Jetson Nanoの�キャリアボードを自作する
🐓@NkyokuP
ロボカップSSLで回路を作ってました
V2
2021/8/29
ご注意
2
動機
3
Jetson Nanoをロボットに積みたいけど
開発キットのキャリアボード
カスタムキャリアボード化
やったこと
4
設計資料
5
シンプルなキャリアボードを作る
Jetson Nanoがどのような挙動をするのか把握するため�開発キットの回路図を参考に簡単なキャリアボードを作成した。
開発キットのキャリアボードの回路図・ガーバーデータ等�Jetson Nano Developer Kit Carrier Board Design Files (P3449 B01), B01-20200507, 2020/5/7�https://developer.nvidia.com/jetson-nano-carrier-board-design-files
確認事項
6
電源容量
Jetson Nano自体は5V/2Aの電源で動作する。周辺回路に以下の電源が必要である。
電源容量が本当に十分か実物で確認。
7
用途 | 電圧 [V] | 最大電流 [A] |
Jetson Nano | 5 | 2 |
USBホスト | 5 | 0.5~3 |
HDMI | 5 | 0.055 |
DisplayPort | 3.3 | 0.5 |
M.2 WiFiカード | 3.3 | 1Aくらい? |
ラズパイカメラV2 | 3.3 | 0.25 |
電源シーケンス
GreenPAK (SLG46826)で制御できることを確認した。
8
Figure 2 Power-up Sequence
Figure 3 Power Down Sequence
Datasheet 2.5節, Product Design Guide 5章を参照
コネクタ選定
デメリット : 両面実装のM.2カードが搭載困難になる
9
基板
DDR4
M.2
A
B
DDR4 | M.2 | A [mm] | B [mm] |
2309413-x | 2199230-y | 0.4 | 4.9 |
2309413-x | 2199119-y | 1.4 | 3.9 |
2309411-x | 2199119-y | 0.2 | 3.9 |
表 コネクタの組み合わせ例
※ x, yは接点の表面処理やキー位置の
バリエーション
1.5
高速差動信号の取り回し
本当はアイパターンや伝送損失を見たいけど
10
図 DisplayPort周りの配線(L1, L4)
GPIO,低速ペリフェラルの制御
11
モジュールの�ピン名 | 本来の 接続先 | コネクタの�ピン番号 | SoCの ピン番号 |
GPIO01 | 40ピン | 29 | PS05 |
GPIO02 | M.2 | 20 | PH06 |
GPIO03[1] | M.2 | 54[2] | PI02 |
GPIO05[1] | M.2 | 56[2] | PH07 |
GPIO07 | 40ピン | 32 | PV00 |
GPIO09 | 40ピン | 7 | PBB00 |
GPIO10 | M.2 | 62 | PV01 |
GPIO11 | 40ピン | 31 | PZ00 |
GPIO12 | 40ピン | 15 | PY02 |
GPIO13 | 40ピン | 33 | PE06 |
モジュールでの名前 | 本来の 接続先 | Jetson-IO での名前 | Linuxでの�名前 |
UART0 | M.2 | uartc | ttyTHS1 |
UART1 | 40ピン | uartb | ttyTHS2 |
SPI0 | 40ピン | spi1 | spidev0.x |
SPI1 | 40ピン | spi2 | spidev1.x |
I2C0[3] | 40ピン | i2c2 | i2c-0 |
I2C1[3] | 40ピン | i2c1 | i2c-1 |
I2C2[4] | M.2 | i2c3 | i2c-2 |
I2S0 | 40ピン | i2s4b | I2S4 |
I2S1 | M.2 | i2s3 | I2S3 |
※UART2はコンソール入出力なので使えない
[3] これらだけは3.3Vトレラント
[4] アドレス0x50は避けること
[1] M.2のW_DISABLEを制御しなくて構わないなら転用可
[2] MOSFETでレベル変換して接続されている
専用の用途がないGPIO, 低速ペリフェラルにLinuxのアプリから自由にアクセスできることを確認。
ロボットの基板の作成 (1/2)
12
先ほどのキャリアボード
モータードライバ基板
FPGA基板
電源基板
ロボットの基板の作成 (2/2)
13
https://github.com/Nkyoku/phoenix-pcb
※ロボマスとは無関係
コネクタの選定 (1/2)
14
Jetson Nanoの基板形状はDDR4 SO-DIMMと互換である。
開発キットのキャリアボードはTE Connectivity製のコネクタ「2309413-1」を使用している。
Jetson Nanoの下に大きな部品を置くなら2309413-x, 2309411-xを選ぶべき。
型番 | コネクタ厚み | 基板面との間隙 | フットプリント |
2309413-x | 9.2 mm | 5.3 mm | } コンパチ |
2309411-x | 8.0 mm | 4.1 mm | |
2309409-x | 5.2 mm | 1.3 mm | } コンパチ |
2309407-x | 4.0 mm | 0.1 mm |
※ ‘x’は接点の表面処理のバリエーション、普通は’1’が入る。
コネクタ
厚み
基板面との間隙
コネクタの選定 (2/2)
15
TE ConnectivityのM.2コネクタには高さの選択肢が2つある。
開発キットのキャリアボードは「2199230-4」を使用している。
コネクタをJetson Nanoの下に配置するなら高さに気を付けること。
型番 | コネクタ厚み | 高さ (S3, D5) | 基板面との間隙 (S3) | 基板面との間隙 (D5) | スペーサー 型番 |
2199230-y | 4.2 mm | 4.9 mm | 2.5 mm | 1.0 mm | 9774025243R |
2199119-y | 3.2 mm | 3.9 mm | 1.5 mm | 0.0 mm | 9774015243R |
※ ‘y’は接点の表面処理やキー位置のバリエーション
高さ
基板面との間隙
a
b
Type | a | b |
S3 | 1.5 | 0 |
D5 | 1.5 | 1.5 |
コネクタ
厚み
電源構成
Jetson Nano自体は5V/2Aの電源で動作する。他にも周辺回路に以下の電源が必要である。
16
5V
Jetson Nano
SW
USBホスト
HDMI
SW
3.3V
1.8V
M.2
DisplayPort
Camera
レベル変換
SW
SYS_RESET#
電流制限用
EN
EN
EN
※周辺回路は非起動状態のJetson NanoのSoCのI/Oに電圧を加えてはいけない。�Jetson Nanoの出力するSYS_RESET#, MOD_SLEEP#で周辺回路のレギュレータやロードスイッチを制御するのが良い。
USB (データシート 4.1節, デザインガイド 6.1節)
17
Jetson
Nano
TX+
TX-
RX-
RX+
USB
コネクタ
USB
コネクタ
Jetson
Nano
配線しづらければ極性反転しても良い(Polarity Inversion)
TX+
TX-
RX-
RX+
PCIe (データシート 4.2節, デザインガイド 6.2節)
18
Endpoint
Jetson
Nano
D0
D1
D3
D2
配線しづらければレーンを引っくり返せる(Lane Reversal)
Polarity Inversionも独立に適用可能
D0
D1
D3
D2
Endpoint
Jetson
Nano
D0
D1
D3
D2
D0
D1
D3
D2
TX+/TX-/RX+/RX-
HDMI, DisplayPort (データシート 4.3節, デザインガイド 7章)
19
CSI (データシート 4.4節, デザインガイド 8章)
20
Product Design Guide, Table 8-3 CSI Configuration
基板を引く
デザインガイドに各通信規格の条件が書いてある。
21
デザインガイドに少し違反しているが
DisplayPortのPHYが優秀なおかげで
DP Alt Modeで4K 60pが通った設計
配線長 10cm
ビア 3つ
スイッチICを経由