中学校英語教育こそ大切!��
京都市立上京中学校 大塚恵理
京都教育大学 西本有逸
基調�� 小学校英語教育は早期化・教科化・検定教科書の使用とともにスタンダード化が一層進んでいます。�� 続く中学校英語教育こそが実は大切である、と発表者は考えています。外国語学習に必須の高次な心理機能である概念形成が高まるのは思春期において、だからです。�� 今年度から新学習指導要領が中学校で施行され、新しい教科書が登場しました。教育内容・言語活動が盛り沢山になりました。その報告とともに、今回の発表では小学校と中学校の連携のあり方、知識・技能、思考力・判断力・表現力の育成を志向した授業、三観点の評価、パフォーマンス評価の実際、定期テスト等について、参会者のみなさまと考えたいと思います。
構成��・前座(西本)��・中学校最前線からの報告(大塚)��・新しい文法項目(仮定法)のワークショップ(西本)
中学校英語教育の真髄(1):小学校との違い
自己意識なしには概念的思考は成り立たないのと同時に概念的思考なしには自己意識は形成されない。まさしく概念形成とともに自己知覚・自己観察の集中的な発達、内的現実、自分自身の心的体験の世界の認識の集中的な発達が始まる。(ヴィゴツキー)
中学生の上記のリアリティが学びに向かう力の始源のひとつであり、人格発達のトリガーとなる。(西本)
中学校英語教育の真髄(2):知能の発達から
・知能あるいは思考の前提となる知覚と記憶が成熟してくる。
・高次心理機能が分化する。
・分化する機能それぞれが知能化してくる。
・自覚性と随意性が発達する。母語でない外国語・異言語の操作
思考の本質は�記号を用いた�活動である。��ヴィットゲンシュタイン�(1889-1951)��→ 言語的思考の重要性
思考はことばによって�表現されるだけでなく、�ことばを通して存在する�ようになる。��ヴィゴツキー�(1896-1934)�→ 思考の知性化
仮定法(1)
・高校より丁寧な記述と導入
・ヴィットゲンシュタインの言語的思考
→ リーディング教材に「仮定法に線を引きなさい」
・ヴィゴツキーの思考の知性化
→ If you were a child in Afghanistan, …. ではダメ
仮定法(2)
・If you were a member of UNICEF, what would you do to save children in Afghanistan?