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Happiness

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幸せの育て方

仏教の幸福論はステップバイステップ

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「幸福」-私たちの定義

  • 気持ちいい、おいしい、楽(らく)な感じ�楽しい、明るい感じ、軽い感じ�ほっとした感じ(安堵)�のびのび、のんびり、うっとり
  • 楽な感覚、心地よい刺激 

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「幸福」-私たちの定義

  • 「気持ちいいっ!」、かゆいところを掻いたとき
  • 「おいしい!」�おなかが空いていて、ご飯を一口食べたとき
  • 「体が楽だ!」�ずっと立っていて、椅子に座ったとき
  • 感覚的な刺激

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「幸福」-私たちの定義

  • 「気が楽だ!」�休みなく働いていて、本日、定年退職
  • 「ああ、楽しい!」�みんなとおしゃべり、大騒ぎ
  • 「お金がたくさん入ってきた!」�給料日、ボーナス、宝くじ当選
  • 感情的な浮き沈み

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幸福-仏教の定義

「幸福」も如実に観察して、分析する

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幸福は心に起こる現象

  • 財産、名誉、権力、家族、友人、ペット、美容、健康、仕事などの「モノ」ではありません。
  • 心に起こる、楽しみ感、喜びが幸福だと理解するのです。
  • 幸福を作る道具が幸福だと誤解しないように。

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六根(感覚器官)・六処(対象)

  • 眼・耳・鼻・舌・身・意は六根です。(saḷāyatana)
  • 色・声・香・味・触・法は六処(cha ārammaṇa)
  • 情報は感覚器官に触れることは「触」(phassa)と言います。

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感じる世界

  • 触れたことを感じる。(vedanā)
  • 六種の感覚(vedanā)を楽(sukha) ・苦(dukkha)・不苦不楽(upekkhā)と瞬間に分けてしまいます。
  • わかりやすい「苦」を基準にして対照的に判断が起きます。

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幸せの相対性 Relativity of happiness

  • 今の瞬間の「苦」と比較して次の感覚を苦・楽・不苦不楽として決定します。
  • Sukhaと upekkhāを基準とするヴァーションもあります。
  • 苦→苦→苦になると判断は不苦不楽になります。苦になれてしまうことです。

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幸せの相対性 Relativity of happiness

  • 感覚は楽→楽→楽→になると次の判断は不苦不楽になります。なれてしまったことです。
  • 不苦不楽→不苦不楽→不苦不楽→の場合は殆ど次は苦の判断になります。(嫌になった、退屈になった)
  • 幸せに決まった値はありません。

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ですから~

  • 私が苦だと思うものに、他が楽、不苦不楽に決まります。
  • 私は楽だと思っているのに、他が苦だと思う。
  • この法則を日常の経験で発見して下さい。
  • 人は様々、好き嫌いは様々、好みは様々。
  • 自分の主観的な判断を他に強いることは?

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デフォルトの判断基準

自分の希望通りに幸福にならない

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デフォルトとは業-kamma

  • 好き嫌い、幸不幸、苦楽の判断基準に個人差があります。
  • 似ている可能性はありますが、同一にならない。
  • おにぎりで喜びを感じる人も、豪華な弁当なのに満足しない人もいます。
  • なんでも楽しく取る人も嫌だと思う人もいる。

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デフォルトとは業-kamma

  • 「あの人のように明るくなりたい、幸せになりたい」とは決して成り立たない。
  • 余計な苦しみの原因になります。
  • 業の力で生まれる。苦楽の判断基準は業によって設定される。
  • 真理を学ぶ、戒を守るなどで基準を改良することも、悪に染まることで改悪することも可能。

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デフォルトとは業-kamma

  • 人は幸福を目指して様々な道を歩む。
  • 芸術家に、科学者に、サラリーマンになりたい。
  • 仕事に行かず家に閉じこもりたい。
  • 各個人の業の指令です。

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幸せをなぜ欲しい?

楽を目指す法則を発見しましょう

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Section II

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ないものだから欲しがる

  • 苦・不満を感じるから楽を期待する。
  • 今、楽であっても、納得いかない、不満、満足できないから、より良い楽を期待する。
  • 楽であっても、それは消えるから、一定しないから、更に楽を欲しがる。

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苦聖諦- dukkha ariyasacca

  • 生きることは苦なのに、気づかない。(無明)
  • 楽な感覚に執着して、苦を避けて楽を目指す生き方になる。
  • 色・声・香・味・触・法から楽を探すが、それは、無常で、不完全で納得できる楽を与えることは不可能です。

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期待・願望・希望

  • 苦・不満があるという証拠です。
  • みだりな思考・妄想で期待が膨張する。
  • 更に、苦しみが増えて、楽を探しに必死になる。
  • 感じる不満も探す幸せも思考・妄想によって違います。

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失望で更に、苦しむ

  • 希望願望の妄想は現実的でない場合、
  • 現実的であっても怠けず励まない場合
  • 失望の苦しみが現れる。
  • 努力する人も、楽を感じるために苦を経験しなくてはいけません。
  • 楽から楽へという道はありません。

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幸せを如実に観る

悲観主義・楽観主義を超えて

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感覚の楽

  • 六根で楽の感覚を経験します。
  • しかし、楽だけの感覚を得られません。
  • 楽だけにしたければ、努力するという苦を経験しなくてはいけません。
  • 五根で感じる楽にリミットがあります。

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感覚の楽

  • リミットを超えると五根の機能が壊れます。
  • 瞑想の世界ではない限り、意の楽にもリミットがあって、超えると精神が壊れます。
  • 闇雲に五欲の楽しみ、妄想・感情の楽しみは依存性があり、節度を超えると自己破壊になるのだと、先ず理解することです。

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楽をチェックします

  • 依存にならないように、楽にチェックを入れることは瞑想の一つです。
  • 楽・苦・不苦不楽に対してメリット(assāda), デメリット(ādīnava), 離れること、自由になること(nissaraṇa)を観察して発見します。
  • 日常経験からスタートすると、進みます。

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何故、楽・幸せを感じる

理性で観察しましょう

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楽の条件

  • おなかが空いている時食べる、ひと口のご飯。
  • 喉が渇いているとき飲む、ひと口の水。
  • 寂しい時、友達からの電話
  • 退屈の時、聞く音楽、みる映画、読む小説
  • 病気が治った時、子供を生んだ後。

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基は「苦」

  • 借金で悩んでいる人は金が入ったら楽しくなるように、楽・幸せを感じるために、対照になる苦が必要です。
  • 対照の基準になる苦がなくなることが楽です。
  • 苦がなくなることは幸せです。

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楽を得るではなく、苦をなくす

  • 普通、モノに依存して楽を得る。
  • 得る苦、得たモノを守る苦、得たモノがなくなるときの苦がセットで付いてきます。
  • 心配性で、明日のためにも蓄えようとする危険がある。リミットが切れて、モノを溜める奴隷にもなる。

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苦をなくす正しい方法

  • 今の苦だけに気をつける。将来は関係がないのです。
  • その苦がなくなったら、それで満足を感じる。
  • 知足を実行する。Santuṭṭhī
  • モノばかり追わないことは小欲はappicchaです。

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与えること

  • 将来を心配するならば「与える」を実行する。
  • 「得る」ポテンシャルが現れて、明日を心配する必要はない生き方が出来る。
  • 慈悲喜捨の実践で安定した精神の安らぎを確保する。

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相対の次元を超えましょう

  • 与えることはヒントです。
  • 一万円を貰うと楽しいが、楽にリミットがあって、金が消えれば、幸福も消える。
  • 一万円を与えたら、与えた喜びは消えません。
  • その楽しみは残ります。

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執着を捨てる生き方

モノに依存することを止めましょう

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不可能な執着

  • 六根・六処に(身体)執着しますが、
  • 全ての現象は無常で、因縁よって起きて、因縁よって消えるので、執着は不可能な筈です。
  • 無理、不可能に挑戦することを正しく観察して止めるのです。

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徐徐に進む

  • 一切の執着を一発でなくすことはできない。
  • 執着の経験は過去無限まで伸びる。
  • 日常で、執着を捨てて得る安らぎ・安穏を体験してみます。
  • 一切の現象に対する執着がなくなったら究極の絶対的な安穏が現れます。

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幸せのランク付け

僅かな幸せから、究極の安穏まで

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ランク

  • 眼耳鼻舌身意で感じる楽な感覚
  • 生命の次元によってレベルが変わります。
  • 与える喜び。与えられるものよって、ランクがあります。
  • 慈しみの喜び。実践と体験のレベルがある。

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ランク

  • サマーディ瞑想で、五欲の依存が超えたら、強烈な安穏・喜悦を感じます。
  • 禅定は八段階です。
  • 無常を発見して執着を捨てて得る、対照的にならない幸福・安穏。
  • ランクは四つです。

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正しく対照的な楽から、非対照的な安穏までの道は仏道です。

苦・楽の極端を超えた解脱の安らぎを目指しましょう

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三宝のご加護がありますように�ご静聴を感謝いたします。

生きとし生けるものが幸せでありますように

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祈願

  • Dukkhappattā ca niddukkhā
  • Bhayappattā ca nibbhayā
  • Sokapattā ca nissokā
  • Hontu sabbepi pāṇino
    • 苦しんで悩む生命が苦しみなく、
    • おそれて悩む生命がおそれなく、
    • 悲しんで悩む生命が悲しみなく、
    • 一切の生命が安穏でありますように。