第1章�「日本人の美学」
日本数寄
1
第2章
「日本人の感受性」
物と恋会う力
2
第3章
「日本人の心のかたち」
われらのウツホを�直視せよ
3
第4章
「日本人の� 根源にあるもの」
無分別の活用
4
第1章�「日本人の美学」
日本数寄
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九鬼周造「『いき』の構造」からは、日本人の美学を
第2章
「日本人の感受性」
物と恋会う力
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折口信夫「死者の書」からは、日本人の感受性を
第3章
「日本人の心のかたち」
われらのウツホを�直視せよ
3
河合隼雄「中空構造日本の深層」からは、日本人の心のかたちを
第4章
「日本人の� 根源にあるもの」 無分別の活用
4
鈴木大拙「日本的霊性」からは、日本人の根源にあるものを
第120回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの
トピックス
第120回
2022年2月9日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
2020年5月25日、アメリカで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件は世界を震撼させました。この事件をきっかけに、黒人の命の尊重と人種差別の是正を訴える「ブラック・ライブズ・マター」運動が世界中に広がっています。そんな中、一冊の本が静かに読み直され始めています。「黒い皮膚・白い仮面」。書いたのは、黒人差別の構造を精神医学・心理学の立場から追求した精神科医で、後にアルジェリア独立運動に尽力した思想家、フランツ・ファノン(1925-1961)です。自らも仏領植民地出身者として、いわれない差別を受け続けた黒人です。人種差別の問題に真っ向から取り組んだ彼の著作を通して、「差別とは何か」「差別はどうして生じるのか」「どうやったら差別を乗り越えることができるのか」といった普遍的な問題を深く考えたいと思います。
第2回
内面化される差別構造
第3回�「呪われたるもの」の叫び
第4回
疎外からの解放を求めて
第1回
言語をめぐる葛藤
検索:ブラックライブズ 植民地 フロイド 千夜千冊
第119回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの
GMV懇話会パスカル『パンセ』
トピックス
第119回
2022年2月2日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
パスカルが生きた時代のヨーロッパでは、科学が著しく進歩し、キリスト教に基づく世界観に疑問の声があがり始めていました。そして人間の理性が、世界の真実を明らかにするという思想が急速に広まっていました。
しかし世の中を冷静に見つめていたパスカルは、理性こそ万能だという考えには、危うさがあると確信するようになります。「人間はおごってはならない」と考えたパスカルは、人間の弱さを明らかにするため、日々考えたことをメモに書きとめました。それをまとめたのが「パンセ」です。そこには震災を経て、現代文明のもろさがあらわになった今こそ、改めてかみしめたい言葉があふれています。
生きるのがつらいのは何故か
検索: 理性 あやうさ 心 限界 千夜千冊
第118回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの
GMV懇話会ダーウィンの『種の起源』
トピックス
第118回
2022年1月26日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第46書 GMV懇話会ダーウィン『種の起源』
「種の起源」は現代生物学の基礎理論の一つともいえる「進化論」を打ち立てただけではありません。ダーウィンが「種の起源」で打ち出した生命観から自然をみると、全ての生物は「生命の樹」といわれる一つの巨大な連鎖でつながっており、人間もその一部にすぎません。そこからは、人間には他の生物を意のままに操る権利などはなく、互いに尊重し共存していかなければならない、というダーウィンのメッセージがみえてきます。
検索: 巨大な連鎖 権利 進化 起源
検索:巨大な連鎖 権利 進化 起源 千夜千冊
第117回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの
トピックス
第117回
2022年1月19日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第82書 GMV懇話会スピノザ『エチカ”』
私たちが漠然と前提しているものの見方がことごとく覆されますが、そこには不思議にも私たちが日常の中で見過ごしている物事の本質が浮かび上がってきます。とりわけ「意志」や「自由」に関するスピノザの洞察は、精神医療やケアの現場にも新たな知見を与えてくれることもあるといいます。幾何学の方法を徹底的に適用し一見冷めた非人間的な記述とも思えるスピノザの哲学は、深く読解していくと、「人間の幸福」「人生を正しい方向に導く方法」「真の善の発見」といったテーマが貫かれていることがわかっていきます。
検索: 自由 意志 人間の高お福 エチカ
哲学対話 PARA SHIF 「自由」
検索:自由 意志 人間の高お福 エチカ 千夜千冊
第115回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの実験場
トピックス
第115回
2022年1月5日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第78書 河合隼雄スペシャル
人々の悩みに寄りそい、個人の物語に耳を澄まし続けた「こころの医師」河合隼雄は、私たちが見過ごしがちな「心の問題」「人間の本質」を、単なる学術的な方法を超えて、瑞々しい言葉で縦横に論じてきた。「心の問題」を解決に導くには、相手を客観的に「観察」するのではなく、その問題に主体的に関わり、その人の心に起きている現象をともに生き「経験」する必要があるという河合。それは、自然科学のように「いかに」を説明するのではなく、「なぜ」という問いを共に辿り、その人を揺り動かしている情動がおさめ心のバランスを取り戻していく過程を共に歩んでいく長い道のりだという。
第1回�こころの問題に�寄りそう
検索: 河合隼雄 人間の根源 昔話
検索:司馬遼太郎 千夜千冊
「私」とは何か
第113回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの実験場
トピックス
第113回
2022年12月22日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第63書 サルトル『実存主義とは何か』
第二次世界大戦という未曾有の経験によって、既存の価値観が大きくゆらいでいたヨーロッパ。人々は、たよるべきよすがを失い「根源的な不安」に直面していた。意味や必然性を剥ぎ取られ不条理にさらされたとき、人は一体どう生きていったらよいのか? サルトルは、その「根源的な不安」に向き合い乗り越えるために、「実存主義」という新たな思想を立ち上げた。「人間の本質はあらかじめ決められておらず、実存(現実に存在すること)が先行した存在である。だからこそ、人間は自ら世界を意味づけ行為を選び取り、自分自身で意味を生み出さなければならない」と高らかに宣言した講演「実存主義とは何か」は、その後世界中で著作として出版され、戦後を代表する思想として広まっていた。
検索: 戦争 根源的な不安 人間の本質
検索:戦争 根源的な不安 人間の本質 千夜千冊
第112回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの実験場
トピックス
第112回
2022年12月15日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第63書 マルクス・アウレリウス"自省録”
検索: 共生 自生 今、ここ
検索:共生 自生 今、ここ 千夜千冊
第111回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
AXとふらっとホームの実験場
GMV懇話会 洪自誠『菜根譚』
トピックス
第111回
2022年12月8日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第38書 洪自誠『菜根譚』
「菜根譚」は、明代末期に優秀な官僚として活躍後、政争に巻き込まれ隠遁したと推測される人物、洪自誠(こう・じせい)が著したものです。前集222条、後集135条の断章からなり、主として前集は人の交わりを説き、後集では自然と閑居の楽しみを説いています。「菜根」という言葉は、「人はよく菜根を咬みえば、すなわち百事をなすべし」という故事に由来。「堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる」という意味です。辛酸をなめつくした洪自誠が「人は逆境において真価が試される」という思いをこめてつけたと考えられています。そこには、逆境を経験したからこそ生まれた「生きるヒント」が満ち溢れています。
検索:菜根譚 人生 政争
地超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない (知的生きかた文庫)
1分間菜根譚 差がつく実学教養(4)
【人事部長の教養100冊】「菜根譚」(洪自誠)要約&解説
検索:菜根譚 人生 政争 千夜千冊
第110回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
トピックス
第110回
2022年11月24日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第54書 『宮本武蔵"五輪書"』
諸国武者修行を行い、六十余度の剣術勝負で一度も負けたことがないという剣豪・宮本武蔵(1582-1645)。武蔵は、生涯にわたって剣術を磨き上げ、己れの生き方を見つめ、武士としての兵法の道を探求し続けました。その集大成となった著作が「五輪書」です。「五輪書」は、単に剣術や兵法の書にとどまりません。武蔵自身「何れの道においても人にまけざる所をしりて、身をたすけ、名をたすくる所、是兵法の道なり」と書いている通り、その極意は、社会のあらゆる道にも通じるものであるといいます。そこで、「100分de名著」では、「五輪書」に新たな光を当て、現代に通じるメッセージを読み解いていきます。
検索:宮本武蔵 五輪書 自己を磨く
検索:宮本武蔵 五輪書 自己を磨く、千夜千冊
第109回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
トピックス
第109回
2022年11月24日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第21書 『"小松左京スペシャル"』
古事記の特徴は、国家の正式な歴史書とされる日本書紀と比べて文学性が高く、物語として楽しく読むことができることです。また古事記で詳細に記されている「出雲神話」からは、古代国家がどのように形作られていったかをうかがうことができ、歴史の意外な一面をたどることができます。
こうした神話は文字が使われる以前の時代から、平家物語のような「語り」によって受け継がれてきたと思われます。この語りの口調を生かした現代語訳を行ったのが、ベストセラーとなった「口語訳古事記」の著者、立正大学教授の三浦佑之さんです。「語り」では、聞き手の関心をひく事柄が強調されため、物語に脈動感が生まれます。それが古事記の魅力になっていると、三浦さんは言います。
第2回
「滅びとアイデンティティ」-『日本沈没』
第3回
「深層意識と宇宙をつなぐ」『ゴルディアスの結び目』
第4回
「宇宙にとって知性とは何か」-『虚無回廊』-
第1回
「原点は“戦争”にあり」-『地には平和を』
検索:小松左京 戦争 深層意識 日本沈没
1511夜
検索:小松左京 戦争 深層意識 日本沈没、千夜千冊
第108回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
トピックス
第108回
2022年11月17日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第21書 『古事記』
古事記の特徴は、国家の正式な歴史書とされる日本書紀と比べて文学性が高く、物語として楽しく読むことができることです。また古事記で詳細に記されている「出雲神話」からは、古代国家がどのように形作られていったかをうかがうことができ、歴史の意外な一面をたどることができます。
こうした神話は文字が使われる以前の時代から、平家物語のような「語り」によって受け継がれてきたと思われます。この語りの口調を生かした現代語訳を行ったのが、ベストセラーとなった「口語訳古事記」の著者、立正大学教授の三浦佑之さんです。「語り」では、聞き手の関心をひく事柄が強調されため、物語に脈動感が生まれます。それが古事記の魅力になっていると、三浦さんは言います。
検索:古事記 語り 伝承 故事
検索:古事記 語り 伝承 千夜千冊
第107回 ミート懇話会「先達に問う」
ビヨンドコロナのAXとライフシフト
トピックス
第107回
2022年11月10日
開催回数
日時・会場
ワークショップ形式
開催目的
開催内容
開催要領
定員10名
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第21書「夏目漱石 "こころ"」
暴力ではなく精神の力でインドを独立に導いた指導者マハトマ・ガンディー(1869~1948)。「インド独立の父」とも呼ばれ、彼が身をもって実践した「非暴力不服従主義」の思想は、今も多くの人に巨大な影響を与え続けています。とりわけヤラヴァーダー中央刑務所に収監中に、弟子たちに宛てて一週間ごと書き送られた「獄中からの手紙」には、ガンディーの思想の精髄が込められているといわれています。「100分de名著」では、この「獄中からの手紙」に新たな視点から光を当て、現代に通じるメッセージを読み解いていきます。
検索:漱石の心は今
検索:漱石の心は今 千夜千冊
気
機
季
奇
器
器
気
機
季
器
奇
奇
気
奇
奇
気
気
写
移
映
遷
写
清き
明けき
此処露
第1章「日本人の美学」
日本数寄
第2章「日本人の感受性」
物と恋会う力
第3章「日本人の心のかたち」
われらのウツホを直視せよ
第4章「日本人の根源にあるもの」
無分別の活用
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西郷隆盛
上杉鷹山・二宮尊徳
中江藤樹・日蓮
内村鑑三
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上杉鷹山・二宮尊徳
試練は人生からの問いである
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中江藤樹・日蓮�考えることと信ずること
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内村鑑三�後世に何を遺すべきか
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西郷隆盛�無私は天に通じる
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GMV懇話会「NHK100分で名著」第1回『代表的日本人』
第2回 試練は人生からの問いである
改革者/上杉鷹山・二宮尊徳
事
ビンチをチャンスに
恐れ 畏れ
キーワード
自己に天からタクされた民
経済と道徳とを分けない
上杉鷹山
二宮尊徳
仕事
見る
見えないものを感じる
託された民の徳を見る
碩田の礼
経済=現実的な生活
道徳=かけがえのない人生
可能性
捨(損)
拾(得)
無私
人生
天
内村の見る力
見捨てない
託された民を見る
第1章西郷隆盛
無私は天に通じる
第2章上杉鷹山・二宮尊徳
試練は人生からの問いである
第3章中江藤樹・日蓮
考えることと信ずること
第4章内村鑑三
後世に何を遺すべきか
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第1章
正義・日本人の美徳
第2章
名誉・日本人の責任の取り方
第3章
忍耐・謎のほほ笑み
第4章
武士道・その光と影
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第2回 「信用」で経済を回せ
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第3回
「合本主義」というヴィジョン
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第4回
対極にあるものを両立させる
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第1回
高い志が行動原理を培う
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第1章
高い志が行動原理を培う
第2章
「信用」で経済を回せ
第3章
「合本主義」というヴィジョン
第4章
対極にあるものを両立させる
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しかし、「日本の面影」は単なる日本礼賛の本ではありません。八雲は類い希なる感性で、あらゆる音に耳をすませ、全身で世界と共振しながら、自分とは全く異なる文化の深層を感じ取ろうとしました。この作品は、多様化し対立し合う現代の世界にあって、「異なる価値観」「異文化」を理解するための大きなヒントを私達に与えてくれます。小泉八雲の研究者、池田雅之早稲田大学教授は、八雲がそうできた理由を、「アイルランド人の父とギリシア人の母の間で自らのアイデンティティを引き裂かれながらも、世界中を旅することを通じて、どんな土地にでも溶け込んでしまえる『オープンマインド(開かれた心)』を獲得するに至ったからではないか」といいます。
木の文化
石の庭
石の文化
花の庭
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場処
契機
哲学する
善の研究
対立
調和
絶対矛楯的
自己同一
生死を以て
一環とする
永遠の今
多の一
人格的生命
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日本人にとって最もなじみが深いお経であり、今、改めてその価値が見直されている「般若心経」。今回は、2013年1月に放送され、好評を博した「般若心経」をアンコール放送します。
「般若心経」の「般若」とは「知恵」を意味する言葉です。その般若心経で最も強調されているのは「空」という概念です。
世の中は、様々な複雑な要因がからみあいながら、常に移り変わっています。そして世の中の変化のすべてを、人間が完全に予測することはできません。
「般若心経」は、私たちは「空」のもとで生きているとしています。そして人間が、どのような心構えで人生をおくるべきなのかを語っています。
番組では、日本人の心の原点ともいえる般若心経を読みときながら、「空」の思想を今どのように受けとめるべきかを考え、生きるヒントを探っていきます。
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日本人にとって最もなじみが深いお経であり、今、改めてその価値が見直されている「般若心経」。今回は、2013年1月に放送され、好評を博した「般若心経」をアンコール放送します。
「般若心経」の「般若」とは「知恵」を意味する言葉です。その般若心経で最も強調されているのは「空」という概念です。
世の中は、様々な複雑な要因がからみあいながら、常に移り変わっています。そして世の中の変化のすべてを、人間が完全に予測することはできません。
「般若心経」は、私たちは「空」のもとで生きているとしています。そして人間が、どのような心構えで人生をおくるべきなのかを語っています。
番組では、日本人の心の原点ともいえる般若心経を読みときながら、「空」の思想を今どのように受けとめるべきかを考え、生きるヒントを探っていきます。
GMV懇話会「NHK100分で名著」
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日本人にとって最もなじみが深いお経であり、今、改めてその価値が見直されている「般若心経」。今回は、2013年1月に放送され、好評を博した「般若心経」をアンコール放送します。
「般若心経」の「般若」とは「知恵」を意味する言葉です。その般若心経で最も強調されているのは「空」という概念です。
世の中は、様々な複雑な要因がからみあいながら、常に移り変わっています。そして世の中の変化のすべてを、人間が完全に予測することはできません。
「般若心経」は、私たちは「空」のもとで生きているとしています。そして人間が、どのような心構えで人生をおくるべきなのかを語っています。
番組では、日本人の心の原点ともいえる般若心経を読みときながら、「空」の思想を今どのように受けとめるべきかを考え、生きるヒントを探っていきます。
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今、日本では自殺者が14年連続で3万人を超えています。震災に見まわれ、全てを失ったという人も少なくありません。
運命に打ちのめされたという人、将来に希望が持てないという人が、世の中にあふれています。そこで8月のシリーズでは、人間の生きがいとは何かを追求した名著「夜と霧」を取り上げることにしました。
「夜と霧」が時代を超えて人を引きつけるのは、単なる強制収容所の告発ではなく、“人生とは何か”を問う内容だからです。そこで今回の番組では「夜と霧」を“人生論”として改めて読みとくことにしました。
収容所という絶望的な環境の中で希望を失わなかった人たちの姿から、人間の“生きる意味”とは何なのかを探ります。そして苦境に陥った時の“希望”の持ち方について考えていきます。
誰にも奪えない最後の自由
良い塩梅の希望
情熱を傾ける
創造価値
体験価値
面影価値
態度価値
真面
真っ当に苦しむことはそれだけで蒙精神的に何事かを成し遂げることだ
意味のある苦悩
意味のない苦悩
天の賜物
運命は贈物
むなしさと
向き合う
行為的直観
ストレス
が少ない
過去というのは、全てのことを永遠に仕舞ってくれる金庫のようなものです
生抜かれた時間は、時間のある座標軸に永遠に刻まれ続ける
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永遠の未完成これ完成
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「銀河鉄道の夜」「春と修羅」などの作品で今も多くの人に愛される宮沢賢治(1896~1933)。数多くの愛読者をもつだけでなく、絵画、音楽、絵本、マンガ、映画、アニメーション、果てはプラネタリウムやゲームまで……幅広い分野のクリエイターや制作者たちの想像力を刺激し続け、「賢治ワールド」ともいうべき作品が誕生し続けています。その魅力は今なお汲み尽くされたとはいえません。そこで「100分de名著」では、「宮沢賢治スペシャル」と題して、代表作を絞るのも難しいほど多面的な作品群に4つのテーマから光を当て、宮沢賢治の奥深い世界に迫っていきます。
何万年という時間をかけて生み出されてきた地層や石から地球の時間を感受した賢治。法華経を熱心に信仰し宗教的な生き方に身を捧げようとした賢治。遥か彼方からの届く星々の光に思いをはせ、宇宙を物語にした賢治。最愛の妹トシを失った痛切な体験を慟哭ともいえるような詩の言葉にした賢治。賢治の作品には、彼自身の人生そのものがつまっています。死の間際に自分の書いた原稿を「迷いの跡」とまでいった賢治は、生涯、命を削るように作品を創造し続けました。だからこそ、彼の作品には、人知を超えたスケール、思いもよらない圧倒的な表現、永遠に向かうまなざしが宿っているのです。
賢治の作品が現代の私たちの心を揺さぶってやまないのはなぜでしょうか? 日本大学芸術学部教授の山下聖美さんは、彼の作品には「人間とは何なのかという問い」と「ほんとうの幸いへの探究心」が込められているからだといいます。わずか三十七歳で亡くなった賢治が残したテキストには、時代を経ても変わらない、むしろ時を経たほうが鮮明に浮かび上がる人間という不思議な存在の謎が描かれているからだというのです。
番組では、宮沢賢治研究の新鋭、山下聖美さんを指南役に招き、「春と修羅」「注文の多い料理店」「雨ニモマケズ」「なめとこ山の熊」「銀河鉄道の夜」といった既存のジャンルにはおさまりきれない作品群に現代の視点から新しい光を当てなおし、多面的でスケールの大きな宮沢賢治の世界を味わいつくします。
永遠の未完成これ完成
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つまり我々はこの病気がまるでまるでベストであるかのように 振る舞うよう責任を取らなければならない
斯くしてベストがわか市民に最初にもたらしたものは追放状態であった。
ベストという事実よりも言葉の影響力が問題となった。 ・・・ベストが起こると人生の問いに否応なく直面する。
があるでしょう』
しかし悪しき人々は震えおののく必要 心正し
い人は恐れることはありません
。Xにい人はされるのはありません。
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現存する中では日本最古の和歌集「万葉集」。2014年度最初の「100 分de名著」では、日本人の心の原点を探るために、この万葉集を取りあげます。
番組では、額田王、柿本人麻呂、大友家持など、万葉集の代表的な歌人にスポットをあてながら、古代の人々の“心の歴史”を読み解いていきます。
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儀式と権力
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大岡昇平の代表作「野火」は、太平洋戦争末期、絶望的な状況に置かれた一兵士が直面した戦争の現実と、孤独の中で揺れ動く心理を克明に描きだした作品です。戦後文学の最高傑作とも称される「野火」は、数多くの作家や研究者が今も言及し続け、二度にわたる映画化を果たすなど、現代の私たちにも「戦争とは何か」を問い続けています。世界各地で頻発するテロ、終わりのない地域紛争、緊迫する国際関係……現代という時代にも、「戦争」は暗い影を落とし続けています。作家の島田雅彦さんは、戦後70年以上を経て、実際に戦争を体験した世代が少なくなっている今こそ、この作品を通して、「戦争のリアル」を追体験しなければならないといいます。
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第1章
第2章
アフリカ革命に向けて�仮病・偏見・心的病
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永遠の未完成これ完成
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その昔、仕事がめちゃくちゃ出来る不良中年風の上司がいました。野次馬精神丸出しで、熱しやすくてさめやすい私に、実に魅力的な言葉をかけてくれました。
「いいか、ディレクターっていうのは飽きるのも大事な素養だ。」
この言葉には、マンネリを戒め、常に新たな企画や演出を求めよ、という意味が込められていたのではないか?今になってそんな気がします。
2011年に始まった「100分 de 名著」では、誰しもが認める名著に正面から向き合ってきました。が、今回は少し趣向を変えました。
初めて取り扱うロシア文学。でもドストエフスキーでもトルストイでもない、チェーホフの戯曲「かもめ」が今回の主役です。
演劇通の方ならば「かもめ」が世界演劇史に画期をなす作品であること、モスクワ芸術座には「かもめ」のオブジェが据えられていることなど、ご存じでしょう。
しかし、多くのかたにとってはなぜ戯曲が、それもシェークスピアではない、チェーホフの「かもめ」が当番組で取り上げられるのか、不思議に思われることでしょう。
確かに番組で紹介しきれない名著が山のようにあるのに、なぜ今「かもめ」なのか。
しかし、そこには、意外な現代性が秘められていました。その続きは番組をご覧になってのお楽しみとしましょう。
さて、今回私たちはマンネリを打破すべく、新たな演出を試み、「100分 de 名著」の世界をもっと広げようと意気込みました。
いつもの収録スタジオを飛び出して都内の小さな劇場で対談を収録しました。また俳優・女優による朗読劇の撮影もしました。チェーホフの短編の世界も織り込みながら見えてきた、「かもめ」の持つ喜劇性・・・。
「この作品を笑って読めるようになったら、人生が楽になる」、そんな言葉が残されているそうです。皆さんが少しでも笑って「かもめ」を読める、そんな番組にしていきたいと思います。
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かつて、日本人は万物に神が宿っていると考え、八百万の神を信じていました。
これと対極にあるのが一神教の思想です。一神教は古代、ユダヤ教で生じました。
そしてユダヤ教を母胎にキリスト教が生まれ、その両方の影響を受けてイスラム教が成立します。
つまり一神教について学ぶことは、世界の多くの人々の文化の根源を知ることにつながるのです。そこで5月の「100分de名著」では、「旧約聖書」を読み解くことで、一神教とは何かを考えます。
そもそも聖書とは何でしょうか。聖書には「旧約聖書」と「新約聖書」があります。
「旧約」とは神との古い契約という意味で、「新約」とは、神との新しい契約という意味です。「旧約聖書」は、紀元前4~5世紀に成立しました。
一方「新約聖書」は、ユダヤ教を母胎に生まれたキリスト教が生み出した書物で、「旧約聖書」は「新約聖書」の前提という位置付けとなっています。
番組では、「旧約聖書」から、古代の中東における人々の営みや歴史を探ります。
グローバル化が進み、異文化の理解が必要となっている今、西洋における「神」の概念の原型が、どのようにして形作られていったかを分析していきます。
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源氏物語はこれまで、様々な関連本が出されています。様々なまとめ方があり、登場人物ごとに紹介したり、全体像を図鑑のようにまとめたりしています。しかしあまりにも長い物語であるため、ポイントを絞って要約することがなかなか出来ない作品でもあります。ですので今回は、的確なポイントを設定することに苦心しました。
例えば、光源氏とは一体どういう男なのか?を知りたいと思った場合、本やネットなどで調べると、イケメンでセレブで女を全力で愛することが出来て・・などなどが書かれていますが、何だか分かったような分からないような、非現実的な感じすらしてしまいます。
そこで第1回では「コンプレックスを抱えたさびしい男」としての側面に光をあて、光源氏が、愛に何を求めていたのかを探ることにしました。
源氏物語は、決して甘い恋愛物語ではありません。人生の現実を鋭く描いた、骨太な人間ドラマです。そこで現代に生きる私たちにも共感できる心理描写にスポットを当てて、テーマを絞り込みました。全4回、全て現代性のある切り口を心がけています。
また番組では、テキストの内容をさらに分かりやすくすると共に、テキストにはない情報も数多く取りあげています。最大の見所は、新しく司会を勤める伊集院光さんのテンポ良く鋭い突っ込み。難解な源氏物語がぐっと身近に感じられると思います。お楽しみに!
GMV懇話会「NHK100分で名著」おもわく
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人間は恐れている人より、愛情をかけてくれる人を容赦なく傷つける
(第15章)
わたしのねらいは、読む人が役に立つものを書くことであって、物事について想像の世界のことより、生々しい真実を追うほうがふさわしいと、わたしは思う。
(第15章)
永年、君位についていたイタリアの諸君侯が、しまいに国を奪われたからといって、責任を運命に負わせては困るのだ。これは彼ら君主の怠慢のせいである。
―いいかえれば、凪の日に時化のことなど想ってもみないのは、人間共通の弱点であって―彼らもまた、平穏な時代に天候の変わるのをまったく考えなかった。
(第24章)
運命は変化するものである。人が自己流のやり方にこだわれば、運命と人の行き方が合致する場合は成功するが、しない場合は不幸な目を見る。
(第25章)
運命は女性に似てつねに若者の友である。
(第25章)
対
結
論
無
勿
マキャベリは、大学を出ていないにもかかわらず、その才覚が認められ、29歳でフィレンツェ外交官に抜擢された。
そして様々な国王との交渉を行った経験から、誠意だけでは問題が解決しないことを知る。
43歳の時、外国の介入によるクーデターで、政府を追放されると、マキャベリは自らを奮い立たせるように、“政治論文”を書いた。
それが「君主論」である。
人間の現実を通して、指導者の決断とは何かを説いた君主論は、道徳論ばかりが語られていた当時の社会では、極めて画期的だった。
今回は君主論に込められたマキャベリの真意に迫る。
2021/03/27作成
AB公体
大同小異
小異大同
A
OPF
公
自互共
体
感得現
B
TRR
去来場
去来場
という方法
去来場
という方法
2021/03/31作成
信念
自信
日本
信頼
確信
今日の始めに
明日に向けて
大同小異
小異大同
日本
という方法
対
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論
無
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2021/03/27作成
AB公体
大同小異
小異大同
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OPF
公
自互共
体
感得現
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TRR
去来場
去来場
という方法
去来場
という方法
2021/03/31作成
信念
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信頼
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今日の始めに
明日に向けて
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◆◆ おもわく ◆◆
猛威をふるい続ける新型コロナウィルス禍。それは人々の健康だけでなく、世界経済に大きな打撃を与え続けています。派遣労働などの非正規労働者の切り捨て、サラリーマンの給与カットやリストラ、相次ぐ中小企業の倒産等々…すでにその影響はじわじわと現れています。アフター・コロナの経済対策は、今、喫緊の課題として我々に迫ってきています。
そんな中、今、再び19世紀の思想家カール・マルクスの著作が多くの人たちに読まれ始めています。とりわけ私たちがその只中で生活している経済システムの矛盾を明らかにしてくれる『資本論』が大きな脚光を浴びているのです。
マルクスという名前を聞くと、ソ連や東欧諸国の崩壊以降はもはや時代遅れの思想と考える人も多いかもしれません。ところが、最近少し違った流れも出てきています。驚いたことに、アメリカでも、マルクスの名前が、若者たちのあいだで肯定的に使われるようになっています。アメリカの若者たちは、日本の若者たちと同様に、大学のローンを背負って社会にでても安定した仕事がなく、気候変動が深刻化する未来に不安を募らせています。そうした中で、資本主義では問題は解決しない、もっと抜本的改革が必要だとして、新たな社会像を考えるためのヒントをマルクスの思想に求め始めています。また、バルセロナ等の都
市では、住宅や水、エネルギーといったコモン(共有財)を、利潤のみを追求し続ける大企業から市民の手に取り戻し、自分たちの力で水平的に共同管理していこうという試みも始まっています。それは、マルクスが「資本論」で「アソシエーション」と呼んだ仕組みに極めて近いあり方といえます。
経済思想研究者の斎藤幸平さんは、ソ連や中国といった既存の社会主義国家にはなかった全く新しい社会ヴィジョンが、マルクスがその生涯をかけ執筆した大著『資本論』のうちに眠っているといいます。マルクスによる「商品」、「貨幣」、「労働」、「資本」などについての鋭い分析は、執筆された150年前の当時と今では状況は異なっているにもかかわらず、全く古びていません。その可能性を読み解くとき、私たちが、今後どのような社会を構想すべきかという大きなヒントが得られるというのです。
世の中には『資本論』のたくさんの入門書はありますが、『資本論』に眠っている、将来社会という観点から読み直すものはあまりありません。そこで、番組では、グローバル資本主義社会が行き詰まり、その暴力性をむき出しにしつつある中で、もう一度、別の未来の可能性を、マルクスの代表作『資本論』を通して考えてみたいと思います。
ブルシットジョブ:ブルシットバリュー
気候変動・温暖化
剰余価値(余分)
科学が自立的脳力として労働過程に合体されるほど
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第102書「サン=テグジュペリ"星の王子さま"」
砂漠に不時着した飛行機のパイロットが、遠い小さな星から来た少年に出会う不思議な物語「星の王子さま」。人間の絆や愛の意味を問うた哲学的な童話として名高く、子どもだけでなく大人にも人気があり、多くの人を魅了してきました。その出版部数は日本だけで600万部、全世界では8000万部にものぼるといいます。
著者は、フランス人作家のサン=テグジュペリ(1900-1944)。青年時代、飛行機でサハラ砂漠を縦断し、郵便を届ける仕事をしていました。当時の飛行機はよく故障したため、編隊を組んで飛行し、不時着した仲間を助けることになっていました。僻地には中継基地があり、そこでは一人で飛行場を守らなくてはなりませんでした。砂漠の部族と親しくなり、運航に協力してもらうことも大事な任務だったそうです。こうした環境で、サン=テグジュペリは、孤独と死の恐怖、人の絆の有り難さを知ります。
星の王子さまは、こうしたサン=テグジュペリの経験をもとに執筆されました。飛行機のパイロットと星の王子さまの友情を通して、人の絆とは何かを訴えたかったのでしょう。
物語では、大人と子どもの考え方の違いが語られます。大人は、目に見える表面的なことで物事を判断しがちです。どんな服を着ているか、財産はどうか、データはどうなっているのか。しかし子どもは違います。子どもは相手の姿形に左右されません。子どもにとって大事なのは、心で感じたこと、それだけです。
子どもの心には大人への大切な教訓が秘められています。絆や愛はかけがえのないものですが、目には見えません。つまり、心で感じるしかないのです。だから目に見えるものしか理解しないような、間違った心を持つ大人になってはなりません。そうした願いを物語に込め、サン=テグジュペリは兵役に志願します。そしてナチスドイツとの戦闘に赴き、偵察飛行中に帰らぬ人となりました。
絆とは、愛とは、幸福とは何か。番組では「星の王子さま」を通して、サン=テグジュペリが残したメッセージをひもといていきます。
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第62書「ガンディー"獄中からの手紙"」
暴力ではなく精神の力でインドを独立に導いた指導者マハトマ・ガンディー(1869~1948)。「インド独立の父」とも呼ばれ、彼が身をもって実践した「非暴力不服従主義」の思想は、今も多くの人に巨大な影響を与え続けています。とりわけヤラヴァーダー中央刑務所に収監中に、弟子たちに宛てて一週間ごと書き送られた「獄中からの手紙」には、ガンディーの思想の精髄が込められているといわれています。「100分de名著」では、この「獄中からの手紙」に新たな視点から光を当て、現代に通じるメッセージを読み解いていきます。
検索:ガンディーの思想は今
検索:ガンディーの思想は今 千夜千冊
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第67書「ジェイン・オースティン"高慢と偏見"」
「永続的かつ普遍的な魅力があり、英文学の最も偉大な作家の1人と認められる」と絶賛され、2017年から英国の新10ポンド札に肖像が印刷されると発表された、作家ジェイン・オースティン(1775 – 1817)。彼女の最高傑作とされる「高慢と偏見」は、人気映画「ブリジット・ジョーンズの日記」の元ネタになるなど今も世界中の人に愛されている小説です。「虚栄心」「偏見」といった人間が陥りがちな落とし穴がいかに人生を左右してしまうのかを、克明な人物描写、心理描写を通して見事に描き出したこの作品から、現代人にも通じるさまざまな問題を読み解いていきます。(NHK名著「おもわく」より)
検索:「偏見 バイアス ガラパゴス化」
遍見?
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第70書「ラッセル"幸福論"」
バートランド・ラッセルの「幸福論」。アランやヒルティの「幸福論」と並んで、三大幸福論と称され、世界的に有名な名著です。この名著を記したラッセルは、イギリスの哲学者でノーベル文学賞受賞者。核廃絶を訴えた「ラッセル=アインシュタイン宣言」で知られる平和活動家でもあります。そんな彼が58歳のときに書いたのがこの「幸福論」です。
なぜラッセルはこの本を書いたのでしょうか? 平和活動に邁進したため、ケンブリッジ大学を追われ6ヶ月も投獄された経験をもつラッセルですが、それでも決してゆるがない幸福があるというのが彼の信念でした。思春期には、自殺すら考えたこともあるラッセル。しかし、そんな彼を思いとどまらせたのは、「知へのあくなき情熱」と「自分にとらわれないこと」でした。それは、その後の人生を生きる上での原点であり、どんな苦境にも負けない支えとなりました。
専門領域で、数理哲学を大成した書といわれる「プリンキピア・マセマティカ」を書き上げ、一つの仕事を成し遂げたと考えた彼は、今後は、後世の人々のために「人生いかにいくべきか」「幸福になるにはどうしたらよいか」といった誰もがぶつかる問題を、自らの原点を踏まえて考究し書き残そうとしたのです。
ラッセルの「幸福論」のキーワードは「外界への興味」と「バランス感覚」。
人はどんなときにでも、この二つを忘れず実践すれば、悠々と人生を歩んでいけるといいます。そして、それらを実践するために必要な思考法や物事の見方などを、具体例を通して細やかに指南してくれるのです。まさに、この本は、人生の達人たるラッセルの智慧の宝庫といえるでしょう。
NHK名著「おもわく」より
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第102書「サン=テグジュペリ"星の王子さま"」
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不時着して8日目。飛行機の修理は進まず飲み水もつきた。困り果てた飛行士を見て、王子は井戸を探しに行こうと提案する。歩きながら王子は「月夜の砂漠が美しいのは砂漠がどこかに井戸を隠しているからだよ」とつぶやく。初対面の時と仲良くなった後では人の印象が異なるように、世界は心によって違う姿を見せる。心の影響力の大きさを、詩的に表した美しい言葉だった。そして夜が明ける頃、ついに井戸が見つかる。それはふたりの間の絆が確かなものになった瞬間だったが、実は悲しい別れの始まりでもあった。第4回では、世界が心によってどう変わるのかを、ラストシーンから探っていく。
7つめの星・地球で、王子は5千本のバラが咲いている庭を目にする。世界にひとつしかないと思っていたバラがこんなにある。自分が愛したバラが、何の変哲もない花に過ぎなかったことを知り、王子はショックを受ける。すると狐が王子に声をかけた。狐は王子に、愛は時間によって育まれると言う。共に過ごした時があるからこそ、かけがえのない唯一の存在になるのだと。王子は、狐との出会いを通して、幸せとは時間をかけて自分で作り出すものだと悟るのだった。第3回では、本当の絆のつくり方について語る。
王子は飛行士にこれまでの旅を語り始める。ある日、王子の星にバラが咲いた。バラを見たのは初めてだった王子は、感激して世話をするが、バラは強気で王子につれなかった。実はバラは王子への愛を素直に表せなかったのである。王子は傷つき、星々をめぐる旅に出る。そこには自己中心的な欲望にとらわれた大人たちがいた。やがて王子は、強いとばかり思ってきたバラが、いつ枯れてしまうか分からない弱い存在であることを知る。王子は、自分もバラも自己を中心に置きすぎていた、だから傷つけ合うことになったのだと悟る。第2回では、人間の愚かさと、他人の立場に立つことの大切さについて考える。
物語は飛行士が思い出を語る形で進む。飛行士は幼い頃、画家になるのが夢だった。しかし才能を認めてもらえず、夢をあきらめた。ある日、飛行士は砂漠に不時着、星から来た王子に出会う。王子の純粋な質問に答えるうちに飛行士はあることに気づく。自分が物足りない毎日を送っていたのは、子どもの頃の情熱を失っていたからだと。子どもの一途な心があってこそ、大人の経験が生きてくる。子どもと大人のバランスがとれるよう、心を常に手入れしなくては幸せになれない。第1回では、幸せを失わない心のあり方について問い直す。
GMV懇話会「NHK100分で名著」
第102書「サン=テグジュペリ"星の王子さま"」
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第102書「サン=テグジュペリ"星の王子さま"」
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第102書「サン=テグジュペリ"星の王子さま"」
永遠の未完成これ完成
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