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処理水問題のこれまでの経緯

小山良太

福島大学食農学類

2021/11/28

第23回福島ダイアログ

「処理水をめぐる課題を福島で考える、

世界と考える」

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A地下水

B汚染水

C ALPS処理水

D トリチウム水

2次処理

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3つの水�汚染水、ALPS処理水、トリチウム水

A:原子炉に流入する前にくみ上げられた地下水:これは放射性物質に触れる前の水であり、検査により基準値以下であれば現在でも海洋放出されている。

B:原子炉の冷却水:これは汚染物質に直接触れるため高濃度に汚染されてしまう。本来、汚染水という言葉はこちらを指す。

C:この汚染水の中のさまざまな放射性物質をALPSという装置でセシウム、ストロンチウムなどの核種を除去した上で処理済みの汚染水(ALPS処理水)としてタンクに貯蔵されている。

D:しかし、この処理の過程では水と構造が似ているトリチウムという核種は除去できないため、この処理水をトリチウム水と呼ぶ。

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廃炉における処理水問題の経緯

2011/3/11 東日本大震災 その後原発事故

2011/4/4 汚染水海洋放出

2011/4/20 コウナゴ出荷制限

2013/12/25 トリチウムタスクフォース設置

2014/5/21 地下水バイパス稼働

2015/8/25 サブドレン稼働

2016/5/27 トリチウムタスクフォース報告 5つの処分方法

2016/11/11 ALPS小委員会設置 

        処分方法、社会的影響、風評対策

2018/8/30 福島・東京 公聴会(関係者、国民の意見を聴取)

        陸上保管等他意見、トリチウム以外の核種問題

2020/2/10 ALPS小委員会報告 水蒸気放出・海洋放出が現実的

2020/4/6  意見を伺う場(現地の意見を聴取)

2021/4/13 政府:海洋放出の方針決定

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  • 汚染水処理対策委員会の下にトリチウム水タスクフォースを設置。2013年12月25日より検討を開始し、2016年6月3日に報告

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多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会�2016/11-2020/2

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市町村議会など処分方針に関する意見書(2020年)

  • ①水蒸気・海洋放出への反対意見、

  • ②2つの処分方法の見直し、

  • ③処分した際の政府の対策への懸念と風評対策の実効性への不安、

  • ④処分時期・方法を決定する過程における合意形成のあり方

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主な懸念される意見:FoE Japan

  • 1.陸上での保管、処分を検討すべき
  • 2.用地について十分検討されていない
  • 3.漁業者の反対を無視すべきではない
  • 4.トリチウムの安全性については意見が分かれている
  • 5.他の放射性核種が残存する
  • 6.合意形成のあり方について

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トリチウム水の処理をどう考えるか

①通常炉と異なり事故炉から排出された汚染水を処理したトリチウム水であるという問題

  →国民、諸外国へ「的確」な説明

②ALPS処理水の2次処理の問題

  →運用、データ公開、第三者機関、実施主体

③トリチウム総量約856 兆ベクレル(Bq)。長期間の運用

 →長期に及び、事故リスク、「風評」「流通」問題への対応が必要

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試験操業対象魚種(2017)

2021/4/1現在は 0 に!本格操業にむけて 

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  • 水産経済新聞2020/3/10