バスケ選手は
“呼吸”でプレーが変わる
-呼吸を鍛えるとバスケが上手くなる-
私たちにとっての呼吸
座っている時も立っている時も人は呼吸をする。
呼吸は最も原始的で初期の運動パターン。
人間は呼吸で始まり、呼吸で終わる。
正しい呼吸ができなければ、正しい動作が行えず悪い姿勢へとつながる。結果、パフォーマンスは上がらない。
世界的に有名なトレーニング科学者の発言
“呼吸が適正化されなければ
その他の動作パターンも適正化することはできない”
“ある肢位で呼吸ができていないとしたら (息を止めている)
その肢位を獲得しているとは言えない。
そしてその肢位で゙生きながらえる事はできない”
トレーニングや練習では、呼吸を整えて初めてやることで
「その動作を獲得した」と言えるのです。
パフォーマンスピラミッドから見た呼吸の立ち位置
呼吸はピラミッドの土台となる基礎的な動作。
まず呼吸トレーニングを取り入れることでバスケが上手くなる。
呼吸を改善することで得られるメリット
バスケ選手にとって、プレーの質向上につながる重要な要素!
多くの人は息を吸いすぎ!?
呼吸は「吐く(呼気)」と「吸う(吸気)」を繰り返す。
吐く→副交感神経優位
吸う→交感神経優位
息を吸いすぎると過呼吸状態になり、
免疫が下がって身体の不調をもたらす。
大切なのは息を吐くこと!
息を吐いて身体をコントロールすると、我々のパフォーマンスは向上する。
息を吐かないと、左のペットボトルのように身体が硬くなり悪影響。
息を吐いて、右の潰れたペットボトルのようにしなやかさを身につけるのが理想。
バスケ選手は体幹トレーニングや練習以前にまず呼吸をトレーニングする必要があります。
次に紹介するスライドのトレーニングを今日から取り入れていきましょう。
具体的な呼吸トレーニングメニュー①
具体的な呼吸トレーニングメニュー②
トレーニング時のポイント
正しい呼吸は、吸った時に胸とお腹が両方膨らむ。
呼吸を習得するべき理由
呼吸トレーニングによって「腹腔」というお腹の内臓が詰まった部分を鍛えることがバスケ選手に必要。
上は「横隔膜」、背中側は「多裂筋」、周囲は「腹横筋」、下は「骨盤底筋群」という構造。ローカル筋(インナーマッスル)と呼ばれる。
呼吸トレーニングでローカル筋をしっかり「使える」状態にすることで、正しい姿勢の維持や手足を自由に動かすことが可能になります。
その結果、体幹が強くなりバスケでパフォーマンスが上がります。
強いアスリートはウエストが圧倒的に太いです。それは腹圧が高く正しい呼吸ができているから。
大きな力の発揮には強い体幹が必要で、そのためには呼吸トレーニングが有効となります。
日常生活で意識したい理想の呼吸について
まとめ