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浦添市のオープンデータ

「はじめの一歩」を振り返って

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「はじめの一歩」を振り返って・・・

  • 浦添市がオープンデータを始めた経緯
  • 取り組みの実情
  • 取り組みを通して感じた事
  • 課題と感じた事
  • 今後の活動について

県内のオープンデータの活性化と

Code for OKINAWAの活動の材料・ヒント

になれば・・・

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浦添市の紹介

人口:114,097人(H26.10月末)

平均年齢:39.23才(H26.10月末)

市長:松本 哲治(47)

情報政策の取組み:

全庁的にOpenOfficeを採用、シンクライアント端末の導入、各種実証事業、基幹系システムのオープン開発

おすすめサイト:うらそえNavi

うらぞえNavi(DEE Okinawa)

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浦添市 オープンデータ はじめました

2014年11月

HPリニューアルに合わせて公開開始

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浦添市 オープンデータ はじめました

現在公開しているデータセットは3つ

・防災マップ

避難施設の緯度経度と詳細情報

・AED一覧

市公共施設にあるAEDの緯度経度

・保育所一覧

市内保育所の緯度経度と詳細情報

すべてCSV形式(★★★)

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オープンデータをはじめたきっかけ

  • 機関紙やWebニュースなどで他自治体の事例を見て
  • 市長から「オープンデータやってみては」
  • オープンデータの基本理念「行政が持つデータをオープンにすることで新しいイノベーションを生みだす・・・」に同調
  • 市民サービス向上に寄与できる

→等々・・・がきっかけでスタート

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初回公開にあたって

  • 情報収集

→先進自治体の事例や企業、コミュニティの動向

  • 既存の情報をデータ化

→まずはデータを公開することを優先に

→一から情報を集めるのは時間がかかる

  • 二次利用を想定して、有益な情報が載っていると思われるもの

これらを要素に初回公開データをピックアップ・・・

防災情報、AED、保育所情報、ごみ情報

(統計情報は見送り・・・)

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データ化の作業

ピックアップしたデータを・・・

  • 既存のデータはエクセルか紙ベース(PDF)
  • 情報政策課の職員(4名)が手作業でデータ化
  • 位置情報を中心にデータ化

→緯度経度はGoogleマップで等で特定

  • 既存の情報をマスタとし、さらに細かな付随情報をホームページや情報所管課から収集し、情報を精査

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たとえば防災マップのデータ化は・・・

防災マップのデータ化

パンフレット、PDFで配布されている

「防災マップ」の避難施設をデータ化。

これをベース(マスタ)として市ホームページに散在している避難所の収容人数やトイレの有無など避難情報として使えそうな情報を広い集めてCSVデータ化。

位置情報はGeocordingやGoogleマップでひとつひとつ特定。

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課題と感じたこと

  1. データ提供のアプローチ方法

「既存の情報を公開」だけでなく「地域の課題をオープンデータで解決」のアプローチも必要

→地域の課題の発見と解決案の策定は日常から

市民活動に接している課が得意と考えられる

→全庁的な取り組みが必要

  • 技術的なレベルアップ

CSV以外のデータ形式での提供

→XML, RDF, API, 地理情報(shape)・・・

→職員だけの知識と技術では困難

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職員向けの活動

職員向けの説明会(啓発活動)

  • オープンデータの理念と市の方針案を説明
  • オープンデータを取り巻く動向を紹介
  • 民間ビジネスや他市町村の事例を紹介
  • Code for XX の紹介とアプリの紹介

 (もちろん Code for OKINAWAの活動も紹介)

→情熱と手法とアイディアはあるがデータが無い

→他自治体やコミュニティとの恊働することで大きな成果が期待出来る

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今後やりたいとこ

  • 役所内でオープンデータ推進委員会を設立

→部課を跨いだ全庁的な活動が可能

→地域の課題の発見

  • CSV以外のデータ形式での公開

→技術的なステップアップ

→総務省が公共クラウドをスタート予定

→各ベンダーも支援ビジネスを展開中

  • 統合型GISとの連動
  • 他自治体やコミュニティとの恊働

→市単体だけでの活動の限界を解消

→ニーズの収集、技術的サポート

→より大きな効果を上げるために

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ちいさな一歩だけど、

目標は大きく・・・

ご静聴ありがとうございました