「善を行い、
正義を追い求めなさい」
(イザヤ 1・17参照 )。
いのちの言葉
2023年1月
focolare.org/japan
今月のみ言葉は、
預言者イザヤの第1章から
取られています。
このみ言葉は、
1 月 18 日から 25 日の間、
北半球で祝われる
「キリスト教一致祈祷週間」
のために選ばれました。
今回、米国ミネソタ州 *のキリスト者の方々が準備してくださいましたが、
正義という、たいへん差し迫ったテーマが取りあげられています。
* 2020年のジョージ・フロイドさんの死(白人警官に殺された黒人男性)をきっかけにミネソタ州は人種差別撤廃の発信地となった。
事実、平和と一致の文化を思うように証しすることができない社会にあって、不平等や暴力、偏見がいっそう拡散しています。
とはいえ、預言者イザヤが生きていた時代も、今とそう変わりませんでした。戦争や反乱、富の追求、権力争い、偶像崇拝、貧しい人々を虐げ、排斥するなど、こうした 世相にあってイスラエルの民は歩むべき道を見失っていました。
イザヤは、非常に
厳しい言葉で、
そのような民を回心
の道へと引き戻そう
とし、神がアブラハム
と 結ばれた契約に
立ち帰るための道を、
民にはっきりと指し
示しました。
「善を行い、
正義を追い求めなさい。」
ところで
「善を行うのを学ぶ」とはどういう意味でしょう。
学ぶためには、私たちの心が外に開かれていること、また、なすべき 努力も要ります。
毎日、理解すべきこと、向上すべきことはいつもあります。
そして何か間違ったとしても、私たちはいつでも、
もう一度やり直すことができます。
では
「正義を
求める」とは
どういう
ことでしょう?
正義は、
様々なことを行う上で私
たちが望むべきものそして、
目指すべき「宝」といえます。
また正義は善を行う助けと
なり、神のみ旨が何である
かを、よりいっそう私たちに
分からせてくれるものです。
なぜなら神のみ旨こそが、
私たちの善だからです。
イザヤは、具体的な例を挙げています。神が最も慈しまれるのは、無力で抑圧された人々、身寄りのない子供、そして、 やもめである、と。彼らは最も 無防備な存在なので、神は ご自分の民に対して、このような自分の権利を主張できない人々に、手を差し伸べるよう 求められます。
そして、宗教的な
儀式や捧げもの、
また祈りであっても、
善い行いと正義の
実践が伴わないの
であれば、神は、
それらを決して喜ば
れることはない、と。
「善を行い、
正義を追い求めなさい。」
今月のみ言葉は、
他の人々、特に
困っている人を具体
的に助けるよう促し、
私たちの回心の歩
みに求められるのは、
苦しんでいる人に
対して、心、思い、
そして腕を大きく
広げることだと
教えています。
「正義を望み、正義を探し求めることは、人の良心に刻み込まれています。
神ご自身が人の心にそれを植え付けられたからです。
歴史の中で多くの進歩や発展があったにせよ、神のご計画の完全な実現には何とほど遠いことでしょう!
今日もなお、戦争や
テロ、民族紛争が絶えまなく続いています。
これらはすべて、
社会経済の不均衡、不正、憎悪の表れと
言えるでしょう。
…あるいは、愛や相手に対する敬意・心遣いがなくても正しい関係を築ける
かもしれません。しかし、このような関係はいずれ形式的で事務的なものとなり、
相手にとって何が本当に必要であるかを分かるまでには至らないでしょう。
愛がなければ、真の正義は決してあり得ず、裕福な人と
貧しい人との富の分かち合いも生まれてはこないでしょうし、
一人ひとりの尊さを真に理解し彼らが置かれて
いる状況を察することもできないでしょう。」
キアラ・ルービック、2006年11月の「いのちの言葉」より抜粋
「善を行い、
正義を追い求めなさい。」
一致した世界のために生きるとは、人類の傷を何らかの形で
自身の背に負い、人類家族を築くために自分にできる
小さな行いをすることにあるのかもしれません。
ある日のこと、
アルゼンチン
出身のJさん
は、以前自分
が教鞭を
とっていた
ある学校の
校長だった人と
道でばったり
会いました。
この上司は、Jさんを
ささいな口実で解雇
した人で、Jさんに
気づくと道をそれようと
しましたが、Jさんは
彼に追いつきました。
近況を尋ねると、彼は
今別の町に住んでいて求職中だが、仕事が
見つからず苦しい時期
にあるとのことでした。
J.さんは彼を助ける
ことを申し出、翌日、
知人たちに職探しの
ニュースを流すと、
すぐ返事がありました。
Jさんから新しい仕事の知らせ
を受けて、彼は一瞬自分の
耳を疑いました!自分が解雇
した人なのに、ここまで親身
になって自分を心にかけ、
助けてくれたことに深く感謝し、
感動していました。
そしてちょうどそのころ、
Jさんにも「100倍の報い」がありました。大学に入学して以来ずっとこれまで
自分が望んでいた2つの仕事がJさんに提供されたからです。
具体的でタイムリーな神さまの
愛の計らいにJさんはとても驚き、
感動せずにはいられませんでした。」*
*チッタ・ノーバ誌2022年1月/2月号「今日の福音」からの体験
「善を行い、
正義を追い求めなさい。」
いのちの言葉は聖書の言葉を黙想し、
生活の中で実践するための助けとして書かれたものです。
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解説:いのちの言葉編集チーム
グラフィックス:アンナ・ローロ
プラチド・ドミナ
パスクアーレ・ベルナルディ
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