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「国際ロータリーの最優先事項」

 「ポリオ根絶プログラム」

ポリオはどんな病気か、ウィルスとワクチン

第2地域ポリオ根絶コーディネーター(EPNC) 

                          伊藤雅基(駒ヶ根RC)

                  

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ポリオはどのような病気か

・急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)

 /小児麻痺と言われ、ウイルス感染により発症する

・治癒はできない

・ワクチンでの予防が可能

・糞口感染が主な感染経路

・不顕性感染の割合が高い(症状が出ない)

・ウイルスが神経組織に入ってマヒを引き起こし、死に至ることもある

 (感染して、身体マヒを引き起こす割合は、200人に1人程度)

・5歳以下の子どもの感染確率が高く、「小児マヒ」とも呼ばれている

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ポリオプラス・プログラムとは

国連の40周年(国際ロータリー創立80周年)にあたる1985年に 国際ロータリー

 は1億2000 万ドル(120億円)を集めるという声明を出し、ポリオプラス・プログラ

 ムを設ける。

・ポリオと共に、ハシカ(麻疹)、ジフテリア、結核、百日咳、破傷風の5つをプラス

 して、 同時に撲滅することを目的にした。

・その後、ポリオの根絶を遂行するするのに必要な、機材・機関などをプラスと呼び、

 現在では世界的なポリオ根絶活動がもたらした遺産や多くの研究結果による功績の  

 ことを指します。

・1995年に、ポリオプラスの目標を2000年までにポリオを一掃し、ロータリー100周

 年にあたる2005年までにポリオ撲滅を証明することを決めました。

 残念ながら、これは2026年までという目標に変更されました。

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  • ポリオ(急性灰白髄炎)は、主に5歳未満の小児が罹かる疾患です。
  • 感染者200人のうち1人に不可逆性の麻痺が起こります。麻痺を起こした 患者の 5~ 10%は呼吸筋が機能しなくなり、死に至ります。
  • 1988年には35万人いたと推計されるポリオの患者(野生株由来)は99%以上

減少し、2022年に は報告者数が2人なりました。世界がこの疾患を根絶する

ことに取り組んだ結果、 1,600万以上の人々が麻痺から救われました。

  • 1人でも感染した小児がいれば、すべての国の小児にポリオへの感染の危険が

生まれます。最後に残った常在国からポリオを根絶することができなければ、10年以内に毎年20万人もの新規患者が発生する可能性が生まれます。

  • 殆どの国が効果的なサーベイランスや予防接種体制を確立してきたことで、

地球全体での取り組みが他の感染症に取り組む対処能力も向上させています。

ポリオの根絶の要点              

出典:厚生労働省

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野生株ポリオウィルス (WPV)

    野生に存在するポリオウィルス

ワクチン株ポリオウィルス 

    病原性を弱めたポリオウィルスで、経口生ワクチン(OPV)に含まれる

ワクチン由来ポリオウィルス VDPV(Vaccine-Derived Polio Viruses)

   遺伝子の変異したワクチン株ポリオウィルス【伝播型】   

cVDPV (circulating VDPV)

     地域社会において人~人伝播を起こしたという証拠が存在するVDPV

IVDPV

     VDPV感染が長引いている原発性の免疫不全者から分離されたVDPV

aVDPV

     免疫不全かどうかが明らかでない者から臨床現場で分離されたもの

      か、汚水から分離された発生源が明らかではないVDPV

ポリオウィルスの種類

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OPV:経口生ポリオワクチン(Oral Poliomyelitis Vaccine)

   ・・・病原性を弱めたウイルスが入っています。

    ●  経口から投与する生ワクチン

    ● 便からのワクチン株ウィルスの排泄がある

    ●  ワクチン由来の伝播の可能性がある

IPV:不活化ポリオワクチン(Inactivated Poliomyelitis vaccine)

   ・・・ポリオウイルスを不活化し(=殺し)、免疫をつくるのに

         必要な成分を取り出して病原性を無くしてつくったものです。

    ●  注射による接種

    ● 便からのワクチン株ウィルスの排泄はない

    ●  ワクチン由来の伝播の可能性はない

   

ポリオワクチンの種類

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Global WPV1 & cVDPV Cases1, Previous 6 Months

Data in WHO HQ as of 03 May 2022

Endemic country (WPV1)

1Excludes viruses detected from environmental surveillance; 2Onset of paralysis 04 Nov. 2021 to 03 May 2022

直近6か月のポリオ発生状況

直近1年の発生状況

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Data in WHO HQ as of 03 May 2022

 Global Wild Poliovirus 2016 – 2022

  世界の野生株ポリオウィルス発生状況          

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 ➜ 日本では生後3~12ヵ までに3回のポリオ ワクチン接種(4種混合)

 が義務化され、免疫維持がなされています。(3種:ジフテリア 百日咳 破傷風)

 ➜ このように毎年新生児にポリオワクチンを投与しているから、ポリオの

   感染拡大、発症が防がれているのであり、終息したわけではありません。

   国内でもワクチン株由来のポリオ感染者の報告は僅かですがあります。

 ➜ 日本政府の国内ポリオワクチン投与費用は、毎年約100億です。

 (他国の例)

 ➜ アメリカ・生後2ヵ月、4ヵ月、及び4~6歳にて計4回の接種

 ➜ ドイツ・・生後2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、6~8ヵ月にて計4回の接種

 ➜ 中国・・・生後2ヵ月、3ヵ月、 4ヵ月、6~8ヵ月、4歳計4回の接種

日本などのポリオワクチン接種状況

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ポリオワクチン予防接種はすべての国で行っています。

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国内のポリオ感染状況 (平成23年まで)

出展:国立感染症研究所

発生動向調査年別報告数一覧より

一類~五類感染症、新型インフルエンザ等感染症および指定感染症

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  ポリオ根絶活動とは毎年3億から4億人の子供に

             ワクチン接種を続けるということです。

  ポリオ根絶は「もう少し」ですが、世界では新生児増加も

      みられ、今はワクチン接種の資金が最も必要な時です。 

ポリオ根絶活動とは、

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2022-2026 新しいポリオ根絶戦略

       

ゴール1:

アフガニスタンとパキスタンで全てのポリオウイルスの伝播を永久に阻止する.

ゴール2:

cVDPV2の伝播を阻止することとポリオフリー地域での再流行を防ぐ

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2026

2023

2022

2025

2021

2024

nOPV2の

広範囲での使用

野生型ポリオウイルス1型の伝播の終息と

cVDPV2の最後の検出の報告

野生型ポリオウイルス1型の根絶の証明と

cVDPV2の終息の確認

ゴール1とゴール2を達成するタイムライン

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subhead

皆様の助けを借りて、

私たちはポリオを

永久に終わらせることが

できます。

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