正常運転時の原子力施設
に伴う危険性
2014年9月20日 ハカルワカル広場
作成:二宮
映画ハードレインを鑑賞した後で
原子力施設から環境中に出てくる放射性物質 (公益財団法人 環境科学技術研究所のページ)によると、
原子力発電所から環境中に放出された代表的な放射性物質の量は、平常時には年間で希ガスがND~1010ベクレル、よう素がND~106ベクレル、液体のトリチウムが1010~1014ベクレル程度です。被覆管に微小な孔があいた場合には希ガスで1012ベクレル、よう素で108ベクレル程度の値が報告されています。
年間の放出量は、気体廃棄物ではクリプトン-85が3.3×1017ベクレルトリチウムが1.9×1015ベクレル、炭素-14が5.2×1013ベクレル、よう素-129が1.1×1010ベクレル、液体廃棄物ではトリチウムが1.8×1016ベクレル、などと想定されています。
(108:億, 1012:兆, 1016:京)
以下の3つの「はず」が前提とされている。
「原子力施設周辺で小児白血病が増える」という事態は
3つの「はず」が成り立たないことを示す。
原子力施設の正常運転時の影響で、
映画の中で言われているような小児白血病の増加を起こすような危険は本当にあるのか?
難しい。
はっきりしたことは言えそうもない。
3つの「はず」が絶対に成り立つという前提は外して考えるのが賢明では?