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昔使ったあの言語、

今どうなってるか調べてみた

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今回取り扱う言語

  • ActionScript
  • Perl
  • WSH (VBScript / JScript )
  • Delphi
  • Objective-C

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選定基準

  • 独断と偏見
  • TIOBE index で下がり気味になってきた言語

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ActionScript

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ActionScript とは?

  • 登場バージョン : ActionScript 1.0 ( 2000 年 9月 )
  • 全盛期 : 2000年代前半 ~ 2010年代初頭

強み

  • Adobe Flashコンテンツの開発に長けた言語
  • Youtubeやブラウザゲームなど、�リッチインターネットの走りとなったFlashを支えた

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ActionScript とは?

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今どうなってるのか

  • 最新バージョン : ActionScript 3.0 ( 2006 年 6月 )

  • Flash が 2020年にサポート終了した関係で実質役目を終えた
  • HTML5、CSS3、JavaScript が充実してFlashの優位が低くなり、�Appleが非サポートを宣言したことが終了の要になった
  • AdobeのActionScriptの公式サイトももう消えている!

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今ActionScriptを使うとしたら

  • ActionScriptを基盤に開発されたコンテンツの保守 のみ
  • 今後新規開発で扱うことは無い

  • そもそも主目的のFlashが2020年にサポート終了しているため、�これを使っているサービスは切り替えを検討した方が良い

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Perl

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Perl とは?

  • 登場バージョン : Perl 1.0 ( 1987年12月18日 )
  • 全盛期 : 2000年代初頭

強み

  • UNIX互換OSでインストール不要で、最初から入っている
  • 文字処理、CGIスクリプトに長けている
  • CPANモジュール拡張で、割となんでもできる

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今どうなってるのか

  • 最新バージョン : Perl 5.40.0 ( 2024年6月9日 )

  • 1年に1回ペースでマイナーアップデートがちゃんと入っている
  • Perl 5.0 は30年前にリリース�もうメジャーアップデートは無いと思った方がいい

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今Perlを使うとしたら

  • UNIX環境で最初から入っていて動くという強みは健在
  • この強みを生かすならば、今でも十分候補に入る
    • Linux上で簡単なスクリプトを作る
    • どの環境でも動くサービスを作る

  • 単純にWebサービスを新規に作るだけであれば、�開発が盛んな他言語の方が現在は軍配があがる印象

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姉妹言語 : Raku(旧Perl6)

  • 登場バージョン : v6 ( 2015年12月25日 )
  • 最新バージョン : v6.d ( 2019年7月17日 )

  • Perl5 の後継を目指して作られた言語だが、�あまりに既存のPerlとかけ離れ過ぎているため別言語扱いになった
  • 6年間更新無し(実質更新停止)

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WSH

VBScript

JScript

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WSH ( Windows Script Host ) とは?

  • 初登場バージョン : Windows 95 ( 1996年 )
  • 全盛期 : 1990年代後半

強み

  • Windowsに標準搭載されているGUIも含めた自動化ツール
  • 特別なソフトウェアをインストールすることなく動作できる

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WSH ( Windows Script Host ) とは?

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WSH ( Windows Script Host ) とは?

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今どうなってるのか

  • 最新バージョン : Windows 11 ( デフォルト実装 )

  • 米マイクロソフトVBScriptの廃止スケジュールを公表�2027年ごろにデフォルトで無効 -> 完全削除される
  • 後継である PowerShell が推奨されている

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今WSHを使うとしたら

  • 使わない方がいい
    • PowerShellを使おう!
  • 将来的に完全にWindowsから削除されると宣言されている

  • これでも使い続ける場合、最新のWindowsでは動かなくなるため�古いWindowsを使い続けるしかなく様々なリスクが伴う
  • WSHの脆弱性を狙ったウイルスも複数ある

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後続言語 : PowerShell

  • 登場バージョン : 1.0 ( 2006年11月14日 )
  • 最新バージョン : 7.4.6 ( 2024年10月22日 )

  • .ps1 という拡張子で動作できる
  • オープンソース化されており、Linuxでも動く
  • WSHよりも高度な機能をいくつも備えており、公式推奨

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Delphi

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Delphi とは?

  • 初登場バージョン : Delphi 1 ( 1995年 )
  • 全盛期 : 1990年代後半

強み

  • モバイルアプリケーション開発のための統合開発環境(IDE)
  • Windows用のデスクトップアプリケーション開発の筆頭
  • ネイティブコード生成なので非常に早い
  • iOSなどにも対応したクロスプラットフォーム開発ができる

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Delphi とは?

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今どうなってるのか

  • 最新バージョン : Delphi 12 Athens ( 2023年11月8日 )

  • 開発元は現在もDelphiをサポートしているので安心して使える
  • 競合が複数登場しており、シェアは落ちてきている

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今Delphiを使うとしたら

  • ほぼ採用理由がない
    • 独自言語である Object Pascal を学ぶ必要があり難易度が高い
    • Delphiと同様のサービスが有名企業からでてしまっている

アプリケーション開発ができる競合技術

  • Xamarin : Microsoft、C#で開発できる。.NET連携も強力
  • Flutter : Google、Dartで開発できる
  • Unity : C#で開発できる

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Objective-C

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Objective-C とは?

  • 初登場バージョン : Objective-C 1.0 ( 1984年 )
  • 全盛期 : 2010年代初頭

強み

  • AppleのiOSとmacOSの主要なプログラミング言語
  • C言語と互換性があり、ライブラリやコードを流用できる

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今どうなってるのか

  • 最新バージョン : Objective-C 2.0 ( 2006年 )

  • 2014年にAppleがSwiftを発表して、徐々に役割を終えている
  • Swiftの方が基本的に性能が良い
  • 更新がなく、サポート終了の可能性もありえる

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今Objective-Cを使うとしたら

  • Appleの開発を主にするなら学ぶ価値は大きい
    • 今も多くのプロジェクトでまだ使用されている
    • Swift と Objective-C 相互に呼び出すことが可能
    • Swiftを勉強する上で、結局触ることになるケースが多い

  • ただ、これをメインの言語とするのは厳しい印象

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後続言語 : Swift

  • 登場バージョン : 1.0 ( 2014年6月2日 )
  • 最新バージョン : 6.0.3 ( 2024年12月13日 )

  • Objective-C のランタイムライブラリ上で動く
  • 「モダン、安全、高速、インタラクティブ」 が大きな特徴
  • 型安全性がより強化!

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