W3C Accessibility Guidelines (WCAG) 3
ドラフト(草案)初版の概要
原題:W3C Accessibility Guidelines (WCAG) 3 First Draft - What to look for (Jeanne Spellman)
日本語版:植木 真(株式会社インフォアクシア)
おことわり
WCAG 3.0 とは?
警告!
これは最初のドラフト(草案)
リサーチ (2016 - 2018年)
公開ワーキングドラフト初版
ガイドラインの新しい構造
WCAG 2.x の構造との比較
WCAG 2 | WCAG 3 |
ガイドライン(Guidelines) | ガイドライン(Guidelines) |
達成基準(Success Criteria) | 結果(Outcomes) |
達成方法(Techniques) | 方法(Methods) |
解説書(Understanding) | ハウツー(How To) |
原則(Principles) | タグ(Tags *TBD) |
事例 Guideline - Text Alternatives(テキストによる代替)
Text Alternatives “Method” の構成
公開ドラフト初版における “Guidelines”(5つのみ)
5つのパターンの代表例として作成中
適合
(Conformance)
WCAG 2.x からの変更点
WCAG 2 | WCAG 3 |
ページ単位での評価 | サイトまたは製品全体(一部も含む)での評価 |
A, AA, AAA | ”Gold”, "Silver", "Bronze" |
重大なエラー “Critical Errors” | |
適合 or 不適合 | ポイント制 “Point System” |
諸法規では レベル AA が基準 | “Bronze” が推奨されるだろう |
結果は「適合」or「不適合」 | ”Guideline” ごとに最適化したスコアリング |
重大なエラー ”Critical Error”
ユーザーがプロセス(タスク)を完了できなくなるアクセシビリティの問題。
例えば:
ポイント制 “Point System”
スコアリング ”Scoring Atomic Tests”
目的:テストに柔軟性を持たせるために、容易に一貫性のあるスコアを出せるようにする。また、ユーザーに実害を与えない問題箇所を許容できるようにする。
テストの範囲は、「View」または「Process」のいずれか。
各 ”Outcome” にはスコアリング方法を示すセクションがある
注記:”Silver” や “Gold” レベルでは、さらにユーザビリティテストや支援技術を用いたテストの実施を求めることを検討中。
事例:テキストによる代替(Text Alternatives)
テストには2つのタイプがある:
テスト結果の例「画像の83%に適切な代替テキストあり。”Critical Error” なし。」
事例:“Outcome” の評価 - Text Alternative
全体的なスコアリング
注記1:”Guidelines” は、スコアリングや適合性に関係なく、グッドプラクティスとして活用できる
注記 2:現時点では、サイトの残りの部分が十分であれば、”Critical Error” があっても適合できる可能性がある
適合を宣言する
注記:数字は、現時点ではプレースホルダーであり、検討が必要です
適合を宣言する - レベル
“Test” と “Critical Error” の利点
適合スキームが機能するか?
アクセシビリティ指標 ”Accessibility Metrics”
Metrics and Plan for Evaluating a Scoring Proposal
概念実証ツール
(Proof-of-Concept Tools)
“Clear Words” をテストする
“Clear Words” をテストするには、 Silver Writer tool を使用できる
※ バグがあるものの、自動化するためのヒントが得られる
Clear Words Tool を使う
Clear Words ツール(Silver Writer tool)を使うには:
“Visual Contrast” をテストする
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