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足立建設工業㈱

中小企業の等身大DX

DX推進担当

大﨑凌

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私たちは、

東京都23区で、

“上下水道事業”

を行う会社です。

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下水道管路更生工法「SPR工法」を開発

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今年、110周年を迎えます。

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自己紹介

IT業界から建設業界へ転身

大﨑 凌

2022年入社 総務部配属

DX推進担当

採用・広報を兼任

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1章

当社のDX事例紹介

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rakumo for Google Workspace を導入

Google拡張ツール

Gmail

(メール)

Drive

(ストレージ)

Meet

(ビデオ会議)

Form

(アンケート作成)

Docs

(Office系)

Chat

(チャット)

カレンダー

(予定管理)

ボード

(社内報など)

コンタクト

(電話帳)

ワークフロー

(申請書・稟議決裁)

ケイヒ

(経費精算)

キンタイ(勤怠管理)

全機能がGoogleアカウント一つで利用可能

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Adachi Cloud

Google アカウントでアクセスするイントラネットを運用中

  • Google アプリ
  • rakumo アプリ
  • 業務用ファイルなど

すべてを集約し、いつでも

どこでも業務可能な環境へ。

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ITインフラ整備

After

1

2

3

グラボ搭載高性能ノートPC

Google Pixelシリーズを配布

10Gbps回線を軸とした環境へ

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予定管理・共有

ホワイトボードで管理

Before

11 of 153

rakumo カレンダー

After

1

2

3

予定の見える化・情報共有効率化

日程調整業務が激減

夜勤者に気を配れる環境へ

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会議室予約

用紙記入で受付

Before

13 of 153

rakumo カレンダー 会議室予約機能

After

1

2

3

ペーパーレス化

内線での受付業務ゼロに

会議室利用状況の見える化

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稟議書・申請業務

用紙とハンコ承認

Before

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rakumo ワークフロー

After

1

2

3

ペーパーレス、ハンコレス

1か月かかる承認が数日で完結

紛失リスクゼロ、進捗見える化

16 of 153

勤怠管理

手作業チェック

Before

17 of 153

rakumoキンタイ

After

1

2

3

総務部門の管理業務の自動化

働きすぎアラートなどが充実

承認者設定の自動化・簡略化

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ファイルストレージ

ローカルに依存

Before

19 of 153

Google Drive

After

1

2

3

クラウドでファイル管理

いつでもどこでも書類にアクセス

業務効率化とBCP対策を両立

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資料作成

Microsoft office 2021

Before

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Google Docs

After

1

2

3

クラウドで資料を同時共同編集

常に最新版の資料のみ存在する

他社との共有もブラウザで簡単

画像引用 : Google https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/

Document

文書作成

SpreadSheet

表計算

Slide

プレゼン作成

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アンケート系業務

用紙配布・用紙記入・回収

後に、Excelへの転記業務

Before

23 of 153

Google Form

After

1

2

3

クラウドでかんたんに情報収集

回答は自動でSpreadSheet化

アンケート業務が9割以上削減

24 of 153

メール

office2021 旧Outlook

Before

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Gmail

After

1

2

3

利用者が多いので普及速度◎

フィルタリングが超高精度

メールデータ移行業務がゼロに

画像引用 : Google https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/

26 of 153

チャット

内線・付箋

Before

27 of 153

Google Chat

After

1

2

3

付箋メモからチャット伝言へ

やりとりの内容・履歴が残る

非同期コミュニケーション文化へ

28 of 153

オンライン会議

シャドーITの蔓延

Before

29 of 153

Google Meet

After

1

2

3

全社共通の会議ツールで統一

多様な働き方やBCPへの対応

予定作成時に会議部屋が自動生成

(rakumo カレンダー連動機能)

rakumo カレンダー画面

30 of 153

議事録作成業務

録音を聞きながら作成

Before

31 of 153

Google Recorder

After

1

2

3

Pixelで録音 自動でクラウドへ

リアルタイム高精度文字起こし

AIで議事録作成系業務が激減

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AI Chatbot

33 of 153

Google Gemini

After

1

2

3

Recorder文字起こし後の要約に◎

Googleサービスの質問窓口として活躍

「まずGeminiに聞く」でDX担当の負担減

34 of 153

会議資料

紙で各自保管

Before

35 of 153

Adachi Cloud で 会議資料等の見える化

After

1

2

3

クラウド上に会議資料を公開

全従業員が閲覧可能

相互補完による業務精度向上

36 of 153

社内マニュアル

紙で配布・閲覧

Before

37 of 153

Adachi Cloud で 内製マニュアルを公開

After

1

2

3

研修担当の業務効率化

研修の質の均一化

いつでもどこでも見返せる

38 of 153

新入社員研修

対面で先輩が実施

Before

39 of 153

サブスク研修動画サービス 「Schoo」

After

1

2

3

8000本以上の研修動画で学ぶ

繰り返し自分のペースで学べる

研修担当の業務効率アップ

40 of 153

社内報

掲示板

Before

41 of 153

rakumo ボード

After

1

2

3

クラウド社内報で情報共有

社内の出来事を随時配信

全部署で運用・閲覧中

42 of 153

Adachi Cloud 動画・写真集

After

1

2

3

本格4Kカメラで全行事を撮影

動画化しクラウド内に限定公開

普段会わない社員の姿を伝える

43 of 153

WEBコンテンツ

昔ながらのHPのみ

Before

44 of 153

コーポレートサイトのリブランディング

After

1

2

3

この会社で働いている自分は、

誇らしいと思えるデザインへ

一緒に働く人たちの顔が、

見えてくるデザインへ

Google Analyticsで分析

45 of 153

オウンドメディア「裕介社長の手紙」

代表取締役 足立裕介の、想いや過去、求める人材像などを掘り下げた記事を連載公開。

After

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オウンドメディア「先輩たちの声」

求職者に近い年代の社員にインタビューを行い、掘り下げたメディア。

親子で働く社員の対談企画なども公開中。

After

47 of 153

足立建設工業 公式YouTube

会社説明会にエントリーするほどではないけど、当社に関心があった学生に説明を実施が可能に。

After

48 of 153

自社開発製品のランディングページ公開

49 of 153

いますぐ

だれでも

低コスト

で可能な、DX事例でした。

50 of 153

2章

等身大のDXとは

51 of 153

億超えの莫大な資金を

投入したIoT & 自動化事例

謎カタカナワード連発

「真のDXとは〇〇だ」

というキラーワード

ウチには人材も予算もないし、DXは無理だ…

派手なDXセミナーが生む誤解

中小建設業

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しかし、

前提条件が違うため、

成功例は再現性が低い。

気にしない!

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失敗例は再現性が高い

成功要因

失敗要因

  • リソースパワー
  • トレンド
  • 業種特性に依る
  • 人間の感情
  • 集団の性質
  • サイエンス可能

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中小建設業のやるべきDX推進とは

大企業

IoTに○○億かけて

自動化達成しました

中小建設業

前提の違う再現性の

ない話は気にしない

再現性の高い、他社の失敗事例などを参考にしながら

DX推進をしていくことが成功率を高めるポイント

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リサーチしました

最も代表的な

失敗事例3つ

を元に解説。

※DX関連の市販書籍41冊を元にした当社の独自調査

56 of 153

3章

DXの失敗要因

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DXの失敗要因

 ① DXが目的化している

 ② DX推進組織がない

 ③ サービス選定ミス

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DXが目的になると失敗する理由

デジタルツールさえ入れれば、

自動ですぐ業務が改善される、

ということはないから。

マジですか

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DXとは

D = Digital

X = Transformation

(変化)

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本当に重要なのは「X」

DX

デジタル

変化する

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人間は変化を嫌う生き物

人は業務を変えたり、他人から変えられたくない

導入されたツールは活用されず無駄になることも

便利とわかっても

今のままが良い…

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人間が、変化を嫌う生き物なのであれば

従業員の変革受容性を高める必要がある。

どうやって?

63 of 153

組織の変革受容性を高める方法

小さなことでも

変化の成功体験

を積みまくる。

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当社にて直近の2年間で変わったもの

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ユニフォーム

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ロゴ

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スローガン

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ステートメント

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名刺

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印刷物

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採用キャッチコピー

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採用ブース

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会社案内パンフレット

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ブランドカラー

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会議資料テンプレート

お見せしている、これです

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人事評価制度

第三者企業が提供する

タレントマネジメント

サービスを契約し運用

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評価制度と連動した給与形態

年齢 ・ 資格 ・ 成果

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現場以外での服装自由化

※イメージです

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当社、

この2年で、

激変しました。

DXと関係ある?

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当社の「DXの目的」

担い手不足に対応するため

会社に良い変化を起こす。

(Transformation)

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DXは手段であり目的ではない

担い手不足に対応

採用強化

離職防止

DX

目的

手段

手段

手段

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結論 : 当社経営陣のDXにおける勝因

確固たる目的を元に、デジタルに限らず様々な

改革を実施し「うちの会社は変わる・変われる」

という変化の成功体験を社員に積ませまくった事。

おかげで変革受容性の高い企業になり、DXもスムーズに!

83 of 153

DXの失敗要因

 ① DXが目的化している

 ② DX推進組織がない

 ③ サービス選定ミス

84 of 153

DX推進の成果ありと回答した企業の割合

68%

21%

21%

2%

DX推進組織 あり

DX専任者 あり

DX推進組織 あり

DX専任者 なし

DX推進組織 なし

DX専任者 なし

※電通デジタル「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査」より引用 https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2019-1213-000347

85 of 153

推進組織がないとDXが失敗する理由

①個別最適DXになる

②各部署への業務理解が浅い

③各部署に翻訳家がいなくなる

86 of 153

推進組織がないとDXが失敗する理由

①個別最適DXになる

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推進組織がないとDXが失敗する理由①

各部門による独自の

個別最適が横行する

88 of 153

人事労務系

サービス契約

C社

経営視点で見る個別最適の危険性

営業部門

施工部門

経理部門

総務部門

営業ツール

開発を依頼

A社

施工管理系サービス契約

B社

経理・会計ソフト購入

D社

連携性なし

連携性なし

連携性なし

連携性なし

全社的なデータが蓄積せず、経営の財産であるデータが各部に滞留

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経営視点で見ると個別最適は非効率

営業部門

総務部門

施工部門

経理部門

連携性なし

連携性なし

連携性なし

アカウント管理、ベンダーとのやり取り、保守対応、請求対応など

多くのシステム運用関連の業務を全部署が共通で抱えることになる

90 of 153

なぜ個別最適施策が発生するのか?

営業部門

施工部門

経理部門

総務部門

従業員は基本、自分の業務と部署のことしか見えない

部署間の壁

91 of 153

組織の過ちの多くが

従業員の経営者目線不足 と、

経営者の現場目線不足 で発生する。

92 of 153

当社のDX推進委員会について

  • 社内の全部署から1人ずつDX推進委員を選出
  • 人員構成
    • 若手社員12名
    • 管理職2名
    • 役員3名

全部署から、各部の業務理解の深い社員が選出されているため、

各々の意見を取り入れた、中立的な全体最適施策が導き出せる。

93 of 153

推進組織がないとDXが失敗する理由

②各部署への業務理解が浅い

94 of 153

②各部署への業務理解が浅い

目の届かない業務範囲

DX担当だけでは、全ての業務を把握しきれない

目の届く業務範囲

95 of 153

業務理解が浅いまま走り出した

DX施策は現場で活用されない

96 of 153

当社のDX推進委員会の雰囲気

DX推進会議

役員と管理職は「アドバイザー」という立ち位置で、殆どの議論を若手社員に任せてくれており、

各部・現場の意見が集まりやすい会議となっている。

現場が置いてけぼりにならない

DX施策検討の場が会社に必要。

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推進組織がないとDXが失敗する理由

③各部署に翻訳家がいなくなる

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所属部署へ落とし込む

決定内容

③各部署に翻訳家がいなくなる

会議

  • 目的
  • 施策
  • 過程

うちの部署で言うとあの業務で、有効に活用できそうだ。

翻訳家

  • 普及
  • 活用
  • 検証

99 of 153

本来は課長が翻訳家だが・・・

建設業の管理職は

プレイングマネージャーが多く

DX施策を現場に落とし込む時間がない

俺、夜勤で現場だからDX会議でれないよ

承知しました、お疲れ様です。

課長

100 of 153

翻訳家不在での施策は

現場で活用されずに終わる

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所属部署へ落とし込む

決定内容

決定内容

当社におけるDX推進委員会の役割

DX会議

課長

  • 普及
  • 活用
  • 検証

落とし込む余裕がない・・・

DX推進委員

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当社の水道チーム 好事例

水道 DX推進委員

水道課長

1

2

3

導入後わずか一か月で、課長

自らAppSheetでアプリ開発

部内のDX推進委員と協力し

現場の情報収集業務を効率化

DX推進委員がSpreadSheetを

活用し他社との工程管理を効率化

Google Workspace 活用例

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  落とし込み

  落とし込み

決定内容

決定内容

当社 水道チームのDX推進の形

会議

  • 倍速普及
  • 倍速活用
  • 倍速検証

課長

DX推進委員

水道チーム

素晴らしいチームですね

104 of 153

DX推進組織の結論

個別最適DXを防ぎ

各部への業務理解を深め

現場へ落とし込むために

部署横断型のDX推進組織をつくり、

経営陣と現場が良い雰囲気で議論できる場にしましょう。

課長の力も必要!

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DXの失敗要因

 ① DXが目的化している

 ② DX推進組織がない

 ③ サービス選定ミス

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ITシステム・サービス選定時のポイント

① Use を優先する

② 業務改善可能な領域を意識する

③ データの利活用を意識する

3点を抑えると、コスパの良いDXが可能です

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ITシステム・サービス選定時のポイント

①Make Buy Use

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Make Buy Use で考えるDXの優先度

Buy

Make

Use

スクラッチ開発

パッケージ購入

クラウドサービス

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DXは、まずはUseから

Buy

Make

Use

スクラッチ開発

パッケージ購入

クラウドサービス

コストが高い

陳腐化の流れ

低コスト

拡張縮小が柔軟

運用管理が簡単

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Use DXの推進過程で言われてしまうこと

でも、うちにぴったりの

クラウドは見つからないよ

うちは特殊だから

DX担当

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DXにおいて最も多い勘違い

従来の業務フローにピッタリ

デジタルツールを導入しよう。

DXのDだけが達成され、Xが起きていない。

自分たちが変化するつもりがない発想。

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最も恐ろしい事態

既存の業務フローにピッタリの

デジタルツールを開発依頼しよう

ベンダーはクライアントの言うとおりにシステムを

作るため、間違った非効率デジタルツールが生まれる。

(本来は自分たちが間違っているからDXで変わろう、という話のはずなのになんとなくデジタルになった感 だけが残る)

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デジタルツールを導入したら、

効率化でき、生産性が上がる。

効率の良いデジタルツールにあわせて、

業務を変えるから生産性が上がる。

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「私たち」ではなく、

「世の中の人たち」が、

便利と感じるツールを使おう。

(Use DX)

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ITシステム・サービス選定時のポイント

②業務改善可能な領域

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サービス導入の優先度

DXに無関係な従業員はいない。

参加意識を持ってもらうため、

全員に関係のある汎用業務から。

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1プロダクトあたりの改善業務数を意識する

Googleアカウント1つで多くの汎用業務が改善するので導入を決定

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1プロダクトで統一するメリット

  • 管理業務が単純化する
  • 機能同士の連携性が高い
  • サービスのコスパが高い

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サービスの選定において

重要になる近年のトレンド

をおさえよう。

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おさえたい近年のトレンド

ノーコード開発

プログラミング言語の習得をせずにWebアプリ等を開発する概念のこと

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Google Workspace に AppSheet Core が追加

引用 : https://workspace.google.com/blog/ja/product-announcements/giving-more-customers-access-appsheet

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Googleなら誰でもアプリが作れる

ノーコードアプリ開発プラットフォーム

非エンジニアでもアプリが作れる。

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当社がAppSheetで目指す未来

全従業員

DX人材化

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従来

ベンダーに開発依頼

サービスを契約

従来

新たな選択肢

新たな選択肢

AppSheetで自社開発

ベンダーにAppSheetで開発依頼

企業がとれる選択肢が増える

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業務改善できる範囲が激増する

サービスを契約する程ではない

単純で独自性の高い業務範囲

汎用的な

業務範囲

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ノーコード開発の選択肢

があるサービスが最強。

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ITシステム・サービス選定時のポイント

③データの利活用

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企業活動に重要な”データベース”とは

組織においては、多くのデータベースが存在する

組織規模が大きくなるほど、多数・煩雑になる傾向がある

データベースとは、決まった構造で

整理されたデータの集合体のこと。

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従来の中小企業におけるデータの役割

組織においては、多くのデータベースが存在する

組織規模が大きくなるほど、多数・煩雑になる傾向がある

何かあったら、

見返すためのもの。

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DX時代におけるデータベースの役割

自社が変化するための根拠は、自社にしかない。

データの利活用は、全企業共通の課題。

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従来は自部署に必要なデータだけ各部が保有

営業部門

施工部門

開発部門

総務部門

工事入札データ

クラウドA

施工情報データ

クラウドB

資機材情報

Excel

従業員データ

Access

今後は利活用を見すえて共通の規則で、データを

1か所に蓄積して、マネジメントに活用すべき。

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当社のデータベース統合計画 (一部)

Google Cloud Platform

BigQuery

工事

情報

社員

情報

機材

情報

営業

情報

営業部門

施工部門

開発部門

総務部門

AppSheet

協力会社

AppSheet

SpreadSheet

代理店

SpreadSheet

AppSheet

SpreadSheet

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データの利活用案

経営戦略策定

技術開発に活用

施工品質向上

内部統制強化

人事評価の強化

安全衛生強化

私たちも、まだここまでデータを活用できていません。

利活用するためのスタートラインに、やっときました。

Google Cloud Platform

BigQuery

工事

情報

社員

情報

機材

情報

営業

情報

分析

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データは、ためるものから、

利活用するものへ変わった。

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DX関連サービスは無数に存在するが・・・

データの利活用まで可能な、

基幹となりうるサービスは、

IT業界全体のうち極僅か。

Microsoft 365 × Azure や、

Google Workspace × GCP が代表的な例ですね。

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Microsoft 365

Google Workspace

or

137 of 153

 MicrosoftとGoogleの比較① (※当社環境比)

Microsoft 365

Business Standard + PowerApps Premium

Google Workspace

Business Standard + rakumo Suite + AppSheet Core

 メール

Outlook

Gmail

 文書作成

Word

Document

 表計算

Excel

SpreadSheet

 プレゼンテーション

PowerPoint

Slide

 チャット

Teams

Google Chat

 ポータル

SharePoint

Google Site

 ノーコードアプリ開発

PowerApps

AppSheet

基本機能の数だけで見ると同様、差がない

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 MicrosoftとGoogleの比較② (※当社環境比)

Microsoft 365

Business Standard + PowerApps Premium

Google Workspace

Business Standard + rakumo Suite + AppSheet Core

 予定管理

Outlook (個人単位)

Google & rakumo カレンダー (組織間予定管理)

 会議室・設備予約

なし

Google & rakumoカレンダー

 電子決裁・申請書

なし

rakumo ワークフロー

 電子社内報

なし

Google Site & rakumo ボード

 勤怠管理

なし

rakumo キンタイ

 連絡先管理

Outlook (個人単位)

rakumo コンタクト (組織間連絡先管理)

 経費精算

なし

rakumo ケイヒ

 ファイルストレージ

One Drive 1TB /1人

Google Drive 2TB /1人

料金 合計(税抜)

¥4,872 / 月(1アカウント)

¥2,240 / 月 (1アカウント)

倍近い機能数とストレージを、Googleなら半額以下の費用で運用できる

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GIGAスクール構想に関する保護者への調査結果

子どもに支給された端末の種類

「GIGAスクール構想の端末と保護者の意識に関する調査」日本エイサー株式会社 https://acerjapan.com/news/2021/03A010

n=576

タブレット

Google

Chrome OS

Windows

近い将来Googleネイティブ世代が来る。

Windows Officeから、Google Docsへの

転換点に、私たちは立っている。

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機能、費用、未来。

どれを比べても、Googleに優位性がある。

現時点では。

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サービス選定の結論

ノーコード開発ができて、

データの利活用につながる、

多機能のサービスを優先して、

そこに、自分たちの業務をあわせていきましょう。

変わるのはツールだけじゃなく、自分たちも。

やればできる!

142 of 153

まとめ

143 of 153

DX推進 ポイント総まとめ

DXが目的化してはいけない

部署横断型DX推進組織が必要

サービス選定ミスを防ぐ

中小建設業の等身大DX

  • 成功例に再現性はない
  • 失敗例は再現性が高い
  • DXの失敗事例トップ3
  •  ①DXが目的化
  •  ②DX推進組織がない
  •  ③サービス選定ミス
  • 人は変化をしたくない
  • 変革受容性を高める
  • 変化の成功体験を積む
  • デジタルにこだわらない
  • 目的達成がなにより大事
  • 目的設定も重要
  • 個別最適DXを防ぐ
  • 業務理解を深める必要性
  • 発言しやすい雰囲気作り
  • 落とし込みの重要性
  • 管理職は余裕がない
  • DX推進委員が管理職代理
  • Make Buy UseならUse
  • ツールに自分があわせる
  • 汎用業務から改善する
  • 業務改善範囲を意識する
  • ノーコード開発はマスト
  • データの利活用もマスト
  • 莫大な予算
  • DX知識豊富な推進担当
  • 従業員の高いITリテラシー

これらが不要な、なるべく再現性の高い内容をご紹介しました。

至らない点が多いと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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DX人材不足は誤解

145 of 153

Rakumo㈱様 調査結果引用

前提として、少子高齢化などの影響で日本全体では人材不足です。

しかし、DX人材が突出して不足しているわけではないと考えています。

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そもそもDX人材って何?

IPA 「デジタルスキル標準」ウェブサイト https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/index.html

このサイトに

”DX人材”

解説がある

147 of 153

経済産業省とIPAが「DX人材の定義」を公開

デザイナー

ソフトウェア

エンジニア

ビジネス

アーキテクト

データ

サイエンティスト

サイバー

セキュリティ

IPA「DXを推進する主な人材として5つの人材類型を定義」

IPA 「デジタルスキル標準 ver1.1」より引用 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/about_dss-p.html

148 of 153

DX・IT人材に対する建設業側の過大評価

他業種 中小企業

IT人材は、デジタルに関することは

なんでもできちゃうんだろうな…。

ITは建設業と同様、分業・専門職が多い

1人が「なんでも」は、できません。

DX・IT人材

「DX・IT人材は、みんなITスーパーマン」過大評価されている。

「うちのような中小にはDX人材がいないから、DXは無理」は誤解

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中小建設業に必要なDX人材は「ビジネスアーキテクト」

デザイナー

ソフトウェア

エンジニア

ビジネス

アーキテクト

データ

サイエンティスト

サイバー

セキュリティ

DXの取組みにおいて、ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定したうえで、

関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する人材

IPA 「デジタルスキル標準 ver1.1」より引用 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/about_dss-p.html

ビジネスアーキテクトとは?

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ビジネスアーキテクト(社内DX推進担当)の役割

デザイナー

エンジニア

データサイエンティスト

サイバー

セキュリティ

デザイナー

エンジニア

データサイエンティスト

サイバー

セキュリティ

IT企業A

営業・PdM

共有

営業・PdM

共有

共有

共有

自社

PdM = プロダクトマネージャー

PdM = プロダクトマネージャー

IT企業B

ヒアリング

営業

部門

ヒアリング

直接部門

施策実装

施策実装

施策実装

ビジネスアーキテクト

(社内 DX推進担当)

ヒアリング

間接部門

目的意識を持った

DX施策の検討と実装

関係者コーディネート

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中小建設業における ”DX推進担当”

実は不要な能力

求められる能力

ビジネスアーキテクト

(社内 DX推進担当)

1

2

3

1

2

3

クリエイティブスキル

プログラミングスキル

外注可能なITスキル

マネジメント能力

目的意識・推進力

プレゼンテーション力

ビジネスアーキテクトに必要な能力は、全業界共通の汎用的な資質

「DX人材はうちにいないから、DX推進はできない」は、誤解である

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中小建設業でもDX推進は可能です

業界全体で共に頑張りましょう

やればできる!

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ご清聴ありがとうございました。

足立建設工業

大﨑凌