Epidemic Computing:�計算資源到達性を拡張する�分散的計算ネットワーク形成方式
〇 西辻崇(東邦大),朝香卓也(都立大)
1
電子情報通信学会ソサイエティ大会2026
本発表の内容は
IEICE Comexで出版済
背景
2
不安定さを前提として部分結果を許容すれば,�実現計算性能はもっと高くなるのでは?
問い
部分結果を許容可能なアプリケーションは存在するか
3
汎用性を求めずに部分結果を許容可能な計算対象に限定すれば,�大規模・高性能な計算システムを容易に構築できるのでは?
仮説
提案プロトコル
4
提案:ベストエフォート型・感染型の分散計算システム
5
サーバ
ノード
タスク委譲
・近距離通信で委譲先を探索
・委譲後は関係途絶
結果回収
セルラー回線で直送
サーバ
ノード
計算タスク
処理可能
処理不能
➡周囲に委譲
計算結果
計算ネットワークの構築(1/2)
ROOT
ノード
サーバー
接触可能範囲
再委譲
計算
タスク
計算ネットワークの構築(2/2)再勧誘付き委譲
接触可能範囲
問い
合わせ
計算の打ち切り
8
伝送
固定遅延
計算実行時間
時間
評価
9
検証したい仮説
10
登録率100%
➡絶対に勝てない
登録率50%
➡勝てるかも?
登録率0%
➡たぶん勝てる
実験方法
11
主要パラメタ | 値 |
ノード数 | 300 |
ノードの分布 | |
接触半径 | 30 m |
タスクの制限時間 | 8000 ms |
伝送の固定遅延 | ホップ当たり4 ms, 固定 8ms |
近接通信のバンド幅 | 12500 B/ms |
返送通信のバンド幅 | 2500B/ms |
再勧誘付き委譲の最大ホップ数 | 4 |
全ノードは同程度な,かつ一定のばらつきを持った計算性能を持つ
評価指標
12
A
B
13
需給比
需給比
0.4
登録されたノードを
確実に使用して
確実に計算を完了できる領域
軽負荷
高負荷
※登録型は損失等がない理想条件
② データ伝送量特性
14
データ伝送時間 / 計算時間
計算大
伝送大
考察とまとめ
以下の条件で事前登録型に対して優位
制約
15
不安定さを前提として部分結果を許容すれば,�実現計算性能はもっと高くなるのでは?
問い
③ メッセージ数
16
需給比
研究目的
17
評価指標
18
登録率100%
➡達成率100%の可能性
登録率50%
➡達成率は最大50%
提案システムが成立する要件(世界線)
19
スタジアムにおける
ホログラム再生のイメージ
(総務省 Global Movie Innovation 2020より)
3つの特性評価
20
①達成率・回収率-需給比特性
21
軽負荷
(回収率)
高負荷
(達成率)
需給比
22
需給比
需給比
23
需給比
需給比
①達成率・回収率-需給比特性 逆転点の推移
24
② 離脱率特性
25
達成率
離脱率
需給比110
再勧誘つき再委譲 有
需給比13.7
再勧誘つき再委譲 有
需給比110
再勧誘つき再委譲 無
需給比13.7
再勧誘つき再委譲 無
再委譲なし�(ROOT+1段)
*
ROOTのみ
※登録型は離脱なし
再委譲の設計
26
各ノードの能力
1仕事量あたりの
入力データ転送時間
1仕事量あたりの
出力データ転送時間
計算タスク
委譲元
委譲先
委譲される
仕事量
委譲する
仕事量
・処理能力の比に応じて配分
・処理能力の上限は加味しない
=配分後の仕事が過剰な可能性
再帰的な再委譲を誘引
27
① 需給比特性
28
需給比
達成率
再勧誘付き委譲 あり
再勧誘付き委譲 なし
0.4