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Marshaと申します。

都内のITベンチャーでテックリードとして働いています。

自分のエンジニアとしての技術力が少しでもコミュニティやカルダノの分散化への助力になればという想いから、SPOにチャレンジすることにしました。

[プール名]: Low-cost, Steady and Lucrative Stake Pool

[ティッカー]: LSL

[Margin]: 0.00%

[Fixed Cost]: 340₳

[Website]: https://lsl-stake-pool.blogspot.com

[Twitter]: https://twitter.com/marsha_lsl_spo

自己紹介・プール紹介

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ご相談内容の結論

  • 対象読者:
    • カルダノステークプールオペレーター (SPO) の方々
    • ADAのステーキングの委任先をお探しの委任者様
  • クラウドファンディングのようなことを相談させていただければ幸いです。
  • 後述しますが、カルダノプールの構築・運用をより楽に・簡単にできるようになるビジョンがあります。
  • もし賛同してくださる方がいらっしゃれば、コミュニティへの技術的な貢献に時間を労力を集中投下できるように、LSL Stake Poolへの委任という形で皆様のサポートをいただくことはできないでしょうか?

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  • (※1) これから書くことはあくまでも個人的に感じている課題感です。

  • (※2) 忌憚なき意見を書いていますが、決してコミュニティやSPOの方々、既存のマニュアルを否定したい訳ではなく、いかに技術の力でコミュニティを前進させることができるかという観点での意見である点、ご了承いただければ幸いです。

前提

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ご相談の背景

 自分でカルダノプール構築をしたり、Discord上でSPOの方々が日々プールを運用されているのを拝見している際、正直ベースに言うと、本職でエンジニアをしている私から見ると効率の悪い部分が多いなと感じました。

 一方で、それらの効率の悪さは技術的に解決できるとも思いました。

 そこで、(言い方は悪いですが)私のような素人が下手なマーケティングに時間と労力を割くよりも、自分の得意分野でカルダノコミュニティを更に前進させるために時間と労力を投下した方がいいのではないか?と考えるようになりました。

 ただ、そうは言ってもサーバー代などの運用コストもあるため、委任者を募ることを放棄して技術的な作業に没頭する訳にもいきません。

 その時に閃いたのがクラウドファンディング的な発想で興味がある人・応援してくれる人を募ろう!というものでした。

 私の時間と労力を、可能な限りサーバー構築・運用の自動化・効率化に集中投下できるようなサポートをいただければ、私自身もコミュニティの皆様もお互い幸せになれるのではないかと考え、本資料でのご相談に至りました。

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何を解決したいのか?

  • 課題(1): プールサーバー構築のハードルが高い
    • マニュアルはとても充実しているが、それでも初心者には難しい部分が多い
    • 構築作業のステップ数が多く、手動で構築を進めなければならない
  • 課題(2): プールサーバーのメンテナンスに手間暇が掛かる
    • 自動化・効率化ができていない部分が多く、日々の監視やチューニング、アップデートなどに時間を取られたり神経をすり減らしたりしている
  • 課題(3): サーバー運用に不慣れなSPOも存在する
    • 正直ベースに意見すると、委任者目線ではサーバー運用の初心者が委任を受けてプールの運営をしていることに少し不安を感じる部分もあるのではないか
  • 各詳細は、私が思う、カルダノステークプールの構築・運用の課題感と技術的解決策について というブログにまとめております🙏

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どうやって解決するのか?

  • 下記によって解決できる課題は多いと考えています。 
    • コンテナ化
    • インフラのコード管理 (Infrastructure as Code)
    • 継続的インテグレーション (CI)
    • コンテナオーケストレーションツールの利用
    • カルダノプールの構築・運用のSaaS化
    • マーケティング担当者とサーバー構築・運用担当者の分業化 (※ これは上記を導入することで分業化がやりやすくなるという意味合いで入れています)
  • この資料で全ての解説は難しいため、各詳細は、私が思う、カルダノステークプールの構築・運用の課題感と技術的解決策について というブログをご一読いただければ幸いです🙏

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皆様にとってのメリット

■ プールサーバーの構築時のメリット

  • 👉 作成者に依らない均質なサーバー構築が可能(人為的なミスによる躓きを防止)
  • 👉 サーバー構築の高速化が可能
  • 👉 SPOの増加による分散化やコミュニティの発展に繋がる

■ プールサーバーの運用時のメリット

  • 👉 「オートスケーリング」「オートヒーリング」「カナリアリリース」「ローリングアップデート」などの機能により、安定したサーバー運用や普段の運用業務の負担を軽減させることが可能
  • 👉 メンテナンスビリティの向上
    • バージョンアップ作業やCPU/Memoryの監視や調整がもっと楽にできるようになる

■ その他のメリット

  • 👉 自動化によりスケールするようになる(1人が複数のサーバーを管理することも容易になる)ため、サーバー構築・運用が得意な人に諸々委譲ができる世界線が作れる

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  • コンテナ・CI/CD・Infrastructure as Code・コンテナオーケストレーションツールと学ぶことが多く、学習コストはやや高め
    • 👉 勉強会や技術的なサポート、マニュアルを充実させることで解決に近づける
  • お持ちのADAをLSL Stake Poolに委任することでの機会損失の可能性
    • 👉 上記技術はWebアプリケーション界隈ではごくごく一般的なものであるためカルダノプールの構築や運用にも展開できると考えてはいますが、実際に試行錯誤してみたら上手くワークしなかった(既存のやり方の方がカルダノコミュニティにとっては良かった)となる可能性はゼロではありません
    • 👉 そこを含めて投資と思える方がいらっしゃれば委任いただけると嬉しいです

皆様にとってのデメリット

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STEP1: コンテナ化

STEP3: 継続的インテグレーション (CI) によるデプロイの自動化

STEP2: Amazon ECSを用いたインフラ構築(お試し版)

STEP4: インフラのコード化(STEP2の本格版の作成)

STEP5: 実運用

STEP6: マニュアルの用意

STEP7: 更なるシステム開発に続く (SaaS開発、k8sへの移行)

カルダノプールサーバーのコンテナ化のロードマップ

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まとめ

  • 私が感じたカルダノステークプールの構築・運用の課題に対して、DevOps・コンテナ・コンテナオーケストレーション・CI/CDなどの近年では主流となっているエンジニアリングの思想に基づき具体的な解決策を提示させていただきました。

  • それらの技術を利用することで、カルダノプールの構築・運用の負担軽減に繋がり、今後のカルダノの分散化やコミュニティの更なる発展に貢献できると考えております。

  • 上記の技術を導入するのに自分のリソースを集中投下できるよう、ご興味や将来性を感じられた方がいらっしゃいましたら是非LSL Stake Poolにご委任いただければ幸いです。

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以下、補足資料

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なぜ最初はAmazon ECSから始めるのか?

  • 一番はコスト面
    • 料金体系がEC2と同様でありコストのイメージが付きやすい
  • カルダノステークプールサーバーの要件はシンプルであるため、最初からKubernetes (k8s) を使うのはtoo muchだと判断
  • 必要な機能が一通り用意されている
    • オートスケーリング
    • オートヒーリング
    • Green/Blueデプロイ(カナリアリリース)
    • ローリングアップデート
  • ベンダーロックインされるため、最終的にはk8sを利用するのが望ましい
    • k8sに移行することでAWS, GCP, Azure等好きなクラウドプロバイダーを利用可能