鉛筆画の世界にようこそ!
誰もが一度は使ったことがある鉛筆。
そんな鉛筆でも使いこなせばリアルで素敵な絵が描けます。
鉛筆だからこそできる表現
どんな使い方をすれば鉛筆を生かせるのか?
どのように描けばリアルに見えるのか?
楽しく鉛筆を使いながら基礎的なテクニックや知識を
習得していきましょう!!
誰も
鉛筆の種類
誰もが学校などで一度は鉛筆を使用したことがあるかと思います。
しかし学校で使った鉛筆は、HBや2Bといった文字が書きやすい濃さのものだけではないでしょうか。
絵の世界で使用する鉛筆は様々な濃さ(硬さ)のものがあり、その数は
24段階にもなります!!
デッサンや鉛筆画を目的とした本格的な鉛筆は、硬さが少しずつ異なる鉛筆が様々用意されており、必要に応じて硬さを変えながら作品を描いていくことになります。
基礎知識① 鉛筆の種類
★重要!鉛筆画の硬さの違いと見分け方
基本的にどの鉛筆にも種類を見分ける為の英数字が
印字されています。
右図のように、鉛筆のお尻の部分に印字されている
アルファベットと数字の組み合わせによって
鉛筆の固さ(濃さ)を判別できます。
HはHard(硬い)の略で10Hが最も硬く、最も薄く描写することができます。
BはBlack(黒さ)の略で10Bが最も柔らかく、最も濃く描写することができます。
HBはHardBlack、FはFarmの略称でどちらもHとBの中間の濃さですが、Fの方がやや硬いです。
鉛筆の種類
このように鉛筆ごとに濃さが異なります。
全ての鉛筆を使いこなす必要はありませんが、描写する箇所ごとにどの鉛筆を使うかを考えてから描くことは重要です。
暗い場所を描く場合はB側の濃い鉛筆を、明るい場所を描く場合はH側の薄い鉛筆を使うことが基本となります。
おすすめの鉛筆
・ステッドラー(STAEDTLER) マルス ルモグラフ
青い軸が特徴の製図用高級鉛筆。
12B~10Hまでの硬度がありますが、
鉛筆画では8B~2H位あれば十分です。
セット・バラ売りともに、世界堂などの画材店や
Amazon等の通販で購入可能です。
一本あたりの値段:200円前後
おすすめの鉛筆
・ステッドラー(STAEDTLER) マルス ルモグラフ ブラック
カーボン鉛筆という特殊な種類の鉛筆。
通常の鉛筆より黒をしっかり出すことができ、
マットな質感で描くことができます。
HB~8Bまでありますが、4B・6B・8Bの
3種があれば十分です。
一本あたりの値段:200円前後
おすすめのシャーペン
・ぺんてる ORENZ(オレンズ) 0.2mm
世界最細のシャーペン。
細密な描写、グラデーションに適しています。
0.2mmのシャー芯はHB・B・2Bの3種類のみ。
シャーペンを3本用意し、それぞれの芯を入れることで
効率よく作画できます。
オレンズの上位モデル『オレンズ ネロ』は少々高価ですが、
丈夫で安定した描き心地なのでおすすめ。
一本あたりの値段:400円前後(オレンズネロは2000円前後)
おすすめの紙
・muse (ミューズ) KMKケント ブロック#200 A4
つるっとした感触のケント紙。20枚入り。
ブロック(束になったもの)なので管理しやすい。
特に理由がない限り、初心者はこの紙を使うのが無難。
A3やB4といった別のサイズもあるので、
描きたい絵の大きさに応じて用意しましょう。
一冊の値段: 1000 円前後
鉛筆画を描くための道具
鉛筆画は鉛筆と紙さえあればいつでも描くことができます。
油絵や水彩等と違い、準備に時間がかかからず気軽に始められるのも
鉛筆画の魅力の一つですね。
紙と鉛筆だけでも描くことはできますが、より美しい鉛筆画を描くために用意した方が良い道具かあります。
必要に応じて揃えていきましょう!
基礎知識① 鉛筆画を描くための道具
消しゴム
鉛筆で描写した個所を修正するための消しゴム。
一般的な四角いものではなく、ペンタイプの方が細部を修正しやすいのでお薦め。
練り消し
鉛筆の描写した個所を薄く調整するための道具。
消しゴムと違って滑らかに薄くすることができるので、グラデーションを作るのに適します。
基礎知識① 鉛筆画を描くための道具
カッター(もしくはナイフ)
鉛筆を削るのに使用しますが、ペンタイプの消しゴムを切って先端を尖らせる際などにも使用します。
鉛筆削り
鉛筆を削るための道具。
カッターなどで削る方が自在な描写ができますが、鉛筆を削るのはコツがいるため、慣れない内は鉛筆削りに頼りましょう。
基礎知識① 鉛筆画を描くための道具
カッターマット
鉛筆画は紙を固定して描いた方が描きやすいです。
紙をマットに張り付けて描くことで描写中に紙がずれたり、紙が折れるのを防げます。
軽すぎるプラスチック製のものは避けましょう。
マスキングテープ
主に紙をカッターマットに張り付ける際に使用します。
幅は10~20mm位のテープを用意しましょう。
基礎知識① 鉛筆画を描くための道具
定規
直線を引く場合や、余白の長さを図る際に使用します。
長さは15cm、長くても30cmにしましょう。それ以上長い定規は扱いづらいですし、A4サイズまででしたら十分足ります。
摩擦の少ないステンレス製をお薦めします。
下敷き(もしくはビニール袋等)
鉛筆画を描いている際、紙に直接手が当たると描写した部分が擦れて汚れたり、紙が手の汗を吸ってしまうので、摩擦の少ないものを紙の上に敷き、利き手を乗せて描いていきます。
基礎知識① 鉛筆画を描くための道具
綿棒(もしくは眼鏡拭きなど)
紙の上で鉛筆を伸ばす際に使用します。うまく使用すれば絵の輪郭をぼかしたり狭い範囲を均一に塗ったりすることができます。
綿棒でなくてもティッシュや眼鏡拭き等でも同じようなことができますが、狭い範囲を処理する際は綿棒の方が適しています
フィキサチーフ
鉛筆の粉を紙に定着させるための液です。主に鉛筆画が完成した際に使用しますが、場合によっては描写中に使用することもあります。
画材専門店には液体タイプも売っていますが、基本的にはスプレータイプ(holbein社のものが一般的)を使用しましょう。
正しい鉛筆の持ち方
◆鉛筆を立てて持つ
文字を書く際の正しい持ち方です。
・人差し指は指のお腹で上から押さえるような形で持ちます。
・中指は、爪の根元の横側で鉛筆を支えるように持ちます。
・親指は、人差し指の設置している所よりも少し上にくるようにして、なるべく力を抜いて親指は力を加えず、指腹(指のお腹)で添える程度に鉛筆を支えます。
正しい鉛筆の持ち方
◆鉛筆を寝かせて持つ
鉛筆を寝かせるということは、紙に対して鉛筆をなるべく平行になるように持つことを指します。
美術において『デッサン』と呼ばれる下絵を描く際、このように鉛筆を寝かせて描くことは基本となります。
※デッサン(dessin)とは素描であり、
いわゆる下書きの意味合いが強い。
鉛筆画においても、鉛筆を寝かせて描くことは重要なテクニックとなりますので、
鉛筆を寝かせる持ち方をしっかりマスターでしていきましょう!
正しい鉛筆の持ち方
正しい鉛筆の持ち方
瞳や髪の毛など、細かい部分を描写する際は鉛筆を立てて描くことで正確な描写ができます。
それに対してガラスや金属、無地の背景を描写する際は鉛筆を寝かせて描くことで比較的広い範囲を均一の濃さで描くことができます。