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立ち止まらず、もう一歩前へ

勇気を出して概念を手放せ

勇気を出してもう一歩前へ

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2016年4月09日

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今日は概念について学ぶ

  • 眼耳鼻舌身意に入る色・声・香・味・触・法と言う情報・データを頭の中で理解した結果は概念です。
  • 理解が正しいか否かは関係がありません。
  • Πρόνοιαと言う単語を理解できますか?何かの概念が現れますか?
  • 必ず概念が現れているはずです。
  • 「これは何ですか?」と自問してみたら、起きた概念を発見することができます。

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2016年4月09日

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概念と言葉

  • 概念に言葉のラベルを貼って整理することができます。
  • 言葉を使える生命はそのようにしています。
  • しかし、言葉にならない概念もあります。
  • 言葉がなくても、概念を回転することで思考することも出来ます。
  • 先ずは経験です。
  • それを自分で整理するために、他人に伝えるために言語を使います。

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2016年4月09日

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言葉から概念へ

  • 単語には必ず概念が入っているので、言語で何かを他人に言うと、
  • 聞いた人のこころに新たな概念が起こるので、「今まで知らなかったことが知った」ことになります。
  • ですから、言語を使う我々は、何時でも知っているつもりでいるのです。
  • なぜなら、言葉を交わしても理解することはその人の主観になるからです。

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2016年4月09日

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生きることと概念

  • 生きるとは「身・口・意」で行為をし続けること。
  • 行為が止まった瞬間で命は終わります。
  • 行為をするために概念が必要です。
  • 幾つかの概念を組み合わせて結論・判断という新たな概念を作ります。
  • それに、適した行為を行います。
  • 「サンドイッチにするかラーメンにするか」と決める時、この働きが起きているのです。

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2016年4月09日

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命と等しい価値を付けている

  • 概念と判断がなければ生きられないので、概念があること自体は「命を守る」ことになっているのです。
  • 人は自分の主観的な概念に徹底執着しているのです。
  • 自我と一体化しているのです。
  • 考えを否定されたら、自分の存在そのものを否定された気分になるのです。
  • 財布が取られても、「馬鹿にされる」ことは我慢できない、耐えられないのです。

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執着のランク

  • 自分の命に対する執着は基本的で、本能です。
  • 最強の執着です。
  • 生きるために、概念を使用して判断しなくてはいけないので、
  • 概念に対する執着は二番目になります。
  • 財産、家族などに対する執着は二の次です。
  • 政治、社会、生き方などに対する考え、意見、哲学などに対する執着は弱いので変更出来る。

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諸行無常 ~概念・想も無常

  • 色・声・香・味・触・法と言う情報が常に触れるので、結果として起こる想・概念も常に変化して変わるのです。
  • 従って、判断も行為も常に変えなくてはならないのです。
  • しかし、強烈な執着が障害になります。
  • 概念にしがみついているので、変わる状況に合わせて自分を変えることが出来ません。

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不幸の扉が開く

  • 概念に執着して、変えることが出来なくなったら、無常の流れに適応できません。
  • 頑固になって、自分の判断で生きようとする。
  • 身・口・意の行為は過ちになる。結果は失敗と不幸です。
  • 生きることは更に苦しくなります。
  • 間違った判断は、さらに間違った判断に誘導する。

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安心と安らぎを目指して

  • 判断、行動は間違いますので、何か変わらないガイドライン、常に参考できる固定した概念があった方が善いのでしょう。
  • 社会に、周りにどのような変化が起きても、安心して自分の固定概念に合わせて、参考して観れば、解決・判断は簡単ではないでしょうか。
  • これで、人は固定概念・理論・見解・主義・信仰などを作るのです。

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あべこべ

  • 無常の現象を無視して不幸の扉を開けました。
  • これが、良くないと分かって、頼りになる、固定した、変わらない、見解・概念などを作って、人生をそれに合わせる。
  • あべこべ態度になります。
  • 例えば、殺人を犯してそれが失敗の行為だと分かったところで、解決は更に殺しをし続けることだと判断したようなものです。
  • 不幸の流れが自己破壊の流れに変わるのです。

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2016年4月09日

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無明とは

  • 真夏の太陽のように明らかな無常を発見できない、
  • 無視する、否定することが正しいと思う。
  • 従って、真理に逆らう。不幸の扉を開ける。
  • これが、「無知・無明・avijjā」と言うのです。
  • 決して、隠れない、逃げない無常を何故発見出来ない、発見しないでしょうか?
  • 何が障害になっているのでしょうか?

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放逸・怠けから保守主義へ

  • 生きること自体は大変疲れる作業です。
  • 頑張り続けても終わり・終了などはありません。
  • 怠けたいという気持ちは自然に生じる。
  • 生かされていると勘違いしていても、実は自分で生きているのです。
  • では、決まった、変更しない概念・主義信仰などの何かがあった方が手抜きできます。
  • 生命は放逸で、保守主義なのです。
  • 現象は無常なので保守主義は成り立たない。

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「これでいい」~両刃の剣

  • 不幸に陥っているとき、失敗した時、解決策を見つけて、楽になった時、「これでいい、これで良かった」と思われます。自然です。
  • しかし、人生全体に対して適用すると、精神の癌になってしまいます。
  • 成長、進歩、よりよい幸福へ進むことが出来なくなります。
  • 生きることは退化の流れに変わってしまいます。

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不幸の原因を取り除く

  • 原因はたった一つです。
  • 執着です。
  • 意見に、見解に執着をする。
  • 自己と一体化してしまう。
  • 絶対変えないで守ろうとする。
  • 見解が溜まって、溜まって、潰れそうになる。
  • これでいいと決める結果になる。

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溜めるのは苦しい

  • ものだけではなく、知識・概念なども溜めるのは苦しいのです。
  • 無限に溜めることは不可能です。いくら溜めても「足りる」ということにはなりません。
  • 溜めたものを攻撃的に守らなくてはいけない。
  • 全ては無常なのに、守る体制は自然・宇宙の法則に独りで逆らうことなのです。
  • ある程度で「これでいい」と止めることも間違った答えです。

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無執着・放すこと

ブッダが説かれる幸福の道

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見解の問題

  • 見解はdiṭṭhiと言います。
  • これが正しいと結論を無理に付けています。
  • 見解に必ず反対の見解も生じます。
  • どちらが正しいと言えないので、自分の見解をなんとしてでも守らなくてはいけなくなります。
  • 相手の見解に寝返りすることでは、プライドが傷つきます。
  • 見解は戦い、勝敗を招く。
  • 見解に執着しなくてはならないのです。

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見解の問題

  • 心の中に起こる様々な概念を組み合わせて固定した判断に達することは見解です。
  • 一人の人間に無数の見解が起こります。
  • それらの見解に対して反論もあります。
  • 他の人間にも同じく無数の見解があるのです。
  • 見解に執着しなくてはいけないし、持論を守らなくてはいけません。
  • 正しい立証不可能な持論のせいで、人の人生は潰れます。

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見解ではなく智慧です

  • 見解で退化することを避けるために智慧を育てます。
  • それには、瞬間・瞬間変化消滅して行く現象を先入観を避けて、ありのままに観察するという実践を行います。
  • 次から次へと見解が成り立たないと発見するので、各見解を捨てることになるのです。
  • 見解に捕らわれず捨てられることが智慧です。
  • 新たな概念を溜めることではありません。

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智慧とは自由の世界

  • 執着するとは束縛されることで、能力は制限されます。
  • 智慧とは無執着なので、自由が成り立ちます。
  • 知る世界、知られる世界に制限はなりたちませんが、
  • 最終的な智慧は無常を発見することになるので、
  • 知りたいという足枷も消えるのです。

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究極の幸福

  • 見解がある限り幸福とは何かと理解することさえ不可能です。
  • 捨てることで現れる開放感・自由・安らぎが幸福です。
  • 捨てることなので、守る必要も、消えたら困るという心配もありません。
  • 他の人の見解を理解することも、見解の間違いも見えるのです。
  • 心は汚れなくなります。

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梯子

  • 横木を放して進むことは梯子の使いかたです。
  • 究極の幸福にかけた梯子は釈尊に説かれた観察の実践です。
  • 「これでいい」ということではありません。
  • 怯えて、震えて横木を握りしめている人には成長はありません。
  • たちの悪い見解を捨ててより良い見解になって、それも捨てて更に上に行きます。

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2016年4月09日

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梯子

  • 苦難に満ちた世界に仏道という梯子を立てています。
  • 最後の横木を捨てたところに、解脱という究極の幸福があります。
  • 見解捨てて、仏道を歩むと、ブッダに説かれた真理に納得するが、それも見解になります。
  • 無常・苦・無我という真理も頭で知っている限りでは、一種の見解です。

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捨てることの完成

  • 俗世間的な見解を捨てる人は、如来に説かれた真理に納得します。
  • しかし、それも見解になるので、執着が起きます。その人にも「守る」問題があります。
  • その執着も捨てられたら、解脱です。
  • 仏法を筏に例えています。
  • 筏を使って輪廻という激流を渡ります。
  • 渡った人には筏も要りません。

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捨てる勇気を持ちましょう

見解と自我の錯覚が一体になるので、生半可な気持ちでは「捨てる」ことができません。

しかし、執着は不幸の、苦しみの原因であると理解して捨てる勇気を持てるようにします。

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三宝のご加護がありますように

ご静聴を感謝いたします。

生きとし生けるものが幸せでありますように

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祈願

  • Dukkhappattā ca niddukkhā
  • Bhatappattā ca nibbhayā
  • Sokapattā ca nissokā
  • Hontu sabbepi pāṇino
    • 苦しんで悩む生命が苦しみなく、
    • おそれて悩む生命がおそれなく、
    • 悲しんで悩む生命が悲しみなく、
    • 一切の生命が安穏でありますように。