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反知性的経済学入門

2021/09/27 UTDS lecture

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目次

  • On this lecture
  • On economics
  • On perfect competition
  • On fairness
  • On imperfect competition
  • On rationality
  • On macroeconomics

2021/9/27

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ON THIS LECTURE

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経済モーションが出た時にこうなりたくない

2021/9/27

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何を知らないのか知る

  • 用語・概念: 経済現象を理解・表現する語彙が足りない
    • e.g. インフレーション、中央銀行の役割、独占、不完全競争

  • 対立軸: どのような意見の対立が経済学において存在するか知らない
    • e.g. 自由貿易と保護貿易、自由市場と計画経済、大きな政府と小さな政府

  • ケーススタディー: 予測を例証できない
    • e.g. 1997年アジア通貨危機、グラミン銀行、「アフリカの優等生」

  • 動機: 諸アクターの行動の予測を、理由を元に正当化することができない
    • e.g. 消費者行動、生産者行動、投資家行動  

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何を知らないのか知る

  • 用語・概念: 経済現象を理解・表現する語彙が足りない
    • e.g. インフレーション、中央銀行の役割、独占、不完全競争

  • 対立軸: どのような意見の対立が経済学において存在するか知らない
    • e.g. 自由貿易と保護貿易、自由市場と計画経済、大きな政府と小さな政府

  • ケーススタディー: 予測を例証できない
    • e.g. 1997年アジア通貨危機、グラミン銀行、「アフリカの優等生」

  • 動機: 諸アクターの行動の予測を、理由を元に正当化することができない
    • e.g. 消費者行動、生産者行動、投資家行動  

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赤文字は経済学の知見が部分的に解消する部分

青文字は自分の脳を使って情報を収集する部分

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では、(理論)経済学を学ぶ必要はあるか?

  • (ディベート勝つのが目的ならば) ほぼ必要ない

  • 最も標準的なミクロ経済学とマクロ経済学の教科書のうち、ディベートに使えるのは2割にも満たない
    • 理由1. 理論研究と実証研究のギャップ (自由競争に関する仮定や各経済主体の合理性に関する仮定の綻び)
    • 理由2. 基礎と応用のギャップ
    • 理由3. 難解な概念やターミノロジーを口頭で説明・理解するコスト

  • 基本的な概念や対立を覚えたら、さっさと応用の練習をしたほうが良い。
    • 1. 現実世界の経済現象に理由を付して説明してみる(理論の習得)
    • 2. 特定の結論を支持・棄却する事例を調べる (実例の蓄積)

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レクチャーの概要

  • 対象: 経済学部コア科目未履修の人、もしくは初級ミクロマクロを履修したことがあるが応用について知りたい人

  • 内容:
    • 1. 基本的な概念・用語の導入(標準的なミクロマクロの範囲)
    • 2. 問いの導入  
    • 3. 応用分野と参考図書の紹介
  • 目的:
    • 1. ミクロマクロの教科書読む手間を多少スキップする (ディベートではなく勉強がしたいなら読むべきではある)
    • 2. 自学自習の為の参考としてもらう (自分で読み返しつつ調べて貰うことを前提としている)
  • このレクチャーの対象外:ディベートのテクニック、特定のモーションの解説、学問的正しさの追求

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注意事項

  • 私見に過ぎない
    • 細かい注意書きは入れたが、厳密な説明等を大幅にカットしている

  • (ありえないと思うけど)商業目的での使用を禁ずる
    • 画像の著作権や、引用のルールを遵守していない都合上

  • 90分で話せる・理解できる内容を超えているので順次スキップする
    • 脱線が多い
    • 後で読んで

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ON ECONOMICS

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有意な問題とそうでない問題

真に問われるべきと思っている問題

  • 所有権概念は道徳的に擁護可能か?
  • 公正の基準とは?
  • 経済成長は人々の主観的効用を上げるか?
  • 経済的主体の合理性はどこまで限定的か?
  • 経済的主体はどこまで利他的であり得るか?

頻繁に問われている問題

  • 市場の効率性
  • GDP

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後者に限らず前者を考える内容にしたい

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有限の資源と無限の欲望

  • 資源には限りがある
    • e.g. 時間、所得、土地、工場、財、労働力

  • 欲望には限りがない 
    • e.g. 消費主義の台頭、参照点の移動(後述)
    • 個人の欲望は、強いだけでなく多様でもある
    • 仮に個人の欲望には制限があったとしても、70億人の人間の欲望の総和は資源に対してとても大きい

  • 資源配分問題: 限りある資源をどう分配するのが、欲望の充足に望ましいか?
    • e.g. 1人が本を5000兆冊所有する世界 VS 70億人で平等に分配されている世界

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「神の見えざる手」

  • 資源配分メカニズム: 資源配分の問題を解決するための制度的仕組み

  • 1. 市場メカニズム 資本主義の骨格
    • 財・サービスの価格というシグナル情報を基に、各消費者・生産者が自分の利益を最大化するように行動する
    • 「個々人が利己的に行動した結果、社会的観点から最も望ましい資源配分を実現する」とされる

  • 2. 計画メカニズム 社会主義の骨格
    • 政府が財・サービスの需要を推定し、生産計画を工場に実行させる
    • 需給に不一致があれば都度修正する
    • ソ連を始めとして、経済の崩壊を招いた事例が多い 
    • Q. 何故?

  • 「見えざる手」と「時計職人」

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市場メカニズムの磔

  • では自由市場における市場メカニズムを全面的に信頼するべきか?

  • 批判1. 効率性の問題
    • 市場の失敗(market failure) 
    • 規制や、適切な制度設計の必要

  • 批判2. 公平性の問題
    • 市場は「誰が資源を所有しているか」について道徳的に鈍感である
    • e.g. 所得の不平等
    • e.g. 誰よりも本が好きな人が5000兆冊の本を所有したほうが幸福の総量が大きいケースも考えられる

  • 「資本主義とその市場メカニズムを採択しつつ、非効率性と不公平性が生じた場合政府が介入する」

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市場の規範性

  • 資本主義を擁する、非帰結主義的理由はあるか?
    • 特段ない

  • 私的所有権概念の最も合理的に思われる正当化: 規則功利主義
    • ロックの所有権概念の延長として考えると綻びが多い
    • 「労働・努力に対する報酬」は、前者が何故後者に繋がるのか特段理由がない
      • 私的所有権という制度自体が、インセンティブの付与の制度の一部であると考えれば、最大でも規則功利主義的の観点においてのみ規範的である

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市場の規範性: 参考図書

  • 「実力も運のうち 能力主義は正義か?」
  • 著: マイケル・サンデル

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政府と市場

  • 政府の役割
    • 効率的な資源配分     e.g. 独占禁止法、価格規制、自由貿易
    • 所得再分配         e.g. 税、補助金
    • 経済安定化機能     e.g. 自動安定化装置(失業保険、累進課税),  裁量的財政・金融政策(望ましくはない)

  • その他、非経済的理由を基にした介入 e.g. 環境規制、生活保護

  • Q. 「雇用における差別の撤廃」にはどのような理由付けが考えられるか?

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経済学は何を対象とするのか?

  • 主に経済の「効率性」の問題を扱う
  • 分野は多岐に渡るかつ学際性も高い
    • e.g.  開発経済学、金融学、医療経済学、労働経済学、スポーツ経済学
    • 経済活動の多様性・広汎性を反映している

  • 公平性の問題等を取り扱う分野もある (後述)
    • 厚生経済学、公共経済学、規範経済学
    • e.g. アマルティア・セン

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ミクロ経済学とマクロ経済学

  • ミクロ経済学:

 「個々の家計や企業の行動を分析し、市場における価格メカニズムや企業組織の役割を分析する」

e.g. 市場均衡、ゲーム理論、独占、外部性、公共財

  • マクロ経済学:

「家計や企業の行動を集計した上で、GDPがどのように変動し、マクロ経済政策によってどのように制御されうるかを分析する」

e.g. マクロ経済モデル(IS-LM、マンデルフレミングモデル等), 貨幣市場、労働市場、財政政策、金融政策

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ミクロ経済学とマクロ経済学

  • ミクロ経済学の分析の対象の例

  • プロサッカー選手の給料や家庭教師バイトの給料はそれぞれどのように決まるのか?
  • 飲料や自動車の値段はどのようにして決まるのか?
  • ある人は仕事を得ているのに対し、何故ある人は失業しているのか?
  • マクロ経済学の分析の対象の例

  • 日本国民全体の所得水準はどのようにして決まるのか?
  • 財・サービスの物価水準はどのように決まるのか?
  • 経済全体でどのくらいの割合の人が失業しているのか?

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ちゃんとミクロマクロを学びたい人向け参考図書

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「ミクロ経済学」 著:奥野正寛

「マクロ経済学」 著:二神孝一・堀敬一

 

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ON PERFECT COMPETITION

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不完全な完全競争の説明 1/3

  • ディベート的にはどうでもいいので割愛します
    • これ学ぶなら応用分野について学ぼう�
  • 消費者行動
    • Q. 何故需要曲線は右下がりになるの?
    • 用語:選好、効用関数、効用最大化、予算制約、消費者余剰

需要の価格弾力性、限界効用逓減の法則

  • 生産者行動
    • 用語: 利潤最大化 費用関数 生産者余剰 

減価償却 固定費用 可変費用 参入撤退 サンクコスト

  • 市場均衡
    • 用語: 均衡、部分均衡分析、一般均衡分析、総余剰、� 厚生損失(welfare loss)、死荷重(dead weight loss)

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不完全な完全市場の説明 2/3

  • 「神の見えざる手」を換言すると以下の通り

  • 厚生経済学の第1定理: 「市場の普遍性完全競争の仮定の下で、(ワルラス)均衡はパレート効率的である」
    • 市場の普遍性: 全ての財に市場があり、需要と供給が市場を通じて行われている
      • Q. 市場がない財・サービスとは?
    • 完全競争: 消費者と生産者が「価格を所与として行動している」

    • パレート効率的: 資源配分の調整によって、どの主体の効用を下げる事無く、少なくとも1人の主体の効用をこれ以上改善することができない
      • 「これ以上余っている財がない」

  • 私的情報である個人の選好(ここでは限界代替率)が、価格を通じて共通な公的情報になる
    • ⇔社会主義

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不完全な完全市場の説明 3/3

  • 完全競争→パレート効率的 (厚生経済学の第1基本定理)
  • パレート効率的→公平      ?

  • Q. 1人が世界中の5000兆冊の本を独り占めしている。 これはパレート効率的か?
    • パレート効率的だが、標準的な道徳的直感からすると公平ではない

  • 厚生経済学の第2基本定理:
    • 「市場普遍性、完全競争、凸環境経済ならば、一括型税・補助金の所得再分配政策により任意のパレート効率的な資源配分を達成できる」
    • パレート効率的かつ公平な配分を実現可能
    • e.g. 5000兆冊の本を一括で全人類に再分配

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公平性と税 1/2

  • Q. では所得再分配の仕組みさえ備えていれば、2つの定理より効率性と公平性を最大限担保できるのでは?
  • 現実的な税制度では、資源配分に歪み(distortion)を産み、非効率性が発生する (死荷重が発生し総余剰が低下する)
    • e.g. A 5000兆円 B 0円  →A2500兆円 B2500兆円 とはならない  A2000兆円 B2000兆円
    • Qなぜ非効率になってしまうのか?

  • 一括固定税だと歪みは生じないが、現実的ではない
    • 垂直的公平性がない、納税能力が最低の人に合わせなければいけないため税収の総量が少ない �
  • 現実での税制度: 物品税・所得税・法人税・利子所得税等
    • ラムゼールール: 個別の財に対する税率は、その財に対する需要の価格弾力性に反比例するように決定されるべき
    • 需要が価格変化によってあまり影響を受けないような財ほど、課税による資源配分の非効率はあまり生じない
      • e.g. 本への課税と水への課税 どちらが経済活動を阻害せずに税収を確保できるか?
  • 注 需要の価格弾力性: 価格の上昇に際して、どれくらい需要が変化するか 弾力性が高ければ需要の変化が激しく、弾力性が低けれれば需要の変化は小さい

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公平性と税 2/2

  • では需要の価格弾力性が低い財に課税すれば効率的かつ公平な配分を達成できるか?

  • 批判1. 生活必需品の多くが、価格弾力性が低い財である
    • ∵市場価格が上がっても需要されるから
    • 貧困者の生活を圧迫しかねない

  • 批判2. 需要の価格弾力性が低い財に課税すると、実質的な税負担が消費者に転嫁される
    • Q. 本1冊の取引に100円課税されることになった 元々500円の文庫本の市場価格はいくらになるか?
    • 消費者と生産者の税負担の分配: 需要の価格弾力性に依存
    • 価格弾力性が低いほど、消費者に転嫁されやすい(tax shifting)

  • 注 正確には価格弾力性の値を基にして必需品概念が定義されているので、全ての価格弾力性が低い財が必需品ではない

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完全市場の説明: 参考図書

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  • 初級のミクロ経済学について直感的かつ詳しく知りたい人へ��「ミクロ経済学の力」 著 神取道宏

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脱線: 貿易

  • 同様の理屈は世界市場も同様
    • 国際的分業、比較優位の原則

  • 市場が成功する理由が当てはまるのと同様に、市場が失敗する理由や不公平性の問題も当てはまる

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ON FAIRNESS

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より重要な問い:「公平性」とは?

  • 仮に消費を歪めない所得移転が可能だとする(つまり、効率性を損なわずに資源の再分配が可能だとする)

  • どのような配分が「公平」ないし「公正」なのか?
  • 何の平等なのか?(equality of what?)

  • e.g. 読書家のAさんと活字嫌いのBさんの間で本100冊をどう分配するのが公正か?

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厚生経済学

  • 経済学で用いられる「望ましさ」の指標:厚生(welfare)
    • どの程度、選好充足(preference satisfaction)しているか

  • 社会厚生基準 W=f(u1,…,ui)  (i∈[1~n])     uは個人の効用関数
    • ベンサム型 W=∑ui     効用の個人間比較が可能と仮定
    • ロールズ型 W=min ui  minimax

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厚生主義への批判

  • 批判1. 高価な嗜好(expensive tastes)
    • e.g. 幸福度10を得るために、5000兆円必要な人と1000円必要な人

  • 批判2. 適応的選好形成
    • e.g. 本嫌いになったのは本意か?
    • アマルティア・セン ジェンダー平等の文脈でも用いられる

  • 批判3.  個人間効用比較可能性
    • e.g. 私が音楽から得られる満足と読書から得られる満足は比較可能だろうか?
    • e.g. 仮に個人の中で比較可能だとして、私が音楽から得られる満足とあなたが得られる満足は比較可能だろうか?

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公平性: 参考図書

  • 「入門・倫理学」
  • 編: 赤林 朗・児玉 聡

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公平性: 参考図書

  • 「正義のゲーム理論的基礎」
  • 著 ケン・ビンモア
  • メタ的選好についても取り扱っている

  • ロールズの正義論や基礎的な厚生経済学の理解があれば読める

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不平等: 参考図書

  • 資本論とかも読んだけど時間がかかるのでオススメはしない

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ON IMPERFECT COMPETITION

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完全な不完全競争の説明

  • 資源配分の効率性にのみ着目しても、以下のような市場の失敗が考えられる

  • 1. 競争の欠如  e.g. 独占
  • 2. 市場の欠如  e.g. 公共財、外部性
  • 3. 情報の欠如  e.g. 情報の非対称性

  • 完全競争よりも不完全競争の方が現実的かつ、争点になるかつ、非経済学徒が知らなさそうなのでなるべく網羅的に説明する

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競争の欠如: 独占と寡占 1/2

  • 価格支配力: 自己の製品の市場価格に対して有する影響力 ⇔ 完全競争の前提である価格受容体(price taker)
  • 価格支配力の源泉:
  • 1. マーケットシェア
    • 政策的要因 知的財産権、
    • 技術駅要因 規模の経済性、自然独占、ネットワーク外部性 

  • 2. 製品差別化 
    • 独占的競争 競争相手が無数に存在して個々の売り手のマーケットシェアがゼロに近くても売り手に価格支配力が生ずる
    • e.g. ラーメン
    • Q.どういった財において製品差別化が起きやすいか?

  • 規制: 費用料金規制、プライスキャップ規制、競争の導入や民営化

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競争の欠如: 独占と寡占 2/2

  • 産業組織論(industrial organization): 不完全競争に着目し、企業の戦略や消費者の囲い込み等のメカニズムを説明する
    • 消費者行動分析のマーケティング理論、企業行動分析の経営学とも被る
    • 以下、特定企業がシェアを拡大する方法・メカニズムを部分的にピックアップ�
  • ネットワーク効果
    • e.g. Twitter
  • デファクト・スタンダード(defact standard) スイッチングコスト(Switching cost)
    • e.g. QWERTYキーボード、Microsoft Office

  • 標準化(standardization)  e.g. USB端子の互換性
  • Excess Inertia: 新しい技術の方が優れているにも拘わらず、旧来の劣る技術からの転換ができない
  • 参入障壁(entry barrier)と排除(exclusion)

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市場の欠如: 外部性

  • 外部性(externality): 
    • ある経済主体の行動が、市場での取引を通じること無く、別の経済主体の効用関数または生産関数に影響を与えること
    • 良いものも悪いものもある   e.g. 教育、環境汚染
    • 金銭的外部性と技術的外部性

  • 何故生じるのか: 市場の普遍性が満たされていないから
    • 平易言うと、「汚染」に関する市場がないから
    • 市場を作れば市場メカニズムで解決できる�
  • 外部性の解消: 交渉(コースの定理、排出割当(emission quota)、内部化(ピグー税、補助金)

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市場の欠如: 公共財

  • 公共財(public good): 非競合性と排除不可能性
    • 「同時に複数人が消費でき、かつ他の消費者を排除する事が難しい」
    • 純公共財: 国防、外交、治安
    • コモンズ(commons): 共有林、漁場

    • 注 厳密な公共財は競合性が0(理論的に無限の主体によって消費が可能)な財だが、一般には公共財というとコモンズを指すことが多い

  • 共有地の悲劇(tragedy of commons)
    • フリーライド(free rider problem): 供給するインセンティブが存在しない為、受益者側に回る
    • Q.警察が私有化されていない理由とは?

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情報の欠如: 情報の非対称性

  • 契約理論: 観察不可能な私的情報が契約時に存在している時にどうするか
    • プリンシプル・エージェント問題

  • 事前の情報の非対称性:逆選択(adverse selection)
    • 契約の前に、エージェントの私的情報(タイプ)がわからないために非効率性が生じる
    • e.g. 労働市場における雇用者の差別

    • 解決方法 1. シグナリングで軽減 e.g. 学歴        
      • 情報レント
    • 解決方法 2. スクリーニング  e.g. 価格差別化       

  • 事後の情報の非対称性: モラルハザード
    • 契約後の、エージェントの行動が観察不可能であるために、契約の履行のための努力のインセンティブが阻害される事
    • e.g. 生命保険、火災保険、生活保護

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情報の欠如: 不確実性

  • 期待効用理論:不確実性(uncertainty)を伴う現象は、その期待効用に基づいて評価される
    • e.g.
    • くじA: 1/2の確率で1万円貰えるが1/2の確率で0円貰える
    • くじB: 1の確率で5000円貰えるくじ
    • どちらのくじに参加したいか? →大半の人は後者を選んで、「確実」に5000円貰うことを好む�
  • Q. 期待値(期待金額)は同じなのに、何故後者を選好するのか?
    • A. リスク回避性(risk averse)
    • くじAは、「1の確率で3000円貰えるくじC」と同じ位の価値しかないように思われる(確実性等価)」
    • つまり、「2000円期待金額が下がってもいいから「確実」にお金を貰いたい」

→リスクプレミアム

    • e.g. 保険 将来あり得るかも知れない事故に、今どれだけ払えるか?

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情報の欠如: 不確実性 脱線

  • サンクトペテルブルクの逆説(Sankt Petersburg Paradox): 金額の期待値ではなく、効用の期待値に基づいて意思決定が行われているとする、期待効用理論を直感的に示す例

  • 次のようなコイン投げの賭けを考える。まずコインを1回投げ、表が出た場合には2円がもらえ、裏が出た場合にはもう一度コインを投げる。2回目のコイン投げで表が出た場合には4円がもらえ、裏が出た場合には、さらにもう一度コインを投げる。裏が出続ける限りコイン投げは続き、N回目のコイン投げで表が出た場合には2N円がもらえる。
    • このコイン投げに参加する為に、あなたはいくら払えるか?

  • このようなコイン投げの賭けから得られる期待金額を計算すると、下記式になる。 
    • 期待金額=2×1/2+22×(1/2)2+⋯+2N×(1/2)N+⋯=1+1+⋯+1+⋯=∞
    • ではこのくじに1億円払えるか?
    • 払えない ∵リスク回避的な効用関数 

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市場の失敗と政府の失敗

  • これまで市場の失敗の例を見てきた
  • 政府は「市場の失敗」を補完し、資源配分の効率化を達成することを期待されている
  • しかし政府は総余剰最大化を目的として行動するだろうか? 
    • 民間部門と同じく自分の利益を最大化しようとしているのでは?
  • 「政府の失敗」

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政府の失敗: 政治経済学

  • 政治家: 再選の誘引→減税や安易な公共事業→負債・財政赤字     政治的景気循環
  • 投票者: 有権者間での利害の不一致  e.g. 世代間、地域間
  • 選挙: 多数決、非経済的論点の優先
  • 官僚: 名声、退職後の職の獲得   

  • プリンシプル・エージェント問題:
    • 有権者-政治家、 有権者or政治家-官僚
    • 情報の非対称性: 他者によるモニタリングにただ乗り、政策評価におけるノイズ、合理的無知、レントシーキング

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その他:

  • オークション理論
    • 民間部門でのオークションではなく、政府による入札に用いられている
    • e.g. 周波数オークション

  • マッチング理論
    • e.g. TTC, DAA

  • ゲーム理論
    • 戦略的相互依存、ナッシュ均衡、囚人のジレンマ、フォーク定理、動学的不整合性 コミットメント問題、進化ゲーム etc.
    • Q. 何故囚人のジレンマは発生するのか?
    • 応用: 安全保障のジレンマ、政党の競争(政治経済学)
      • 有用な思考フレームワークなので様々な分野に応用されている

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ON RATIONALITY

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行動経済学

  • 伝統的な経済学の仮定
    • 1. 財やサービスに対する選好は外生的・安定的
      • e.g. 遺伝

    • 2. 「経済人合理性」 
      • 利己的で、合理的である

行動経済学(新版)

大垣昌夫(著),田中沙織(著)

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選好が変化する例: 初期保有効果

  • 選好は所与か?
  • e.g. 初期保有効果
    • 1. あるマグカップを購入するために「最大限支払える額(willing to pay)」
    • 2. ある個人がそのマグカップを所有している時に「最低いくら貰ったら売れるかという額(willing to accept)」
  • 経済的に合理的な主体であれば、1と2で大きな差はないはず

  • →実際には統計的に有意(と言われている)な差 平均で見ると2倍及ぶ場合も

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プロスペクト理論

  • 価値関数: 価値は客観的な数値ではなく、参照点からの乖離によって規定される
    • 利得曲面では危険回避的、損失曲面では危険愛好的
    • →参照点の変化により選好(に対応する主観的価値)が変化する
  • 意思決定ウェイト: 客観的確率ではなく主観的に確率を見積もる

2021/9/27

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限定合理性

  • 有限の認識能力(計算・論理能力)
    • e.g. 美人コンテストゲーム(平均値推測ゲームとも)
    • ゲームの概要: 0-100の数字を各々1つ選ぶ。 その平均値Xにp(<1)をかけた値pXに、選択した数字が最も近い参加者に賞金

  • 全員0を選択するのがナッシュ均衡
    • 証明: 各参加者が合理的であれば以下の思考過程を経るはず。
    • Step 0: ランダムで選ばれるとすると期待値を計算すればいい→X=50
    • Step 1: 他の参加者がStep 0を経るとしたら、最適反応は? →X=50p
    • Step 2: 他の参加者がStep 1を経るとしたら、最適反応は? →X=50p^2
    • Step k:                                 →X=50p^k

  • しかし現実の実験では50p-50p^2の間の数値を取る
    • 思考費用(deliberation cost)を考慮したモデルの構築の必要性�→しかし無限回帰問題

2021/9/27

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限定合理性: ヒューリスティック

  • ヒューリスティック: 推論によらない直感を用いた発見的な判断の方法
  • 1. 代表性ヒューリスティック  e.g. リンダ問題
      • 「リンダは31才、独身、率直な性格で、とても聡明である。大学では哲学を専攻した。�学生時代には、差別や社会正義といった問題に深く関心を持ち、反核デモにも参加した。」
      • どちらの可能性がより高いか?
        • 1. リンダは銀行窓口係である。
        • 2. リンダは銀行窓口係で、フェミニスト運動に参加している。
  • 2. 利用可能性ヒューリスティック
  • 3.アンカリング

  • 1. 元論文では「アンカリングと調整」とあるが、ヒューリスティックの定義によっては後半の調整部分は含まれれないこともある
  • 注2. ヒューリスティックに関する実験はその再現性について多くの疑念がかけられている 

2021/9/27

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利他性: 最後通牒ゲーム

  • 100円(金額はいくらでも可)をAとBでどの様に分配するか、Aが提案する。
    • e.g. 50:50, 99:1, 100:1
  • Bは、Aの提案を受諾・拒否するか選べる
  • Bが受諾した場合、提案どおりに分配される
  • Bが拒否した場合、AとB両者は何も得られない

  • このときAはどのような提案をするべきか?(dの値をどう設定するべきか?)

2021/9/27

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利他性: 最後通牒ゲーム

  • (部分ゲーム)ナッシュ均衡: 「自分に99円、相手に1円」 
    • 「Bは何も貰えないより1円でも貰えたほうがマシなので、受諾することを選ぶ」とAが予測するため
    • 実際には平均配分率は40%、平均拒否率は16%

  • 何故現実では上記のような提案が少ないのか?
    • 相手への遠慮(利他主義)、報復の恐怖、平等への社会的選好、Bの懲罰的な拒否を予測

  • 発展: 独裁者ゲーム

  • 注: 厳密にはオファーが自然数の場合は相手に1円ないし0円を提案する両方の解があり得る。正の実数の場合は0円のみ

最後通牒ゲームの謎---進化心理学からみた行動ゲーム理論入門 著: 小林佳世子

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合理性: 参考図書

  • 心理学第5版補訂版 
  • 編 鹿取廣人,杉本敏夫,鳥居修晃, 河内十郎

2021/9/27

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ON MACROECONOMICS

2021/9/27

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労働市場と失業

  • 労働市場 
    • 需要主体:企業 供給主体:家計
    • 財市場で需要主体である家計が供給主体になる
    • 「労働時間」という財を、「賃金」という価格で取引する市場

  • 人口=①就業者+②完全失業者+③非労働力
  • 失業率=②完全失業者/労働者人口(=①就業者+②完全失業者)

2021/9/27

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労働市場と失業

  • Q. 労働市場でも財市場同様に価格調整(賃金の調整)が発生すれば失業は生じないのでは
    • 失業者が要るなら、少ない金額でもいいから職を得ようとする→賃金が下がり、企業も求人を増やす

  • 失業の理論
    • 実質賃金の下方硬直性による失業      価格調整が上手くいかない
      • 1. インサイダー・アウトサイダー理論 強い交渉力の労働組合が賃下げを阻止
      • 2. 効率賃金仮説 企業が均衡水準よりも高い賃金を労働者に支払い生産性を上げることを試みている

    • ミスマッチによる失業   摩擦的失業・構造的失業
      • 1. ジョブ・サーチ理論 求職者と労働市場間で情報の非対称性があり就職活動にコストがある
      • 2. 部門間移動仮説 異なる産業間での移動のコスト
      • →好況期における失業も説明できる

2021/9/27

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名目賃金と実質賃金

  • Q. 10万円の所得で生活しなければならない。今(2021年)と昔(1970年)ではどちらのほうがより長く生き延びられるか?
    • 物価の違い
    • 名目の値(10万円)は同じなのに、実質的な値が異なる

  • 同様の「名目」と「実質」の違いは様々な数値に言える
    • e.g. GDP、利子率、賃金
    • フィシャー方程式 r = i – π   (実質利子率=名目利子率-インフレ率)
      • 注 正確には(1 + i) = (1 + r) (1 + π)の対数を取って近似したもの

  • 短期では実質賃金と名目賃金の差を、企業は認識できるが、家計は認識できない(予測誤差モデル)とされる
    • 物価が上がって実質賃金が低下してもすぐには気づかない
    • 価格調整が遅い

2021/9/27

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インフレ率と失業率:フィリップ曲線

  • フィリップス曲線:
    • インフレ率と失業率に負の相関  

  

  • インフレ率上がる

→実質賃金が低下するので企業は労働需要を増やす(求人を増やす)

→「賃金が一緒のまま求人が増えた」と勘違いした求職者が応募

→失業率低価

  • 失業率上がる

→消費が落ち込んで財への需要が低価する

→インフレ率が下がる(所謂デフレ)

2021/9/27

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貨幣と銀行行動

  • 貨幣の機能 1.価値の基準 2.交換手段 3.価値の貯蔵手段 
    • 欲望の二重一致を必要しない→流動性が高い

  • 貨幣市場 
    • 需要主体:家計       
    • 供給主体:中央銀行
    • 「貨幣所有の価格/費用」=利子率  ∵資本所有の機会費用

  • 貨幣量コントロールの方法
    • 1. 公開市場操作 2. 法定準備率操作 3. 補完貸付制度
    • 信用創造(money creation)
    • Q. 中央銀行は何故独立するべき?

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総需要管理政策

  • ケインズ経済学 
    • 1930年の大恐慌を背景として、新古典派経済学(neoclassical economics)における失業の正当化を批判 財政政策や金融政策の有効性を訴える
    • (最も有名なマクロ経済モデルと思われる)IS-LMモデル

  • 短期の経済において、政府は経済に介入してGDPを上げたり、失業率を低下させる事ができる
    • 1. 経済政策(fiscal policy)
    • 2. 金融政策(monetary policy)

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財政政策 

  • 具体例: 補助金、公共事業、減税
    • e.g. ルーズベルト

  • 懸念1. 今補助金・減税しても、将来的に赤字を補填するための増税を見越した家計は消費を抑えてしまうのでは?
    • 財源の選択肢: 次期の課税、国債の発行(将来世代への負担)
    • 現実には、国債の発行の方が消費の歪みは少ない
      • 注 バローの等価定理:政府支出が家計の消費に与える影響は、その財源に依存しない if 流動性制約が存在せず消費の平準化が可能
  • 懸念2. 財政赤字の持続可能性 
    • ドーマー条件:端的に言えば、「経済の成長率が公債の増加率を上回れば、公債残高/GDPが発散しない」
  •  

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金融政策

  • インフレーションについて
    • 物価Pと貨幣量Mは互いに正関数 Q.何故?
    • Q.インフレーションは何故問題になるのか?

  • 物価の安定と景気対策のトレードオフを使う (フィリップス曲線)
    • しかし長期では実質賃金の予想誤差が存在しないので、インフレ率を上げても失業は減らない
    • 更に、「期待インフレ率」と「インフレ率」の問題  銀行による将来のインフレが予測できているのであれば、家計は消費に慎重になりインフレ率低価

  • 具体例: 公開市場操作、貨幣量操作、インフレターゲット
  • 非伝統的な金融政策の問題点:流動性の罠、ゼロ金利制約
  • 非伝統的な金融政策: フォワードガイダンス、特定金融資産の買い入れ(長期国債)、量的緩和、マイナス金利

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ケインズ以後

  • 1970年代 先進工業国でスタグフレーションが起きたことを景気に、ケインズ経済学への批判が高まる
    • インフレーションが起きているのに景気が回復せず失業が続く
    • 理由の1つ: 将来的な増税を見越した貯蓄

  • ルーカス批判 従来のマクロ経済学は経済主体の期待を織り込めていない
    • 内生変数とすべきところを外生変数として扱うことに起因している
  • 新しい古典派(New classical economics)
    • 家計の消費などを内生的に取り扱うために、ミクロ的基礎づけを行う  
    • 代表的個人モデル 
    • 批判: 合成の誤謬  
  • ニュー・ケイジアン 
    • 動学的一般均衡モデル

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いかがでしたか?

  • 高評価とチャンネル登録よろしくお願いします

  • ディベートやらずに勉強したほうがディベート強くなるので本読んだほうがいい

  • 他にも私が作った資料はUTDS内部にもあるらしいので参考にしてください

2021/9/27