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「サンガに帰依する」の意味

~三宝のひとつ「僧宝」入門~

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仏教徒になるために

  • 欠かせない条件は仏法僧に(buddha, dhamma, saṅgha)に帰依することです。
  • 帰依とは宗教では一般的にいう「信仰」ではありません。
  • Saraṇaṃとは指導を受ける、頼りにする、導いてもらう、育てもらう、困ったときは助けてもらうというニュアンスで、
  • 三宝はこの上のない導師、指導者として自分の意志で決める、定めることです。

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成長、発展の開始

  • あれにもこれにも興味がある、あれこれも信じてみたい、皆、言葉と表現が変わっても同じ真理を教えているなどを考える一般人は優柔不断です。
  • 心・精神・智慧の発展を障害する原因です。
  • 仏法に納得して、ブッダと僧たちの生き方を調べて、「道はこれだ、この道を歩むのだ」と決めることは帰依です。
  • 精神的成長がスタートします。

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自由はいずこ?

  • 三帰依は強いられることは不可能です。
  • 個が理解する、納得する、信頼することと個人が自由意志で決めることが必要。
  • 親に、知人に言われて帰依するのは構わないが、自分が納得して、実践すると決定した時点でのみ帰依が定めます。
  • 修行によって預流果に達したならば、(信)帰依が確立です。(不動の帰依)

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帰依=第一の覚り

  • 預流果に達した人に四つの特色があります。
  • (1、2、3)仏法僧に対する揺らがない信(確信)
  • 4、優れた道徳者であること。(sotāpatti saṅyutta)
  • 従って、三帰依は仏道入門の第一歩です。
  • 三帰依とは何かと学ぶ必要があります。

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三位一体⁉

  • Siddhatta Gotamaと言う人物に頼るのではなく、正等覚者(sammā sambuddho)である釈迦牟尼仏陀に帰依するのです。
  • Siddhatta Gotama菩薩が覚りに達したから仏陀・如来とよばれるのです。
  • 正覚者になったことで、仏陀として帰依の対象になるのです。
  • 正覚は「資格」なのです。

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(三位一体⁉) 法 dhamma

  • 覚りの智慧で発見して語られた真理が法です。
  • 法を学び、実践することで人は解脱に達するのです。
  • 最勝の真理は解脱・涅槃のみです。
  • 覚りと覚りに達する道なので、「法」に帰依します。
  • 人の教えは、覚りであり、覚りへ道であるならば、帰依すべき法という資格を取っています。

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(三位一体⁉) 僧 saṅgha

  • だれかさんの弟子ということで、尊敬に、帰依することに値しないのです。
  • 釈尊の弟子(仏弟子)がその教えを実践して覚りに達するのです。
  • それで、帰依に値する資格持ちなのです。
  • 帰依の対象になる僧宝です。
  • その聖なる弟子たちにも他人に教えることも、指導することも出来るのです。

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三位一体⁉

  • 解脱・涅槃を中心にして、仏法僧というシステムがなりたちます。
  • 三帰依は三でありつつも、一つでもあるのです。

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解脱

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解脱へのブループリント

  • 修行者にとって、三帰依は解脱への青写真なのです。
  • 指示道理に実践して苦しみを乗り越える。

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三宝の内容

  • 仏宝:iti pi so bhagavā arahaṃ sammā sambuddho…この経文を参照に。
  • 法宝:svākkhāto bhagavatā dhammo…この経文を参照に。
  • 僧宝:supaṭipanno bhagavato sāvaka saṅgho…この経文を参照に
  • 涅槃・解脱を目的にして、目指して説かれているのです。

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僧に帰依します

Saṅghaṃ saraṇaṃ gacchāmi

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意:1     聖者

  • Yadidaṃ cattāri purisa yugāni,
  • 世存の弟子とは、即ち四双、四つのペアで、
  • Aṭṭha purisa puggalā,
  • 八種類の人格者なのです。
  • esa bhagavato sākasaṅgho
  • 世尊の弟子たちはこのようなものです。
  • 要するに、一般人ではないのです。

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四双八輩

  • Sotāpatti magga, sotāpatti phala
  • 1.預流道、2.預流果(預流とは聖八正道)
  • Sakidāgāmi magga, sakidāgāmi phala
  • 3.一来道、4.一来果(欲界に転生するのは一回だけです。)
  • Anāgāmi magga, anāgāmi phala
  • 5.不還道、6.不還果(欲界には還らない)

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四双八輩

  • Arahatta magga, arahatta phala
  • 7.阿羅漢道、8.阿羅漢果
  • 最終解脱に達しているのです。
  • 死後、涅槃になります。
  • 我々の師匠になるのは、指導者になるのは、頼りになるのは
  • 以上の八種類の聖者なのです。

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Sāvaka saṅgho

  • Sāvaka – 弟子、生徒;saṅgha – 集い、group, community, society
  • 出家、在家の区別はないようです。
  • 在家も、覚りに達したら、帰依に値するsaṅghaです。説法も指導もできます。
  • 理論上そうなるが、現実的には、在家の覚者たちは、出家サンガを尊敬したのです。

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帰依の定型文

  • 経典では:Esāhaṃ bhavantaṃ gotamaṃ saraṇaṃ gacchāmi dhammañca bhikkhusaṅghañca. Upāsakaṃ maṃ bhavaṃ gotamo dhāretu ajjatagge pāṇupetaṃ saraṇaṃ gata’nti.
  • このような私は、尊師ゴータマに帰依します。法と比丘サンガに帰依します。今日から死ぬまで、私は在家信徒であることをご理解してください。

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帰依の定型文

  • 仏教は組織化になって行くと、
  • 出家と比丘戒を認定しなくてはいけなくなったのです。
  • 初期の出家と比丘戒は祈願者にbuddhaṃ saraṇaṃ gacchāmi, dhammaṃ saraṇaṃ gacchāmi, saṅghaṃ saraṇaṃ gacchāmiと三回唱えさせることで完了したのです。
  • 後、皆の帰依する定型文句になりました。

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Bikkhu saṅghaṃ

  • Sāvaka saṅghaと同時に bikkhu saṅghaという言葉もあります。
  • Bikkhuとは出家のことです。
  • 釈尊、出家比丘弟子、在家弟子というランクになります。
  • ですから、出家は在家の先輩になるのです。

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礼の順

  • 出家は釈尊と先輩の出家に礼をする。
  • 在家は釈尊と出家に礼をする。
  • 礼をすること(vandati)と帰依をすること(saraṇaṃ gacchati)は同じ行為ではないと思います。
  • 礼は人間同士で、親子の間でも行なう普通の行儀作法です。

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礼について

  • 俗世間の礼の仕方は仏教は気にしません。
  • しかし、社会常識に従って、在家は世間の礼の仕来りにも従うのです。
  • 仏教は、1.智慧、2.道徳、3.生まれという順にするのです。
  • 解脱に達した方は、聖者であり、断然目上なのです。覚りのランクは四つです。
  • 守る戒律道徳によっても上下が成り立ちます

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礼について

  • 道徳的に同じ場合は、年齢で決めます。
  • 年齢が上であっても、道徳を守らない、罪を犯す人は、礼に、尊敬に値しないのです。
  • それから、師弟関係もあります。
  • 師を同格に扱ってはならないのです。

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意2:   サンガに帰依する

  • 僧に帰依するという言葉を忘れて下さい。
  • サンガに帰依するのです。
  • 出家比丘達もサンガに帰依するのです。
  • 僧は先輩なので礼をするのです。
  • 出家した時点で、在家の先輩格になります。
  • 僧に礼をしても、その人から学ぶか、指導を受けるかは話別です。
  • その資格がある人から学ぶのです。

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僧の資格

  • これは、仏法と戒律で定めてあるのです。
  • 僧に相応しい、礼に値する、布施を受けるに値する人格者になることは、僧になった個人の責任です。
  • 人を騙すような生き方をすると、布施をもらうためにからくりをすると、その僧は罪を犯しているのです。
  • 自業自得なので、在家は困らなくても良い。

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僧の資格

  • 戒律を守ることは基本です。
  • 資格を失う基礎戒律は命をかけてでも守るべきです。
  • 詳細な戒律は、阿羅漢にさえ完璧に守れませんので、定期的に懺悔をするのです。
  • 出家は一つのcommunityです。
  • コミュニティの繁栄と和合を目指す規則・律もあります。

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僧の資格

  • 仏教は徹底した個人責任の教えなのでコミュニティとして、堕落することなく続いているのです。
  • 堕落する個人が自動的にはみだされます。
  • 「海が汚れを捨ててしまうように」です。
  • 先輩後輩の関係は厳しいですが、サンガとして比丘は皆、断然平等です。

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資格は取るものか

  • 解脱を目指して出家するので、皆、無条件で、相応しい出家にならなくてはいけないのです。
  • 能力のある人々は、修行して経験を得た方々は、慈しみを持って、在家を指導しますが、
  • わざとそのために、学ぶことは醜い生き方だと言われる。

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三宝を冒涜する

  • 三帰依は解脱の入り口なので、三宝を冒涜することは、大罪になります。
  • なぜならば、他人もその話を聞いて、悪の道を歩む羽目になるからです。
  • 戒律条件として入れてはないが、出家も三宝を冒涜すると、否定すると、その瞬間で出家資格も、仏教徒であることも失うのです。

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僧を批判すること

  • 僧と言う言葉で、サンガを意味する場合は絶対批判してはならない。
  • サンガとは、聖者と、修行する出家比丘のコミュニティです。
  • 個僧の問題が見つかったら、それを法に従って、仏教の繁栄を念じて示すのは構わないのです。
  • 子供だからと言って、蛇、王子、出家を軽んじてはならないとお釈迦様が説く。

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僧を批判すること

  • 法と戒律に合わせて観ると、僧に相応しくないと発見したならば、その僧を個人的に批判しても問題はありません。
  • それは、その人に注意する、警告することであるならば、結構です。
  • 自業自得だと無視するのも安全な態度です。
  • 「僧は皆悪い」というのは暴言です。客観性はありません。

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サンガは衰退しない?

  • 一切の現象は無常なので、先ずはあり得ないことですが、サンガは末永く繁栄するのです。
  • 堕落は、どんな組織よりも遅いのです。
  • リーダーは個人ではなく、法と戒律です。
  • 出家は皆、平等ですが、先輩を尊敬する。
  • 失格者は自動的にはみだされる。
  • 覚者がいなくなったら、徐々に衰退します。

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サンガに帰依します

僧に礼をします。修行を応援します。協力します。

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三宝のご加護がありますように

ご静聴を感謝いたします

生きとし生けるものが

幸せでありますように

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