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ORCID企画セッション

AXIES2025年次大会

2025年12月3日 札幌コンベンションセンター

https://doi.org/10.6084/m9.figshare.30750068

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次第

  1. 導入・ORCIDに関する新しい事項(森)
  2. 事例紹介(敬称略)
    1. 榎本(東京大学)
    2. 稲倉(東京科学大学)
    3. 上原(沖縄科学技術大学院大学)
  3. 質疑応答・パネルディスカッション
  4. 最後に
    • 機関会員の勧誘
    • API連携に関する注意点

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ORCID 13の新規項目とAPI

ORCID日本コンソーシアム

運営委員長 森 雅生(Science Tokyo)

AXIES2025 ORCID企画セッション

2025年12月3日

札幌コンベンションセンター

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背景・目的

  • 従来、ORCIDレジストリには論文・書籍・会議論文といった「典型的な学術出版物(主にSTEM系)」の成果タイプが主に用意されており、人文・芸術系の研究成果(音楽作品、図像、設計図、教材など)は十分に分類・可視化されていないとの指摘がありました。�
  • そこで、ORCID は成果タイプのWork Typesを改訂し、国際的な標準である Confederation of Open Access Repositories (COAR) の「Resource Types」との整合を図った上で、非STEM分野にも適した成果タイプを追加・整理しました。�
  • 目的として、「多様な研究成果を正しく識別・可視化できるようにする」「研究者が自分の成果を“その他(Other)”カテゴリに入れるしかなかった/入れざるを得なかった状況を改善する」「機関・システムとの自動連携(API)も考慮する」という点が挙げています。�

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導入された新しい成果タイプ

  1. 設計・図面
  2. 画像
  3. 動画
  4. 音声
  5. 楽曲
  6. ブログ記事

  1. 会議プレゼン
  2. 会議録
  3. 臨床研究
  4. 教材
  5. 地図資料
  6. 文字起こし(法廷・講演等)
  7. 演説・発表

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Member API 3.0で新しい成果タイプを利用可能

  • 個人ユーザはMy ORCIDのページから直接手動で新しい成果タイプを入力できます。
  • ORCIDの機関メンバーは、Member APIを活用することによって、新しい成果タイプのレコードを研究者に届けることができます。
  • ソース情報には書き込みをした主体の名前が表示されます。機関メンバーが積極的に研究者の多様な成果を公表することができます。

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研究者・機関にとってのインパクト

  • 人文・芸術学系研究者にとっては、自作の映像作品・音楽・デザイン・教材・口頭発表・地図資料などをORCIDプロフィール上で「それ専用のタイプ」で登録できるというメリットがあります。�
  • 大学・研究機関/リポジトリでは、ORCID連携・成果データベース等において、これら新タイプを含めた登録・マッピング設計を見直す必要があるかもしれません。�
  • 自分のORCIDレコードを見直し、「その他(Other)」に登録していた成果があれば、新タイプに切り替えることで可視性が改善できます。�

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強化されたAPI (Member API v3.0 2019〜)

  • 新しいWork Typeへの対応
  • メタデータの記述が明確に
    • COARやDataCiteなどとの整合性の担保
  • Affiliation項目の統合と拡張
    • Employment, Education, Qualification, Invited Position, Membership
  • Webhookの活用
    • ORCID iD のレコードに 更新が加わると即時通知
    • API を「定期的に回す」のではなく、“更新があった時だけ” API を利用できる
  • 大量データの処理機構の向上
  • 外部IDとの連携(ROR 機関IDとの連携)

機関・出版社・リポジトリ等が、

ORCID レコードをより正確・リアルタイム・大量に

扱えるようにした

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まとめ

  • 新しい13のWork Type → より幅広い研究業績レコード
  • 人文社会学系の研究者の利用メリットが拡充
  • Member API v3.0による書き込み → 機関・学協会等からの情報提供
  • APIによる読み取り → 業績項目のマッピングの見直しの可能性

Member API は機関参加によって

利用可能となります

ぜひ機関参加を!

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パネルディスカッション

  • Affiliation Manager → Employment項目
    • 登録した情報のメンテナンスにかかる担当の負担
    • 更新の頻度
  • 生成AIを活用した研究者に関するプロファイル調査
    • 生成AIの機能が効いている部分は?
    • ORCID以外のPIDが効いている部分は?
    • 書誌情報はDOIだけで良い?

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最後に

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コンソーシアム機関会員へのおさそい

  • コンソーシアム機関会員の特典
    • 会費のディスカウント
    • Member APIの利用権限(ORCIDへの書き込みが可能)
    • Affiliate Managerの利用権限(ノンコードでの書き込み)
  • 機関会員間の交流イベント・技能情報の共有
    • データ連携(integration)情報の共有
  • 会費比較(年間)
    • プレミアム会員(9,550〜23,880米ドル 財務規模による)
    • コンソーシアム会員(2,280 or 4,645 or 6,290米ドル 財務規模による)
  • 2026年から開始するには、2026年2月末が参加申し込み締め切り!

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API連携に関する注意点

  • Member APIを用いた連携はORCIDのレビューが必要
  • 連携を独自開発した場合、機関が直接ORCIDとレビュー交渉
  • 既に個別会員ベンダーでレビュー済みのシステムを使うと、ORCIDのレビューの必要がない。
  • ベンダー例(Certified Service Provider, CSP)
    • SRA東北・DBSpiral(研究者総覧的、評価などにも対応)
    • ATLAS・Society to ORCID(ORCIDレコード登録サービス)

まだデータ連携を行っていない会員機関

連携を企画している未加入の機関

CSPの製品の導入をぜひ検討ください!

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