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相手の立場を理解するシミュレーション

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December 17th, 2016

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相手の気持ちを知りたい

  • 生命は自我中心で、貪・瞋・痴の衝動で生きています。
  • 相手のことを知りたいとは相手を自分の利益に使用するためです。
  • 専門家がウナギの生態系を調べているのはウナギの幸福・利益のためではありません。
  • 自分に利益がなければ家族さえも捨ててしまうのは普通です。

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互いの気持ちを理解すること

  • 仲間として生きている場合は互いに理解し合うことは基本的な条件です。
  • ライバル・敵同士であっても、相手を理解出来れば安全です。
  • 人間関係の問題も相手を正しく理解してないか、誤解しているかの結果です・
  • 思考を理解するのは簡単ですが、思考を引き出す感情を理解しなくてはいけません。
  • 相手の思考だけ理解すると騙されます。

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消費者の気持ち

  • 商品を開発する場合、当然消費者の気持ち、好み、流行などを考えます。
  • 消費者を心配するのではなく、品物をヒットさせたいのです。
  • 消費者の弱みを把握すると、無理に感情を押しつけることもあります・
  • ブランド志向は一つの例です。
  • 政治家がいう「国民の気持ち」とは、政治家の自利的な気持ちなのです。

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中道を歩む

  • 弱肉強食・搾取・食うか食われるか。
  • 世界は以上のとおりです。
  • 安心はできません。
  • 中道を歩むべきです。
  • 自分の利益を重んじることをやめる。
  • 損・被害を受けないようにも気をつける
  • 常に、“win-win”状態を考える。
  • これが、あるべき世間の流れです。

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仏教の世界

  • 貪・瞋・痴の害を最小限にするだけでは意味がありません。
  • 仏教でなくても出来ることです。
  • ですから、善行為をする生き方を推薦します。
  • 俗世間の生き方と合ったり、合わなかったりもしますが、
  • 真理に基づいた生き方なので、仕方がありません。
  • 善行為とは貪・瞋・痴を制御することです。

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相手を理解することは簡単

  • 生きる衝動は貪・瞋・痴です。
  • 先ず、自分の貪・瞋・痴の感情の働き方を観察する。
  • 三原色は何万通りの色を現すように、貪・瞋・痴も何千通りもなります。
  • 完璧ではなくても、自己観察をしましょう。
  • それから、相手の行為を観察して、裏にある行為を引き起こさせる感情をチェックします。

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主観的妄想にならない

  • これは自己観察しない人の問題です。
  • 貪・瞋・痴は一切の生命に共通です。
  • 尺度は客観的です。
  • 自分は善行為をして不貪・不瞋・不痴を理解出来るようになると、尺度は六通りになります。
  • 価値観を入れず、白黒に分けず、判断をせず、ありのままに観ることが必要です。

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シミュレーションしない

  • 相手を理解する場合は決してシミュレーションしてはいけません。
  • 自分の貪・瞋・痴を相手に被せてみてはいけません。
  • 自分が怒っているとき、相手も怒っているように見える可能性、
  • 相手が怒っている時、自分も怒ってしまう可能性もあります。
  • 問題ばかりが起きて、調和が壊れます。

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人格向上を目指して

  • ただ生きるのではなく、人格向上を目指して仏教徒は生きるのです。
  • 貪・瞋・痴を制御する生き方です。
  • 善行為して、戒を守って、不貪・不瞋・不痴の衝動を経験しなくてはいけません。
  • 悩み苦しみが少なく、他の人々より幸福を経験する生き方が出来ます。
  • これから、人格向上を目指して様々試しを行います。

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自分と合わせて観る

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  • Sabbe tasanti daṇḍassa, sabbe bhāyanti maccuno;
  • Attānaṃ upamaṃ katvā, na haneyya na ghātaye. Dh.129
  • 全ての生命は罰(苦しみ)に怯える。死を怯える。
  • 自分を例えとして観て、他を虐めないこと、他を殺さないこと。
  • ここで、善行為をするために、悪を止めるために、自分の気持ちを他人に当てて観るのです。

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命が大好き

  • Sabbe tasanti daṇḍassa, sabbesaṃ jīvitaṃ piyaṃ;
  • Attānaṃ upamaṃ katvā, na haneyya na ghātaye. Dh.130
  • 全ての生命は罰(苦しみ)に怯える。全ての生命は自分の命が好きです。
  • 自分を例えとして観て、他を虐めないこと、他を殺さないこと。
  • 自分が自分の命を大好きです。この上のない価値を入れています。
  • それを他の生命に当てはめて他を虐めたい気持ちを制御します。

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皆幸福が好き

  • Sukhakāmāni bhūtāni, yo daṇḍena vihiṃsati;
  • Attano sukhamesāno, pecca so na labhate sukhaṃ.
  • Sukhakāmāni bhūtāni, yo daṇḍena na hiṃsati;
  • Attano sukhamesāno, pecca so labhate sukhaṃ.
  • Dh.131,132.
  • 幸福・楽しみを好む生命を自分の幸福のために虐める、悩ませるならば、その後その人は幸福になりません。
  • 幸福に生きたいと思う生命を虐めない人はその後幸福になります。
  • 自分の気持ちを他に被せて観ることです。

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感情の組み合わせ

  • 自分の欲を他人に被せて観ると、相手にも欲が生じる。必ず同じ形ではない。
  • それによって更に、自分の欲が強化します。
  • 怒りを他人に当てると、他人も怒る。
  • その怒りが反射するので、自分の怒りが増大します。(悪循環)
  • 無知も同じ働きです。
  • 貪・瞋・痴のシミュレーションは絶対危険です。

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感情の組み合わせ

  • 相手の貪・瞋・痴を読めた人は
  • 相手に対して、不貪・不瞋・不痴で対応します。
  • 必ず相手の悪感情が消えて、相手が安らぎを感じます。
  • 自分が善行為をしたので、自分も徳を積んだことになります。

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苦しみのお返し

  • Māvoca pharusaṃ kañci, vuttā paṭivadeyyu taṃ ;
  • Dukkhā hi sārambhakathā, paṭidaṇḍā phuseyyu taṃ .Dh. 133
  • 決して粗悪語を語らないこと。相手も同じ言葉で言い返すのです。対立(喧嘩)になり、言葉は苦しみです。
  • 相手を殴ったりするならば、自分もお返しを受ける。
  • 幸福になりたいという自分の気持ちを相手に当てはめて観ることです。

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慈しみ

慈しみを必ずシミュレーションします。

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慈悲も人格向上

  • 慈悲喜捨の実践でエゴの錯覚が消えます。
  • 生命はライバルではなく、味方になります。
  • 1.先ず、自分が幸福になりたい人間であることを繰り返し、確認して、頭に、こころに叩き込む。
  • 親しい生命も同じであると確認する。
  • 一切の生命も同じ気持ちであると確認する。

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シミュレーション

  • 全ての生命は慈悲喜捨を期待して、望んでいることを確認しましょう。
  • Mettā-友情~自分も他人も好む気持ちです。
  • 自分のメッターを他人の潜在的なメッターと繋げて観る。
  • 自分も他人もこの気持ちでは同等であるという気持ちで相手と適切な関係を結ぶ。
  • 他の三つについても同じ修行をします。

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シミュレーション

  • Karuṇā-悲~抜苦(憐れみ)
  • Muditā-喜(他の幸福を喜ぶ)
  • Upekkhā-捨~平等
  • 生命は自分に対して「プライド」を持っています。対等に接して欲しいと思っています。
  • 他の生命は基本的に期待している慈悲喜捨の気持ちを自分の同じ気持ちと合わせて、シミュレーションして観ます。
  • 素晴らしい世界が現れます。

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生命は自分自身

  • シミュレーションが成功すると、
  • 他を見る時、他人ではなく、形の違う、心が似ている自分自身が見えて来ます。
  • 身体に隠れて見えなくなった生命のこころを感じられます
  • 自分と他人の差がなくなります。
  • こころという無限の大空間を感じます。
  • そこに、自分も他人も存在しない。
  • 慈悲喜捨のサマーディです。

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三宝のご加護がありますように

ご清聴を感謝いたします。

生き生けるものが幸せでありますように

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祈願

  • Dukkhappattā ca niddukkhā
  • Bhayappattā ca nibbhayā
  • Sokapattā ca nissokā
  • Hontu sabbepi pāṇino
  • 苦しんで悩む生命が苦しみなく、
  • おそれて悩む生命がおそれなく、
  • 悲しんで悩む生命が悲しみなく、
  • 一切の生命が安穏でありますように。