小脳について
小脳の働き
大脳から送られる運動情報を受け取り(フィードフォワード情報)、
筋紡錘から運動結果の感覚情報を受け取る(フィードバック情報)
両者の情報が比較され、そのずれを修正することにより、筋活動のタイミングの補正・調整を行い精密で円滑な運動を可能にする
(運動学習)
小脳の構造
小脳の構造
大脳小脳神経回路に関係
脊髄小脳回路に関係
前庭小脳回路に関係
小脳の障害による症状
1)体幹運動失調
2)四肢協調運動障害
運動失調
運動失調
距離の測定が過不足に生じる事で、目的動作が正しく行えない
筋の相互の動きが時間的に協調することが困難になる
複雑な動きを段階的かつ協調的に働かせることが出来ない
筋収縮が正常よりも遅延し、最大収縮までに時間を要する現象
小脳性以外の運動失調
前庭系(頭の傾き・回転等の運動に関与)に障害がある事で生じる運動失調
深部感覚(筋・腱・関節からの感覚)による障害に起因する運動失調
大脳の病変により起こる運動失調(主に小脳失調に近似)
末梢神経障害・・・等
運動失調の鑑別方法
小脳の脳画像
小脳の脳画像
①上小脳脚
②小脳虫部
③小脳中間部
④小脳半球
①
②
③
④
小脳の脳画像
①中小脳脚
②歯状核
③小脳半球
④小脳中間部
⑤小脳小節
⑥小脳虫部
①
②
③
④
⑤
⑥
小脳の脳画像
①小脳片葉
②小脳中間部
③小脳半球
④中小脳脚
⑤小脳虫部
①
②
③
④
⑤
大脳小脳系の役割
大脳小脳系の役割
大脳小脳系の経路
運動前野(前頭橋路)→橋核→(交叉)→中小脳脚
→小脳半球外側部→歯状核
歯状核→上小脳脚→(交叉)→視床(VL核)
→運動野(外側皮質脊髄路)
下オリーブ核→(交叉)→下小脳脚→小脳半球外側部→歯状核
歯状核→上小脳脚→(交叉)→赤核(赤核脊髄路)
脊髄小脳系の役割
脊髄小脳系の経路(虫部)
脊髄小脳系の経路(中間部)
前庭小脳系の役割
前庭小脳系の経路
前庭神経→下小脳脚→片葉小節葉→室頂核
室頂核→上・中小脳脚→両側脳幹網様体(網様体脊髄路)・前庭神経核(前庭脊髄路)
脊髄小脳系・前庭小脳系のCPGの関与
内部モデルの形成
内部モデルの形成(順モデル)
順モデルとは、実際に動作をおこなう(原因)前にその動作の運動(結果)を予測し、誤差を事前に修正するという、 運動の指令(原因)から運動(結果)を予測するのに使われる内部モデルである。
この場合、実際に動作をおこなっ ている場合でも、結果が戻る前に誤差を修正することができることで、円滑な動作へと導くことができる。
内部モデルの形成(逆モデル)
逆モデルとは、実際の動作(結果)から運動指令(原因)をつくるモデルであり、望みの運動の結果を入力すると、その運動を 実現するような運動指令を計算する内部モデルである。