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2021年度・ITスペシャリスト養成コース・最終成果発表会

2021-11-05 (金) 15:00~

中村 匡秀

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ITスペシャリスト養成コース

  • システム情報学研究科の1プログラムコース

情報通信技術によって科学技術の発展に寄与できる卓越した能力を身に付けた研究者・技術者の養成を目的としたコースです.PBLを採り入れたカリキュラムを通じて,クラウドコンピューティング・ソフトウェア工学分野の最新技術を駆使したICTシステムの開発手法を学びます.

  • 2013~2018年度までは文部科学省の教育プロジェクトenPiTの取組として西日本の14大学と共同開講.神戸大からは42名が修了
  • 2020年度より神戸大学で実施
    • 大規模ソフトウェア論やシステム運用論と連携
    • 実施期間は2Q, 3Qで総計8単位分,金曜1~4限

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教育ポリシー

  • ICT,クラウド技術を理解し,必要なスキルと知識について他者と議論し,これらを用いて,社会の具体的な課題を解決できる人材を育成する
    • 要素技術を開発するのではない
    • 現実的な課題に対して解を出す
    • 1人でなくチームで取り組む

  • アーキテクトとしての素養を養いたい
    • 全体を俯瞰しゴール達成に最適な技術を組み合わせる
    • 「家を建てる」というアナロジ
      • サイエンティスト:新しい建材や建築法を開発・追求する
      • アーキテクト:求められている家を最適な建材・建築法で建てる

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2021年度受講生

  • システム情報研究科研究科の3専攻から17名が受講
    • システム:6名,情報:3名,計算:8名

  • 3つのチームを編成

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2021年度カリキュラム

座学・演習

チーム開発手法

PBL開始

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(PBL開発期間)

 3か月

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本日

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教育体制

  • 主担当教員
    • 中村匡秀
  • ティーチングアシスタント
    • 陳思楠,中井哲也

  • 招へい教員
    • 毛利 幸雄 先生 (PI&FT)
      • ファシリテーションスキル
    • 玉田 春昭 先生 (京都産業大学)
      • アジャイル開発プロセス

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PBLの実施

  • PBL (Project-Based Learning)
    • 複雑な課題や挑戦しがいのある問題に対して,生徒が少人数のグループでの自律的な問題解決・意志決定・情報探索などを通じて解決を目指す学習方法
    • カナダのマックスター大学において、教育学者ジョン・デューイによって開発された学習理論である
    • enPiT, Cloud-Spiral, AiBiC-Spiralにおいても長年実施されてきた
    • ITスペシャリストの養成には最適な学習方法

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3つの実課題

  • P1:学生健康管理票 Webアプリケーション
    • 神戸大学医学部医学科・関口兼司先生より

  • P2:現地訪問型クイズラリーアプリケーション
    • 三田市まちのブランド観光課・秦 孝宏 様より

  • P3:市民向け防災ノートのWebアプリ化
    • 三田市危機管理課・平井 大策 様より

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成果発表

  • グループ1:「まち歩きクイズラリープラットフォームの開発」
    • 明石 拓弥,大浦 秀喜,大薗 隼人,成松 智輝,山名 莉央,酒匂 太輝
  • グループ2:「kumanomi: 神戸大学健康管理アプリケーション」
    • 松場 建都,吉井 駿一,浅野 広大,雲丹亀 和希,木山 啓人,濱邉 理玖
  • グループ3:「三田市親子防災ノートのWebアプリ化」
    • 中田 匠哉,町田 凌,砂田 洋平,山田 航樹,内田 健太郎

  • 発表15分,質疑応答5分

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今後の予定

  • グループ1:SandaQuest
    • 11月中旬~下旬: 三田市長対談
    • 12月サンタ×三田プロジェクトでサービスローンチ

  • グループ2:kumanomi
    • 12月: 本番環境デプロイ,操作引継ぎ
    • 1月: 2022年・医学科臨床実習で実運用開始

  • グループ3: 三田親子防災ノート
    • 11月中旬~下旬: 三田市長対談
    • 12月: 運用開始

  • 11月中旬~下旬 三田市市長会談

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これまでに身に付けた知識

  • Webアプリの開発スキル
    • Webアプリの原理
    • レイヤード・アーキテクチャ
    • Spring Boot
      • レイヤの責務
      • 例外処理,バリデーション,�REST-API, 認証認可
  • チーム開発のためのスキル
    • ファシリテーションスキル
      • アジェンダ
      • 積極的傾聴
      • コンセンサス
    • GitHub Flow

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今日の目的

  • PBLで取り組む課題をチームで決定し,今後の方針を立てる

  • PBL (Project-Based Learning)
    • 複雑な課題や挑戦しがいのある問題に対して,生徒が少人数のグループでの自律的な問題解決・意志決定・情報探索などを通じて解決を目指す学習方法
    • カナダのマックスター大学において、教育学者ジョン・デューイによって開発された学習理論である
    • enPiT, Cloud-Spiral, AiBiC-Spiralにおいても長年実施されてきた
    • ITスペシャリストの養成には最適な学習方法

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今日やること

  • 中村が3つの実課題を説明する
    • あくまで中村が理解している範囲で
  • チームでどの課題に取り組むかを決定
    • ファシリテーションを通してコンセンサスを形成
  • チームで大まかな開発方針を決める
    • 要求理解
    • 要件定義
    • UI紙芝居
    • ユースケース
  • 疑問点・あいまいな点を整理しヒアリングに備える
    • 次回7/20(火)3限に要求ヒアリングの機会を設けます

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実課題の紹介

分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

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3つの実課題

  • P1:学生健康管理票 Webアプリケーション
    • 神戸大学医学部医学科・関口兼司先生より

  • P2:現地訪問型クイズラリーアプリケーション
    • 三田市まちのブランド観光課・秦 孝宏 様より

  • P3:市民向け防災ノートのWebアプリ化
    • 三田市危機管理課・平井 大策 様より

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これらの課題はどこから来た?

  • P1について
    • 中村が医学部のDXプロジェクトのアドバイザに任命
      • コロナ禍での医学教育をICTで何とかするプロジェクト
    • 課題リストから本コースに馴染みそうなものを選んだ
      • 他に回診の遠隔化,VR講義,リアルタイムモザイク,手術・解剖手順書の非接触IFなど

  • P2, P3について
    • 中村が三田市のスマートシティ・アドバイザに任命
    • 自治体の総合計画をシステム情報の立場から助言
    • リアルな課題・データをもらってPBLに使わせてもらおう
    • 三田市・システム情報学研究科の連携協定に発展

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三田市との連携協定

  • 協定の実施事項
    • 共同研究の推進
    • PBLの設計・実施
    • 地域課題・データの共有
    • 研究者・学生の交流・育成
    • 情報発信の相互支援
  • 取り組み内容
    • システム情報学研究科の大学�院生が,ITスペシャリスト�養成コースのPBLを通して,�三田市の課題を解決するため�のPoCの開発を行います
  • 調印式は7/19(月) 15:00~

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P1:学生健康管理票 Webアプリケーション

  • 神戸大学医学部医学科・関口兼司先生より

分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

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背景

  • コロナ禍において病院内のクラスター発生はあってはならないこと
    • 医療従事者は万全の感染対策で医療に臨んでいる
    • 医学部学生も病院での臨床実習で患者に接する

  • 実習に参加する学生も医療者と同等の注意が必要
    • 普通の暮らしをしている学生を自由に病院に出入りさせるわけにはいかない

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現状の取り組みと問題点

  • 神大医学部では健康管理票のフォームを配布.学生に記入させ,実習担当教員に見せるように指導
    • 紙に書き込む者,スマホ上で入力する者いろいろ

  • 問題点:管理できていない
    • 見せろと言われたら見せる
    • 数日分さかのぼって入力する�学生もいる
    • 幸い問題が起こっていないの�で改善の機運なし

→健康管理票の役割が形骸化

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達成したいこと

  • 健康管理票をWebアプリ化して学生の体調をきちんと記録・管理したい
  • Webアプリで実現してほしいこと
    • 学生側の入力はなるべく簡単にできること
      • 操作が難しいとやらない.認証も容易にしてほしい
    • 実際にデータを入力した日時が記録されること
    • 学生が自己の過去の記録を閲覧・提示できること
      • 過去の健康状態の証明も求められることがある
    • 管理票の質問項目を管理者が変更できること
    • ITスキルのない事務職員でも管理できること
      • 学生の記録の一覧,質問の改訂など
    • 発熱者がいれば,担当教員にメール連絡がいくこと
    • 実習当日に未入力の学生に通知を送ること(加点)
    • ワクチン接種履歴とリンクできること(加点)
    • スマホの認証(顔・指紋)などと連動(加点)
    • スマホ体温計と連動(加点)

市販の記録アプリもあるが�実際は必要な項目だけの�スプレッドシートを作って�運用している大学が多いの�ではないか?

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P2:現地訪問型クイズラリーアプリケーション

  • 三田市まちのブランド観光課・秦 孝宏 様より

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背景

  • 三田市まちのブランド観光課では,三田の魅力を市内外にアピールし,三田の観光事業を活性化する取り組みを行っている

  • 観光地としての三田市
    • 観光資源(ヒト・モノ・コト)が点在し,相互に連携した取り組みが十分でない
    • 観光地としての認知度が低く,効果的な情報発信ができていない
    • 市民が三田の魅力に気づいていない.三田を十分に楽しみ切れていない

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現状の取り組みと問題点

  • サンタx三田プロジェクト
    • 語感が似ているサンタクロースを魅力資源として,毎年12月に行うイベント月間.
    • 事業者,学生,市民団体,行政が一体となり,市の知名度向上市民の愛着を高める

  • 問題点
    • 例年子ども向けイベントが多く,学生�層へのアプローチが課題
    • 親子や,高校生・大学生にも三田を�当事業を通じて楽しんでもらいたい

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達成したいこと

  • 市民が三田のまちめぐりを通して三田の良さを改めて感じ,三田のまち・歴史・自然などについて楽しく学ぶ仕掛け
  • 現地訪問型クイズラリーアプリを�開発しサンタ×三田プロジェクト�の事業にしたい
  • Webアプリで実現したいこと(抜粋)
    • 参加者は,自身のスマートフォンで�イベントに参加する
    • イベントのコース内に設定された�市内の「スポット」を訪問すると,�その場所にちなんだクイズや謎解き,�情報が表示される(GPSで連動)
    • 正解するとクリアとなり,次に進める
    • ゴールするとプレゼント応募フォーム�が現れる(三田市の電子申請フォーム)

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P3:市民向け防災ノートのWebアプリ化

  • 三田市危機管理課・平井 大策 様より

分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

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背景

  • 自治体では市民の災害時の行動力の育成や防災意識の向上を目的として防災ノートを発行している
    • 災害時にどうする?
    • 情報の確認
    • 避難の方法
    • 防災グッズ
  • 自分の世帯や居住区�の状況に応じて情報�を書き込む
    • 記入欄
    • チェック欄

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現状の取り組みと問題点

  • 三田市でも防災ノートの最新版を作成中
    • 地域団体がほくせつ親子防災ノートの三田市版を作成中
    • 印刷された冊子体を配布
    • 市役所HPにPDFも掲載する予定

  • 問題点
    • 冊子の配布はコストがかかるため,冊数に限りがある
    • PDFをスマホで閲覧すると見づらい
      • もともと紙で閲覧するためにレイアウトされたもの
    • 印刷しなければ記入欄やチェック欄が使えない
      • プリンタを持っていない人も大勢いる

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達成したいこと

  • 防災ノートのWebアプリ版を作成して市民への広い普及を図りたい
  • Webアプリで実現したいこと
    • スマホでのWeb閲覧に適した防災ノートを実現したい
      • 記入欄に自分の情報を記入できること
      • 持ち物のチェックができること
    • 利用者の属性に応じた情報の絞り込み表示ができること
      • 自分に関係ない情報は表示しないことができる
    • 防災ノートの内容データを差し替えられること
      • テストデータとして「ほくせつ親子防災ノート」を使用すること
      • 三田版が完成した時にはそのデータを流し込むことで三田版の防災ノートが表示されること
    • 「防災ノート」以外の拡張性も考慮すること (加点)�

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課題に関する情報

  • 各課題の担当者からいただいたオリジナルな情報をwikiに貼っておきます

  • 参考にしてください

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取り組み課題の決定

分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

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チームで相談する(30分)

  • チーム内で相談し,取り組む課題を決めます
  • 3つの課題に希望順位をつけてください

  • 初めにチームリーダーとファシリテータを決めて下さい
  • チームでファシリテーションスキルを活用して,会議を進めてください
  • 成果は議事録にまとめてください

  • 疑問・知りたいことがあれば,中村やTAに聞いてください

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取り組み課題の決定

  • チーム1:リーダー
    • 取り組み課題

  • チーム2:リーダー
    • 取り組み課題

  • チーム3:リーダー
    • 取り組み課題

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