||||||||||||||||
138 | 新しい時代を迎えるには、新しい意気ぶきをもった若い人々の積極的な参加が必要である。 | ||||||||||||||||||||||
139 | 将来に対する責任感と世界観を育むための舞台が若人には、不可欠である。 | ||||||||||||||||||||||
140 | これからの時代を担い、そのような舞台を提供できる要素が無限といってよいぐらい大きな可能性を秘めているのが、 | ||||||||||||||||||||||
141 | 所謂海洋開発の事業であり、国際協力事業である。 これらは、人類の将来の保全と安寧を呼び起こし、築き上げるため | ||||||||||||||||||||||
142 | の基になるフロンテイアとなり、21世紀、今後の100年間、数100年間にわたる人類の今までにない大事業である。 | ||||||||||||||||||||||
143 | これには、正しい理念と哲学あるいは、あらゆる人々の叡智と、困難を切り開く、正念、根性が必要である。 | ||||||||||||||||||||||
144 | |||||||||||||||||||||||
145 | 3 | 国際的な共通課題の解決に向けて、協同作業,協同活動を実施することで、国際協力の訓練の場,教育の現場として | |||||||||||||||||||||
146 | 、最適な環境をを提供することになり、真の国際的な相互理解を促進させ、経済的、福祉的に安寧な世界、並びに平穏 | ||||||||||||||||||||||
147 | な国際社会を築き上げ、獲得することが可能となり、国際間の平和的な関係の構築の基となり、源泉となる。 | ||||||||||||||||||||||
148 | |||||||||||||||||||||||
149 | 4 | 海洋利用のための最先端技術等の開発を促進させ、海洋の利用の方途を開拓し、新しい技術開発、学問分野の拡大を | |||||||||||||||||||||
150 | 促進させて、人類社会の福祉の向上に、役立たせるものとなる。 | ||||||||||||||||||||||
151 | |||||||||||||||||||||||
152 | |||||||||||||||||||||||
153 | 3) | 活動の舞台 | |||||||||||||||||||||
154 | 利用する海洋及び沿岸の諸国家ならびに非沿岸内陸の諸国家 | ||||||||||||||||||||||
155 | |||||||||||||||||||||||
156 | 太平洋 | ||||||||||||||||||||||
157 | インド洋 | ||||||||||||||||||||||
158 | 大西洋 | ||||||||||||||||||||||
159 | その他の海洋 | ||||||||||||||||||||||
160 | |||||||||||||||||||||||
161 | 等の海面を利用して、その有効利用の方法を開発する。 | ||||||||||||||||||||||
162 | |||||||||||||||||||||||
163 | (注) | 海洋の全面積 361,128×1000k㎡. 陸地の全面積 148,822×1000k㎡であり、 | |||||||||||||||||||||
164 | 海洋は地球の全面積の70%を覆っている。 未利用名な領域の海洋資源の有効活用による人類社会への貢献を計る。 | ||||||||||||||||||||||
165 | 参考;(注1:海洋学通論による。) | ||||||||||||||||||||||
166 | |||||||||||||||||||||||
167 | (注) | 海洋に接する国(領海を有する)、あるいは内陸国で海洋のない諸国の中で、海洋水面と接していない国々についても | |||||||||||||||||||||
168 | 海洋水面での利用の権利は、人類の共生を考えるならばその使用について権利を有するものとし、参加の制限をしない | ||||||||||||||||||||||
169 | ものとする。 | ||||||||||||||||||||||
170 | |||||||||||||||||||||||
171 | (注) | 現在の国際海洋法での、公海及び領海について、その利用の制限を見直す必要がある。 | |||||||||||||||||||||
172 | |||||||||||||||||||||||
173 | (注) | 新しい概念の国際的な海洋利用の法制度の検討が必要になる。 | |||||||||||||||||||||
174 | |||||||||||||||||||||||
175 | |||||||||||||||||||||||
176 | 4) | 現状,背景 | |||||||||||||||||||||
177 | |||||||||||||||||||||||
178 | (1) | アフリカ諸国 | |||||||||||||||||||||
179 | インド | ||||||||||||||||||||||
180 | 中国 | ||||||||||||||||||||||
181 | モンゴル | ||||||||||||||||||||||
182 | ロシア | ||||||||||||||||||||||
183 | その他等諸国 | ||||||||||||||||||||||
184 | |||||||||||||||||||||||
185 | これらの諸国では、食料供給量(生産量)と人口の増大において、将来において、バランスが取れなくなるであろうと | ||||||||||||||||||||||
186 | 予測される。 | ||||||||||||||||||||||
187 | |||||||||||||||||||||||
188 | 特に気候条件が悪く、水源地が少なく、水温の低い地域のや年間降雨量が少ない国々、あるいは農業技術,灌漑施設 | ||||||||||||||||||||||
189 | の造成事業の遅れている国、あるいは、農業開発費の資金のない国々での人口の増大についても考慮していかなけ | ||||||||||||||||||||||
190 | ればならない課題である。 | ||||||||||||||||||||||
191 | |||||||||||||||||||||||
192 | |||||||||||||||||||||||
193 | (2) | 特に開発途上国においては、人口増加に,対して、食物生産量が間に合わなくなると予測される。 | |||||||||||||||||||||
194 | |||||||||||||||||||||||
195 | (3) | そして、人口増大の制限に関して、既に実施している国、あるいはこれから、実施しようとしている国も予見される。 | |||||||||||||||||||||
196 | |||||||||||||||||||||||
197 | (4) | 現在の食料実情において、欧米諸国の一部の裕福な国々を除いて、現在の日本の食料実情の様に、他国から輸入す | |||||||||||||||||||||
198 | る諸国が、世界の大半以上を占めている事は、現実であり、世界的に将来に対する食料不足の不安感が存在する。 | ||||||||||||||||||||||
199 | |||||||||||||||||||||||
200 | (5) | 歴史を眺めて見れば、将来において、如何なる場所で、世界のどこかで、あるいは世界的な気候変動により、大規模な | |||||||||||||||||||||
201 | 食料不足による飢饉が起こる可能性はゼロではない。 | ||||||||||||||||||||||
202 | |||||||||||||||||||||||
203 | (6) | 現在においても、世界の諸国のなかで、食料に関して,十分に充足していない地域があリ,貧困で,困窮する多くの人 | |||||||||||||||||||||
204 | 々が生存している。 この様な世界的な実情を深く考慮するならば、世界的な農業政策として陸地での、農地の新開発 | ||||||||||||||||||||||
205 | 及び海洋水面上での農林畜産の食料の生産は、避けて通れない大きな課題である。 | ||||||||||||||||||||||
206 | |||||||||||||||||||||||
207 | (7) | 人口の増減については、食料生産量の多少により、人類自身が人口の制限することが一部の国でおこなわれているが | |||||||||||||||||||||
208 | 、不幸な事である。 | ||||||||||||||||||||||
209 | 人類には、太古から、現在まで、地球上で、生命を継続してきた事による知恵を備えて持っている。 来るべき時代に促し | ||||||||||||||||||||||
210 | て新しい知恵と創意工夫で,国際社会の発展と生活の基盤の向上をさせていかなければならない。 | ||||||||||||||||||||||
211 | |||||||||||||||||||||||
212 | (8) | 時の、日蓮大聖人は、天地から受けた食料飢饉において、人々の生命が失なわれて、なくなった人々を海岸にうち捨 | |||||||||||||||||||||
213 | てるような処置を平然と行う状況に対する時の政権の処置、人事に対して、あるいは人間社会の有り方として、非常 | ||||||||||||||||||||||
214 | に嘆き悲しまれた。 | ||||||||||||||||||||||
215 | このことが日蓮大聖人の哲学の始りであり、立正安国論の基になった。 | ||||||||||||||||||||||
216 | それ程、人命は大事で、貴重で、唯一のものである。 その生命を保持するものが食料である。 | ||||||||||||||||||||||
217 | |||||||||||||||||||||||
218 | (9) | キリストの教えの中でも、隣人を愛しなさい。と言い伝えられている。 わずかなパンという食料を等分し、生活を共にする | |||||||||||||||||||||
219 | という、喩えのとおり心的な協同の教えの大切さは国境を越えて、人間社会の助け合いの基本となっている。 | ||||||||||||||||||||||
220 | 近代化の中で、上記の隣人については、現代においては、国際的な関係、世界的な広域な関係になっている。 | ||||||||||||||||||||||
221 | |||||||||||||||||||||||
222 | (10) | 日本人の特性として持ち合わせている、古くから続く、農業に対する創意工夫の努力の姿勢と近代的な科学技術での | |||||||||||||||||||||
223 | 新しい創意工夫を合わせて、新しいフロンテイアである海洋という未知で、大きな自然の舞台と多民族を相手として、食 | ||||||||||||||||||||||
224 | 料の生産という目的で、積極的に事業と行動を共同で、実践し進めて、国際的な活動の場、舞台の中で、国際社会の一 | ||||||||||||||||||||||
225 | 員としての日本人の役割を果たし、国際社会の人々の福祉の向上をめざし、実践する活動を経ながら、日本人としての | ||||||||||||||||||||||
226 | アイデンテイテイを打ち立て、築き上げる道筋をつけることを、一つの目的とする。 それらを実践することは、引いては | ||||||||||||||||||||||
227 | 国際社会からの信頼を勝ち取る大きな道筋に通ずるものと確信できる。 | ||||||||||||||||||||||
228 | |||||||||||||||||||||||
229 | このことで、日本人が国際人としての自信につながり、さらに、新しい舞台に立つことができる様になる。 また、この中 | ||||||||||||||||||||||
230 | で、新しい技術の開発による成果も合わせて勝ち取る事になるであろう。 これは、人類の福祉の向上に結び、新しい文 | ||||||||||||||||||||||
231 | 化を出現させる可能性も含んで、秘めている。 | ||||||||||||||||||||||
232 | |||||||||||||||||||||||
233 | (11) | 地球に対する太陽の活動による光線、熱量の放射の影響は、比較的に定常的であるが、気候的な影響に対するそれ | |||||||||||||||||||||
234 | らの効果は、各地域上で、年々様々な現象を生じさせていて、人類社会生活の各方面に、毎年毎に恒常的に、多大な | ||||||||||||||||||||||
235 | な影響を与えている。 北半球だけでも、毎年、熱帯低気圧、台風を数十個ほどを発生させる要因となっている。 | ||||||||||||||||||||||
236 | 現代において、人類は、太陽の活動による影響は定常的ではなく、短期的にも、長期的にも、周期的に変動している | ||||||||||||||||||||||
237 | 事を、経験的に、あるいは観測データ-等で理解している。 太陽のフレアー(黒点)の活動も、毎年、様々で変化して | ||||||||||||||||||||||
238 | いる。 | ||||||||||||||||||||||
239 | 農業は、太陽からの光線、熱線等の自然の恵みを巧みに利用して成り立っている。人類にとって、農業は、長い歴史 | ||||||||||||||||||||||
240 | の中で、何千年も前から、営まれて、築き上げられててきた大事な事業であり、文明の発生の主要因となっている。太陽 | ||||||||||||||||||||||
241 | 活動によっては、地球上に飢饉や干害等をもたらす事もあったのであろう。 人類はそれらの困難をも乗り越えて、現代 | ||||||||||||||||||||||
242 | に到っている。 人類は、その中で、各種多様な文化を創り出してきている。 | ||||||||||||||||||||||
243 | 近代にいたって、気候の変化において、温暖期と寒冷期(氷河期も含めて)が長期間の周期で変化したことが地質調 | ||||||||||||||||||||||
244 | 査等で、明らかになされて来ている。 | ||||||||||||||||||||||
245 | (注記:世界の年間の平均気温が-2°C 程の低下で氷河期となる。) | ||||||||||||||||||||||
246 | |||||||||||||||||||||||
247 | (12) | このように人類が生活を営む地球環境が、太陽活動の影響により,変動していることは、生物的な生命の維持の可否 | |||||||||||||||||||||
248 | まで左右する大きな要因であることは、将来に渡っても、地球の中で、育まれた生物種の変わらない宿命である。 | ||||||||||||||||||||||
249 | これからの将来において、太陽のエネルギーの活用は、非常に大事な事であり有意義な事である。 | ||||||||||||||||||||||
250 | |||||||||||||||||||||||
251 | (13) | 世界的に原油、石炭、鉄鉱石等の地下資源の大量消費時代のピークを向かえて、やがては,それらの地質埋蔵の資源 | |||||||||||||||||||||
252 | は減少していき、経済的な価格も上昇していくものと考えられる。 陸地における埋蔵資源は、無限に存在するものでは | ||||||||||||||||||||||
253 | なく、有限であり、やがては、枯渇に到る状況にいたることになるであろう。 | ||||||||||||||||||||||
254 | しかし、一方で、現在では、技術的にも,経済的にも難しい海底下の鉱物資源の採掘もやがては、開発研究を先行す | ||||||||||||||||||||||
255 | る組織体、国家が先導役を果たして行き、経済的に採算の獲れる事業とになり、本各的な事業に成長していくことであ | ||||||||||||||||||||||
256 | ろう。 | ||||||||||||||||||||||
257 | |||||||||||||||||||||||
258 | (注) | 今日において、中国は技術的にも、難しい海底パイプラインを300km以上に渡って、敷設して、石油、天然ガス | |||||||||||||||||||||
259 | の海底資源の開発事業を東シナ海、日本の領土付近までも、本格的に開発事業化してきている。 | ||||||||||||||||||||||
260 | 日本の行政府は、今まで何をしてきたのか、なさけないことである。 国境がどうのこうのと今に到って、中国に抗議した | ||||||||||||||||||||||
261 | としても、解決する問題ではない。 無駄な事であろう。 将来に対する展望がなく、技術開発の先行投資もやらず、海底 | ||||||||||||||||||||||
262 | 資源が手に出来るようなものではない。 ここに来て、すでに既得権益を手にしている中国にとって、日本からの協同開発 | ||||||||||||||||||||||
263 | の提案を受け入れるような交渉は何の価値もないことであろう。 | ||||||||||||||||||||||
264 | |||||||||||||||||||||||
265 | 5) | 参考 | |||||||||||||||||||||
266 | |||||||||||||||||||||||
267 | (注) | 海洋は地球表面の7割以上の面積を占有していて、人類が未だ活用がなされていない分野、未知なる世界が多く存 | |||||||||||||||||||||
268 | 在している。 | ||||||||||||||||||||||
269 | |||||||||||||||||||||||
270 | |||||||||||||||||||||||
271 | (注) | 海洋の有効利用の範囲は無限に広がっている。 面積的にも、海洋の深度的な利用においても、未だ、殆ど未利用の | |||||||||||||||||||||
272 | 状況、状態であり、未利用の空間である。 | ||||||||||||||||||||||
273 | |||||||||||||||||||||||
274 | |||||||||||||||||||||||
275 | (注) | 各、海洋において、深海流、暖流域、寒流域等があり、多種、多様性の生物が生存している空間であり、広く地球規模で | |||||||||||||||||||||
276 | 、在している。 | ||||||||||||||||||||||
277 | |||||||||||||||||||||||
278 | (注) | 各海水、潮流温度も、季節的に異なるし、海流の方向および規模的大きさについても地理的に様々である。 | |||||||||||||||||||||
279 | この作用は、海面上に対する太陽による活動による熱的、光線的のものが主要因であり、人為的な要因ではない。 | ||||||||||||||||||||||
280 | |||||||||||||||||||||||
281 | |||||||||||||||||||||||
282 | (注) | 海水温の分布においては、垂直分布、海流の流れの方向により様々である。 | |||||||||||||||||||||
283 | このことは、地球が受ける太陽熱の量およびその後の受けた太陽熱のバランスが一様でなく、長期的なバランスシート | ||||||||||||||||||||||
284 | の中で、長期的に変動的、非定常的な複合的要素が関係しているものと予想される。 | ||||||||||||||||||||||
285 | |||||||||||||||||||||||
286 | (注) | 海洋の温度分布についても、毎年、変化して、人類の日常生活に多大な影響を与えている。 | |||||||||||||||||||||
287 | |||||||||||||||||||||||
288 | |||||||||||||||||||||||
289 | (注) | 太平洋の平均水深:約4000m | |||||||||||||||||||||
290 | 大西洋の平均水深:約3300m | ||||||||||||||||||||||
291 | インド洋の平均水深:約3900m | ||||||||||||||||||||||
292 | 日本海の平均水深:約1300m | ||||||||||||||||||||||
293 | 東シナ海の平均水深:190m | ||||||||||||||||||||||
294 | |||||||||||||||||||||||
295 | |||||||||||||||||||||||
296 | 2 | 海上大型浮体構造物上にて、有用植物の生産並びに家畜用動物の牧畜 | |||||||||||||||||||||
297 | |||||||||||||||||||||||
298 | ① | 有用植物の生産 | |||||||||||||||||||||
299 | |||||||||||||||||||||||
300 | 植物の種別・品種・品目 | ||||||||||||||||||||||
301 | |||||||||||||||||||||||
302 | 種類 | ||||||||||||||||||||||
303 | |||||||||||||||||||||||
304 | 品種・品目 | 種類 | |||||||||||||||||||||
305 | |||||||||||||||||||||||
306 | a | 稲 | |||||||||||||||||||||
307 | |||||||||||||||||||||||
308 | |||||||||||||||||||||||
309 | b | 小麦 | |||||||||||||||||||||
310 | |||||||||||||||||||||||
311 | c | トウモロコシ | |||||||||||||||||||||
312 | |||||||||||||||||||||||
313 | |||||||||||||||||||||||
314 | d | 豆類 | 各種 | ||||||||||||||||||||
315 | |||||||||||||||||||||||
316 | d | ケナフ | |||||||||||||||||||||
317 | |||||||||||||||||||||||
318 | e | マングローブ | |||||||||||||||||||||
319 | |||||||||||||||||||||||
320 | f | 木材 | |||||||||||||||||||||
321 | 各種:広葉樹類 | ||||||||||||||||||||||
322 | 針葉樹類 | ||||||||||||||||||||||
323 | |||||||||||||||||||||||
324 | g | 果樹 | 各種 | ||||||||||||||||||||
325 | |||||||||||||||||||||||
326 | |||||||||||||||||||||||
327 | h | 菜種 | |||||||||||||||||||||
328 | |||||||||||||||||||||||
329 | I | オリーブ | |||||||||||||||||||||
330 | |||||||||||||||||||||||
331 | j | メープル | |||||||||||||||||||||
332 | |||||||||||||||||||||||
333 | k | 野菜類 | |||||||||||||||||||||
334 | |||||||||||||||||||||||
335 | l | さとうきび | |||||||||||||||||||||
336 | |||||||||||||||||||||||
337 | m | 芋類 | |||||||||||||||||||||
338 | |||||||||||||||||||||||
339 | n | 赤松類 | |||||||||||||||||||||
340 | |||||||||||||||||||||||
341 | o | ビート | |||||||||||||||||||||
342 | |||||||||||||||||||||||
343 | p | 家畜動物用穀物類 | |||||||||||||||||||||
344 | |||||||||||||||||||||||
345 | |||||||||||||||||||||||
346 | 上記等の有効植物の生産活動の場として、世界的な規模で食料並びに木材等の植物を生産し、多角的に利用する。 | ||||||||||||||||||||||
347 | |||||||||||||||||||||||
348 | (注): | 上記の植物種によっては、収穫(稲作等)については、1年間で2期作、2期作半も研究開発により、可能となり得る。 | |||||||||||||||||||||
349 | |||||||||||||||||||||||
350 | (注): | 1年間を通して北半球、南半球での両半球での活用が期待できる。 | |||||||||||||||||||||
351 | |||||||||||||||||||||||
352 | (注): | 植物等食料については、開発途上国並びに先進諸国にとっても、国民に利便さ(基本的、根本的な国富)を増加させ、 | |||||||||||||||||||||
353 | その他の平和活動に余力生じ、国際的協力事業が活発になり、国際間の紛争の防止に多大な貢献となることであろう。 | ||||||||||||||||||||||
354 | |||||||||||||||||||||||
355 | (注): | 植物等食料については、開発途上国並びに先進諸国にとっても、国民に利便さ(基本的、根本的な国富)を増加させ、 | |||||||||||||||||||||
356 | その他の平和活動に余力生じ、国際的協力事業が活発になり、国際間の紛争の防止に多大な貢献となることであろう。 | ||||||||||||||||||||||
357 | |||||||||||||||||||||||
358 | (注): | 植物の育成土壌については、各種の植物毎に自然の陸地の土砂あるいは人工土壌を比較研究して特質点を選定し | |||||||||||||||||||||
359 | 研究開発し決定する。 | ||||||||||||||||||||||
360 | |||||||||||||||||||||||
361 | (注): | 植物類は陸上での植物、海洋植物性プランクトン海藻類も含めて、太陽からの光エネルギーを一番効率良く利用して | |||||||||||||||||||||
362 | いる。 | ||||||||||||||||||||||
363 | |||||||||||||||||||||||
364 | (注): | 動物類はその植物を食料資源として、摂取して、生きて行かれるのである。 | |||||||||||||||||||||
365 | |||||||||||||||||||||||
366 | (注): | 植物類の利点は別の観点から見ると、今後、人類の社会生活の方法について問題となる二酸化炭素の増大を防ぎ、 | |||||||||||||||||||||
367 | 酸素を空気中に、補給し、炭素のサイクルを継続してくれている有用な生物群である。 | ||||||||||||||||||||||
368 | あるいは、樹葉による蒸散作用で、地球の温暖化を防止する役割を果たしてくれる。 | ||||||||||||||||||||||
369 | |||||||||||||||||||||||
370 | (注): | 植物(稲)は一定濃度の塩分濃度で育成が可能 : 愛知県岡崎農業試験場で研究中 | |||||||||||||||||||||
371 | |||||||||||||||||||||||
372 | (注): | その他の植物においても、遺伝子の操作で、ある程度の海水濃度で育成が近い将来可能となるものと予測される。 | |||||||||||||||||||||
373 | |||||||||||||||||||||||
374 | (注): | 上記の他に耐塩生植物の開発のための農業技術の基礎研究が重要である。 | |||||||||||||||||||||
375 | |||||||||||||||||||||||
376 | (注): | 水耕栽培の可能な植物は、水耕栽培装置を設置する。 (トマトの陸上での水耕栽培は現実に成功している。) | |||||||||||||||||||||
377 | |||||||||||||||||||||||
378 | (注): | 1階、2階、3階、4階等の階層式施設として、可能性について、研究検討を実施していく。 | |||||||||||||||||||||
379 | |||||||||||||||||||||||
380 | (注): | 浮体構造物の構造設計上の留意点として、下の階層に効率の良い採光を可能とする光学的な解決策について、 | |||||||||||||||||||||
381 | 検討を実施する。 | ||||||||||||||||||||||
382 | |||||||||||||||||||||||
383 | (注): | 上記にも関係するが、樹種により、一階層の空間的な高さ、および一本当りの必要面積、並びに、全植物への効率の | |||||||||||||||||||||
384 | 良い採光方法について開発検討を実施する。 | ||||||||||||||||||||||
385 | |||||||||||||||||||||||
386 | (注): | 樹種毎の植樹の成長に必要な適切な配置間隔の算定と成長後の伐採処分する樹齢の設定について、検討をする。 | |||||||||||||||||||||
387 | |||||||||||||||||||||||
388 | |||||||||||||||||||||||
389 | (注): | 各植物の成長の各段階で、倒壊、倒木しないで済むシステムについては、必要性について検討研究を実施する。 | |||||||||||||||||||||
390 | これについては、各植物の成長に適応できて、木材等については、伐採利用時に、どの程度の高さ、直径とするかに | ||||||||||||||||||||||
391 | よって、異なってくる。 | ||||||||||||||||||||||
392 | |||||||||||||||||||||||
393 | (注): | 生育した植物類については、倒壊させないいシステムを採用した場合の利点は、土砂の量をある程度、減量させること | |||||||||||||||||||||
394 | が可能となる。 | ||||||||||||||||||||||
395 | |||||||||||||||||||||||
396 | |||||||||||||||||||||||
397 | (注): | 各植物の成長の各段階での、根毛の成長と循環水の流量と水温および太陽光の熱、光の照射量と樹葉からの発散 | |||||||||||||||||||||
398 | 蒸発量の関係性について、検討研究を実施する。 | ||||||||||||||||||||||
399 | |||||||||||||||||||||||
400 | (注): | 海水の淡水化装置が実現されているが、ある一定の圧力〈約30気圧)が必要である。その圧力を発生させるための | |||||||||||||||||||||
401 | 動力源、装置、設備が必要である。 | ||||||||||||||||||||||
402 | |||||||||||||||||||||||
403 | (注): | このため海水成分中の塩分の濾過装置として、常温で、2~5気圧程度で、可能な高分子あるいは塩分のみを付着 | |||||||||||||||||||||
404 | 濾過の可能なその他の材料の開発及びそれらの組み合わせにより、海水淡水化のコスとをさげる創意工夫の研究が必 | ||||||||||||||||||||||
405 | 要である。 | ||||||||||||||||||||||
406 | |||||||||||||||||||||||
407 | (注): | 浮体構造物上で、生育させる植物は、陸上での植物種の成長北限、南限の緯度の範囲内で、浮体を設置し、植物の | |||||||||||||||||||||
408 | 生産することが、経済的で、効率的に好ましい。 | ||||||||||||||||||||||
409 | |||||||||||||||||||||||
410 | (注): | 浮体で、育成した木材を、家事生活の燃料として、使用する。 | |||||||||||||||||||||
411 | 陸上での乾燥地帯で、木材を生活燃料に使用していて、人口の増大と共に、伐採されて、減少していく森林の荒廃を | ||||||||||||||||||||||
412 | 招いている状況が、陸地の砂漠化を促進している。 このような、状況を防止させるため、低コストの木材を浮体で生産し | ||||||||||||||||||||||
413 | 、生活燃料として利用を推進する。 | ||||||||||||||||||||||
414 | |||||||||||||||||||||||
415 | |||||||||||||||||||||||
416 | ② | 海上大型浮体構造物上にて、家畜用動物の牧畜,飼育 | |||||||||||||||||||||
417 | |||||||||||||||||||||||
418 | a | 牛 | |||||||||||||||||||||
419 | |||||||||||||||||||||||
420 | b | 豚 | |||||||||||||||||||||
421 | |||||||||||||||||||||||
422 | c | 羊 | |||||||||||||||||||||
423 | |||||||||||||||||||||||
424 | d | 鶏 | |||||||||||||||||||||
425 | |||||||||||||||||||||||
426 | e | その他の家畜動物 | |||||||||||||||||||||
427 | |||||||||||||||||||||||
428 | |||||||||||||||||||||||
429 | 3 | 現在の社会状況 | |||||||||||||||||||||
430 | |||||||||||||||||||||||
431 | ① | 現在の近代文化の拡大と共に都市の近郊において、農業産品を含めて、森林等の植物類の成長域が人々の活動目的のために、広範囲で | |||||||||||||||||||||
432 | 狭められている。 | ||||||||||||||||||||||
433 | |||||||||||||||||||||||
434 | |||||||||||||||||||||||
435 | (注): | このような状況は、人間の生活環境に潤いをなくす行きすぎた自然破壊の行為である。 | |||||||||||||||||||||
436 | |||||||||||||||||||||||
437 | (注): | 農業生産の財政的な政策においても、都市近郊の農業者に不利な構造と成りつつある。 | |||||||||||||||||||||
438 | |||||||||||||||||||||||
439 | (注): | 現代において、地方で、育った人達でも、地方で、就業できる機会があまりにも少ない。 このため、就業地として、大 | |||||||||||||||||||||
440 | 都会に人々が集まる事になり、 これは、近年の高学歴社会化で一層、加速して、地方で、伝統のある産業に就業する | ||||||||||||||||||||||
441 | 者の減少で、地方経済の成立基盤を失いつつある。 | ||||||||||||||||||||||
442 | このことは、引いては、農業従事者の減少をもたらす基となり、伝統の有る農業地の荒廃につながり、地方経済の崩壊 | ||||||||||||||||||||||
443 | に結ぶ事になり、国家の重用な伝統産業を破壊する基になる。 | ||||||||||||||||||||||
444 | |||||||||||||||||||||||
445 | (注): | 農業従事者の年収及び労働時間の見なおし等の政策が必要な時代に、現代文明が至っているといえる。 | |||||||||||||||||||||
446 | |||||||||||||||||||||||
447 | |||||||||||||||||||||||
448 | ② | 現在の日本の様に、国内生産の主要な食糧植物以外の食料品については殆どの品種,加工食品類を含めて輸入で、賄われている。 | |||||||||||||||||||||
449 | 国家の財政が良好な時は、世界各地からの輸入は、比較的、容易に実施できるが、国内で、食料飢饉が生じた場合においても、輸入は | ||||||||||||||||||||||
450 | 出来るが、輸入食糧品類は、価格の高騰を招く事になる。このことは他の諸国の生活(食料品の高騰)にも影響を与える事になる。 | ||||||||||||||||||||||
451 | |||||||||||||||||||||||
452 | ③ | 特に、アメリカ合衆国、南米ブラジル等の農業生産物の輸出国の毎年毎の農業生産量の増減が有り、場合によって,その生産国での | |||||||||||||||||||||
453 | 気候変動により農業生産物の大きな減少が生じる場合も有り得る事であり、その価格が高騰したり、安価に成りやすい、構造システム | ||||||||||||||||||||||
454 | になっている。 | ||||||||||||||||||||||
455 | |||||||||||||||||||||||
456 | ④ | 農業生産産物の輸出産国は、常に水源を確保出来るような自然環境〈山岳地帯と河川)、気候の状況(年間の太陽光 | |||||||||||||||||||||
457 | の量,時間)に恵まれている。 | ||||||||||||||||||||||
458 | |||||||||||||||||||||||
459 | ⑤ | 歴史の中で、自然豊かな山林を農業用地、牛、馬等放牧地の用地の新開拓や灌漑施設の造成等の努力があった。 | |||||||||||||||||||||
460 | しかしながら、近代における農地や放牧地の開発の増大は、人間社会に貢献しているが、自然における植生、森林 | ||||||||||||||||||||||
461 | の中で生存し、生息域としている生物種、動物から、その生息する場所を奪い去っていき、急激に、狭めている。生息 | ||||||||||||||||||||||
462 | 域の場所が、究極において、破壊されていく原因となっている。 | ||||||||||||||||||||||
463 | そのような過程の中で、食料を求めて、里の農地、農作物を荒らす動物が増えている。 | ||||||||||||||||||||||
464 | 自然との共存は大事な事である。 | ||||||||||||||||||||||
465 | |||||||||||||||||||||||
466 | |||||||||||||||||||||||
467 | ⑥ | 森林のなかでは、毎年、落葉する広葉樹、あるいは落葉樹の葉の養分中には、光合成で蓄えた酸化鉄等のミネラル及び葉緑素等を保有し | |||||||||||||||||||||
468 | 、自然界の食物連鎖の基と成り、落葉となって、河川から海へ流れると、その落葉の成分中に有る酸化鉄により、海藻が育ち、その藻場で、 | ||||||||||||||||||||||
469 | 動、植物プランクトン等の食物になっている。 | ||||||||||||||||||||||
470 | |||||||||||||||||||||||
471 | |||||||||||||||||||||||
472 | (注): | この研究は、北海道大学での昆布の研究から始り、近年、日本の各地で、河川の上流の山地での、広葉樹の植林の | |||||||||||||||||||||
473 | 実施が広がって来た。 | ||||||||||||||||||||||
474 | 漁業従事者等が参加して、自然環境をも良好にする非常に良い活動である。 | ||||||||||||||||||||||
475 | |||||||||||||||||||||||
476 | (注): | この様な、活動については、すぐにでも、世界中で、利用、応用のできる事なので、世界各地へ広報活動を促進すべ | |||||||||||||||||||||
477 | きである。 | ||||||||||||||||||||||
478 | |||||||||||||||||||||||
479 | |||||||||||||||||||||||
480 | ⑦ | 世界の諸国は、近代化の流れに沿って、将来的に水資源の多目的利用をする様な生活に向かうであろうため、陸地での、農業生産にも、 | |||||||||||||||||||||
481 | 水資源の利用に限界が有り、地理的、気候的な制限や制約が存在する。 | ||||||||||||||||||||||
482 | |||||||||||||||||||||||
483 | |||||||||||||||||||||||
484 | (注): | 上記の⑦での課題は、近代においては、世界的に共通な傾向であり、流れである。 この流れを留める事は,非常に、 | |||||||||||||||||||||
485 | 困難な世界的な課題の一つである。 | ||||||||||||||||||||||
486 | |||||||||||||||||||||||
487 | ⑧ | 砂漠の緑地化については、既に、実行がなされて、成功している地域もあるが、基本的に年間降雨量より蒸発量の方が多いため、結局は、 | |||||||||||||||||||||
488 | 何らかの水源を必要とする。 | ||||||||||||||||||||||
489 | |||||||||||||||||||||||
490 | |||||||||||||||||||||||
491 | (注): | 海水から製造した淡水を利用した灌漑農業が既に、試みられている。 | |||||||||||||||||||||
492 | |||||||||||||||||||||||
493 | ⑨ | 陸地において、海水を利用して、耐塩生の植物の栽培も、一部の分野で実施されている。 | |||||||||||||||||||||
494 | |||||||||||||||||||||||
495 | ⑩ | 人口の増大に対しては陸地圏内の水資源の多角的な利用が増大し、局地的な水不足が各地で増大されることが予想される。 | |||||||||||||||||||||
496 | 現代文明的な生活、生産活動が人口の増大により、陸地の淡水資源の多角的な利用も増大し、水資源が高コストになることが、予想され、 | ||||||||||||||||||||||
497 | 近い、将来において、世界の各地で、水不足の社会が増大されてくることが予測される。 | ||||||||||||||||||||||
498 | |||||||||||||||||||||||
499 | |||||||||||||||||||||||
500 | (注): | 国際的な活動規模の商社,企業は、食料飢饉の場合においても、食料品の売買で儲かるであろうが、その価格の | |||||||||||||||||||||
501 | 穴埋めは、終局において、世界の消費者が負う事になる。 | ||||||||||||||||||||||
502 | |||||||||||||||||||||||
503 | ⑪ | 中国の大河の黄河の上流部での多角的水資源の利用により、下流部での流出する淡水の減少で今まで稲作が可能であった | |||||||||||||||||||||
504 | 河口部で塩害の被害が現実として出始めている。 | ||||||||||||||||||||||
505 | |||||||||||||||||||||||
506 | ⑫ | この例は、米国、中国だけでなく、インド、あるいはアジア大陸の内陸部での人口の増加で、水資源の不足の現象の出現が生じて | |||||||||||||||||||||
507 | 経験している諸国が既にあり、同様な災害が将来においても予想される。 | ||||||||||||||||||||||
508 | |||||||||||||||||||||||
509 | ⑬ | この事は、近い将来において、海水から作った淡水をパイプラインで内陸各地への輸送が必要となる時期が近づいてきている状況 | |||||||||||||||||||||
510 | となりつつある証拠である。 | ||||||||||||||||||||||
511 | |||||||||||||||||||||||
512 | これについては、将来必要な政策となることが予想され、海水淡水化の大規模なパイプライン施設を必要とする時代が来ることが | ||||||||||||||||||||||
513 | 予見させられる。 | ||||||||||||||||||||||
514 | |||||||||||||||||||||||
515 | ⑭ | 現代文明において、人類の近代生活と農業との関係において、将来的な展望を確立している国は、皆無である。 | |||||||||||||||||||||
516 | 今日において、農業の背景が地理的に、社会的に多様であり、複雑である。 | ||||||||||||||||||||||
517 | |||||||||||||||||||||||
518 | |||||||||||||||||||||||
519 | 4 | 浮体構造物の活用及び課題 | |||||||||||||||||||||
520 | |||||||||||||||||||||||
521 | 1) | ||||||||||||||||||||||
522 | 浮体構造物には、防風対策のため、倒木あるいは塩分の進入防止を目的とした適切な、ドーム式等の開閉式屋根の | ||||||||||||||||||||||
523 | 必要性を検討し、設置可能性について、研究検討をする。 | ||||||||||||||||||||||
524 | |||||||||||||||||||||||
525 | 2) | ||||||||||||||||||||||
526 | 将来的に、各方面での技術の開発の発展のため、経済効率を考慮して、ドーム構造なしでの育成可能性を研究検討する。 | ||||||||||||||||||||||
527 | |||||||||||||||||||||||
528 | |||||||||||||||||||||||
529 | (注): | 海水の濃度は場所によっても様々であり、各植物の最小限の塩分の濃度管理を正確に制御ができるシステムを確立し, | |||||||||||||||||||||
530 | 植物の育成に適正な濃度で管理運営をなければならない。 | ||||||||||||||||||||||
531 | 注): 海水に塩分の平均的な濃度は、35 ‰(パーミル;1/1000である。) | ||||||||||||||||||||||
532 | |||||||||||||||||||||||
533 | 3) | ||||||||||||||||||||||
534 | 植物育生の種類により成育用の水源には、植物種の必要最小限な淡水化装置を原則的に設置する。 | ||||||||||||||||||||||
535 | |||||||||||||||||||||||
536 | 4) | ||||||||||||||||||||||
537 | 一度使用した淡水は、経済効率を高めるため,再度利用出来る様に高度の再循環浄化装置を備えることを検討する。 | ||||||||||||||||||||||
538 | |||||||||||||||||||||||
539 | 5) | ||||||||||||||||||||||
540 | 経済効率の向上ため淡水の再生循環装置には,植物への化学的、生物学的な悪影響のない監視観測装置および汚 | ||||||||||||||||||||||
541 | 泥等の除去の設備を備え、常時において、自動管理コントロールする機能を備える。 | ||||||||||||||||||||||
542 | |||||||||||||||||||||||
543 | 6) | ||||||||||||||||||||||
544 | 植物への肥料の配分量の研究についても、浮体構造物の配置箇所あるいは日夜の一様でない温度環境あるいは、 | ||||||||||||||||||||||
545 | 水温の変化等の要素にも関係しており、多様性があり、その相関関係の把握についても、大事な研究要素である。 | ||||||||||||||||||||||
546 | |||||||||||||||||||||||
547 | 7) | ||||||||||||||||||||||
548 | 液体肥料の循環を考えることも、一つの方法であるが、広範囲での流体力学的な濃度のばらつきが生じる可能性につ | ||||||||||||||||||||||
549 | いては、許容できない影響の出現が予測されるため、その対策方法についても設備、配管装置の配置等に十分に検討 | ||||||||||||||||||||||
550 | を重ねる。 | ||||||||||||||||||||||
551 | 8) | ||||||||||||||||||||||
552 | 1日をサイクルとした常時の植物への通風の時間管理等についても、自動化が必要となろう。毎日毎の室温がどの程度 | ||||||||||||||||||||||
553 | 変化し、植物の成長に適した通風の温度の管理ついても、大きな課題の一つであリ、研究に大きな要素として加える必 | ||||||||||||||||||||||
554 | 要があり、植物種によっては植物育成に適温管理システム(通風、送風システム)の設置の検討が必要となる。 | ||||||||||||||||||||||
555 | |||||||||||||||||||||||
556 | 9) | ||||||||||||||||||||||
557 | 陸上の余剰な淡水あるいは、北氷洋の氷体、南氷洋の氷体、その他積雪地帯の雪氷から製造した淡水を輸送し、浮体 | ||||||||||||||||||||||
558 | で利用することも考えられるが、氷体や雪氷の中に、種種の雑物が混入していることが考えられ、それらから製造した淡 | ||||||||||||||||||||||
559 | 水に混入した雑物を除去したり、濾過する必要がある。 また雑菌等が混入する可能性があり、それらの淡水を用途に応 | ||||||||||||||||||||||
560 | じて、殺菌消毒することが必要となる。 それらの処理のための水質管理等の技術的な管理費や輸送の経費、それらの運 | ||||||||||||||||||||||
561 | 営上の関連経費において、経済的な採算上の問題点がある。 しかし、試験施工の実施段階で、経済的に採算のあった | ||||||||||||||||||||||
562 | システムが出来るなら、このような方策を獲り入れる事も検討する。 | ||||||||||||||||||||||
563 | |||||||||||||||||||||||
564 | 10) | ||||||||||||||||||||||
565 | 種々の植物の収穫時には、浮体構造物を陸上の近くへ運搬し、陸地の近辺で収穫する方法と浮体構造物上で伐採 | ||||||||||||||||||||||
566 | 処分を実施し、収穫物を、航空、海上運搬するのが経済効率が良いと考えられるが浮体構造物の保守管理も考慮に入 | ||||||||||||||||||||||
567 | れると経済効率だけでは決定できない場合も生じるので、両者2方法とも実施可能として、実施して行くものとする。 | ||||||||||||||||||||||
568 | |||||||||||||||||||||||
569 | 11) | ||||||||||||||||||||||
570 | 浮体上で生育させた植物を利用して、燃料として、燃焼利用し、海水から蒸気火力発電を実施し、その熱量の一部を | ||||||||||||||||||||||
571 | 海水淡水化に利用することも検討の対象とする。 | ||||||||||||||||||||||
572 | |||||||||||||||||||||||
573 | 12) | ||||||||||||||||||||||
574 | 上記で育成した植物等から収穫した生産物の中で、サイロ等を必要とするな場合には、サイロ並びに冷凍施設を設置 | ||||||||||||||||||||||
575 | することも考慮するものとする。 | ||||||||||||||||||||||
576 | |||||||||||||||||||||||
577 | 13) | 人工の海浜での養殖 | |||||||||||||||||||||
578 | |||||||||||||||||||||||
579 | |||||||||||||||||||||||
580 | ① | 浮体構造物の海水中部には、小魚類等の育成促進出来る様にする。海藻類の付着を可能とし、生育が可能な気泡 | |||||||||||||||||||||
581 | 貫通式軽量骨材等から製造する漁礁等の装置を取りつける。 | ||||||||||||||||||||||
582 | |||||||||||||||||||||||
583 | ② | 大きな浮体構造物の周辺水面下に、日光の照射する藻場を作れば必ずや、稚魚、子魚が集まってくる。 | |||||||||||||||||||||
584 | これは、藻場の中で小魚の餌となるプランクトンが成育されて、並びに日中の海水温度の上昇等の影響を避ける習性 | ||||||||||||||||||||||
585 | を有する魚貝類に適切な環境を創生するものである。 | ||||||||||||||||||||||
586 | |||||||||||||||||||||||
587 | ③ | 浮体構造物の一階層の下側で、藻場、漁貝類の育成が可能となる人工的な海浜場の土砂土壌の開発についても, | |||||||||||||||||||||
588 | 一つの検討課題となる。 | ||||||||||||||||||||||
589 | |||||||||||||||||||||||
590 | ④ | 光ファイバー、反射鏡を利用して、太陽光線の直射が来にくい一階層(植物種の育成層)の下側の階層に日光を誘導 | |||||||||||||||||||||
591 | し、照射し、藻場および魚介類の生育環境を創生し、生産を計ることも一方法である。 | ||||||||||||||||||||||
592 | |||||||||||||||||||||||
593 | ⑤ | あるいは、一階層の上部(二階層で、藻場、魚貝類の育成を図り、その階下の日陰部の空間を利用し、陸上植物種の | |||||||||||||||||||||
594 | 幼苗を生育する設備の設置についても研究検討する課題となる。 | ||||||||||||||||||||||
595 | |||||||||||||||||||||||
596 | ⑥ | また、一階層において、陸生の育成の植物間の間を利用し、海浜性の藻場を育成するための海水の流水路にする事 | |||||||||||||||||||||
597 | も可能性があり、検討課題として、研究する価値がある。 | ||||||||||||||||||||||
598 | |||||||||||||||||||||||
599 | 14) | ||||||||||||||||||||||
600 | 土壌 | 植物育成用としての土壌の開発研究 | |||||||||||||||||||||
601 | |||||||||||||||||||||||
602 | ① | 浮体構造物の安定として、各植物の成長に適した植物育成用として軽量材と肥料を混合した植物用の土壌について | |||||||||||||||||||||
603 | 、研究開発を実施する。 | ||||||||||||||||||||||
604 | |||||||||||||||||||||||
605 | ② | 各植物の土壌として、海水の塩分類を透過させない合成樹脂の開発や、海水中から塩分を吸収する樹脂の開発研究 | |||||||||||||||||||||
606 | を実施する。 | ||||||||||||||||||||||
607 | |||||||||||||||||||||||
608 | ③ | 植物の生育土壌として、その生育層の階下に光を透過させる透明な合成樹脂についての研究開発を実施する。 | |||||||||||||||||||||
609 | |||||||||||||||||||||||
610 | ④ | 土壌(科学的、自然的)およびアミノ酸、ミネラル成分、窒素、カリ、燐酸肥料を必要とし、肥料の補給、土壌の適切で、 | |||||||||||||||||||||
611 | 定期的な消毒あるいは、土壌の交換及び補給が必要となる。 | ||||||||||||||||||||||
612 | |||||||||||||||||||||||
613 | ⑤ | 土壌の塩分濃度,淡水の濃度、化学分析、温度管理のリーモートセンシング装置の常設管理が常時必要になる。 | |||||||||||||||||||||
614 | その管理システムを開発研究する必要が生じる。 | ||||||||||||||||||||||
615 | |||||||||||||||||||||||
616 | ⑥ | 土壌中の塩分の微生物的な除去システムの開発、水中への魚介類および微生物郡による発散システムの研究検討。 | |||||||||||||||||||||
617 | |||||||||||||||||||||||
618 | ⑦ | 土壌に塩分を含ませない様な管理システムを開発する必要がある。 | |||||||||||||||||||||
619 | |||||||||||||||||||||||
620 | ⑧ | 植物の育成土壌については、各種の植物毎に自然の陸地の土砂あるいは人工土壌を比較研究して特質点を選定し、 | |||||||||||||||||||||
621 | 研究開発し決定する。 | ||||||||||||||||||||||
622 | |||||||||||||||||||||||
623 | 15) | ||||||||||||||||||||||
624 | 肥料 | 陸上で作成されたの無害な堆肥を利用する事も一つの方法である。 | |||||||||||||||||||||
625 | |||||||||||||||||||||||
626 | 16) | ||||||||||||||||||||||
627 | 2期作 | 上記の植物種によっては、浮体での、環境設定により、収穫(稲作)については、1年間で2期作、2期作半も研究開発 | |||||||||||||||||||||
628 | により、可能となり得る。 | ||||||||||||||||||||||
629 | 17) | ||||||||||||||||||||||
630 | 1年間を通して北半球、南半球での両半球で、それぞれの気候に適した生産活動が期待できる。 | ||||||||||||||||||||||
631 | |||||||||||||||||||||||
632 | 18) | 肥料の製造 | |||||||||||||||||||||
633 | |||||||||||||||||||||||
634 | ① | 陸上生活で大量に生じた生ゴミの処分と生ゴミを有効利用する有機肥料の製造設備の開発を実施する。 | |||||||||||||||||||||
635 | |||||||||||||||||||||||
636 | |||||||||||||||||||||||
637 | ② | 陸上での生ごみの処置に燃料を使用したごみ焼却施設の経済効率の向上及びその燃料の減少による環境の改善を | |||||||||||||||||||||
638 | 検討し、ごみ焼却システムの抜本的な見直しを実施する。 | ||||||||||||||||||||||
639 | |||||||||||||||||||||||
640 | 陸地で発生されて、燃料までを使用し環境の悪化を促進している現在の生ごみ焼却システムを減少させるための浮体 | ||||||||||||||||||||||
641 | 構造物施設を活用する生ごみ堆肥製造設備やの微生物を利用した応用研究設備を実施する。 | ||||||||||||||||||||||
642 | |||||||||||||||||||||||
643 | |||||||||||||||||||||||
644 | ③ | 微生物利用の生ごみの堆肥化の促進および再利用の一層の努力,検討研究が必要である。 | |||||||||||||||||||||
645 | |||||||||||||||||||||||
646 | |||||||||||||||||||||||
647 | ④ | 浮体上で,生産された,海藻類や貝殻を有効利用して,浮体での植物生産の肥料にする設備を開発研究する。 | |||||||||||||||||||||
648 | |||||||||||||||||||||||
649 | |||||||||||||||||||||||
650 | 19) | 浮体構造物を利用し、緊急時の避難港の役割 | |||||||||||||||||||||
651 | |||||||||||||||||||||||
652 | |||||||||||||||||||||||
653 | 20) | ① | 浮体構造物を利用して,台風時や天候不良時の航行船舶の避難港としての機能を設置する。 | ||||||||||||||||||||
654 | |||||||||||||||||||||||
655 | ② | 浮体での生産された収穫物の運搬に航空機及び高速運搬船の利用の必要性がある。 | |||||||||||||||||||||
656 | |||||||||||||||||||||||
657 | 21) | 総合的な研究組織、定期的な改善改良のための協議機関、組織の設置が必要となる。 | |||||||||||||||||||||
658 | |||||||||||||||||||||||
659 | 22) | 浮体の構成 | 浮体構造物2基を設置する場合には、連結装置を取り付けるものとする。 | ||||||||||||||||||||
660 | |||||||||||||||||||||||
661 | 23) | 浮体の設置状況に応じて、波力、潮流力等に対する安定計算を実施する。 | |||||||||||||||||||||
662 | |||||||||||||||||||||||
663 | 24) | 研究開発により、実用化できれば、生産物の野菜、魚介類の運搬船として、海洋での電磁推進の高速船の活用利用。 | |||||||||||||||||||||
664 | 〈電磁推進船は研究開発中) | ||||||||||||||||||||||
665 | |||||||||||||||||||||||
666 | 25) | もちろん、この浮体構造物の利用に関しても、海洋環境の汚染に十分に対応できるシステムを確立しなければならな | |||||||||||||||||||||
667 | い。 | ||||||||||||||||||||||
668 | |||||||||||||||||||||||
669 | 26) | 先行のパイロット事業を実行し、研究開発しながら、時代の要請に、合致した浮体のシステムを育成していく必要がある | |||||||||||||||||||||
670 | ので浮体構造物の規模については、目的に応じて変更して行かざるをえない。 | ||||||||||||||||||||||
671 | |||||||||||||||||||||||
672 | 27) | 上記の各種の技術開発にあったっては、世界中の民間企業、民間企業協同開発会社、国家間の官民の強力な協同 | |||||||||||||||||||||
673 | 支援組織が必要となる。 | ||||||||||||||||||||||
674 | |||||||||||||||||||||||
675 | 28) | 多方面に渡るその調整協議機関組織が必要となる。 | |||||||||||||||||||||
676 | |||||||||||||||||||||||
677 | 29) | 各種研究成果の評価機関組織の設置、その運用。 | |||||||||||||||||||||
678 | |||||||||||||||||||||||
679 | |||||||||||||||||||||||
680 | 5 | 浮体構造物での活動をささえる運営方法の一案 | |||||||||||||||||||||
681 | |||||||||||||||||||||||
682 | 1) | 上記の運営においては,当初においては、新しい国際機関を主体として創始開始することが好ましい。 | |||||||||||||||||||||
683 | |||||||||||||||||||||||
684 | (注): | 上記の運営方法を間違えると官僚主義的な運用になる傾向が出現する可能性が十分に予測でき、効率上の諸問題が | |||||||||||||||||||||
685 | 生じる可能性があり得る。 | ||||||||||||||||||||||
686 | それについては民間機関を参加させることにより、その効率性を十分に生かした運営体制を確立させることを検討しな | ||||||||||||||||||||||
687 | ければならない。 | ||||||||||||||||||||||
688 | |||||||||||||||||||||||
689 | (注): | ここにおいて、国際機関と民間機関とのトラブル防止の対策として、両者間で定期的に、同等の権限による協議機関を | |||||||||||||||||||||
690 | 設置するものとして、役割分担を明確にする必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
691 | |||||||||||||||||||||||
692 | |||||||||||||||||||||||
693 | 6 | 浮体構造物:1基に対する支援設備装置一覧(一例) | |||||||||||||||||||||
694 | |||||||||||||||||||||||
695 | |||||||||||||||||||||||
696 | 1. | 運搬船 | |||||||||||||||||||||
697 | 収穫物運搬船 | ||||||||||||||||||||||
698 | |||||||||||||||||||||||
699 | 2. | タグボート | 海水淡水大型輸送船舶 | ||||||||||||||||||||
700 | 定位置での設置場所の変更、移動の必要時 | ||||||||||||||||||||||
701 | 3. | ヘリポート | |||||||||||||||||||||
702 | 緊急時支援用 | ||||||||||||||||||||||
703 | 4. | 海水淡水化装置 | その他 | ||||||||||||||||||||
704 | 5. | 穀物備蓄サイロ | |||||||||||||||||||||
705 | 貯蔵庫設備 | ||||||||||||||||||||||
706 | 6. | 通信施設 | |||||||||||||||||||||
707 | 7. | 位置情報システム | |||||||||||||||||||||
708 | 8. | アンカーシステム | |||||||||||||||||||||
709 | 9. | 潜水船 | アンカー装置の監視 | ||||||||||||||||||||
710 | 10. | 適温送風装置 | 植物用 | ||||||||||||||||||||
711 | |||||||||||||||||||||||
712 | 11. | 浮体支援船 | 常時待機 | ||||||||||||||||||||
713 | 12. | 国際間通信設備 | 24時間体制 | ||||||||||||||||||||
714 | 13. | 病院施設 | |||||||||||||||||||||
715 | 14. | 各種研究組織体制 | 各種研究者 | ||||||||||||||||||||
716 | 15. | 各種研究室 | |||||||||||||||||||||
717 | |||||||||||||||||||||||
718 | 16. | 各種研究設備 | |||||||||||||||||||||
719 | 17. | 情報管理室 | |||||||||||||||||||||
720 | 18. | 図書・資料館 | |||||||||||||||||||||
721 | 19. | 浮体指揮司令室 | |||||||||||||||||||||
722 | 20. | 従事者住居 | |||||||||||||||||||||
723 | |||||||||||||||||||||||
724 | 21. | 民間船の係留施設 | |||||||||||||||||||||
725 | 22. | 従事者のレジャー施設 | |||||||||||||||||||||
726 | 23. | 従事者交通船 | |||||||||||||||||||||
727 | 24. | 浮体・陸地間の交通船の桟橋 | |||||||||||||||||||||
728 | 25. | 居住居用のトイレ等の浄化装置 | |||||||||||||||||||||
729 | |||||||||||||||||||||||
730 | 26. | 空気調節設備機器 | 必要な箇所 | ||||||||||||||||||||
731 | 27. | 場内巡廻用モノレール車 | |||||||||||||||||||||
732 | 28. | 太陽熱発電装置 | |||||||||||||||||||||
733 | 29. | 太陽光発電装置 | |||||||||||||||||||||
734 | 30. | 海水温度差発電装置 | |||||||||||||||||||||
735 | |||||||||||||||||||||||
736 | 31. | 淡水供給用海底パイプライン | |||||||||||||||||||||
737 | |||||||||||||||||||||||
738 | |||||||||||||||||||||||
739 | |||||||||||||||||||||||
740 | 7 | 浮体構造物の保守管理 | |||||||||||||||||||||
741 | |||||||||||||||||||||||
742 | |||||||||||||||||||||||
743 | (注) | 保守期間は、研究を重ね、保守改善計画検討・目標を作成する。 | |||||||||||||||||||||
744 | 減価消却期間をできるだけ長期間に出来る様な耐海水性等の主材料を使用し、目標として、半永久的な構造物とし | ||||||||||||||||||||||
745 | て開発目標としたい。 | ||||||||||||||||||||||
746 | |||||||||||||||||||||||
747 | 8 | 浮体構造物の製造について | |||||||||||||||||||||
748 | |||||||||||||||||||||||
749 | 1) | 浮体構造物の製造時及び保守修理時には、専用の船体ドッグを浮体構造物の大きさ、規模に合わせて、ある程度の深さのある | |||||||||||||||||||||
750 | (50m程度)の海岸地帯に、設置する必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
751 | |||||||||||||||||||||||
752 | |||||||||||||||||||||||
753 | (注) | 浮体構造物を階層式に利用する構造とするならば、その階層の組み立て時、保守修理時において、建造、解体の方法について、どの様 | |||||||||||||||||||||
754 | にするのかについても、研究する必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
755 | |||||||||||||||||||||||
756 | 2) | 浮体ブロックの組み立て式、接合式については、浮体構造物の構築方法としての一つの方法である。 | |||||||||||||||||||||
757 | |||||||||||||||||||||||
758 | (注) | その場合の浮体構造物の構築方法として、下記の様な方法が考えられる。 | |||||||||||||||||||||
759 | |||||||||||||||||||||||
760 | 浮き船体式ドッグを使用する方法 | ||||||||||||||||||||||
761 | |||||||||||||||||||||||
762 | 大型クレーン船を使用する方法 | ||||||||||||||||||||||
763 | |||||||||||||||||||||||
764 | 大型大水深用杭打ち桟橋(ポンツーン) | ||||||||||||||||||||||
765 | :メガフロートの実証調査試験で研究中 | ||||||||||||||||||||||
766 | その他の方法 | ||||||||||||||||||||||
767 | |||||||||||||||||||||||
768 | |||||||||||||||||||||||
769 | |||||||||||||||||||||||
770 | (注) | 海象に無関係で製造、組み立てが可能になるためには、製作ヤードの周辺を防波堤等で囲む必要がある。 | |||||||||||||||||||||
771 | |||||||||||||||||||||||
772 | (注) | 上記の製作ヤードの立地条件として、水深50m程度、5km*5km程度の比較的静穏の海域が必要である。 | |||||||||||||||||||||
773 | |||||||||||||||||||||||
774 | 3) | 浮体構造物を組み立てブロック式にすれば、浮体の増設時において、有利である。 | |||||||||||||||||||||
775 | |||||||||||||||||||||||
776 | 4) | 現在の造船所の船体ドックが活用できる利点がある。 | |||||||||||||||||||||
777 | |||||||||||||||||||||||
778 | 9 | 浮体構造物の設置について | |||||||||||||||||||||
779 | |||||||||||||||||||||||
780 | 1) | 浮体構造物は必要に応じて、移動可能な構造物とする。 | |||||||||||||||||||||
781 | |||||||||||||||||||||||
782 | |||||||||||||||||||||||
783 | (注): | 台風等の被災を避けることが場合によっては、必要となる場合もあるであろうが、経済効率上の理由により、移動につい | |||||||||||||||||||||
784 | て、検討、研究しなければならない。 | ||||||||||||||||||||||
785 | 台風により発生する長周期波に適用できる浮体の大きさにする。 | ||||||||||||||||||||||
786 | :浮体の固有周期と波の周期の共振を防ぐ装置ついての開発、検討するものとする。 | ||||||||||||||||||||||
787 | |||||||||||||||||||||||
788 | (注): | 必ずしも台風等の被災を避ける必要のない浮体構造物についても係留方法、浮体の構造等いついて、開発検討する | |||||||||||||||||||||
789 | 必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
790 | |||||||||||||||||||||||
791 | (注): | 台風時の様な避難時の場合や、緊急災害時において、浮体の移動する必要のある場合においては、移動先に浮体の | |||||||||||||||||||||
792 | 係留施設等がなければならない。 | ||||||||||||||||||||||
793 | そのためには、緊急時のアンカー係留システムについて、検討研究開発し、常時、設置位置の制限の少なくなる様に、 | ||||||||||||||||||||||
794 | 用意しておく必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
795 | |||||||||||||||||||||||
796 | (注): | 浮体構造物には、何年かに一度程度は、保守管理を実施しなければならないが、補修の内容によっては、設置個所で | |||||||||||||||||||||
797 | 補修の実施が可能となれるような構造的な設計を当初から検討しておく。 | ||||||||||||||||||||||
798 | |||||||||||||||||||||||
799 | (注): | 浮体構造物の耐用年数は、長いのが良いが、コスト的、構造的、材料的な検討、開発研究が必要である。 | |||||||||||||||||||||
800 | |||||||||||||||||||||||
801 | (注): | 浮体構造物の設置、運搬移動、保守管理上の移動には、曳航用のタグボートが必要である。 | |||||||||||||||||||||
802 | |||||||||||||||||||||||
803 | (注): | 浮体構造物の洋上での活動の維持には、各種の支援船、運搬船を必要とし、協同しなければならない。 | |||||||||||||||||||||
804 | |||||||||||||||||||||||
805 | 10 | 浮体規模の算定 | |||||||||||||||||||||
806 | |||||||||||||||||||||||
807 | 浮体構造物の目的に応じて、検討研究し,算定するものとする。 | ||||||||||||||||||||||
808 | |||||||||||||||||||||||
809 | (注): | 浮体の規模はアンカーシステムと連動している。 | |||||||||||||||||||||
810 | |||||||||||||||||||||||
811 | 11 | 浮体構造物の係留方法の開発 | |||||||||||||||||||||
812 | |||||||||||||||||||||||
813 | 1) | 浮体構造物を単独で係留する方法の研究開発 | |||||||||||||||||||||
814 | |||||||||||||||||||||||
815 | 2) | 浮体構造物を連鎖式にし、アンカーについても連鎖式にする方法の開発研究: | |||||||||||||||||||||
816 | :この方法においては、個個の浮体構造物をいつでも、分離移動出来る係留方法を採用する必用がある。 | ||||||||||||||||||||||
817 | |||||||||||||||||||||||
818 | 浮体の係留方法においても、時代の要請に合わせながら、より最適な方法になる様に、検討、変更して行く必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
819 | 3) | ||||||||||||||||||||||
820 | |||||||||||||||||||||||
821 | 12 | 浮体の浮力調節機能 | |||||||||||||||||||||
822 | ① | 浮体構造物の各ブロックについては、浮力調節機能設備を設置する事を検討する。 | |||||||||||||||||||||
823 | ② | 浮体には、浮体の海水面からの高さの調節が可能となる装置を設置する。 | |||||||||||||||||||||
824 | |||||||||||||||||||||||
825 | |||||||||||||||||||||||
826 | 13 | 各種の目的別の浮体の構造設計と開発 | |||||||||||||||||||||
827 | |||||||||||||||||||||||
828 | |||||||||||||||||||||||
829 | 14 | 浮体を組み合わせて浮体群を総合し小都市機能を備え活用する。 | |||||||||||||||||||||
830 | |||||||||||||||||||||||
831 | 15 | パイロット事業の推進 | |||||||||||||||||||||
832 | |||||||||||||||||||||||
833 | 1) | 上記ような浮体の開発の国際プロジェクトについては、日本国が先導の見本となり、パイロット事業(試験的実験)を立ち | |||||||||||||||||||||
834 | 上げるものとする。 | ||||||||||||||||||||||
835 | |||||||||||||||||||||||
836 | 16 | (1) | 浮体構造物のその他の利用,活用方法 | ||||||||||||||||||||
837 | |||||||||||||||||||||||
838 | |||||||||||||||||||||||
839 | |||||||||||||||||||||||
840 | a | 洋上太陽光発電 | |||||||||||||||||||||
841 | |||||||||||||||||||||||
842 | b | (1) | 波力発電 | ||||||||||||||||||||
843 | (2) | 潮力発電 | |||||||||||||||||||||
844 | |||||||||||||||||||||||
845 | c | 海水温度差発電 | |||||||||||||||||||||
846 | |||||||||||||||||||||||
847 | d | 洋上風力発電 | |||||||||||||||||||||
848 | |||||||||||||||||||||||
849 | e | 海水揚水式発電 | |||||||||||||||||||||
850 | |||||||||||||||||||||||
851 | f | 宇宙空間で集積したマイクロ波の受信基地 | |||||||||||||||||||||
852 | 宇宙空間で集積した太陽光エネルギ-をマイクロ波送電による発電の研究。技術の確立。 | ||||||||||||||||||||||
853 | |||||||||||||||||||||||
854 | g | レンズ状の大規模な宇宙衛星を宇宙空間に打ち上げ、その太陽の光エネルギーを地表面あるいは、海面上の浮体構造 | |||||||||||||||||||||
855 | 物に送り、その受けた光エネルギーを発電施設として、利用する。 | ||||||||||||||||||||||
856 | |||||||||||||||||||||||
857 | h | 上記で得られた電力の蓄電技術の開発、余剰電力の多角的な利用。 | |||||||||||||||||||||
858 | |||||||||||||||||||||||
859 | I | 上記の施設から得られた電力により水を分解し水素を得る。 | |||||||||||||||||||||
860 | これにより、自動車等の燃料を確保することが可能になる。 | ||||||||||||||||||||||
861 | |||||||||||||||||||||||
862 | j | 上記の技術開発から海底鉱物資源開発の促進も期待ができる。 | |||||||||||||||||||||
863 | |||||||||||||||||||||||
864 | k | 浮体構造物を利用した栽培漁業の確立。 | |||||||||||||||||||||
865 | 飼育船が必要になる。イセエビ海老、車えび、かき、各種魚類の稚魚等の養殖技術の確立。 | ||||||||||||||||||||||
866 | |||||||||||||||||||||||
867 | l | 国際的な紛争時、自然大規模災害時には、緊急支援基地として、有効活用する。 | |||||||||||||||||||||
868 | |||||||||||||||||||||||
869 | m | ごみ処理施設: | |||||||||||||||||||||
870 | |||||||||||||||||||||||
871 | |||||||||||||||||||||||
872 | n | 世界的な範囲(地球規模)で局地的な災害の緊急支援基地に活用する。 | |||||||||||||||||||||
873 | |||||||||||||||||||||||
874 | |||||||||||||||||||||||
875 | (注): | 緊急用に対する装備品の目的を明確にし選定品目、施設備品について、あらかじめ、検討し、常時に、緊急備品を用 | |||||||||||||||||||||
876 | 意しておく。 | ||||||||||||||||||||||
877 | それには、支援基地のに活用について、基本的な教育訓練施設を、将来的に世界各地に設置し、作り育てなければ | ||||||||||||||||||||||
878 | ならない。また、その活動等を支えなければならない。 | ||||||||||||||||||||||
879 | |||||||||||||||||||||||
880 | 1) | 地震時災害 | |||||||||||||||||||||
881 | 2) | 津波災害 | |||||||||||||||||||||
882 | 3) | 火山災害 | |||||||||||||||||||||
883 | 4) | 大規模な山火事 | |||||||||||||||||||||
884 | 5) | 大洪水災害 | |||||||||||||||||||||
885 | 6) | 食料飢饉 | |||||||||||||||||||||
886 | |||||||||||||||||||||||
887 | |||||||||||||||||||||||
888 | o | ||||||||||||||||||||||
889 | (注) | 局地的紛争の解決部隊の非軍事的活動;食料等の輸送活動の支援基地としての活用。 | |||||||||||||||||||||
890 | |||||||||||||||||||||||
891 | (注) | 非軍事的活用には、人道的な組織を創設し、医術活動部隊と共同で、活動する。 これには既存の組織の参加も可能と | |||||||||||||||||||||
892 | する。 | ||||||||||||||||||||||
893 | |||||||||||||||||||||||
894 | (注) | 上記の部隊活動には、情報部隊、教育部隊をも併せて組織を運営し、地球規模の世界観を育て、公平、正義感を基 | |||||||||||||||||||||
895 | 本として訓育し、その活動を実地する。 | ||||||||||||||||||||||
896 | |||||||||||||||||||||||
897 | (注) | 定期的に活動報告、今後の活動展開予測報告の緊密な協力組織体系で展開していくことが必要である。 | |||||||||||||||||||||
898 | |||||||||||||||||||||||
899 | (注) | 場合によっては、後方支援保安部隊がその活動を守るために必要となり得るが、その使用の決定には敏速な対応策を | |||||||||||||||||||||
900 | 確立する。 | ||||||||||||||||||||||
901 | |||||||||||||||||||||||
902 | p | ① | 海洋汚染している海洋浮漂流物の清掃、撤去作業活動の処理集積基地としての活用 | ||||||||||||||||||||
903 | |||||||||||||||||||||||
904 | q | 各種研究開発の実習基地としての活用 | |||||||||||||||||||||
905 | |||||||||||||||||||||||
906 | |||||||||||||||||||||||
907 | |||||||||||||||||||||||
908 | 17 | 上記の組織活動は国際連合とは別の組織とする。 | |||||||||||||||||||||
909 | |||||||||||||||||||||||
910 | 1) | 国際連合と協議機関を設置し、相互の活動を補完するものとする。 | |||||||||||||||||||||
911 | |||||||||||||||||||||||
912 | 2) | 将来において、浮体関連の事業が成熟すれば、国際連合の活動の中に組み入れて行くことも一案として、考慮する。 | |||||||||||||||||||||
913 | |||||||||||||||||||||||
914 | (注): | 国際紛争、戦争とは無関係の体系とし、あくまでも、国際間の平和の探求を目的とする。 | |||||||||||||||||||||
915 | |||||||||||||||||||||||
916 | (注): | 海洋の環境を破壊せず日常生活への風景施設となれる様に浮体構造物をデザインする。 | |||||||||||||||||||||
917 | |||||||||||||||||||||||
918 | (注): | これについては、世界的なコンペを実施する。 | |||||||||||||||||||||
919 | |||||||||||||||||||||||
920 | |||||||||||||||||||||||
921 | |||||||||||||||||||||||
922 | 18 | aa組織(仮称):世界的な活動組織の立ち上げ | |||||||||||||||||||||
923 | 一つの方法として、国際海洋資源利用国際協議機構組織(仮称名)を立ち上げるものとする。 | ||||||||||||||||||||||
924 | |||||||||||||||||||||||
925 | ローマクラブの様な核となる協議検討組織を必要とする。 | ||||||||||||||||||||||
926 | |||||||||||||||||||||||
927 | この国際的な組織の母体については、人材の選定と配置は固定的なものでなく、適宜、適材の人材の、参加を促す | ||||||||||||||||||||||
928 | べきである。その為に流動的なものとし、民主的な運営を基本とする事に留意すべきである。 | ||||||||||||||||||||||
929 | |||||||||||||||||||||||
930 | (注): | 個個の組織は単なる営利組織ではなく、世界に人々に対する食料の危機保安に対する共助については、第一優先 | |||||||||||||||||||||
931 | として、原則とする。 | ||||||||||||||||||||||
932 | |||||||||||||||||||||||
933 | (注): | その行動原則をはずした場合については、協議機関の検討の中で、脱退を勧告することの権限をその機関組織に付与 | |||||||||||||||||||||
934 | すべきであり、大事なことである。 | ||||||||||||||||||||||
935 | |||||||||||||||||||||||
936 | |||||||||||||||||||||||
937 | 19 | bb投資・融資団体組織(仮称) | |||||||||||||||||||||
938 | ① | 世界各国からの投資 | |||||||||||||||||||||
939 | ② | 世銀からの融資 | |||||||||||||||||||||
940 | (注):条件によっては,対象外とする。 | ||||||||||||||||||||||
941 | |||||||||||||||||||||||
942 | ③ | 世界各国の民間企業からの投資 | |||||||||||||||||||||
943 | ④ | 世界各国からのボランテイアからの投資 | |||||||||||||||||||||
944 | |||||||||||||||||||||||
945 | |||||||||||||||||||||||
946 | 20 | aaの組織の経営・維持活動の体系について、(案) | |||||||||||||||||||||
947 | |||||||||||||||||||||||
948 | |||||||||||||||||||||||
949 | 1) | bb ①②③④の中から代議員を選任し、決定するものとする。 | |||||||||||||||||||||
950 | |||||||||||||||||||||||
951 | |||||||||||||||||||||||
952 | (注): | 代議員の選定について、国籍に制限をしない。 | |||||||||||||||||||||
953 | |||||||||||||||||||||||
954 | (注): | その代議員の任期については、別途検討を必要とする。 | |||||||||||||||||||||
955 | |||||||||||||||||||||||
956 | (注): | 仮の案として、数年毎に半分の人数については、引継ぎ事項を考慮して、後の半分を改選する。 | |||||||||||||||||||||
957 | |||||||||||||||||||||||
958 | |||||||||||||||||||||||
959 | 2) | 個個の浮体は設置位置も生産物も異なり、生産物の配分先の決定についても,利害関係が生じることになるので, | |||||||||||||||||||||
960 | 個別的な運営主体の独立を確立すべきであるが,生産物の配分先及び全体の年間生産計画の見とおしについては、 | ||||||||||||||||||||||
961 | 総合的な協議機関を設置し、そこでの決定を尊重・遵守を原則とする。 | ||||||||||||||||||||||
962 | |||||||||||||||||||||||
963 | 3) | 個個の組織体の維持のために毎年毎に、総括的な会計検査を実施するものとする。 | |||||||||||||||||||||
964 | この活動については、国際的に中立の立場を十分にわきまえて、実施するものとする。 | ||||||||||||||||||||||
965 | |||||||||||||||||||||||
966 | 4) | bb投資・融資団体組織からの選任制度にて実施するものとする。 | |||||||||||||||||||||
967 | |||||||||||||||||||||||
968 | 5) | bb投資・融資団体組織の活動報告については、毎年、実施し、報告書を参加団体等へ、作成提出するものとする。 | |||||||||||||||||||||
969 | |||||||||||||||||||||||
970 | 6) | 上記の報告方法については、別途検討するものとする。 | |||||||||||||||||||||
971 | |||||||||||||||||||||||
972 | 7) | その報告内容に不備や改善点の指摘事項が生じた場合には、aa組織の代議員から編成したチームによリ | |||||||||||||||||||||
973 | 改善活動を実施する様な運営体制を形成するものとする。 | ||||||||||||||||||||||
974 | |||||||||||||||||||||||
975 | 8) | 各浮体構造物での生育状況、病害状況についても速やか情報の交換、蓄積ならびに支援体制の活動を実施できる | |||||||||||||||||||||
976 | 組織を整備する。 | ||||||||||||||||||||||
977 | |||||||||||||||||||||||
978 | 9) | この組織の運営の主体については、国際協力の達成が第一の要点である。 | |||||||||||||||||||||
979 | |||||||||||||||||||||||
980 | 10) | 浮体構造物上での、一般労働従事者については、世界各国からのボランテイア活動の受け入れ体制の確立。 | |||||||||||||||||||||
981 | 健康であり、および犯罪経歴がなければ、年齢の制限はなしを原則とする。 | ||||||||||||||||||||||
982 | |||||||||||||||||||||||
983 | |||||||||||||||||||||||
984 | 21 | 公海上の海面利用の活動を促進すべき国際法の整備と充実 | |||||||||||||||||||||
985 | |||||||||||||||||||||||
986 | 浮体構造の利用については、上記の明確な目的意識並びに人類の共生活動の世界観に基ずいて、国際的に理解を | ||||||||||||||||||||||
987 | 得られる様に外交的な努力並びに国際的な海洋利用に関する法体系を国際的な機関のなかで、時間をかけて整備し、 | ||||||||||||||||||||||
988 | 国際的な協議を先行し、合意が成立し、法体系の確立させるための国際的な検討協議を始める必要がある。 | ||||||||||||||||||||||
989 | |||||||||||||||||||||||
990 | (注): | この浮体式構造物の海面利用のに賛同する国々から隋時,実地検討を重ね、将来の予測と共に、世界的な各国の運 | |||||||||||||||||||||
991 | 命協同体として基づいて、実施するならば、浮体構造物の使用につて、国際的な競争でない、新しい紛争を防ぐための | ||||||||||||||||||||||
992 | 人類の知恵を十分生かせることができるならば、この事業の成功は間違いのなく人類の生活環境を生み出し始め、自然 | ||||||||||||||||||||||
993 | の循環系を断ち切る事のない理想的な地球環境に成るであろう。 | ||||||||||||||||||||||
994 | |||||||||||||||||||||||
995 | 22 | 日本国の世界に対する役務、使命感 | |||||||||||||||||||||
996 | |||||||||||||||||||||||
997 | 1) | これにより、日本の世界に対する実質的な貢献がなされ、大戦争を引き起こした過去の過ちの真の清算となり、引いて | |||||||||||||||||||||
998 | は、国際的な信頼・信用の確保の基盤となり、可能性が生じる。 | ||||||||||||||||||||||
999 | |||||||||||||||||||||||
1000 | 2) | 日本の戦後の復興については、当時日本人の努力と意思と実行だけでなく、多くの国々からの食料の物質的支援並び | |||||||||||||||||||||
1001 | に日本人に対する人道的な善意等によって、日本の戦後復興が成りたったものであることを振り返り見て、反省するなら | ||||||||||||||||||||||
1002 | ば,今後の世界における、日本国民の今後の世界に対する責任のある義務であり、残された大事な課題である。 | ||||||||||||||||||||||
1003 | このことは他の人々が互いに助けあって生きて、人類の幸福を求めることは人類自体の本念であり、人類の過去から、 | ||||||||||||||||||||||
1004 | 現在までに積み上げてきた経験に基づく、人類の新しい叡智、生活の哲学となり、大きな財産と成るであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1005 | |||||||||||||||||||||||
1006 | |||||||||||||||||||||||
1007 | 3) | 歴史の中で,人類の生活の哲学である本来の大乗仏教(法華経)を復活再生させ,様々な人生の困難を歩まれた日蓮 | |||||||||||||||||||||
1008 | 大聖人が生きて,歩まれた時代において、仏教の勉学を基にして、実践で鍛え上げて,困難な活動を押し進め続けた | ||||||||||||||||||||||
1009 | 世界観と同一な世界観がまさに,必要となってている時代的社会状況の中に,人類が置かれている。 | ||||||||||||||||||||||
1010 | |||||||||||||||||||||||
1011 | 現代において、世界的に人類の行き詰まり様相を示している現在の状況を打ち破る方法、哲学,世界観が,見出せな | ||||||||||||||||||||||
1012 | い中で、それらのの解決策を見い出すことができる可能性が,古今より,伝えられ、教えられている大乗仏教の世界観の | ||||||||||||||||||||||
1013 | 中で、哲学的に提示されている。 | ||||||||||||||||||||||
1014 | |||||||||||||||||||||||
1015 | 世界に取り残された多くの難題を前にして、打開できずに来た現在の状況を変革し、解決策を築き上げて、解決しなけ | ||||||||||||||||||||||
1016 | ればならない重要な時代にあり、大きな時代の変換期であり、将来に対する明確な世界観、哲学を打ち立て,並びに真 | ||||||||||||||||||||||
1017 | に、大乗仏教に描かれているような平和の満ち溢れた世界を現出させるべき時代に遭遇している。 | ||||||||||||||||||||||
1018 | 人類の長い歴史の中で、大事に言い伝えて残されてきた真の大乗仏教の哲理を近代的な意義あるものとして再構築し | ||||||||||||||||||||||
1019 | 、世界的な規模で、目標にすべき世界観を明確にして、そこに到る道筋を見い出すならば、比較的に容易・簡単に、 | ||||||||||||||||||||||
1020 | それらの成就がなされるであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1021 | それらが達成され成功すれば、人類やその他の周辺の環境状況を含めて、バランスの取れた共生の世界の中で、さら | ||||||||||||||||||||||
1022 | に次世帯や22世紀、23世紀への未来への希望が産まれ、展望を開く事が、出来る様になるであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1023 | |||||||||||||||||||||||
1024 | 4) | 日本人による歴史上初めての実質と哲学の伴う国際貢献となる得る課題であり、 これについては日本国民への世界 | |||||||||||||||||||||
1025 | の人々から、信頼される様になり、その事が将来への大きな財産の基となリ得る。 | ||||||||||||||||||||||
1026 | |||||||||||||||||||||||
1027 | 新しい事業を始める事においては、困難を伴う事が通常の事であるが、歴代に名を残す人々が、その時代の中で、 | ||||||||||||||||||||||
1028 | 普通の人々の数倍の努力と自己の確信を持ち、将来の確実な目的観、人生観、世界観を持ち、実践の行動の中で、 | ||||||||||||||||||||||
1029 | 適切な判断力を持ち続けた結果で、成功を勝ち取っている。 | ||||||||||||||||||||||
1030 | |||||||||||||||||||||||
1031 | |||||||||||||||||||||||
1032 | 23 | 海洋の汚染対策 | |||||||||||||||||||||
1033 | |||||||||||||||||||||||
1034 | 1) | 尚,海洋の開発においては、海洋からの資源開発については、生物種及び環境について、陸地と一帯的な循環系で、 | |||||||||||||||||||||
1035 | 成立しているので、海洋に対する人類の陸上活動の影響についても、研究し、改善しなければ、海洋の世界的な汚染を | ||||||||||||||||||||||
1036 | 防ぐ事は、困難である。 | ||||||||||||||||||||||
1037 | |||||||||||||||||||||||
1038 | 2) | これらの事業について、国際的に、青年、ボランテイア等の人々の興味を示させることが大事であり、この事が国際共同 | |||||||||||||||||||||
1039 | 事業を成功に導く基本と成る。 | ||||||||||||||||||||||
1040 | これについても、国際協力が不可欠である。 | ||||||||||||||||||||||
1041 | |||||||||||||||||||||||
1042 | 3) | 資本主義のもとでは国際競争の果てには、弱者、特に、中高年者の切り捨てが必ず生じるであろう。 | |||||||||||||||||||||
1043 | これについても、年配者の生きてきた知恵を生かして、上記の生産活動に活用がなされうる。 | ||||||||||||||||||||||
1044 | 浮体上での農作業や畜産、及びその他の生産管理、関連作業従事者に、中高年齢者の活用を計リ、雇用の拡大を | ||||||||||||||||||||||
1045 | 図る。 | ||||||||||||||||||||||
1046 | |||||||||||||||||||||||
1047 | 4) | このような事業に参加活動する若人等は世界の宝となり、国際共同活動の生きた教訓となり、将来を明るくする世界観 | |||||||||||||||||||||
1048 | が育つ。 | ||||||||||||||||||||||
1049 | |||||||||||||||||||||||
1050 | 5) | 上記に関係する他方面に渡る新技術、新産業分野を世界的な規模で立ち上げて、新産業の育成を計り、増大する人 | |||||||||||||||||||||
1051 | 口の雇用の機会の拡大させる。 | ||||||||||||||||||||||
1052 | |||||||||||||||||||||||
1053 | |||||||||||||||||||||||
1054 | 24 | 歴史的な背景,課題 | |||||||||||||||||||||
1055 | |||||||||||||||||||||||
1056 | |||||||||||||||||||||||
1057 | 1) | 資源の有る国々と資源の持たざる諸国の経済的格差(南北問題)の解消させる事が可能な農業を基本にした経済シス | |||||||||||||||||||||
1058 | テムの構築の可能性についての検討課題にして、研究して行くものとする。 | ||||||||||||||||||||||
1059 | |||||||||||||||||||||||
1060 | 2) | 南北問題も含めて、世界的な雇用の機会を拡大させるシステムも考慮に入れることにも意義がある。 | |||||||||||||||||||||
1061 | |||||||||||||||||||||||
1062 | 3) | 将来への懸案事項の解決については、現世代の責任であり、その解決方法の確立は、為政者,政治家等がリーダー | |||||||||||||||||||||
1063 | シップを打ち立てるべきであり、責任がある。 | ||||||||||||||||||||||
1064 | |||||||||||||||||||||||
1065 | 4) | 多岐に渡る技術的、政策的な解決には、多大な時間が必要である。 | |||||||||||||||||||||
1066 | その為には、国際的な機関を十二分に活用し、権威のある機関を育成させなければならない。 | ||||||||||||||||||||||
1067 | |||||||||||||||||||||||
1068 | 5) | 世界に若人の未来に対する確信を与え、現代の文明の生き詰まりによる不安感の消滅および将来に対する希望を分 | |||||||||||||||||||||
1069 | かち、国際的な共生の確立のための訓練が可能である。 | ||||||||||||||||||||||
1070 | |||||||||||||||||||||||
1071 | 6) | 植物等食料については、開発途上国並びに先進諸国にとっても、国民に利便さ(基本的、根本的な国富)を増加させ、 | |||||||||||||||||||||
1072 | その他の平和活動に余力生じ、国際的協力事業が活発になり、国際間の紛争の防止に多大な貢献するようになること | ||||||||||||||||||||||
1073 | であろう。 | ||||||||||||||||||||||
1074 | |||||||||||||||||||||||
1075 | 7) | 21世紀に残された未開の海洋のフロンテイアについては、宇宙開発と共に米国 第35代大統領ケネデイの生存時の | |||||||||||||||||||||
1076 | 提言の一つであり、人類の未来に対する希望を与えた人であり、現在でもその提言は生きて、人類の未来に光明を与え | ||||||||||||||||||||||
1077 | 続けている。 | ||||||||||||||||||||||
1078 | ケネデイ氏は、第二次世界大戦中の中で日本軍との戦闘中において、乗船していた上陸用舟艇艦が撃沈され1昼夜 | ||||||||||||||||||||||
1079 | 近く太平洋上に漂いながらも九死に一生を得ることができた人であった。 (助けられたことが後日の人生観に多大な | ||||||||||||||||||||||
1080 | 影響を与え、政治活動の分野外にも果敢に挑戦していった。) | ||||||||||||||||||||||
1081 | |||||||||||||||||||||||
1082 | 8) | この指導活動の中で、成果を後世に、残したものは、多方面に渡る宇宙開発技術である。 | |||||||||||||||||||||
1083 | しかし、政治活動の中場で、暗殺されて、倒れて行かれた。 | ||||||||||||||||||||||
1084 | この指導者が世界をリードして行ったなならば、海洋開発の方面での活動についても、大きなものとなっていたであろ | ||||||||||||||||||||||
1085 | う。 | ||||||||||||||||||||||
1086 | |||||||||||||||||||||||
1087 | 9) | 宇宙開発で得た人類の投資効果と未だ未開発の海洋開発への投資が少ない理由は簡単ではないが、ここで、あえて | |||||||||||||||||||||
1088 | 、意見を述べるとするならば、海洋開発の必要性を人類が未だ理解していない人々が多数であるからであろうか。 | ||||||||||||||||||||||
1089 | |||||||||||||||||||||||
1090 | 10) | その当時、いかに米国で宇宙開発が必要になったかについては、ソビエト連邦が衛星を打ち上げ軍事技術的に米国 | |||||||||||||||||||||
1091 | より先んじていたからである。民衆の真なる希望でなく、平和を願う人々の事を無視した軍事的戦略行動である。 | ||||||||||||||||||||||
1092 | 米国とソビエト連邦の軍事的な競争の激化が拡大されていったのである。 | ||||||||||||||||||||||
1093 | |||||||||||||||||||||||
1094 | 11) | 安寧のある平和な世界を創りだすために、大乗仏教の教えのとおりの世界的な平和を求める活動を民衆自ら、実践行動 | |||||||||||||||||||||
1095 | をさきがけとして先頭を切り開かなければ ならない原因や理由がここにある。 | ||||||||||||||||||||||
1096 | それらの協同的な行動が世界の調和のとれた平和の創生活動の基と成る。 | ||||||||||||||||||||||
1097 | |||||||||||||||||||||||
1098 | 12) | さらに、地球が宇宙のなかで、小さく、その小さいなかで、種種の生物群が生きて、存在していることを再認識したことで | |||||||||||||||||||||
1099 | ある。 | ||||||||||||||||||||||
1100 | 上記については宇宙開発競争の以外な結果である。 | ||||||||||||||||||||||
1101 | |||||||||||||||||||||||
1102 | 13) | その他の恩恵は、宇宙開発で、得られた最先端の多くの技術が現代において、生かされていて、活用されている。 | |||||||||||||||||||||
1103 | 上記のうち、ソビエト連邦共和国はすでに消滅している。 | ||||||||||||||||||||||
1104 | |||||||||||||||||||||||
1105 | 14) | 両国民の熱狂の中で、宇宙開発に投資した財政について考えて見直すならば、両者とも赤字の収支財政であったで | |||||||||||||||||||||
1106 | あろう。しかしそこから生まれた関連事業,種種の経済効果は広く国際社会に広がっている。 | ||||||||||||||||||||||
1107 | 15) | ||||||||||||||||||||||
1108 | 世界での、歴史上の人類のフロンテイアを開拓した人々の日夜の努力と困難は普通の人の数倍に上るであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1109 | |||||||||||||||||||||||
1110 | |||||||||||||||||||||||
1111 | |||||||||||||||||||||||
1112 | |||||||||||||||||||||||
1113 | 25 | 政治指導の責任性につて | |||||||||||||||||||||
1114 | |||||||||||||||||||||||
1115 | 1) | 多くの民衆が困難を克服し、努力し、まじめに、汗して、日夜において、働く多大な人々のいる現在において、将来へ | |||||||||||||||||||||
1116 | の国家的な展望を怠り、機構の名称だけを変え、機構改革の実施計画についても、公表を出来ずにおり、民衆の望む | ||||||||||||||||||||||
1117 | 健全な行財政の政策を進めず、危機意識さえ持たず、将来を切り開く努力を怠リ、民間対して権威主義的な今、厳しい | ||||||||||||||||||||||
1118 | 現在の状況に置かれているにも拘わらず。民間に対して元来、公僕であるべき姿勢を失なって逆転している現在の日 | ||||||||||||||||||||||
1119 | 本の政治家、行政に携わる人数は10分の1でも十分である程、肥大化し、効率性に乏しい。 | ||||||||||||||||||||||
1120 | 完全に政治、行政、法体系のついては、総合性、協同意識がなくなり、無駄の積み上げをしている有様である。 | ||||||||||||||||||||||
1121 | |||||||||||||||||||||||
1122 | 行政府においは、民間の活用が多方面で、なされる様に、急がねばならない、 | ||||||||||||||||||||||
1123 | その様に行財政の政策、運営に関して、時代的な認識および世界的な協同の事業を推進できる様に、早急に体制を作 | ||||||||||||||||||||||
1124 | なければ成らない。 | ||||||||||||||||||||||
1125 | |||||||||||||||||||||||
1126 | 現在、行財政の早急な改革が急がれているが、一向に将来展望、思想、哲学のない国家行政であり、戦後の復興後の | ||||||||||||||||||||||
1127 | 未来社会を築くための思想、展望は、皆無に等しい。 | ||||||||||||||||||||||
1128 | |||||||||||||||||||||||
1129 | 2) | 日本において、将来への目標、展望については、人々の将来の生活をより安全に、及び健全な社会の実現、健全で | |||||||||||||||||||||
1130 | 協調的な国際関係を維持する社会の実現、良好なバランスのある自然環境の確保等をどのように、成し遂げていくのか | ||||||||||||||||||||||
1131 | である。 | ||||||||||||||||||||||
1132 | そこで、必要とされるのは、そのようなの世界観とそれに対する決意で決まる哲学的な要素を含む、総合的な手段であ | ||||||||||||||||||||||
1133 | り、方法、方策である。 日本において、戦後復興後の最大な課題でもある。 | ||||||||||||||||||||||
1134 | |||||||||||||||||||||||
1135 | 3) | 国家予算制度が単年度予算のため、総合的、長期的、行政の仕組みの中での、事業計画に無理、無駄が生じている。 | |||||||||||||||||||||
1136 | これについては、各行政組織が、短期的な事業と長期的事業に振り分けて、事業を推進すべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1137 | 政府行政の実施推進に当り、実施計画の時期と優先度について、早期に検討し総合計画体制を整えて国会の審議を | ||||||||||||||||||||||
1138 | 行うべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1139 | 困難になりつつ有る課題に対して新種の技術の開発研究等の総合的研究、検討組織が成立、確立していない。 | ||||||||||||||||||||||
1140 | 横の交互の情報のやり取りが少ない。今までの方法は既に時代遅れであり、無駄の発生を生じる根幹であり、民主主義 | ||||||||||||||||||||||
1141 | の破壊である。 | ||||||||||||||||||||||
1142 | 国の根幹を決める哲学的、総合的に、長期的な実行計画を策定し、それから詳細な施策を立案し、その後で、国会で | ||||||||||||||||||||||
1143 | の審議を経て政策を実施すべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1144 | |||||||||||||||||||||||
1145 | 4) | 総合的な行財政について、行政機関、総合的な検討機会の頻度が少なく、予算の消化についても無駄が多い。 | |||||||||||||||||||||
1146 | 世界的な将来を真剣に見つめるならば、国際的な視野が生まれ、これが、将来に問題に処する時に役立つ道筋にな | ||||||||||||||||||||||
1147 | る。 | ||||||||||||||||||||||
1148 | 行政職員の海外業務研修を機会を多くして、大いに視野を広げるべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1149 | しかし偏った、予算配分により、そのような事をできずにいる行政機関が時代遅くれにも、たくさん現存している。 | ||||||||||||||||||||||
1150 | これは,情報活動の使用の間違った方法である。 もっと民主主義的な方法を確立すべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1151 | 官僚権威主義的な組織は国民に対する害毒であり、不必要な存在である。 政治家の責任は重大である。 | ||||||||||||||||||||||
1152 | |||||||||||||||||||||||
1153 | 5) | 政治予算作成制度が時代遅れになって、長期的な戦略も作ることもなく、社会生活を安定できずにいる。 | |||||||||||||||||||||
1154 | 政治家は選挙で選ばれてれており、その人々の政治家への期待は、多種、多様である。 それだけ、多くの問題点 | ||||||||||||||||||||||
1155 | が現実に、山積みされて、野晒しのように放置されている証拠である。 民衆に対して、より多くの政策論議を各方面で、 | ||||||||||||||||||||||
1156 | 民主的(政策懇談会、研修会、シンポジューム等の開催を実施すべきである。 政治家は、自らのその哲学及び政策 | ||||||||||||||||||||||
1157 | を開示したり、民衆との対話を、より多くの機会を設けて実施するべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1158 | |||||||||||||||||||||||
1159 | 6) | 民衆の知恵が政治に生かされていない現状の政治システムを根本的に変革すべき時代に、既に突入している。 | |||||||||||||||||||||
1160 | 戦後復興については、政治家及び民衆の努力と民衆の生活の向上を目的とした政策,施策について、適時に、政策 | ||||||||||||||||||||||
1161 | 立案、検討がなされがなされ、実施に成功して来た。 この事は、世界各国からも認められている。 | ||||||||||||||||||||||
1162 | これは、その時点,時点において担当した指導者の適切な方針が国民に明確に提示されていた。 それに応じて国民 | ||||||||||||||||||||||
1163 | の大半以上の人々達が賛同し、多くの民衆がその目標を目指して努力したことによる結果であった。 これについては, | ||||||||||||||||||||||
1164 | 民間の知恵どころを,上手に活用してきたり-ダ-等の賢い人々の存在の恩恵でもある。 また声なき人達、市民達が | ||||||||||||||||||||||
1165 | 多大な労苦を積み上げてきた結果である。 | ||||||||||||||||||||||
1166 | しかし、外国人から、日本人の住居について、うさぎ小屋といわれて久しいが、特に民衆の住宅政策は、今日でも成功 | ||||||||||||||||||||||
1167 | していない。 これは、社会資本及び公共事業、公共施設の建設への投資に偏った政策の結果であリ、現在に至ってい | ||||||||||||||||||||||
1168 | る。 | ||||||||||||||||||||||
1169 | しかし、社会資本は大切な要素であるゆえに、10年、20年、30年、50年、100年単位毎の課題について、論議進める | ||||||||||||||||||||||
1170 | べきである。 | ||||||||||||||||||||||
1171 | |||||||||||||||||||||||
1172 | 7) | 既に戦後復興を終えて、久しくなり、国内の平和が維持され、長く保たれ、後の将来の展望を拓く事のないままで、現 | |||||||||||||||||||||
1173 | 在に至ってきた。 日本人としてのアイデンテイテイの欠如であり,新しい時代へのそのアイデンテイテイの確立の必要性 | ||||||||||||||||||||||
1174 | がある。 | ||||||||||||||||||||||
1175 | |||||||||||||||||||||||
1176 | 8) | 日常の政党活動の中で、広く国民の声を拾い上げ、その中から重用な課題について、取捨選択し、実現可能性を検討、 | |||||||||||||||||||||
1177 | し、経済的な波及効果等について、詳細な評価を加えて検討し、総合的な実施計画を策定し、その中で、実現化への | ||||||||||||||||||||||
1178 | 可能な方策を立案し、細部にわたって検討する必要がある。 それには、民意を広く拾い上げるシステムが必要である。 | ||||||||||||||||||||||
1179 | しかし、国民から、そのような提示される案について、専門的な事も含む提案に対しても、深く理解し、国民からの期待 | ||||||||||||||||||||||
1180 | に答えるべき機能や仕組みを備えた組織政党が見当たらない。 | ||||||||||||||||||||||
1181 | そのような機能を保有した政党が政権の責任を担うべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1182 | 国民が真剣に考え出した種種の提示案に対して、適切に評価、検討をして、その結果を明示できるような機構や処理 | ||||||||||||||||||||||
1183 | 能力の有る政党の出現が待たれる。 | ||||||||||||||||||||||
1184 | そのような機能、能力のない政権政党では、将来に渡る問題群を解決し、新しい時代を切開くことが、困難である。 | ||||||||||||||||||||||
1185 | |||||||||||||||||||||||
1186 | 国政の選挙時において、政党から提示される公約については、選挙機関の1ヶ月の中だけで、国民は理解できないし | ||||||||||||||||||||||
1187 | 、是々非々の判断が難しい。 | ||||||||||||||||||||||
1188 | 公約の各案について、具体的な詳細な内容が提示されてなく、理解しにくい。 また、こうやくを創出する過程の中で、 | ||||||||||||||||||||||
1189 | 国民との間や政党の支持者や賛同者との間で、質疑、応答して、適切な構想案に仕上げる作業の行程がなく、その政 | ||||||||||||||||||||||
1190 | 策について、国民に対する責任が明確にされていない。 また目標とされ、実現される効果についての詳しい内容が | ||||||||||||||||||||||
1191 | 十分に説明がなされていない。 | ||||||||||||||||||||||
1192 | |||||||||||||||||||||||
1193 | 9) | アメリカ合衆国の予備選挙制度ように1年間程度の時間をかけての、政策討論の機会が本選挙の前に、国民に提示さ | |||||||||||||||||||||
1194 | れるべきである。 そのようなシステムが必要である。 | ||||||||||||||||||||||
1195 | 将来に対して確信のある構想を探究し、国民に明示して、国民の将来の生活環境に安心、安全、ならびに希望が生 | ||||||||||||||||||||||
1196 | まれる政策を明確に提示できる政党に活躍し、政権を担って頂きたい。国民は正に、それを願っている。 | ||||||||||||||||||||||
1197 | |||||||||||||||||||||||
1198 | 10) | 現在の日本の置かれている状況を正しく認識し、新しい分野への道筋と展望を切り開かねばならない。 これは政治 | |||||||||||||||||||||
1199 | 家の役目であり、義務である。 | ||||||||||||||||||||||
1200 | |||||||||||||||||||||||
1201 | 11) | 国会議員は、国の将来の政策、展望について、国民に開示する義務を負っている。 | |||||||||||||||||||||
1202 | |||||||||||||||||||||||
1203 | 12) | 国会開催の日数も多くして、もっと多くの課題について審議に時間を割くべきである。 | |||||||||||||||||||||
1204 | 国会の審議において、何が、これからの時代に必要なのかを、もっと真剣に、真正面から取り組んで頂きたい。 | ||||||||||||||||||||||
1205 | |||||||||||||||||||||||
1206 | 13) | 国を背負う国会議員の人々は、市民自身が出演し、活躍できる、新しい舞台を提供するコーデイネイター、デザイナー | |||||||||||||||||||||
1207 | の役割をして頂きたい。 | ||||||||||||||||||||||
1208 | |||||||||||||||||||||||
1209 | 14) | 国際化の進展と人口の増大と共に、各種の開発資源の減少、枯渇により、海洋開発が最後のフロンテイヤとなることは、 | |||||||||||||||||||||
1210 | 間違いのないことである。 このような重要なことが国会の場で審議、検討がなされていない状態では、国家の意志決定 | ||||||||||||||||||||||
1211 | の機能不全であり、 嘆き悲しい限りである。 | ||||||||||||||||||||||
1212 | |||||||||||||||||||||||
1213 | |||||||||||||||||||||||
1214 | 26 | 世界の状況 | |||||||||||||||||||||
1215 | |||||||||||||||||||||||
1216 | 1 | 世界の中を、広く見渡せば、貧困にあえいで、生活する人々が、この地球上に何億人と存在している現実の前で、比較 | |||||||||||||||||||||
1217 | 的恵まれた環境にある先進諸国が、世界の安寧を創出するために協力し,団結して、世界的な問題群の解決に立ち向 | ||||||||||||||||||||||
1218 | かって行かなければならない。 | ||||||||||||||||||||||
1219 | |||||||||||||||||||||||
1220 | 2 | マスメデイアの制度が発展しているにも拘わらず、日本のマスメデイアがの世界の貧困の現実について、あまり感心がな | |||||||||||||||||||||
1221 | く、十分に伝えていない中で、世界の貧困や諸々の困窮を抱えて、社会の底辺で生きている人々は、無数に世界の各 | ||||||||||||||||||||||
1222 | 地に広がっている切実な現実が存在している。 | ||||||||||||||||||||||
1223 | そのような現実に無関心である事は、社会的に無責任な事である。 マスメデイアが根本的な報道の義務を放棄してい | ||||||||||||||||||||||
1224 | るようなものならば、その存在の価値は、全くないに等しい。 | ||||||||||||||||||||||
1225 | 今日において、私達は、多数の情報の中から、真なる情報を適切に、見い出さなければ、自分達が、世界の中で、どの | ||||||||||||||||||||||
1226 | ような状況に置かれているかの判断ができないことになる。 | ||||||||||||||||||||||
1227 | 目を閉じて自動車を運転しているような非常に、危険な事である。 | ||||||||||||||||||||||
1228 | |||||||||||||||||||||||
1229 | 3 | 近代において、世界的に、貧困が広がる現実の前にして、結局、食料の増産を目的とした海洋の利用、開発が遅かれ | |||||||||||||||||||||
1230 | 、早かれ人類が投資をして、いかなければならない事象であり、人類自体の生存に直結している課題になることを政治 | ||||||||||||||||||||||
1231 | 家が、しっかりと認識しなければならい時代が目前にある。 近い将来において、切実な課題となることであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1232 | このようなことを、世界状況を的確に,認識している政治家は、非常に少ない。日本においては、皆無といって、言いぐ | ||||||||||||||||||||||
1233 | らいな状態である。 | ||||||||||||||||||||||
1234 | |||||||||||||||||||||||
1235 | 4 | 今や、世界の各独立国(180余国)の未来は確実に共生の世界へ移行され、運命共同体的な要素の拡大が確実な | |||||||||||||||||||||
1236 | ものとなる時代である。 | ||||||||||||||||||||||
1237 | |||||||||||||||||||||||
1238 | 5 | 現代の世界の変化の動きは、大規模な戦争が少なくをなリ、局地的な民族的な紛争が多発され始めている。 | |||||||||||||||||||||
1239 | これは,陸上に存在し容易に確保できる、自然資源の争奪戦である。 その後方に前近代化の植民地化の動きが見え隠 | ||||||||||||||||||||||
1240 | れしている。 | ||||||||||||||||||||||
1241 | |||||||||||||||||||||||
1242 | 6 | 戦争を促す道具、戦闘設備を売買する人々、国家が未だ存在している。 この様な国家、団体に対して、国際世論 | |||||||||||||||||||||
1243 | を喚起して、そのような組織に勝たねば、紛争がこの世からなくならない。紛争の根源を断ち切って、平和の哲学で打ち | ||||||||||||||||||||||
1244 | 勝たねば成らない。 | ||||||||||||||||||||||
1245 | |||||||||||||||||||||||
1246 | 7 | しかしながら、残念なことであるが、一部の使命感を持ちえる人々以外の日本人の現在の活動の主体は、競争的な社 | |||||||||||||||||||||
1247 | 会、資本主義的な物質的文化明を世界に拡散しているだけの働きしか、役に立っていないように見える。 | ||||||||||||||||||||||
1248 | (日本についても世界の多くの国々の人々は、そのように見ている。) | ||||||||||||||||||||||
1249 | |||||||||||||||||||||||
1250 | 8 | 行きすぎた競争社会、資本主義社会は、争いが激しくなり敗者を形成する。これは必然な成り行きである。 | |||||||||||||||||||||
1251 | このような、必然的に生じてくる事象である争い事の流れを、バランスのある状態に、制御し、押し戻す役割が国際的に | ||||||||||||||||||||||
1252 | 必要な時代になっている。 | ||||||||||||||||||||||
1253 | |||||||||||||||||||||||
1254 | 9 | 一度抜本的、根本的に再検討し、将来の来るべき時代を確実に見据えて、国家の政策、国家間の国際的な協力を道 | |||||||||||||||||||||
1255 | 義あるものに厳選していかねばならない。 | ||||||||||||||||||||||
1256 | |||||||||||||||||||||||
1257 | 10 | 上記のこの解決がなければ、人類は長いトンネルの暗闇の中の底辺の中で、生活を続けなければならないであろう。 | |||||||||||||||||||||
1258 | 政治的にも各施策の責任をとることは、正しく見えるが。仏法的な責任の取り方は、最後までやり通してこそ、問題の | ||||||||||||||||||||||
1259 | 解決であり、問題点の先送りは後世に対する犯罪でさえある。困難な世界的問題群に、長期的に対処しうる社会的な民 | ||||||||||||||||||||||
1260 | 衆の知恵と判断が必要となる。 | ||||||||||||||||||||||
1261 | 11 | ||||||||||||||||||||||
1262 | 現在の欧米式資本主義にかげりが、はっきりと見える。社会のシステム的な病理現象が徐々に増大している。 | ||||||||||||||||||||||
1263 | 現代において、若き人々、中高年に人々の間に将来への不安があり、社会生活に希望がない。 | ||||||||||||||||||||||
1264 | なぜか、現在の国内政治の不確実性、将来像の不明確さのもとで、長期的な生活プランが立てられないことが第一の | ||||||||||||||||||||||
1265 | 原因である。 | ||||||||||||||||||||||
1266 | |||||||||||||||||||||||
1267 | 12 | 長期的、世界的な視野での社会生活の基盤整備計画及び技術開発利用の長期計画がほとんどないから、政治が不 | |||||||||||||||||||||
1268 | 安定である。政治が不安定で、将来への展望がない、だから、社会が不安定である。これを正さなければ成らない。 | ||||||||||||||||||||||
1269 | |||||||||||||||||||||||
1270 | 13 | 今後も人口の増大して行くことを予見して、将来への展望を見極めて、整合の取れた計画を作成し、実施さえすれば | |||||||||||||||||||||
1271 | 世界の人々の利便さを拡大することができ、安定な国際社会を築き上げる事ができると考えられる。 | ||||||||||||||||||||||
1272 | |||||||||||||||||||||||
1273 | 14 | 故ケネデイ大統領の将来に対する問題提示、先見性に富む展望力を伴う決断と実行力は速やかで、第二次世界大戦 | |||||||||||||||||||||
1274 | 後の世界にさわやかな風を世界の人々達に与えてきた。冷戦時の影響も多大であった時代背景のなかでの宇宙開発 | ||||||||||||||||||||||
1275 | および海洋開発の提唱者であった。戦争という人類に危険な時代の風をも防いだ。 | ||||||||||||||||||||||
1276 | ケネデイ故代統領には、現在でも、世界中から尊敬されていることは確かである。 | ||||||||||||||||||||||
1277 | |||||||||||||||||||||||
1278 | 15 | 20世紀の始めの世界経済大恐慌の不況時において、米国のルーズベルト大統領の時節に対応したニューデイ-ル | |||||||||||||||||||||
1279 | 政策のもとで、その事業に参画した多くの技術者の姿とダムの事業計画、調査、研究及び建設現場で陣頭指揮をとって | ||||||||||||||||||||||
1280 | いる人々の姿が思い、浮かびあがる。 当時の人々がどのような思いで事業を果たしたのかをもう一度、ふりかえり、眺め | ||||||||||||||||||||||
1281 | て、学ぶ事も大事な事である。 | ||||||||||||||||||||||
1282 | |||||||||||||||||||||||
1283 | 16 | 近年、イギリスの人で地雷の撤去を実施活動し実の足を失なっても、教会活動での信教を基本として、イエスキリストに | |||||||||||||||||||||
1284 | 願いをかけて、若い人々にその経験について、実践教育をしている姿に感動した。そこには、実践行動、教育が常に | ||||||||||||||||||||||
1285 | 問題解決の唯一の手段となっている。 | ||||||||||||||||||||||
1286 | その経験はその教育を受けた人達にとって、何ものにも変えられない宝となっている。 | ||||||||||||||||||||||
1287 | この様な善意の人が、世界の不幸を幸福に変えていく、大きな力の源泉となる。 | ||||||||||||||||||||||
1288 | 現在の英国系の人々は、過去の植民地主義者から既に,変化をとげ、知恵を用いて、共生の哲学を持って、世界各地で | ||||||||||||||||||||||
1289 | 貢献し、活躍している。 | ||||||||||||||||||||||
1290 | |||||||||||||||||||||||
1291 | |||||||||||||||||||||||
1292 | 27 | 海洋について | |||||||||||||||||||||
1293 | 1) | 海洋は地球規模で、多様性で、世界的に結ばれていて,誰もが通行が可能である。一つに通じている。 | |||||||||||||||||||||
1294 | |||||||||||||||||||||||
1295 | 2) | 地球の表面積の70%は海洋の表面であり、この海洋の表面を活用することは、現代文明の未開拓分野を有効に | |||||||||||||||||||||
1296 | 活用することであり、技術的に難しい研究の連続になろうが、そこから生じる人類への貢献と便益は人類に有益であり、 | ||||||||||||||||||||||
1297 | その活用は時代的の要請上必然である。 | ||||||||||||||||||||||
1298 | |||||||||||||||||||||||
1299 | |||||||||||||||||||||||
1300 | 28 | 農業、漁業について | |||||||||||||||||||||
1301 | |||||||||||||||||||||||
1302 | 何千年と形成なされて、得た水稲、稲作文化、小麦文化等の陸上農業分野の人類の善智識を最大限に活用すること | ||||||||||||||||||||||
1303 | を始めるならば、この一大変化の海洋への活動へと範囲を広げていくことについては、未来の人類の活動分野の広がり | ||||||||||||||||||||||
1304 | となり、世界中の人々に希望と勇気を与えるに相違ない。 | ||||||||||||||||||||||
1305 | 何千年と形成なされて、得た水稲,稲作文化、小麦文化等の陸上農業から外洋の海面上を利用した農業活動、栽培 | ||||||||||||||||||||||
1306 | 漁業へと範囲を広げて行く事により、世界的な農業や漁業、開発関連産業の発展が実現がなされて行く事が将来的に、 | ||||||||||||||||||||||
1307 | 展望できる様になる。 | ||||||||||||||||||||||
1308 | |||||||||||||||||||||||
1309 | 29 | 将来への希望について | |||||||||||||||||||||
1310 | |||||||||||||||||||||||
1311 | 1) | 現在の世界的に若人の失業や雇用の問題等のな経済的な環境,社会状況を改善し、のり超えることは、人類の近代 | |||||||||||||||||||||
1312 | 史の中においても、そんなに困難な事ではない。 歴史の中で経験のあることであり、世界の知性が一同に協議し検討 | ||||||||||||||||||||||
1313 | し、実現化に向けて、展望台を構築し、実行の意思を持ちさえすれば易しいことであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1314 | 問題はそれが実行なされないことであり、現代に生じた、行動の共なわなき論議と統一性のある世界観の欠如と社会 | ||||||||||||||||||||||
1315 | 的に指導者の立場に立ち、問題群を本質的に理解せず、あるいは、理解していても、その課題に厳然と立ち向かう勇気 | ||||||||||||||||||||||
1316 | のない人達の無責任さと無関心さの蔓延病で充満されているのであろうか。 この世の中は,そうであってはならない。 | ||||||||||||||||||||||
1317 | |||||||||||||||||||||||
1318 | 2) | あらゆる国の人々に、毎日の食料が確実に供給されることが実現され、世界のどこの国々の人々にも大きな希望と安心 | |||||||||||||||||||||
1319 | が保証される世界でありたい。 | ||||||||||||||||||||||
1320 | |||||||||||||||||||||||
1321 | 3) | 将来に対して、不安のない、日々の生活を安心して送れる社会になるように、環境作りを創生して行きたいものである。 | |||||||||||||||||||||
1322 | |||||||||||||||||||||||
1323 | |||||||||||||||||||||||
1324 | 30 | 人口増大に対する対策 | |||||||||||||||||||||
1325 | |||||||||||||||||||||||
1326 | 1) | この人口の増大に対する影響や課題の対策研究ついて、早急に実施、検討すべき時代にある。 | |||||||||||||||||||||
1327 | 残された時間はあまりにも、短いが、速やかに種種の分野の専門家や、関連の行政機関および民間の知恵の活用によ | ||||||||||||||||||||||
1328 | り、その対策のための新分野の開発研究を斬新的に実行すべきである。 | ||||||||||||||||||||||
1329 | |||||||||||||||||||||||
1330 | 参考 | 世界人口の予測:世界人口は2050年に93億人達するとの予測が発表された。 | |||||||||||||||||||||
1331 | (注): | (注):国連経済社会局人口部:2001年3月2日 | |||||||||||||||||||||
1332 | (注): | (注):2000年の人口:61億人 | |||||||||||||||||||||
1333 | |||||||||||||||||||||||
1334 | |||||||||||||||||||||||
1335 | 31 | 環境問題について | |||||||||||||||||||||
1336 | |||||||||||||||||||||||
1337 | 1) | 周辺が海に囲まれた海洋国家である日本は、有史以前から、今日まで、その環境から,種種の海洋資源の恵みを多 | |||||||||||||||||||||
1338 | 方面で利用してきた。 しかしながら、その恵みの基である海洋に対して、人類は、様様な,汚濁,環境破壊を引き起こし、 | ||||||||||||||||||||||
1339 | 世界的規模、特に近代の先進諸国の無制限な程の開発という社会的要望の名目の基で、あるいはポリ容器等の化学 | ||||||||||||||||||||||
1340 | 製品の陸上,河川からの漂流物として、海洋本来の自然界の生物循環系までも,断ち切るに十分な、生物界に対する無 | ||||||||||||||||||||||
1341 | 責任な横暴さで、多大な影響を与えている。 | ||||||||||||||||||||||
1342 | |||||||||||||||||||||||
1343 | 2) | この人類の行為に対して、海洋生物に現在異変が出ていることが、徐々に理解され始めた。 | |||||||||||||||||||||
1344 | 化学的な物質で,環境ホルモンと呼ばれ,近年その影響が魚貝類に発生していることが、理解される様になった。 | ||||||||||||||||||||||
1345 | この環境ホルモンの影響は、ある〈貝類)生物種の本来雄であるが雌化された奇形化を促進している。 完全に自然界 | ||||||||||||||||||||||
1346 | の様相に異変が広がりつつある事が、生物学の研究者によって、明らかにされた。 | ||||||||||||||||||||||
1347 | この様なことが発生する環境に既に至っているということは、生物種の循環系(食物連鎖)の基本的な作用で、必ず人 | ||||||||||||||||||||||
1348 | 類へも、同様な遺伝子レベルでの現象が近いうちに、発生するに至るであろう事が予想される。 | ||||||||||||||||||||||
1349 | |||||||||||||||||||||||
1350 | 3) | 自然生物をもっと大事にしなければ、人類はやがて、食物連鎖によって、亡びる事に至る様に成って行く事になるで | |||||||||||||||||||||
1351 | あろう。 | ||||||||||||||||||||||
1352 | |||||||||||||||||||||||
1353 | 4) | 地球上のあらゆる生物種において、動植物連鎖が存在しているが、基本的に,共生していかねば、連鎖的に亡びるの | |||||||||||||||||||||
1354 | である。 | ||||||||||||||||||||||
1355 | |||||||||||||||||||||||
1356 | |||||||||||||||||||||||
1357 | 32 | 世界事業としての海洋開発について | |||||||||||||||||||||
1358 | |||||||||||||||||||||||
1359 | |||||||||||||||||||||||
1360 | (注): | 人類の生き残りのための最後のフロンテイアが海洋開発であり、人類のすべてが,今まで成し遂げてきた想像力をすべ | |||||||||||||||||||||
1361 | て投入しても成果をつかむことが難しく、多様な課題が、まるで宝が秘蔵された山のように、存在している。 この秘蔵され | ||||||||||||||||||||||
1362 | ている宝の一部でも、獲得できる様に努力すべきことが厳然と目前に提示されて、私達に与えられた時代的な使命であ | ||||||||||||||||||||||
1363 | る。 | ||||||||||||||||||||||
1364 | このことは、22世紀へ続く子子孫孫への橋渡しであり、で現在の生命を過去性からあづかった全人類の責任であり、将来 | ||||||||||||||||||||||
1365 | の世代への義務である。 | ||||||||||||||||||||||
1366 | |||||||||||||||||||||||
1367 | |||||||||||||||||||||||
1368 | |||||||||||||||||||||||
1369 | 学生時代の松前重義総長の訓示 | 故東海大学松前重義総長の訓示として、 | |||||||||||||||||||||
1370 | 若き日に、汝の希望を星につなげとの青年への励ましが現在も色濃く、心の奥底に留めている。 | ||||||||||||||||||||||
1371 | |||||||||||||||||||||||
1372 | 東海大学を創設し、日本において、海洋開発について、始めて提唱し、海洋学部を創立した工学博士であり、政治家 | ||||||||||||||||||||||
1373 | であり、内村鑑三氏に学んだクリスチャンであった。 | ||||||||||||||||||||||
1374 | 若き日の松前氏自からの海底ケーブル施設の敷設の経験及び人生観、世界観から、人道的な方策として、出発して | ||||||||||||||||||||||
1375 | いる。 | ||||||||||||||||||||||
1376 | 未知なるフロンテイアの海洋開発には、多大な費用と多大な努力が必要となるが、戦争を引き起こす事の被害に比べ | ||||||||||||||||||||||
1377 | れば、はるかに、安いコストであリ、開発から得られるものからの人類に与える影響は、莫大なものとなるであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1378 | |||||||||||||||||||||||
1379 | |||||||||||||||||||||||
1380 | |||||||||||||||||||||||
1381 | 33 | 人類性、人道性について | 生物種の一つとしての人類の有り方、社会の有り方、政治的な有り方、国際的な関係の有り方、生存の関わり方を眺 | ||||||||||||||||||||
1382 | めれば、近代科学が発展した割合、程度から、観て、幼稚的であり、人間社会の有り方に、希望をもてる状態になって | ||||||||||||||||||||||
1383 | いない現状への不満が根底に厳然として、存在している。 これを打ち破る哲学と勇気と知恵の展望の出現が、正に、 | ||||||||||||||||||||||
1384 | 21世紀を迎えて、益々、必要で、重大なことであると思われる。 これ等の世界的な問題群を解決するには、世界の | ||||||||||||||||||||||
1385 | 人々の国際的な協力的・協同作業によってなされ、築き上げるしかない。 | ||||||||||||||||||||||
1386 | |||||||||||||||||||||||
1387 | |||||||||||||||||||||||
1388 | |||||||||||||||||||||||
1389 | 34 | 国際性について | 静岡新聞の論説委員であった故星野芳樹氏は、当時の静岡在中の大学生を海外研修旅行に引きつれて行き、 | ||||||||||||||||||||
1390 | 日韓条約の成立直後であったけれども、相手国との懇談においても和やに相互の会話がなされることができた。 日韓 | ||||||||||||||||||||||
1391 | 学生テレビ懇談にも参加させていただいた。 | ||||||||||||||||||||||
1392 | 通訳は星野氏の実の娘(韓国人)であった。(第二次世界大戦中に、韓国で生誕され成長された。) 時間の許す限リ | ||||||||||||||||||||||
1393 | 、同行して頂いた。 | ||||||||||||||||||||||
1394 | 他民族どうしで、習慣や言葉の差異についても何の問題もなく、相手国の学生と短期間でも行動や議論を一緒にした | ||||||||||||||||||||||
1395 | ことで、仲良くなれたことについては、生涯の宝となっている。 | ||||||||||||||||||||||
1396 | |||||||||||||||||||||||
1397 | このことは、習慣や言葉の差異についても行動を一緒に共にすることで、人間として、国境の壁を容易に乗り越える事が | ||||||||||||||||||||||
1398 | ができるという教訓であり,経験である。特に相手の主張を理解することに、国際的な協力関係を築く、基本があることを | ||||||||||||||||||||||
1399 | 経験させていただいた。 | ||||||||||||||||||||||
1400 | |||||||||||||||||||||||
1401 | 星野氏は戦時中戦争反対の思想のため監獄に収監されていたことことについては、本人から聞いていたが、上海での | ||||||||||||||||||||||
1402 | (注) | 亡命時には、速水祥一郎初代東海大学海洋学部長(京大の防災研究所長兼務)のもとで揚子江の河川の研究で一緒 | |||||||||||||||||||||
1403 | に活躍していたことについて、速水氏の海洋学部での葬儀の日に私に涙声で語ってくれた。 | ||||||||||||||||||||||
1404 | |||||||||||||||||||||||
1405 | 戦後においては参議院議員となり戦後処置(外地からの引揚者の促進運動)を実行されていたことについても詳しくは | ||||||||||||||||||||||
1406 | 後の自伝の書により、知り得た。 | ||||||||||||||||||||||
1407 | その後、静岡新聞社を退職されて、アジア・アフリカ協会の所長となり、ケニヤのナイロビを基地としてアフリカ中を取材 | ||||||||||||||||||||||
1408 | し、定期的な取材記を送って来てくれていた。 | ||||||||||||||||||||||
1409 | ケニヤのナイロビでは、日本人青年のスワヒリ語の教育訓練生活をしばらく続けていた。 | ||||||||||||||||||||||
1410 | 星野芳樹氏は,日本に戻られて故郷の群馬県沼田市において、今から11年前になくなられていた。 | ||||||||||||||||||||||
1411 | (星野芳樹氏の兄である星野直樹氏(長男)は戦時中において旧満鉄の理事を経験し、戦後において、A級戦犯として、 | ||||||||||||||||||||||
1412 | 処分がなされている。) | ||||||||||||||||||||||
1413 | |||||||||||||||||||||||
1414 | |||||||||||||||||||||||
1415 | 35 | 世界の向かうべき方向と時代性について | |||||||||||||||||||||
1416 | 現代生活は,一国のみの繁栄の形態では、成立しないことは、歴然であり、現実である。時代の流れは、新しく、より | ||||||||||||||||||||||
1417 | 大きな問題群の出現に対処のできる、グローバルな社会。世界をリードできる超国家的な世界観を持ったリーダー及び | ||||||||||||||||||||||
1418 | 指導的な国家を必要としてきている。 | ||||||||||||||||||||||
1419 | |||||||||||||||||||||||
1420 | 来るべき時代の世界の平和、安寧を構築するために、日本に海洋利用及び世界の共生を確立するための総合大学院 | ||||||||||||||||||||||
1421 | 大学を開設等し、世界中から研究者を集めることが必要であり、上記の政策の実行部隊の柱になる教育機関を創生しな | ||||||||||||||||||||||
1422 | ければならない。 | ||||||||||||||||||||||
1423 | |||||||||||||||||||||||
1424 | この事がこの政策を成立させる為の第一歩となるであろう。 | ||||||||||||||||||||||
1425 | |||||||||||||||||||||||
1426 | |||||||||||||||||||||||
1427 | 36 | 世界の貧困問題の克服と課題 | |||||||||||||||||||||
1428 | |||||||||||||||||||||||
1429 | 1) | 食料を援助すれば、貧困がなくなるか。 | |||||||||||||||||||||
1430 | これに対する答えは、NOである。 | ||||||||||||||||||||||
1431 | 食料は一次しのぎの手段に過ぎない。 | ||||||||||||||||||||||
1432 | 困窮している人々には、その後の生活の保証すべき毎日に渡る仕事が必要である。 | ||||||||||||||||||||||
1433 | |||||||||||||||||||||||
1434 | 2) | 上記のような海洋の開拓関連事業は、それらの要望に応え、世界的な事業になすべき事業である。 | |||||||||||||||||||||
1435 | |||||||||||||||||||||||
1436 | |||||||||||||||||||||||
1437 | 37 | 参考 | 初代のこの組織の会長にはゴルバチョフ氏が最適であると思われます。 | ||||||||||||||||||||
1438 | なぜならば、この人が、20世紀の最大の人類社会の危機的状態の中から世界中の人々を救い出す端緒を作った平和の | ||||||||||||||||||||||
1439 | 使徒であるからである。平和を目指す21世紀最大の活動に最適な闘士である。 | ||||||||||||||||||||||
1440 | |||||||||||||||||||||||
1441 | |||||||||||||||||||||||
1442 | |||||||||||||||||||||||
1443 | 38 | 参考文献 | 20世紀の成長の限界 |
1 | 21) | 総合的な研究組織、定期的な改善改良のための協議機関、組織の設置が必要となる。 | ||||||||
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3 | 植物の種別・品目 |
1 |
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