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お釈迦様はなぜ「出家」されたのか

「俗世」と「出離」の、微妙なボ-ダーライン

お釈迦様はなぜ出家されたのか

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先ず、なぜ生きるのかという課題です

  • 生きる目的は何なのですか?
  • 何のために生きるのですか?
  • 命とは何ですか?
  • 生かされているのですか?
  • 命とは自然の流れで、突然起きたできごとですか?
  • 命が先ですか?宇宙が先ですか?
  • 死とはなんですか?
  • 死後はあるか否か?…疑問は沢山あります。
  • しかし、未だに、納得いける答えは見つかりません。
  • 皆、「自分の意見」を事実だと述べるのです。

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考えても回答はない

  • 人間の思考は正確ではありません。
  • 先ず、気持ち、好み、感情などのバイアスの膜がある。
  • 他人に言われたこと、教えられたことを基にして考えるというバイアスがあります。
  • 文化、習慣、信仰などのバイアスがあります。
  • 唯物思考、現代科学思考というバイスがあります。
  • ないのは、「自由で、客観的な思考」のみです。
  • というわけで、「なぜ生きるのか、生きる目的はなんでしょうか」という問いに何の答えも現れないのです。
  • 皆、単純な「意見」だけを述べている。
  • 「…ではないか」で終わる。

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生きることは些細なできごと?

  • 人にとっては生きること以外大事なものはないはずです。
  • 無視出来る、どうでもよい、些細なできごとではありません。
  • なによりも、生きることは先に来るはずです。
  • しかし、生きる目的は解らないといえば、命は些細なものになります。
  • 答え:もし命とはかけがえのない大事なできごとであるならば、「生きる目的」は何よりも明確に知っているはずなのです。
  • 目的があって生きているのではないのです。
  • 以上、バイアスがないならば、発見する答えです。

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只、生きる

  • 事実を認めましょう。
  • 人は何故生きるかと知っていきているのではありません。
  • 人は死ぬことは怯えて、死を避ける目的で生きているのです。
  • 勉強も仕事も、そのほかのことも生きるために行っているのです。
  • 「生きるためにやっている」ということは「死なないためにやっている」という意味なのです。
  • 死を避けることなら何でもやります。

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生きることに執着

  • 生きることは好きだからこそ、死を避けるのです。
  • これは、生きることに対する強烈な執着なのです。
  • それほど執着して命を守ろうとするのは、結局はいとも簡単に、あっけなく死んでしまうからです。
  • 生きるための戦いで、疲れたり、失敗したり、希望通りに行かなかったりするとき、やりたくはないことをやらされたりすると、
  • 「何故生きるのか、生きる目的は何」と思う人もいます。
  • ですから、最大の疑問は、生きる能力が足らない人の問題です。
  • ですから、答えも当てにならない、戯言(たわごと)に過ぎないのです。

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世界の価値観

  • 皆、何をして、どのように生きれば幸福になるのか、成功したことになるのかと、真面目に考えるのです。
  • 仏教も、これに答えをだそうとするのです。
  • しかし、世間は「命とは、生きるとは何か?」という問題に答えを見つけてないのです。
  • 生きることに楽しみがある、幸福があると、前提として決めている。
  • 遊ぶことも、ご飯を食べることも、旅行も、家族も楽しいのです。
  • 皆に認められること、褒められること、好かれることは楽しいのです。

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世間の価値観

  • そのために生きているのです。
  • 上手くいっている人は、「何のために生きるのか?」疑問を持たないのです。
  • 失敗者の疑問です。
  • 落ち込んで生きる力が失った人を「生きていればいくらでも良いこと、楽しいこと沢山あるから頑張って」と励ますのです。
  • 生きることに意味がないという人は変人です。
  • 出来るだけ金を儲けて贅沢に生きようと闇雲に頑張る人は明るくて、活発で、正常な人なのです。

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世間の価値観

  • 知識を得ること、良い仕事が見つかること、金が儲かること、社会的な立場を築くこと、有名になること、贅沢をすること、遊ぶことなどは「生きる目的」なのです。
  • といっても、世界は無常です。認めたくはない事実です。
  • 財産を貯めても、仕事があっても、家族がいてもなくなる恐れがあります。
  • 有名人であっても名誉が消えることもあります。
  • 何一つも保証はないのです。
  • それは、認めないのです。
  • ですから、どこまででも財産を貯める、立場を確保するということになって、欲にきりがない人になるのです。

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限りのない欲と執着

  • 否定している、無常は事実なので、無常の流れに流されることは避けられないのです。
  • しかし、何でもかんでも確保したいのです。安定させたいのです。
  • この、無理で、実現不可能な、現実的でない希望は
  • 恐怖感、不安感、悩み、苦しみなどを作りだします。
  • 恐怖、不安を感じると更に確保のために頑張る。
  • このように、限りのない欲、生きることに対する強烈な執着、不安、恐怖感という恐ろしい渦巻きに巻き込まれてもがきながら生きることは、世間の生き方なのです。

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社会の出家論

失敗者、問題児、非常識な人は出家の道を選ぶ。

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不適者は生きるために

  • 俗世間の勉強が出来なくて、
  • 学校に、社会に適応できなくて、
  • 仕事をする自信も勇気もなく、
  • 常識的な思考がなく、
  • 名誉が潰れたとき、
  • 病弱になって時、
  • 結婚できない、離婚されたなどがあるとき、
  • 神秘世界に興味を持ったとき、(UFOは×、霊感は○)
  • 家族から追い出された時、
  • どうにもならないとき出家をするのは「常識」です。

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出家者の立場から

  • 弱きもの逃げ場、隠れ場なのです。
  • 社会に認められるための近道です。
  • 気楽に生きられる世界。
  • 変わったことに挑戦する世界。
  • 超能力、神秘力を得て、祈祷師になれる世界。
  • 罪滅ぼしをして、また、のこのこと社会に出てくるため、一時的に後退する世界。
  • 断食、滝行などの苦行をして自分に自信をつけるための世界。
  • つまらない世界から離れて、大宇宙の真理に囲まれる世界です。

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社会が出家を仰ぐ

  • 敗者の世界なのに、社会がいったん出家した人を批判しません。
  • その世界ででも、幸福になって欲しいという、親切な気持ちもあるでしょう。
  • 社会人はやりたくはないことをやる人々だから有り難い。
  • 占い、祈祷、祝福、お守り、祈りをしてくれるから有り難い。
  • 俗世間でつまずいたら、何か裏技、裏知恵、霊言などを伝えてくれる。
  • 死者儀礼をしてくれる。
  • 神の代表をしてくれる。

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世間的出家の指導者

  • 宗教組織に入る人はそちらの決まりに従います。
  • そちらに、「我、他より優れたり」と言いたい人が現れるので、避けてきた競争に巻き込まれこともあります。
  • 組織に入らない人は自分勝手に決めた何かを行います。
  • しかし、出家の修行はほとんど「社会」が決めるのです。
  • 社会が自分に出来ないこと、憧れていることなどを出家に期待する。
  • 社会が、贅沢主義なので、出家は基本的に苦行主義なるのです。
  • 贅沢するために、欲におぼれるために出家することは社会が認めないのです。

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世間的出家の指導者

  • 出家が社会の生き方を見て、それと違ったことを修行だとするのです。
  • 社会人に認められること、尊敬されることをしたがるのです。
  • 社会の目を気にするのです。
  • ですから、俗世間が、出家の指導者になるのです。
  • 社会と変わった生き方をするだけで、
  • 基準は社会なので、
  • 世間の道 対 出家の道 という二つが現れますが、
  • 俗世間的な次元は超えられないのです。

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昔からこの調子

  • Majjhima nikqya, Sutta No.82, Rawwhapqla sutta
  • Kuru国、Thullakowwhitaというバラモンの村にお釈迦様が入ります。
  • その村の裕福な家庭の一人息子であるRawwhapqlaが説法を聞いて、出家を祈願する。
  • 一週間もハンストをやって、やっと親の許可を得て出家する。
  • 彼が比丘になって、半年後、お釈迦様が舎衛城に入る。
  • そこで、Rawwapqla比丘が最終解脱に達する。
  • お釈迦様の許可を得て、親に顔を見せるためにKuru国に入り、Koravya王の園に止まる。

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昔からこの調子

  • 王は園に遊びに行きたくて、家来に準備を頼む。
  • 家来は準備をして、Rawwapala長老を見て王に報告する。
  • 王様が、よく褒めていた、気になっていたRawwapala長老がこの町に入っているので、お会いすることができるのではないかと。
  • 大変喜んだ王は遊びを止めて、Rawwapala長老と対話することにする。
  • 王様が、世間常識では、どのような目的で人は出家するのだと説明して、質問をする。

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昔からこの調子:四つの災難

  • ①老衰災難:ある人は老衰になって、在家生活も収入を得ることも出来なくなって、楽に老後を過ごす目的で出家をする。(Jarāpārijuññaṃ
  • しかし、あなたは、体力に溢れている、髪も黒い若者である。何故あなたは出家をしたのですか?
  • ②病弱災難:病に陥って、体力がなくなって、在家生活出来なくなった人は、その理由で出家するが、健康そのものあなたは何故出家したのですか?(byādhipārijuññaṃ)

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四つの災難

  • ③倒産災難:又、人は富豪でいたのに、倒産してしまいます。新たに富を得ることが出来なくなって、出家することにする。しかし、大富豪であったあなたは何故出家したのですか?(bhogapārijuññaṃ
  • ④親族がなくなる災難:沢山の親族に囲まれて、生活していた人の親族が亡くなってひとりぼっちになる。誰もいない私に在家生活は出来ないと思うその人は出家する。Rawwapala長老にはこのThullakowwhita村に沢山の親族がいるにも関わらず何故出家したのですか?
  • ということで、出家とは昔からも失敗した人、不幸な人、在家生活出来ない人が隠れる場だと思っていたのです。

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何故、お釈迦さまが出家されたのか

苦しみの悪循環を破り、究極の幸福を目指す道

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Siddhatta王子の粗を探して

  • 知識人は出家は負け犬の道であるという前提で、学問的にSiddhatta Gotama王子の生活を調べて見るのです。
  • 何の問題も発見出来なかったので、いろいろと推測して語る。
  • 赤ちゃんの時、母親が亡くなったので、その寂しさ、ショックがあったのではないか、
  • 父親と考えが違っていて、内向的な人ではなかったのか、
  • 他の若者と同じく、家出をして、なにかやりたかったのではないか、等々です。
  • すべて、事実無根なのです。

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王子としての生活

  • 宮殿は三つあったのです。
  • 二十四時間家来がお世話していたのです。
  • 大変遊んで生活していたのです。
  • 天才でしたので、政治家として要する学問は短時間で終了したのです。
  • 十六歳で、大変気に入っていたYasodharqお妃と結婚もできたのです。
  • 体力と健康に富んでいて、将軍に必要な武道もならっていて、右にでるものはなかったのです。
  • 父親にとっては、自分の民族を幸福にしてくれる希望の星だったのです。

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仏典の説明

  • 残念ですが、現代人が必ずある筈だと思う、悲しいできごと、失敗、能力不足はなにもなかったのです。
  • 仏典は、無始なる過去からブッダになる目的で10 pqramitqを完成して、正覚者になるために、計画的に人間として生まれたので、在家生活にははじめからも興味がなかったということにしています。
  • それでも、お釈迦様が在家の時は大変な贅沢をして、楽しく生活していたこと、Gotam]妃は母がいないことを瞬間も感じさせないで、自分の乳を飲ませて大事に育てたことなどを語られる。
  • ブッダになってからも、お釈迦さまの気に入り地方はKapilavatthuでした。

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仏典の説明

  • 注釈書などで、釈尊は出家などを考えることもなく生活していたと説明する。
  • 又、父親も、我が子が変な考えを起こさないようにいろいろと手を打っていたことも説明する。
  • しかし、神々が、このままでは、この王子が出家するわけがないと思い、遊びに行く途中で老いる人、病に陥った人、死体と出家の姿を見せたので
  • このまま、生活に溺れているのではなく、出家しなくてはならないと決めたのだと説明する。
  • 南伝も北伝も多少違うところがあっても、大体このエピソードは似ているのです。

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お釈迦さまの説明

  • 注釈書ほど、ドラマチックではないのです。
  • 生老病死のことを良く考えていたことをMajjhima nikqya, No.26, Pqsarqsi sutta (Ariya pariyesana sutta)に記してあります。
  • 俗世間的な探求と聖なる探求というという二つのキーワードで出家した状況を語られるのです。
  • 生まれる性質の人々は、この危機を避けるために生まれる性質のものを探し求める。財産、家族、家畜、家来などです。
  • 老いることは嫌で、老いるものを探し求める。

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お釈迦さまの説明

  • 病に陥りたくない人は、病に陥るものを探し求める。
  • 死にたくない人は、死すべきものばかり探し求める。財産、家族などです。
  • 悩み苦しみが嫌で、悩み苦しみに陥るものを探し求める。
  • こころが汚れるのは嫌で、こころが汚れるものを探し求める。
  • これは、俗世間的な探求です。
  • ここで、だれの生きる目的でも、財産、妻子、家畜など必死で得る生き方を説明しているのです。
  • しかし、これでは、答えにならない、解決にならないという意味を持つ言葉なのです。

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聖なる探求

  • 生まれる性質の人は、不生・超越した・安穏・涅槃という境地を探し求める。
  • これが、聖なる探求です。
  • 老い、病、死、悩み、汚れに対しても同じ説明。
  • 仏典では真夜中、密かに宮殿を出て出家したのだと書いてはあるが、この古い経典では、両親が涙を流しながら、泣いているにも関わらず、髪の毛と髭を剃って出家したのだと、お釈迦様が説かれるのです。
  • 体力に溢れた、若者であったにも関わらず出家したのですと強調しているのです。

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お釈迦様の出家は

  • 夜逃げではないのです。
  • 開拓者、発見者、探求者の道なのです。
  • 誰にも出来なかったことに、知らなかったことに挑戦する、挑戦者の道です。
  • 偉大なる天才が、その他の人々に出来ないことを自分でやらなくてはならないと思って選んだ道なのです。
  • 父王も嫌なのに、泣きながら、偉大なる息子の勇気の要る挑戦を見守っていたのです。
  • それからも、修行中、覚りに(目的に)達したか否かと情報を収集していたのです。

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お釈迦様の出家は

  • 老病死は絶対嫌です。それを避けられるならなんでもやります。これは誰の気持ちでもあります。
  • しかし、金儲けに、家族を養うことに精一杯頑張る。
  • あっけなく、病んで、老いて、死ぬ。得たものをすべて置いてゆく。
  • 大失敗の人生です。絶対避けたかったものに必ず出会うことを早める道です。
  • 清らかな、穏やかなこころでいたいのに、こころが汚れる一方の道です。
  • いい加減な、無知な、矛盾で、悪循環の生き方を破る道が「仏教の出家」なのです。

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お釈迦様の出家は

  • 突然出家したわけではなく、天才として、人の生き方を長年観察した上で、皆のためにも解決策を見つからなくてはと思ってとった態度なのです。
  • 生きることは苦であり、空しいものであると知っていたのです。
  • しかし、皆に、何か別な道、別な生き方あるのではないかと発見できないことに、生命に無知に対して哀れみをもって出家なさったのです。
  • 出家後、その道を発見した人はいるのかと探したのです。
  • それは、「善とはなにか」と探し求めて師匠を訪ねて歩いたエピソードに語られてあります。

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Rawwhapqla尊者がkoravvya王に答える

  • upan]yati loko addhuvo:世界(生命)は老いて行くもの、常住ではない。
  • ②Atāṇo loko anabhissaro世(命)に頼りはない。自由にならない。
  • ③Assako loko, sabbaṃ pahāya gamanīya’nti この世で何も「自分のもの」にならない。すべてを捨てて去るのです。
  • ④Ūno loko atitto taṇhādāso この世はいつも満たされないものです。渇愛の奴隷です。
  • 釈尊に説かれたこの四つのことを考えてRawwhapqla尊者が出家なさったのです。

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解脱と出家

  • 出家とは家出ではありません。
  • 生きるべき道、苦しみを乗り越える道を選んで歩むことが出家なのです。(定義です)
  • それは、たまたま俗世間の生き方と違っただけの話です。
  • 社会を嫌うわけでも、避難するわけでも、社会から逃避するわけでも、逃げ隠れするわけでもないのです。
  • 負け犬ではないのです。その反対で、頂点に挑戦するのです。
  • 俗世間の生き方と比較にならない努力と、智慧と自己制御が必要な生き方なのです。

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解脱と出家

  • お釈迦様が、「道」を発見して解き明かしたのです。
  • 老若男女区別なく、誰にでも理解できるように、実践できるように語られたのです。
  • 達したことがない山の頂上に初めて達するのは大変難しいのです。
  • もし、頂上に達した人は、ロープウェーを作ったら、誰にでも上れるのです。
  • 釈尊が説かれた仏道は涅槃という頂上に達するロープウェーなのです。
  • 人間皆出家しなさいという話にはならないのです。
  • 登山キットがなくても、頂上に上れるようになっているのです。

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解脱と出家

  • 悟りに達した出家の男女、在家の男女五百人、千人単位でいるのだと、釈尊が説かれているのです。
  • 仏道を歩むために、表面的にある特定の形を取らなくてはならないといえば、非論理的です。
  • では、「この深遠なる教え、完全無欠の実践を在家のみで完全に実践するのは難しいので、釈尊の足下で出家いたします」という経典文句の意味は?
  • それは、専念できない、完成出来ないという意味です。
  • 王として統治しながら、修行に励むと何処かでどちらかが疎かになるのです。
  • 中途半端では何にも達することは出来ないのです。

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出家と解脱

  • 社会人には、自分の立場にふさわしい義務があるのです。
  • 義務を果たさないでサボることは非道徳的で、社会に迷惑にもなります。
  • 義務を完全に果たす気持ちはなく、できればサボりたいと思う人は、独立した出家生活で、自己管理で修行を完成するとはあり得ないのです。
  • ですから、悟られる人にとっては在家・解脱両方の仕事は大変なことになりかねません。
  • 在家では、第三まで、聖者になれるが、最終ステージの阿羅漢果はできないようです。
  • しかし、死ぬ間際でそれにも達することはありえるのです。

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出家の意義

  • 頭をそること、黄色い衣を纏うこと、特別な生活習慣を持つことだけでは、出家者・比丘とはいえない。
  • 仏道は一切を捨てて、完全たる自由に達することです。
  • なにを捨てる?煩悩を捨てる。こころの汚れを捨てる。
  • 形はどうであっても、欲、怒り、無知、嫉妬などの汚れを捨てることができる。
  • 出家の「家」は執着・束縛という意味です。煩悩です。
  • 家を離れて正式的に形の出家になっても、本当の出家はそれからです。
  • 真の出家は不還果になることです。
  • そこまでは、出家に挑戦するものです。

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微妙なボーダライン

  • 比丘になることなく、阿羅漢になって涅槃に入られた聖者もいる。
  • お釈迦様の父王は、死の間際で説法を聞いて阿羅漢果に達したのです。
  • 在家も、出家も、仏弟子なら、サンガなのです。
  • 預流果から上の悟りに達した聖者たちが聖なる(ariya)サンガです。
  • 比丘戒を受けて修行する方々は比丘サンガです。
  • こころの汚れを落とすことは、出家の道です。
  • こころの汚れが完全に落ちたならば、出家なのです。

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三宝のご加護がありますように�生きとし生けるものが幸せでありますように

ご静聴を感謝いたします

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