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書籍『独習C++』の改訂について (仮)

C++MIX #6

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Who am I

高橋 航平 (たかはし・こうへい)

筑波大学情報学群情報科学類卒。大学卒業後、オンラインゲームの会社で社内インフラの開発・運用を行うかたわら、なぜかBoostのコミット権が与えられたのでFusionとPhoenixのメンテナンスを行っていた。その後2Dとも3Dともつかないコンピューターグラフィックスを扱う会社でソフトウェア開発に従事したのち、現在は深層学習を主に扱う会社で専用アクセラレータのデバイスドライバやミドルウェアの開発に従事。

(著者プロフィールから引用)

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本書の概要(旧版との違い)

  • C++17までの範囲で新規に書き起こした
    • 旧版(ハーバート・シルト著)の初版は1994年7月となっていて、何度か改版をしたものの、C++03までしかサポートされていなかった
  • (一応)C言語の予備知識がなくてもいいようにした
    • 旧版は独習Cの次に読む本というスタンスだった
  • ページ数が増えた
    • 549p → 615p (索引等含めると 568p -> 640p)
    • (でも行間は詰まってるしマージンは狭くなったしフォントは小さくなった
  • 付録はCDからダウンロードコンテンツに移行
    • CDドライブついてないPCとか多いよね
    • 解答もダウンロードに

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注意したところ

  • できるだけ英単語を載せ、扱わない点については扱わないと明言した
    • “独習” なので、本書のターゲット層は気になったら検索してくれるだろうという期待�(知らない単語は検索できないから、単語だけでも出した)
  • 索引でできるだけ抜けがないように
    • なんとなくあんな感じの〜から見つけ出せたい
  • Coffee break的な変な雑学で一服
    • できるのか?

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大変だったこと

  • スケジュールが死
    • 今年の夏はすべて吹っ飛んだ
    • 売れっ子作家の気分を味わえたのでよし(よくない)
  • 章立ての順番がつらい
    • これを説明するにはあれが必要で、あれを説明するにはこれが必要
    • どんどん出てくる説明してない機能
  • 練習問題・章末問題を考えるのが大変
    • いや、1ページ前に答え書いてあるよね?的な

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未練

  • スコープの話題を4章3節まで遅らせたのは本当に良かったのか...
    • 1〜3章はプログラム書いてる感を出したかったのでタイクツなことは避けたかった
  • 索引に対訳も載せたかった...
    • ページ数が爆発したので削ってくださいって言われた
    • かなしい
  • サンプルコードが雑
    • PascalCaseだったりsnake_caseだったり
    • struct Aってなんやねん

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質疑応答(時間があったら)

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おまけ(当日言えなかったこと)

2019年11月11日刊行の拙著ですが、当日の翔泳社様からのツイートを御覧ください

https://twitter.com/shoeisha_books/status/1193732324627632130