マイルドヤンキー層にVR使って貰うには?
とってもローカル、地元に根ざした人たちにVRを受け入れて貰うための試行錯誤
2020-01-11 でちでち(@takaoyome3)
今年も始まりました、VR元年。
2016年から数えて5回目のVR元年、
あけましておめでとうございます。
2020年、VR元年(社会実装方面)
はじめに
北海道、十勝でVRの普及活動やってます、でちでちです。
会う人みんなに、とりあえずHMD被せてます。
十勝で被せてるクラスタは主に、地元の人。平たく行ったら営業活動。
概ね、マジョリティ層と呼ばれる人たちに被せてる感。
そして、被せて得たUI/UXに関する知見を雑にお話。
だいたいこんな感じで、自治体やら会社やら回ってます。スーツ着て。
概ね。
今までVRに触れた事がない人相手。
VRに対する関心もそれほど高くない人達相手。
ICTリテラシー自体は、それほど高くない(比較対象:VR界隈)
ゲームとかホント興味ない人達に、被せてます。広めてます。
平たく言ったら、
マイルドヤンキー層�…この言い方好きじゃないけど
1.UI面でやっちゃいかん事
コントローラー渡すな。
マジで。
何故か
コントローラーのボタン操作が分からない。
操作説明しても、分からない。
うっかり戻りボタンを押してしまう。
分岐が出てくると、迷う。
使った事無いから分からなくて当たり前。
分からないと、不満が生じる。
楽しい体験が、中断される。
選ぶコストは、すげぇ高い。すげぇ不快。
操作させる事自体、
リスクの塊です。
対策としては
コンテンツの作りは、一本道。
発火操作は、専任のアテンド者。
体験者に操作系は、指一本触れさせない。
…一見すると、すげーつまらなくなりそうでしょ?
でもね。
初めての人に、
VRを、
楽しんで貰うの最優先。
インタラクティブ要素は、次の段階でいいんじゃねーかなー、と思ってます。
一本道で興味持って貰ったら、次に操作を覚えて貰う。
その段階で沼に落とす。
2.UX面でやっちゃいかん事
人の仕事を奪うな。
人の役割を与えろ。
何故か。
人の介在が無い=省力化。
田舎はロクな職がない。転職したら極貧化。
省力化と捉えられると、警戒される。
現場は警戒する相手には非協力的。
VRに仕事を奪われると誤解。
今の職にしがみつくインセンティブ高い。
自分の職を奪う物と捉えられる。
協力を得ないと導入不能。
人の役割を奪ってはならない。
新しい物は常に警戒される。
対策としては
1.アテンド者が必要な設計とする。�…現時点では、デバイスだけ渡して後はほっとく事出来ないよね。
2.アテンド者に、その人でなければいけないロールを持たせる。�VRコンテンツは疑問を引き出す。それに受け答えして頂く事も、重要なロール。
3.どぶ板、叩け。�面倒だけどね、この局面は礼儀1.0で行くしか無い。顔を覚えて貰うために足運ぶしか、ない。
首切りの道具と、
思われてはならない。
それはお互いにとって、不幸。
大前提として。
分かりやすい、意識のすげー低い利益の提示は不可欠です。
コレスゲーだけでは、話すら聞いてくれない。
美少女になる事は、彼ら望んでない。
VR空間の利便性追求は、次の段階。
その段階で、沼に落とす。
以上!!
ガチガチのビジネスサイドの方からすると、そんなん当たり前かも知れません。
無論、これだけでは普及活動出来ません。手ぬるい所、スマートじゃ無い場所も多々有るでしょう。
しかし!!新たに突っ込んでくる若きクリエイターの皆さんに、コレだけは知って欲しい。上記の二点は、UI/UXの特大地雷です。
踏み抜かない様に、上手くやりましょー!!
早く実装して
みんなで
ミライに、
なりましょう。