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ブッダの精神解剖学

生命の仕組みを理解する人は正道を歩む

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2004 September 25, かやのき会館

生きとし生けるものが幸せでありますように

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現象を分析する教え

  • 見ただけで、聞いただけで「実態」は解らない
  • 何もかも、徹底的に分析して観る
  • 極限にばらしたところで、一つ一つのユニットが互いにどのように関係を持つのかと調べる
  • よって、ありのままの「真理」を発見する
  • テーラワーダ伝統によると、仏陀はvibhajja vqd]だそうです(analytical teacher-分析主義者)
  • しかし、仏陀は合成(synthesis)も極力語られました

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(仏陀の)分析(分解)の方法

  • ものを極限に最小のユニットまで分解する
  • そのユニットのspecific characteristic(特質)とgeneral characteristic(普遍性)を見出す
  • 両面をまとめて仏教では、「本質、本性、法性、法相」という
  • パーリ語では“sabhqva lakkhana”です
  • 諸々のユニットが互いに依存しあって現象を合成する機能を踏まえて上で

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分析方法と結論

  • 存在について結論に至る
  • 存在する全ては無常である(aniccq)
  • 存在する全ては空しい、無意味(苦)である(dukkhq)
  • いかなる場合で常永、常定、一定不変の特性を持つ「実体」はない(anattq)
  • 存在に執着することにより、悩み苦しみが生まれる

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分析方法と結論

  • 存在は執着するに値するものではない
  • この真理を知る人のこころが自由になれる、開放される
  • これが最高な幸福である
  • Nibbqna/ parama/ sukha/
  • 涅槃(悟り)は究極な幸福である
  • 聖八正道を歩めばこの状態を成就する

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「わたし」とはなにもの?

存在の分析結果は五つのグループに分けて説く

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五蘊(五体)の「わたし」

  • 「蘊」(khandha)とは似ているタイプ(同類)のものを集められた「かたまり」と言う意味です
  • 同類であって同質ではありません
  • Resemble but not identical
  • 「蘊」に「体、体系、カテゴリ」とも言える(kqya)
  • 人の執着はこの五蘊に対するものなので五執蘊(upqdqnakkhandha)ともいいます

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ご うん

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五執蘊(pa`c[pqdqnakkhandhq)①

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R[pa upqdqnakkhanda (r[pakkhandha)

色・身体、物質的体系、物質のかたまり

ルーパ

ウパーダーナッカンダ

ルーパッカンダ

生命の身体と物質的な世界・宇宙が構成されているもの。物質は仏教で色という。

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色執蘊(r[p[pqdqnakkhandhq)①

  • 大柱になっているのは地、水、火、風です
  • Pawhavi, qpo, tejo, vqyo
  • 硬さ、重さ、質量を司る機能はpawhav]です
  • 固める、離れないようにする、引き寄せる機能はqpoです
  • 熱、温度、また変化を引き起こす機能はtejoです
  • 大きさを決める、引き離す、動の機能はvqyo

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色執蘊(r[p[pqdqnakkhandho)①

  • 四大元素は互いに依存し離れません
  • 四大元素を依り所にして四つの色(いろ、香り、味、滋養vazza,gandha,rasa,ojq)現れる。
  • 依所色(副産色ーupqdq r[pa)また20種です
  • 物質は(色)すべて28です
  • 身体の五感の機能する色は5、感じる外の色も5に分けて理解する。(pqsqda r[pa, gocara r[pa)

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受執蘊(vedan[pqdqnakkhandho)②

  • 受といっても、感受性なのです。感じることです。(vedanq)
  • 五感とこころ(意)という六のところで外の世界と内の世界を感じる
  • 感じると言えば一つの機能ですが、楽、苦、不苦・不楽と3にすることもできる。
  • 六感にすると6受になる。それを上の3に分けてみると18vedanqが得られる

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受執蘊(vedan[pqdqnakkhandho)②

  • 受といっても、感受性なのです。感じることです。(vedanq)
  • 五感とこころ(意)という六のところで外の世界と内の世界を感じる
  • 感じると言えば一つの機能ですが、楽、苦、不苦・不楽と3にすることもできる。
  • 六感にすると6受になる。それを上の3に分けてみると18vedanqが得られる

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受執蘊(vedan[pqdqnakkhandho)②

  • (vedanq)感受が生き物に必ず起こる。
  • それが、「私がいる」という実感になってしまう
  • 従って、「実体がない」ことの理解できず生きることに執着して苦しむ
  • 欲、怒りなどの汚れ(煩悩)が感受によって現れる
  • 感受が常に変化して消えてゆく。一定不変にあらず。

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想執蘊(sa``[pqdqnakkhandho)③

  • Sa``qとは例えば、見えたものは「黄色い」だ、四角いだなどのデータにすることです
  • 過去のsa``q今見る・聞く・触れるものの理解にも役に立つ
  • 「勉強する、経験する」というのはsa``qを増やすことです
  • Sa``qとは概念のかたまり、体系だとも理解できる
  • 想が常に変化して消えてゆく。一定不変にあらず。

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行執蘊(saxkhqr[pqdqnakkhandho)④

  • Saxkhqraとは認識と共に現れる衝動・ポテンシャルです。一切の行動を引き起こす
  • 感じたものについてどうするべきかと決める。(見たい、触りたい、食べたいなど)
  • このポテンシャルはいつか結果をだすまで溜まる
  • 怒り、憎しみ、嫉妬、欲、高慢などの感情もsaxkhqrqのなかに属する
  • 行が常に変化して消えてゆく。一定不変にあらず。

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識執蘊(vi``qn[pqdqnakkhandho)⑤

  • Vi``qnaとは認識する働き、機能です。
  • 絶えず何かを認識し続ける機能は識という
  • 考えることがなければ妄想でもする。
  • それもなければ、自分と言う実感だけでもやり続ける。思考能力のない生命にも自分という実感だけはある。
  • 認識する度にvi``qna識が変わる。識が変わることこそが認識と言うものです。
  • 識が常に変化して消えてゆく。一定不変にあらず。

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五蘊のまとめ

  • この五つは離れません。互いに一緒の組み合わせで続く。
  • 色も水質も違う五本の小川が一本になった大河として流れるようなものです。
  • 高等な瞑想によってこころを身体から離すことはできるが、そのエネルギーが消えるとまた心が物質に(身体に)依存する

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五蘊のまとめ

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色

受

想

行

識

身体

こころ、精神

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三宝のご加護がありますように

ご清聴を感謝いたします

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