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オンライン授業マニュアル(教員用)3

Zoomの録画機能を使う

慶應義塾大学医学部

ver. 20200411

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目次

概要:3-6

操作手順例:7-20

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要旨

Zoomは、本来、ビデオ会議など複数人でのコミュニケーションに使うソフトですが、録画機能がついているため、この録画機能を使って、他の人と接続せずに、プレゼンテーションなどを録画することができます。

PowerPointやKeynoteの録画機能を使う場合に比べ、

  • ポインターが写る
  • PowerPoint以外のアプリケーションも使える
  • 演者の顔をサムネイルとしてうつすこができる(うつさないことも可能)

などの利点があります。

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講義用パソコンに最低限必要な機能

  • マイク
    • 内蔵マイクを使用すると設定が簡単ですが、ノイズの影響が大きくなります。より高品質な録音にはヘッドセットなど、外付けマイクの使用を推奨します。
  • webカメラ
    • 演者の顔を写しこむ場合には、必要です。ノートブックパソコンであれば、内蔵のカメラがついていることが多いので、それで十分です。ついていなければ、別途、webカメラを用意することになります。演者の顔を写さない場合は、必要ありません。

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Zoomで作成される動画

  • Zoomで作成される動画の縦横比は16:9です。
    • 演者の顔のサムネイルが、どの位置に入るかは、使用しているディスプレイPowerPointの縦横比などによって変わります。
  • Zoomで作成される動画はmp4ファイルです。

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著作権に関して

講演に用いるスライドや資料において、第三者の著作物など、その権利が他人に帰属する部分が含まれる場合には、あらかじめ当該第三者からの承諾を取得するか、著作権法における引用(第32条第1項)により著作権者である当該第三者の権利を損なわない方法を取るようお願いします。著作権法における引用と認められるためには、①既に公表された著作物であること、②「公正な慣行」に合致していること(引用部分はカギ括弧等を付して明確に区別すること、それなりの必然性があること)、③報道、批評、研究等の引用の目的上「正当な範囲」であること(量的にも質的にも自らの著作物が「主」で、引用される他人の著作物が「従」であることが必要)、④「出所の明示」をすること、となっています。特に、図表に関しては、必ず出所の明示をおこなうようお願いします。

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操作手順例

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具体的な手順

  1. Zoomアプリの起動と新規ミーティングの開始
  2. 画面の共有でPowerPoint(Keynote)を選ぶ
  3. PowerPoint(Keynote)のスライドショーを開始し、Zoomの録画をスタート
  4. PowerPoint(Keynote)で講義をおこなう
  5. 録画の終了
  6. 動画ファイルの書き出し

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Zoomアプリの起動と新規ミーティングの開始

  • Zoomアプリを立ち上げて、「新規ミーティング」を押す。
    • Zoomの立ち上げ方はいくつかありますが、Zoomのアプリをダウンロードしておいて、「アプリケーション」の「zoom.us.app」をダブルクリックして立ち上げる

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マイクとカメラの設定

録画を開始する前に、マイクとスピーカー、カメラの設定を確認してください。外付けマイク/カメラを使う場合には特に大切です。

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注)Windowsのタブレット(Surface等)ではin/outの複数カメラが搭載されているので、�この画面で必ずカメラ選択をしてください。

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Zoomがスタート

  • この状態で参加者が自分1人のミーティングの状態になっています。
  • LINEやメールの通知がこないように、Zoomと録画に使うPowerPointやKeynote以外のアプリは終了しておきましょう。
  • メニューから「画面の共有」を選びます。

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共有する画面を選ぶ

  • PowerPoint(Keynote)で講義を収録するので、PowerPoint(Keynote)を選びます。

    • 左下にある「コンピューターの音声を共有」のチェックを入れると、コンピューターから出る音声も録音されますので、動画教材が含まれている場合は、ONにします。
    • 「全画面ビデオ クリップ用に最適化」はビデオクリップを使用しないのであればONにしない方がいいです。

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画面共有中

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Zoomの録画スタート

  • スライドショーを開始し、準備ができたら、録画を始めます。
  • メニューバーの「詳細」>「レコーディング」を押せば、録画がスタート。よりスマートにレコーディングスタートするなら、ショートカットを使うとよいでしょう。Macなら「shift」キー+「command」キー+「R」キー。Windowsなら「alt」キー+「R」キー。
  • 録画停止も同じショートカットです。

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作成される動画に写るもの

  • 作成される動画には、PowerPoint(Keynote)と演者のサムネイル画像のみが映り込みます。
  • Zoomのメニューバーなどは映り込みません。
  • 演者のサムネイル画像は好きな場所に移せますし、非表示にもできます。
  • 演者のサムネイル画像をうつしたくない場合は、「サムネイルビデオの非表示」を選びます。

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録画終了

  • メニューバーの「詳細」>「レコーディングの停止」を押せば、録画が停止します。よりスマートに録画を停止するなら、ショートカットを使うとよいでしょう。Macなら「shift」キー+「command」キー+「R」キー。Windowsなら「alt」キー+「R」キー。
  • スライドショーを停止した後、メニューの「共有を停止」を押します。

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録画ファイルの生成

  • 「ミーティングの終了」を押して終了すると、動画の保存処理が始まります。動画の長さが長いと10分くらいかかることもあります。動画の長さとPCのスペックなどで決まります。

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録画ファイルの確認

収録が終わると、以下のファイルができあがります。

  • audio_only.m4a (音声ファイル)
  • playback.m3u (動画ファイル)
  • zoom_0.mp4 (動画ファイル)
  • chat.txt (チャット) ※ミーティング内チャットをした場合のみ

この中で一番ファイルサイズの大きなzoom_0.mp4が講義収録動画になります。これを再生してみて確認して下さい。

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注:Macであれば、ユーザーの「書類」フォルダの「zoom」フォルダ内に生成されます

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録画ファイルのトリミング

  • この方法で作ったファイルの前後には余分な部分ができてしまいます。気になる方は、動画編集ファイルでトリミングするとよいです。
  • Adobe Premierなどの動画編集ソフトを持っていなくても、もともとインストールされているソフトである「Quicktime player」(Macの場合)、「フォト」(Windowsの場合)でもトリミングができます。

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