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楽しくたって苦しくたって

~「ジェットコースター人生」にも、賢者は動じない

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楽しいか苦しいか

  • 人生は楽しいでしょうか?
  • 人生は苦しいでしょうか?
  • 私たちが思う、楽も苦も事実ではなく、主観なのです。
  • 私にとって楽しみは他人にとっても必ず楽しみではありません。
  • 私が苦だと思うことは他人が楽だと思うこともある。

人生における楽しみと苦しみ

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基本的な苦

  • 身体のけがなどの痛みはだれにでも苦。
  • 病も苦です。
  • こころの、悲しみ、憂いなども苦。
  • 身体の苦は他の生命に同じでしょう。
  • しかし、こころの苦はその生命のこころの働きによって変るでしょう。

人生における楽しみと苦しみ

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基本的な楽

  • 身体の快楽は楽になる。もう一度経験したくなる感覚です。
  • こころで感じる楽しみ、喜び、満足感などはこころの楽でしょう。
  • 身体の楽はおそらく他の生命にも同じでしょうと思う。
  • しかし、こころの楽には強弱・大小があるのです。

人生における楽しみと苦しみ

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未確認の苦と楽

  • 自分にとって、何が楽か何が苦かと人は確認して、認定してないのです。
  • 実体はわからないが、楽を求める。苦を避けようとする。
  • 苦・楽は観念的なものなので、人の生き方もはっきりしないことになっている。

人生における楽しみと苦しみ

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未確認の苦と楽

  • 楽だと得たものは後、つまらない、苦だとすることも、
  • 苦だと思っていた経験は後の経験と比較して、「その時、楽しかった」という場合もある。
  • ほとんどの人は楽の探検も苦の退治もする余裕がなく、ただ流されて生きているだけなのです。

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楽あれば苦あり

  • 人生には山もあり、谷もありと謳って落ち着くようにする人々には、楽の探検にも、苦の退治にも余裕がないのです。
  • 苦・楽の波も一定しないのです。
  • 楽が長く、苦は短い場合も、その逆「苦は長く、楽は短い」場合もあります。
  • ほとんど楽だけの人生も、苦しみしかない人生もあります。

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苦・楽はどこにある?

  • 美しいものに、食べ物に、財産に苦も楽もありません。
  • ものは生命と関わりを持つとき、(ものを認識する時)苦か楽か生じる。
  • 認識しないものの存在さえも知らない。
  • ですから、苦・楽は外に存在するものではなく、こころの認識になのです。

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こころの弱みがポイント

  • 何かを認識するとこころは動揺する。
  • このこころの動揺を楽として、又、苦として判断する。
  • 人を楽しませる力はものにあるのではなく、こころの弱みにあるのです。
  • 小さなことに対してでも、こころは激しく動揺する(感動)ならば、強い幸福を感じる。

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こころの弱みがポイント

  • しかし、簡単に楽しみの波を起こすこころは、同様につまらないことに対しても激しく悩み、苦しみ、不幸も感じるのです。
  • 俗世間の楽しみも苦しみも感じるためにはこころは弱くなければ、依存するものでなければ駄目なのです。

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激しい波は辛い

  • 苦も楽も激しく感じるのは良いのですが、更に、問題が起こります。
  • 苦楽の波がこころにとって辛いのです。
  • 人の幸不幸に関わらず、皆、不安、恐怖感を味わう。落ち着かず混乱状態でいる。
  • ですから、幸福なこころであっても、一貫して不安の波が流れるのです。

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偏見で誤魔化す

  • 理想を捨てて感情中心にものごとを判断する。
  • 楽観主義か、悲観主義に思考を傾ける。
  • 人生の一つの側面だけを強調して観るので、その人に世界は単色で見えて(偽)落ち着いたような気分になる。
  • 楽と苦を感じるために邪見と無知が必要なのです。

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八世間法(awwha loka dhamma

  • Lqbho alqbho ayaso yaso ca,

Nindq pasaxsq sukha` ca dukkha/.

  • 利益・損失、名誉・誹謗、賞賛・非難、楽しみ・苦しみ
  • この八の現象でこころは楽しみと苦しみの波を作るのです。
  • 波の苦しみをなくすために偏見をもつのです。

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楽しみと苦の仏教的な分析

「生きる」と言うことはどのような働きでしょうか

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苦・楽の仕組み:I

  • 見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、思考する。
  • その内容によって、幸福・楽しみを感じたり、又、苦しみを感じたりする。
  • (眼の対象は楽の原因にも苦の原因にもなる。…思考の対象は…。従って、外の対象依存しても楽のみを得られる保証はありません。)

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苦・楽の仕組み:II

  • 見えるもの、音などの外の世界を自分の感覚器官で感じるのです。
  • 現象を感覚器官に触れると、苦の感覚、楽の感覚、不苦・不楽の感覚が現われる。
  • 現象は流れる。気持ちも常に変わる。ここまで、だれも問題にしない。

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苦・楽の仕組み:III

  • 外は寒い時も、熱い時も身体で苦を感じるが、「熱いから私は不幸だ」という人はいません。
  • 対象に依存する弱いこころは感覚器官入る情報ではなく、身体の感覚を認識したり、評価したり、又、感覚に執着したりする。

人生における楽しみと苦しみ

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苦・楽の仕組み:III

  • 主観的な妄想によって、楽しみも苦しみも生れてくる。
  • この二次的に生れる苦・楽は一次的に生れる苦・楽よりは強烈です。
  • 自分勝手に合成するものなので、拡大すること、増幅することは出来る。
  • 虫に刺された痛みでも殺人を犯す怒りまで拡大出来る。

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苦・楽の差異

  • 二次的な苦・楽は現実的なものではありません。
  • 個が作るものです。ですから、幸不幸は一人、一人違うのです。
  • 同じ環境でいても、同じ楽しみ、同じ苦しみを受けないのです。
  • 残念なことに、二次的な感覚に束縛されるのです。

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苦・楽の仕組み:IV

  • 内面で作った苦・楽は外の原因(対象)で現われたと勘違いする。
  • 好ましい情報に触れると幸福になり、好ましくない情報に触れると不幸になると誤解に基づいて結論にいたる。
  • それから、ものに執着したり、外の世界と戦ったりして、第三次の苦しみを作る。

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敗北するための挑戦

  • 世界のものを自分のものにしようとする戦いは敗北するに決まっている。
  • いくらか、豊かになっても、一切を捨てなくてはならない。
  • 三次の戦いでは、楽より、人は最大限に苦を味わうことになる。
  • 苦・楽の仕組みをまとめると、人は少々の楽しみと最大の苦を感じるいきものであることは理解できる。

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感覚(vedanq)論

「生きる」とは感覚があることです。感覚は生れては消えてゆく流れなのです。

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楽の感覚・苦の感覚

  • 普通は見て楽しいものと見たくないものはある。
  • 聞いて楽しく感じる音と苛立ちする音もある。
  • 舌が受け入れる味と拒否する味がある。
  • 鼻が受け入れる香りと拒否する臭いがある。
  • 命を守るために、自然に決まっている区別なのです。

人生における楽しみと苦しみ

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しかし、疲れる

  • 情報は(振動)感覚を振動させる。
  • 同じ振動が続くと感覚に嫌な気持ちが生じる。疲れる。苦を感じる。
  • 長く座っていても、立っていても疲れる。空腹感も慢服感も気分が悪い。
  • 同じものを見続けると眼が疲れる、痛くなる。

人生における楽しみと苦しみ

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感覚が苦

  • ドラマ、映画を見ても、音楽を聴いていても疲れるのです。
  • もしも、感覚が楽であるならば、同じ音楽を何時間でも、何日でも、何週間でも聞き続けることが出来る筈です。
  • 見る、聞く、味わう…などで感覚が痛みを感じているのです。

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感覚が苦

  • ですから、私たちは絶えず感覚を変えているのです。
  • 美しい音楽とは互い違い沢山の音を激しく変えながら、調整して作ることです。
  • 聞くと楽しみを感じるが、聞き続けると疲れるのです。

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幸福とは苦の引っ越し

  • 歩く苦しみを座る苦しみに、空腹の苦を食べる苦に、変えて幸福だという。
  • 人はいつでも、今の感覚を別な感覚に変えたくて、いらいらしているのです。
  • 落ち着きがなく絶えず動くことは人間は幸福だとします。
  • これは、生きることで、Aと言う苦がBと言う苦に変えることです。限りなく続くものです。

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幸福の誤解

  • 絶えず感覚が変えることは幸福だとしているのです。
  • 感覚に「楽」があれば、変化に富んだ人生は要らなくなるのに。
  • 感覚の中で幸福を探すことは誤解です。
  • 感覚の変換が幸福なので、どんな感覚も変えたい。

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幸福の誤解

  • 今の感覚に十分満足しない。
  • 先はもっと幸福があると思う。
  • 感覚を変えたくなる衝動は(渇愛)強烈なエネルギーなのです。
  • これが、無限に輪廻転生を引き起こす原因なのです。

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真の幸福の道

一切のものごとに執着を捨てることで、生きることを超越することで真の幸福が現われる。

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安らぎの順番

  • 眼・耳・鼻・舌・身の対象に依存することを極力控えて見る。
  • 感覚の苦が減ります。ストレスも、疲れもなくなります。
  • 思考・妄想を制御する。
  • 二次的な苦が消えていきます。
  • 巨大なスケールで安らぎを経験する。

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安らぎの順番

  • 極限に弱いこころは依存することは止めません。
  • こころを徐々に強くする。
  • 依存が減る度に安らぎだとこころは経験する。
  • 無常の情報の流れが、自分に無常の感覚の流れを作っているということを発見する。

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安らぎ順番

  • 「私は」感覚の流れに対して使用する単なる言葉で、何に実体もないのだと発見する。
  • 執着不可能な感覚に執着するから、限りのない苦しみと、ゴールのない幸福の探検が行っていたことを発見する。
  • こころから執着が消え、完全な安らぎに達する。

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覚者の苦

  • 身体に触れるものによって、一次的な苦も楽も現われる。
  • 苦いものは覚者たべても、俗人が食べても苦いのです。
  • 覚者は「苦い味」だと知って終わる。
  • 感覚も食べるものも無常だと知る。
  • 俗人は一次の苦から、二次の苦も三次の苦も作る悪循環に突入する。

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自由を確保しましょう

  • 情報によってこころが喜んだり、沈んだりすると自由はありません。
  • 外から入る情報は私たちのこころを支配している。
  • 自分のこころは他人の、他のものの勝手なのです。
  • 奴隷になって、惨めに生きている。

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自由を確保しましょう

  • 「眼・耳・鼻・舌・身・意」に「色・声・香・味・触・法」が必ず、絶えず衝突する。
  • しかし、外の情報によってこころが動揺しないようにと気をつけることが、自由を確保する唯一な道なのです。
  • こころ動揺させない人は外の世界を明確に知る賢者なのです。

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