プレートテクトニクス
作成・柴田祥彦 CC BY 4.0
・プレートテクトニクスの授業で使えそうな著作権フリーの画像やGoogle Earthのリンクを貼りました。
・お使いになられる先生方は、ストーリー展開の順番や、伝えたい内容の過
不足があろうかと思いますので、ダウンロードしてから適宜改変してお使
いください。
・なお、改変してお使いになっても、全地研への許諾請求等は一切不要で
す。(詳しくは、クリエイティブコモンズ CC BY 4.0 で検索を)
地球の内部構造
地球の中心部分には、誰も行ったことがないし、高温高圧のため観測機器が入ったこともありません。
それなのに、どうして地球の内部がこのような構造だとわかったの?
〔ヒント〕�「お腹が痛い」というとき、お医者さんがお腹を軽く叩くのはどうしてなのだろう?
イラスト出典 wikpedia
人工地震で地球の内部を探れ!!
人工地震を起こすと、不思議なことに左のように地震波が伝わらない部分が出ます。
→ これは「外核が液体である」と考えると説明できるのです。
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chigakukiso/archive/resume019.html NHK高校講座「地学基礎」より →
プレートテクトニクス(理論)
1912年ウェゲナーは「大陸移動説」を発表した。しかし、大陸が動くメカニズムを説明することができず相手にされなかった。��NHK高校講座地理第3回「世界の地形を見てみよう」の動画(全20分)をご覧ください。
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chiri/archive/chapter003.html
① 広がる境界
写真はGoogle Earthより 以下のURLかQRコードからどうぞ。
この画面を引き広いエリアを見ると、他にも大地の亀裂を発見できます。
① 広がる境界
広がる境界には、海底の大山脈である海嶺(かいれい)が形成されます。
広がる境界が(ザックリ言い切れば)唯一地上に出ているのが、ヨーロッパ北部のアイスランドです。
そこの大地の割れ目を次のスライドで見てみましょう。
② 狭まる境界
沈み込むプレートの所は、深い海溝になっていることが分かります。� Google Earthに接続して、この海溝がどこを通って、どこまでつながっているのかを確認しましょう。
② 狭まる境界
重い海洋プレートが、軽いたいりくぷれーとの下に沈み込むところが海溝、トラフといい、このようなところを狭まる境界と言います。
ここでは海洋プレートによって曲げられた大陸プレートが一気に戻る時に、東日本大震災のような海溝型の巨大地震が発生します。
また海洋プレートが沈み込むとできる海溝から一定の距離のところに火山がほぼ平行に並んでいます。その列のことを「火山フロント」と言います。(なぜ海溝付近で火山ができるのかは難しいので、理解しなくて良いです。)
イラスト出典 wikpedia
③ ずれる境界(トランスフォーム断層ともいいます)
アメリカ・カリフォルニア州のサンアンドレアス断層です。
乾燥した地域ですね。
世界の震源分布
・著作権の関係でここに画像を貼り付けることはできませんが、東京大学地震研究所のサイト� http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/2015/10/16/map/ にある世界の震源分布と� http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h31/honbun/3b_6s_02_00.html にある世界の火山の分布と� プレート境界を示した地図との関係を考察させたい。
・Slideではこの様な複数の図を重ね合わせることができない(と思うのですが・・・)ので、GIS� に長けた先生方は、これらのレイヤーを重ねて、GISの実習がてらこの内容を扱うのも良いかもしれ ません。