足立建設工業㈱
中小企業の等身大DX
DX推進担当
大﨑凌
私たちは、
東京都23区で、
“上下水道事業”
を行う会社です。
下水道管路更生工法「SPR工法」を開発
今年、110周年を迎えます。
自己紹介
IT業界から建設業界へ転身
大﨑 凌
2022年入社 総務部配属
DX推進担当
採用・広報を兼任
1章
当社のDX事例紹介
rakumo for Google Workspace を導入
Google拡張ツール
Gmail
(メール)
Drive
(ストレージ)
Meet
(ビデオ会議)
Form
(アンケート作成)
Docs
(Office系)
Chat
(チャット)
カレンダー
(予定管理)
ボード
(社内報など)
コンタクト
(電話帳)
ワークフロー
(申請書・稟議決裁)
ケイヒ
(経費精算)
キンタイ(勤怠管理)
全機能がGoogleアカウント一つで利用可能
Adachi Cloud
Google アカウントでアクセスするイントラネットを運用中
すべてを集約し、いつでも
どこでも業務可能な環境へ。
ITインフラ整備
After
1
2
3
グラボ搭載高性能ノートPCへ
Google Pixelシリーズを配布
10Gbps回線を軸とした環境へ
予定管理・共有
ホワイトボードで管理
Before
rakumo カレンダー
After
1
2
3
予定の見える化・情報共有効率化
日程調整業務が激減
夜勤者に気を配れる環境へ
会議室予約
用紙記入で受付
Before
rakumo カレンダー 会議室予約機能
After
1
2
3
ペーパーレス化
内線での受付業務ゼロに
会議室利用状況の見える化
稟議書・申請業務
用紙とハンコ承認
Before
rakumo ワークフロー
After
1
2
3
ペーパーレス、ハンコレス
1か月かかる承認が数日で完結
紛失リスクゼロ、進捗見える化
勤怠管理
手作業チェック
Before
rakumoキンタイ
After
1
2
3
総務部門の管理業務の自動化
働きすぎアラートなどが充実
承認者設定の自動化・簡略化
ファイルストレージ
ローカルに依存
Before
Google Drive
After
1
2
3
クラウドでファイル管理
いつでもどこでも書類にアクセス
業務効率化とBCP対策を両立
資料作成
Microsoft office 2021
Before
Google Docs
After
1
2
3
クラウドで資料を同時共同編集
常に最新版の資料のみ存在する
他社との共有もブラウザで簡単
画像引用 : Google https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/
Document
文書作成
SpreadSheet
表計算
Slide
プレゼン作成
アンケート系業務
用紙配布・用紙記入・回収
後に、Excelへの転記業務
Before
Google Form
After
1
2
3
クラウドでかんたんに情報収集
回答は自動でSpreadSheet化
アンケート業務が9割以上削減
メール
office2021 旧Outlook
Before
Gmail
After
1
2
3
利用者が多いので普及速度◎
フィルタリングが超高精度
メールデータ移行業務がゼロに
画像引用 : Google https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/
チャット
内線・付箋
Before
Google Chat
After
1
2
3
付箋メモからチャット伝言へ
やりとりの内容・履歴が残る
非同期コミュニケーション文化へ
オンライン会議
シャドーITの蔓延
Before
Google Meet
After
1
2
3
全社共通の会議ツールで統一
多様な働き方やBCPへの対応
予定作成時に会議部屋が自動生成
(rakumo カレンダー連動機能)
rakumo カレンダー画面
議事録作成業務
録音を聞きながら作成
Before
Google Recorder
After
1
2
3
Pixelで録音 自動でクラウドへ
リアルタイム高精度文字起こし
AIで議事録作成系業務が激減
AI Chatbot
Google Gemini
After
1
2
3
Recorder文字起こし後の要約に◎
Googleサービスの質問窓口として活躍
「まずGeminiに聞く」でDX担当の負担減
会議資料
紙で各自保管
Before
Adachi Cloud で 会議資料等の見える化
After
1
2
3
クラウド上に会議資料を公開
全従業員が閲覧可能
相互補完による業務精度向上
社内マニュアル
紙で配布・閲覧
Before
Adachi Cloud で 内製マニュアルを公開
After
1
2
3
研修担当の業務効率化
研修の質の均一化
いつでもどこでも見返せる
新入社員研修
対面で先輩が実施
Before
サブスク研修動画サービス 「Schoo」
After
1
2
3
8000本以上の研修動画で学ぶ
繰り返し自分のペースで学べる
研修担当の業務効率アップ
社内報
掲示板
Before
rakumo ボード
After
1
2
3
クラウド社内報で情報共有
社内の出来事を随時配信
全部署で運用・閲覧中
Adachi Cloud 動画・写真集
After
1
2
3
本格4Kカメラで全行事を撮影
動画化しクラウド内に限定公開
普段会わない社員の姿を伝える
WEBコンテンツ
昔ながらのHPのみ
Before
コーポレートサイトのリブランディング
After
1
2
3
この会社で働いている自分は、
誇らしいと思えるデザインへ
一緒に働く人たちの顔が、
見えてくるデザインへ
Google Analyticsで分析
オウンドメディア「裕介社長の手紙」
代表取締役 足立裕介の、想いや過去、求める人材像などを掘り下げた記事を連載公開。
After
オウンドメディア「先輩たちの声」
求職者に近い年代の社員にインタビューを行い、掘り下げたメディア。
親子で働く社員の対談企画なども公開中。
After
足立建設工業 公式YouTube
会社説明会にエントリーするほどではないけど、当社に関心があった学生に説明を実施が可能に。
After
自社開発製品のランディングページ公開
いますぐ
だれでも
低コスト
で可能な、DX事例でした。
2章
等身大のDXとは
億超えの莫大な資金を
投入したIoT & 自動化事例
謎カタカナワード連発
「真のDXとは〇〇だ」
というキラーワード
ウチには人材も予算もないし、DXは無理だ…
派手なDXセミナーが生む誤解
中小建設業
しかし、
前提条件が違うため、
成功例は再現性が低い。
気にしない!
失敗例は再現性が高い
成功要因
失敗要因
中小建設業のやるべきDX推進とは
大企業
IoTに○○億かけて
自動化達成しました
中小建設業
前提の違う再現性の
ない話は気にしない
再現性の高い、他社の失敗事例などを参考にしながら
DX推進をしていくことが成功率を高めるポイント
リサーチしました
最も代表的な
失敗事例3つ
を元に解説。
※DX関連の市販書籍41冊を元にした当社の独自調査
3章
DXの失敗要因
DXの失敗要因
① DXが目的化している
② DX推進組織がない
③ サービス選定ミス
DXが目的になると失敗する理由
デジタルツールさえ入れれば、
自動ですぐ業務が改善される、
ということはないから。
マジですか
DXとは
D = Digital
X = Transformation
(変化)
本当に重要なのは「X」
DX
デジタル
変化する
人間は変化を嫌う生き物
人は業務を変えたり、他人から変えられたくない
導入されたツールは活用されず無駄になることも
便利とわかっても
今のままが良い…
人間が、変化を嫌う生き物なのであれば
従業員の変革受容性を高める必要がある。
どうやって?
組織の変革受容性を高める方法
小さなことでも
変化の成功体験
を積みまくる。
当社にて直近の2年間で変わったもの
ユニフォーム
ロゴ
スローガン
ステートメント
名刺
印刷物
採用キャッチコピー
採用ブース
会社案内パンフレット
ブランドカラー
会議資料テンプレート
お見せしている、これです
人事評価制度
第三者企業が提供する
タレントマネジメント
サービスを契約し運用
評価制度と連動した給与形態
年齢 ・ 資格 ・ 成果
現場以外での服装自由化
※イメージです
当社、
この2年で、
激変しました。
DXと関係ある?
当社の「DXの目的」
担い手不足に対応するため
会社に良い変化を起こす。
(Transformation)
DXは手段であり目的ではない
担い手不足に対応
採用強化
離職防止
DX
目的
手段
手段
手段
結論 : 当社経営陣のDXにおける勝因
確固たる目的を元に、デジタルに限らず様々な
改革を実施し「うちの会社は変わる・変われる」
という変化の成功体験を社員に積ませまくった事。
おかげで変革受容性の高い企業になり、DXもスムーズに!
DXの失敗要因
① DXが目的化している
② DX推進組織がない
③ サービス選定ミス
DX推進の成果ありと回答した企業の割合
68%
21%
21%
2%
DX推進組織 あり
DX専任者 あり
DX推進組織 あり
DX専任者 なし
DX推進組織 なし
DX専任者 なし
※電通デジタル「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査」より引用 https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2019-1213-000347
推進組織がないとDXが失敗する理由
①個別最適DXになる
②各部署への業務理解が浅い
③各部署に翻訳家がいなくなる
推進組織がないとDXが失敗する理由
①個別最適DXになる
推進組織がないとDXが失敗する理由①
各部門による独自の
個別最適が横行する
人事労務系
サービス契約
C社
経営視点で見る個別最適の危険性
営業部門
施工部門
経理部門
総務部門
営業ツール
開発を依頼
A社
施工管理系サービス契約
B社
経理・会計ソフト購入
D社
連携性なし
連携性なし
連携性なし
連携性なし
全社的なデータが蓄積せず、経営の財産であるデータが各部に滞留
経営視点で見ると個別最適は非効率
営業部門
総務部門
施工部門
経理部門
連携性なし
連携性なし
連携性なし
アカウント管理、ベンダーとのやり取り、保守対応、請求対応など
多くのシステム運用関連の業務を全部署が共通で抱えることになる
なぜ個別最適施策が発生するのか?
営業部門
施工部門
経理部門
総務部門
従業員は基本、自分の業務と部署のことしか見えない
部署間の壁
組織の過ちの多くが
従業員の経営者目線不足 と、
経営者の現場目線不足 で発生する。
当社のDX推進委員会について
全部署から、各部の業務理解の深い社員が選出されているため、
各々の意見を取り入れた、中立的な全体最適施策が導き出せる。
推進組織がないとDXが失敗する理由
②各部署への業務理解が浅い
②各部署への業務理解が浅い
目の届かない業務範囲
DX担当だけでは、全ての業務を把握しきれない
目の届く業務範囲
業務理解が浅いまま走り出した
DX施策は現場で活用されない
当社のDX推進委員会の雰囲気
DX推進会議
役員と管理職は「アドバイザー」という立ち位置で、殆どの議論を若手社員に任せてくれており、
各部・現場の意見が集まりやすい会議となっている。
現場が置いてけぼりにならない
DX施策検討の場が会社に必要。
推進組織がないとDXが失敗する理由
③各部署に翻訳家がいなくなる
所属部署へ落とし込む
決定内容
③各部署に翻訳家がいなくなる
会議
うちの部署で言うとあの業務で、有効に活用できそうだ。
翻訳家
本来は課長が翻訳家だが・・・
建設業の管理職は
プレイングマネージャーが多く
DX施策を現場に落とし込む時間がない
俺、夜勤で現場だからDX会議でれないよ
承知しました、お疲れ様です。
課長
翻訳家不在での施策は
現場で活用されずに終わる
所属部署へ落とし込む
決定内容
決定内容
当社におけるDX推進委員会の役割
DX会議
課長
落とし込む余裕がない・・・
DX推進委員
当社の水道チーム 好事例
水道 DX推進委員
水道課長
1
2
3
導入後わずか一か月で、課長
自らAppSheetでアプリ開発
部内のDX推進委員と協力し
現場の情報収集業務を効率化
DX推進委員がSpreadSheetを
活用し他社との工程管理を効率化
Google Workspace 活用例
落とし込み
落とし込み
決定内容
決定内容
当社 水道チームのDX推進の形
会議
課長
DX推進委員
水道チーム
素晴らしいチームですね
DX推進組織の結論
個別最適DXを防ぎ、
各部への業務理解を深め、
現場へ落とし込むために、
部署横断型のDX推進組織をつくり、
経営陣と現場が良い雰囲気で議論できる場にしましょう。
課長の力も必要!
DXの失敗要因
① DXが目的化している
② DX推進組織がない
③ サービス選定ミス
ITシステム・サービス選定時のポイント
① Use を優先する
② 業務改善可能な領域を意識する
③ データの利活用を意識する
3点を抑えると、コスパの良いDXが可能です
ITシステム・サービス選定時のポイント
①Make Buy Use
Make Buy Use で考えるDXの優先度
Buy
Make
Use
スクラッチ開発
パッケージ購入
クラウドサービス
DXは、まずはUseから
Buy
Make
Use
スクラッチ開発
パッケージ購入
クラウドサービス
コストが高い
陳腐化の流れ
低コスト
拡張縮小が柔軟
運用管理が簡単
Use DXの推進過程で言われてしまうこと
でも、うちにぴったりの
クラウドは見つからないよ
うちは特殊だから
DX担当
DXにおいて最も多い勘違い
従来の業務フローにピッタリの
デジタルツールを導入しよう。
DXのDだけが達成され、Xが起きていない。
自分たちが変化するつもりがない発想。
最も恐ろしい事態
既存の業務フローにピッタリの
デジタルツールを開発依頼しよう
ベンダーはクライアントの言うとおりにシステムを
作るため、間違った非効率デジタルツールが生まれる。
(本来は自分たちが間違っているからDXで変わろう、という話のはずなのになんとなくデジタルになった感 だけが残る)
デジタルツールを導入したら、
効率化でき、生産性が上がる。
効率の良いデジタルツールにあわせて、
業務を変えるから生産性が上がる。
「私たち」ではなく、
「世の中の人たち」が、
便利と感じるツールを使おう。
(Use DX)
ITシステム・サービス選定時のポイント
②業務改善可能な領域
サービス導入の優先度
DXに無関係な従業員はいない。
参加意識を持ってもらうため、
全員に関係のある汎用業務から。
1プロダクトあたりの改善業務数を意識する
Googleアカウント1つで多くの汎用業務が改善するので導入を決定
1プロダクトで統一するメリット
サービスの選定において
重要になる近年のトレンド
をおさえよう。
おさえたい近年のトレンド
ノーコード開発
プログラミング言語の習得をせずにWebアプリ等を開発する概念のこと
Google Workspace に AppSheet Core が追加
引用 : https://workspace.google.com/blog/ja/product-announcements/giving-more-customers-access-appsheet
Googleなら誰でもアプリが作れる
ノーコードアプリ開発プラットフォーム
非エンジニアでもアプリが作れる。
当社がAppSheetで目指す未来
全従業員
DX人材化
業
務
課
題
従来
ベンダーに開発依頼
サービスを契約
従来
新たな選択肢
新たな選択肢
AppSheetで自社開発
ベンダーにAppSheetで開発依頼
企業がとれる選択肢が増える
業務改善できる範囲が激増する
サービスを契約する程ではない
単純で独自性の高い業務範囲
汎用的な
業務範囲
ノーコード開発の選択肢
があるサービスが最強。
ITシステム・サービス選定時のポイント
③データの利活用
企業活動に重要な”データベース”とは
組織においては、多くのデータベースが存在する
組織規模が大きくなるほど、多数・煩雑になる傾向がある
データベースとは、決まった構造で
整理されたデータの集合体のこと。
従来の中小企業におけるデータの役割
組織においては、多くのデータベースが存在する
組織規模が大きくなるほど、多数・煩雑になる傾向がある
何かあったら、
見返すためのもの。
DX時代におけるデータベースの役割
た
め
る
整
理
す
る
施
策
を
打
つ
分
析
す
る
自社が変化するための根拠は、自社にしかない。
データの利活用は、全企業共通の課題。
従来は自部署に必要なデータだけ各部が保有
営業部門
施工部門
開発部門
総務部門
工事入札データ
クラウドA
施工情報データ
クラウドB
資機材情報
Excel
従業員データ
Access
今後は利活用を見すえて共通の規則で、データを
1か所に蓄積して、マネジメントに活用すべき。
当社のデータベース統合計画 (一部)
Google Cloud Platform
BigQuery
工事
情報
社員
情報
機材
情報
営業
情報
営業部門
施工部門
開発部門
総務部門
AppSheet
協力会社
AppSheet
SpreadSheet
代理店
SpreadSheet
AppSheet
SpreadSheet
データの利活用案
経営戦略策定
技術開発に活用
施工品質向上
内部統制強化
人事評価の強化
安全衛生強化
私たちも、まだここまでデータを活用できていません。
利活用するためのスタートラインに、やっときました。
Google Cloud Platform
BigQuery
工事
情報
社員
情報
機材
情報
営業
情報
分析
データは、ためるものから、
利活用するものへ変わった。
DX関連サービスは無数に存在するが・・・
データの利活用まで可能な、
基幹となりうるサービスは、
IT業界全体のうち極僅か。
Microsoft 365 × Azure や、
Google Workspace × GCP が代表的な例ですね。
Microsoft 365
Google Workspace
or
MicrosoftとGoogleの比較① (※当社環境比)
| Microsoft 365 Business Standard + PowerApps Premium | Google Workspace Business Standard + rakumo Suite + AppSheet Core |
メール | Outlook | Gmail |
文書作成 | Word | Document |
表計算 | Excel | SpreadSheet |
プレゼンテーション | PowerPoint | Slide |
チャット | Teams | Google Chat |
ポータル | SharePoint | Google Site |
ノーコードアプリ開発 | PowerApps | AppSheet |
基本機能の数だけで見ると同様、差がない
MicrosoftとGoogleの比較② (※当社環境比)
| Microsoft 365 Business Standard + PowerApps Premium | Google Workspace Business Standard + rakumo Suite + AppSheet Core |
予定管理 | Outlook (個人単位) | Google & rakumo カレンダー (組織間予定管理) |
会議室・設備予約 | なし | Google & rakumoカレンダー |
電子決裁・申請書 | なし | rakumo ワークフロー |
電子社内報 | なし | Google Site & rakumo ボード |
勤怠管理 | なし | rakumo キンタイ |
連絡先管理 | Outlook (個人単位) | rakumo コンタクト (組織間連絡先管理) |
経費精算 | なし | rakumo ケイヒ |
ファイルストレージ | One Drive 1TB /1人 | Google Drive 2TB /1人 |
料金 合計(税抜) | ¥4,872 / 月(1アカウント) | ¥2,240 / 月 (1アカウント) |
倍近い機能数とストレージを、Googleなら半額以下の費用で運用できる
GIGAスクール構想に関する保護者への調査結果
子どもに支給された端末の種類
「GIGAスクール構想の端末と保護者の意識に関する調査」日本エイサー株式会社 https://acerjapan.com/news/2021/03A010
n=576
タブレット
Chrome OS
Windows
近い将来、Googleネイティブ世代が来る。
Windows Officeから、Google Docsへの
転換点に、私たちは立っている。
機能、費用、未来。
どれを比べても、Googleに優位性がある。
現時点では。
サービス選定の結論
ノーコード開発ができて、
データの利活用につながる、
多機能のサービスを優先して、
そこに、自分たちの業務をあわせていきましょう。
変わるのはツールだけじゃなく、自分たちも。
やればできる!
まとめ
DX推進 ポイント総まとめ
DXが目的化してはいけない
部署横断型DX推進組織が必要
サービス選定ミスを防ぐ
中小建設業の等身大DX
これらが不要な、なるべく再現性の高い内容をご紹介しました。
至らない点が多いと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
DX人材不足は誤解
Rakumo㈱様 調査結果引用
前提として、少子高齢化などの影響で日本全体では人材不足です。
しかし、DX人材が突出して不足しているわけではないと考えています。
そもそもDX人材って何?
IPA 「デジタルスキル標準」ウェブサイト https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/index.html
このサイトに
”DX人材”の
解説がある
経済産業省とIPAが「DX人材の定義」を公開
デザイナー
ソフトウェア
エンジニア
ビジネス
アーキテクト
データ
サイエンティスト
サイバー
セキュリティ
IPA「DXを推進する主な人材として5つの人材類型を定義」
IPA 「デジタルスキル標準 ver1.1」より引用 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/about_dss-p.html
DX・IT人材に対する建設業側の過大評価
他業種 中小企業
IT人材は、デジタルに関することは
なんでもできちゃうんだろうな…。
ITは建設業と同様、分業・専門職が多い
1人が「なんでも」は、できません。
DX・IT人材
「DX・IT人材は、みんなITスーパーマン」と過大評価されている。
「うちのような中小にはDX人材がいないから、DXは無理」は誤解
中小建設業に必要なDX人材は「ビジネスアーキテクト」
デザイナー
ソフトウェア
エンジニア
ビジネス
アーキテクト
データ
サイエンティスト
サイバー
セキュリティ
DXの取組みにおいて、ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定したうえで、
関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する人材
IPA 「デジタルスキル標準 ver1.1」より引用 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/about_dss-p.html
ビジネスアーキテクトとは?
ビジネスアーキテクト(社内DX推進担当)の役割
デザイナー
エンジニア
データサイエンティスト
サイバー
セキュリティ
デザイナー
エンジニア
データサイエンティスト
サイバー
セキュリティ
IT企業A
営業・PdM
共有
営業・PdM
共有
共有
共有
自社
PdM = プロダクトマネージャー
PdM = プロダクトマネージャー
IT企業B
ヒアリング
営業
部門
ヒアリング
直接部門
施策実装
施策実装
施策実装
ビジネスアーキテクト
(社内 DX推進担当)
ヒアリング
間接部門
目的意識を持った
DX施策の検討と実装
関係者コーディネート
中小建設業における ”DX推進担当”
実は不要な能力
求められる能力
ビジネスアーキテクト
(社内 DX推進担当)
1
2
3
1
2
3
クリエイティブスキル
プログラミングスキル
外注可能なITスキル
マネジメント能力
目的意識・推進力
プレゼンテーション力
ビジネスアーキテクトに必要な能力は、全業界共通の汎用的な資質
「DX人材はうちにいないから、DX推進はできない」は、誤解である
中小建設業でもDX推進は可能です
業界全体で共に頑張りましょう
やればできる!
ご清聴ありがとうございました。
足立建設工業
大﨑凌