南アジア ※インドを除く
～世界最大の民主主義国家インドの周辺国～
南アジアの国々 「インド以外の国、知ってますか？」
モルディブ
※南アジアにアフガニスタンを入れる場合もあるが、ここでは外務省の区分に従っている。
首都の位置
ティンブー
カトマンズ
デリー
イスラマバード
ダッカ
スルジャヤワルダナプラコッテ
マレ
南アジアの自然環境
モルディブ
ほぼ砂漠。外来河川のインダス川が流れる。
ヒマラヤ山脈の麓に位置する。
山岳氷河が見られる。
ガンジスデルタ（三角州）上に位置する国
安定陸塊のセイロン島。中央部に高地あり。
サンゴ礁地形の国土
南アジアの自然と災害
モルディブ
地球温暖化の氷河融解で氷河湖決壊洪水の危険
サイクロンによる高潮被害
2004年スマトラ沖大地震の津波被害
地球温暖化の海面上昇で水没の危機
大規模地震が起こります。
南アジアの国々の歴史的背景
旧イギリス領の国（左で着色）
インド
パキスタン ※
バングラデシュ（※から独立）
スリランカ
モルディブ
データで見る南アジアの国々ー人口
13.8億
2.2億
1.6億
77万
2900万
2100万
54万
データで見る南アジアの国々ー合計特殊出生率等
データで見る南アジアの国々ー経済
バングラデシュ
主要輸出品 総額336.7億ドル | |
縫製品（ニット含む） | 85.6％ |
繊維類 | 2.3％ |
靴製品 | 2.2％ |
魚介類 | 1.4％ |
縫製工場の様子https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Garments_Factory_in_Bangladesh.JPG
パキスタン
・ほぼ乾燥地域（中緯度高圧帯）
・チベット高原を源流とするインダス川流域（緑の部分）に７割以上が居住
・隣国インドとカシミール問題をめぐり緊張関係
主要輸出品 総額171億ドル | |
繊維製品 | － |
農産品（米など） | － |
食料品 | － |
スリランカ
・シンハラ人（多数派・仏教徒）とタミル人（少数派・ヒンドゥー教）の対立（2009年に国内紛争が終了）
・復興需要と経済活動の活性化で経済成長
・旧英領で茶の生産が盛ん
主要輸出品 総額119億ドル | |
工業製品（繊維・衣類製品等） | 78.9％ |
農業製品（紅茶・ゴム製品） | 20.6％ |
茶畑https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sri_Lanka-Tea_plantation-02.jpg
南西モンスーンの影響で特に５月～９月は南西部に多量の雨をもたらす（南部はAf、北部はAw）
モルディブ
・経済の基盤は観光と水産業
（カツオとマグロが主）
・1192のサンゴ礁の島々（環礁）
・145のリゾート島（右は水上コテージ）
主要輸出品 総額1.82億ドル | |
魚介類 | － |
水産加工物 | － |
ネパール
・ヒマラヤ山脈の南に位置する農業国
・ヒマラヤ山脈の玄関口として、観光業が外貨獲得の重要な手段
・ヒンドゥー教（81.3％）、仏教（9.0％）、イスラム教（4.4％）等多民族国家
主要輸出品 総額－ドル | |
糸 | － |
ウール | － |
カーペット | － |
ブータン
・北部は高山地帯で山岳氷河が発達（地球温暖化で氷河湖が決壊する危険）
・2008年に議会制民主主義を基本とする立憲君主制に移行（皇室との交流あり）
・国民の幸福の実現をめざす国民総幸福量を提唱
・チベット仏教徒が多数、ヒンドゥー教徒も居住
主要輸出品 総額－ドル | |
シリコン | － |
電力 | － |
石類セメント | － |
まとめ
インドの圧倒的な存在感の影に隠れてしまいがちですが、ちゃんとあります。
①豊富で安価な労働力が存在 バングラデシュ、パキスタン、スリランカ
⇒繊維産業等の軽工業が成長中
②多くが旧英領 バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、モルディブ、インド
⇒インドとスリランカでは茶の栽培が盛ん
③環境変化の影響を大きく受ける国々
バングラデシュ 低平な三角州上に位置し、サイクロンによる洪水被害
モルディブ 低平なサンゴ礁の島々で地球温暖化による海水面上昇の影響大
ブータン ヒマラヤ山脈の山岳氷河の発電と、地球温暖化で氷河の融解