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疑う力

~ほんとうの自由に達するための「疑」活用マニュアル~

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知識とは「見解」

  • 知識があるとは、事実・真理を知っているという意味ではありません。
  • Knowledge is a point of view.
  • 人は先ず、ある見解・見方を作る。
  • そのフォーマットに合わせてデータを調べて判断する。
  • 別な見解で、同じデータを調べると別な判断、別な知識になります。

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知識は正解ではありません。

  • 知識、意見、見解は沢山現れます。
  • 反対意見が無数に現れますから、正解として一つを選ぶことは不可能です。
  • 多数の意見、総合意見に達するのは難しいです。
  • しかし、それにも反対意見が成り立つので、正解にはなりません。

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知識に達する手段

  • 両親、師匠、有名人、知識人、学歴、尊敬する人々、文化的な価値観、伝統、宗教、信仰、聖書、占いなどの迷信、自分の好み、自分の感情、論理的な組み立て、可能性等々です。
  • 判断する前に、人は当然調べてみます。
  • 調べるとき、判断するとき以上の条件を使うのです。
  • これらは、結局、「バイアス・先入観」です。

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個人の主観

  • 眼耳鼻舌身意で色・声・香・味・触・法というデータを取り入れます。
  • 自分特有の知識を作ります。
  • それは、他人のデータ処理と同一になりません。
  • 皆に自分の意見というものがあるのです。
  • 自分の見解が他人の見解と似ているか、同じか、違うのですかという問題は常に存在します。

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疑の世界

  • 六根に頼って、データを合成して「知る、知識」にする。
  • それは、確かな判断でも、正解でもないので、
  • 常にこころの中に疑があるのです。
  • 俗世間でいう「疑・疑い深い」はただ、人か他人の意見を信じないだけの話です。
  • 生きるとは認識し続けることでもあるます。
  • 認識は必ず疑を作ります。
  • 「疑」はこころに基本的にあるものです。

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致命的な問題

  • ブッダにも助けることが不可能な問題があります。
  • 私たちは自分の見解・意見を好きです。
  • 他の意見、反対意見が現れない時は、「見解を正見・正解」だと決める。
  • 自分の意見・見解・思考・観念に執着すると改良、訂正は不可能です。
  • 成長は止まります。

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疑に気づくこと

  • 「疑」が働くとこころは不安になるので、皆、疑がないように振る舞う。
  • 疑を否定する人は、何でも鵜呑みにする。
  • 他人の立場、知識などを権威にする。
  • 他人の意見を攻撃して、自分の意見を弁解する。
  • 頭が固くなる。堕落する。無知のままでいる。

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不安にならず疑を使う

疑を通して真理に達する方法

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知識手段を確認する

  • 自分の知識は正しいと確定しないで、
  • 私の知識だ、○○さんから聞いた話だ、私はこのように信じている、わたし好みの意見だ、伝統的な考えだ、
  • 皆の意見だなどを強調する。
  • その人は真理を知らなくても、真理を守る人間です。
  • 見解を正す柔軟性が表れるのです。

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知識、見解から解放できない

  • 俗世間で生きる限り、意見、見解、主観、知識に頼らなくてはならないのです。
  • Necessary evilです。見解は正解ではないと認める。
  • 自分の意見を常に訂正可能な状態にします。
  • 自分の知識は常にpendingであって、confirmedではないのです。

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成長の機動力

  • 疑がある人は学ぶ。
  • 議論・対話をする。
  • しかし、論争はしない。
  • 他人の意見にも耳を傾ける。理解する。
  • 惜しみなく、自分の間違いを直す。
  • 謙虚で知識を与える人に敬意を持つ。

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疑の機動力

  • 誰でも先生になる。
  • 自分の意見に執着しない人には、誰からでも学ぶことができます。
  • 他人に教えることもできるので、良い先生にもなります。
  • 社会で調和を保って、平和で生きられる。
  • 人格が向上します。

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自ら判断とは

  • 自ら判断しなさいと釈尊も教えていますが、中性を保たなくてはならないのです。
  • 疑をもって、様々なデータを調べるのです。
  • 客観的に自分の能力に合った判断します。
  • 決めること、判断すること最終的に自分自身判断であるという事実を実感する。

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知識から真理を発見する智慧

一切の主観・感情・先入観が消えたところで、知識ではなく智慧が現れます。

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智慧

  • 真理を知る、発見する能力は智慧です。
  • 意見、見解ではなく、正見・正解を発見する力は智慧です。
  • 疑があるからこそ、ブッダの教えを学んで理解する。
  • 理性にあっているか否かを自分で判断する。
  • 試してみる意欲を引き起こす。

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観察能力

  • 先入観を破ることは時間が掛かる作業です。
  • 気づきの実践はこころを固定概念、先入観から解放します。
  • ありのままに、現象を見えてきます。
  • 一切の現象は無常・苦・無我であることを発見します。
  • 人間の知識・見解とは全て偏見であると理解します。
  • 一切の見解に対する愛着が消えます。

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疑が消えます

  • 執着に値する見解はありません。
  • 真理を発見するので、疑が消えるのです。
  • すべての生命にある、不安、悩み、落ち着かないこと、精神的な曖昧が消えます。
  • 疑が消えるとは、預流果の覚りに達したことになるのです。

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三宝のご加護がありますように

ご静聴を感謝いたします。

生きとし生けるものが幸せでありますように

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Dukkhappattā ca niddukkhā�Bhayappattā ca nibbhayā�Sokapattā ca nissokā�Hontu sabbepi pāṇino

苦しんで悩む生命が苦しみなく、

おそれて悩む生命がおそれなく、

悲しんで悩む生命が悲しみなく、

一切の生命が安穏でありますように。

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