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「人として生まれたならば」

~奇跡を台無しにする私たち~

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業が創造する命

  • 業は命を創造し、管理するポテンシャルです。
  • 業をバイパスして、何かをすることはできません。
  • 業はこころの基本的なエネルギーです。
  • 生命をどのように構成するのかは業の力で決めます。
  • 運命を変えるために人は他力を頼むが、それは無意味です。
  • 運命を変えたければ自分のこころと業に頼むことです。

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命の能力リミット

  • 全ての命に、出来ることも出来ないこともあります。
  • 同じ人間であっても、ひとり一人に出来ることも出来ないこともあります。
  • 種の間ではリミットは明確です。
  • 畜生の生命を観察すると簡単に分かります。
  • 業に与えられた能力の範囲で生命は生きているのです。

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生命の次元

  • 地獄、餓鬼、畜生、人間、神々、梵天です。
  • 次元の違う生命の間で、コミュニケーションはできません。
  • 人間は畜生がいることだけ知っていますが、互いに話合ったり、理解し合ったりすることはできません。
  • 同時に、神々は人間がいることを知っているでしょう。

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次元分類のしかた

  • 生きている上で、苦、楽、不苦不楽を感じます。
  • 個の感覚から生きるために必要な衝動が起きます。
  • 寿命もそれに従って変わります。
  • 地獄は極端に苦のみを感じる次元です。
  • 苦しみの強弱によって、地獄にも幾つかの次元があります。
  • 餓鬼道の苦しみは地獄ほど強くないが、楽はない。

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次元分類のしかた

  • 畜生の場合は苦しみは餓鬼道より弱い。楽は稀です。
  • 人間界は苦、楽、不苦不楽が回転します。
  • しかし、個人個人の苦・楽・不苦不楽の回転は互いに違います。
  • 天界は楽を回転する。その楽は身体から生じるので、断言リミットされています。
  • 梵天は身体に頼らず、精神の喜悦、安楽を感じる。

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業に絶対的な力はない

因縁により現れるもの

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業のリミット

  • 業はこころが持つ力の一つです。
  • こころのその他の力によって、業が強くなったり、弱くなったりします。
  • こころは常に新しい業を作って蓄えます。
  • 業に力があっても、こころの他の条件が揃わないと結果を出せません。
  • 生命を創造する力をなくすこともこころに出来ます。

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感情

  • 仏教では煩悩といいます。
  • このこころの特色は業を管理したり、変えたり、強弱・無効にしたりします。
  • 感情の中に、悪・善・中立の三種類です。
  • 中立は一緒に働く善によって善になり、悪によって悪になります。
  • 悪感情が悪業を、善感情は善業を作ります。

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環境

  • 業が身体を作る。
  • その身体が、物質の法則と環境という条件の中で活動しなくてはならないのです。
  • 業の勝手で結果を出すことはできません。
  • 業の存在を直接認識することは出来ません。
  • しかし、個の苦・楽・不苦不楽の流れを観察すると業という衝動が潜んでいることを発見出来ます。

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業を作ったり、変えたりする力

意志(cetanā)新たな業を作ります

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Cetanāは中立です。

  • こころの貪・瞋・痴と不貪・不瞋・不痴によって、cetanāが悪になったり、善になったりします。
  • 人はcetanāを発見して管理するならば、業の管理(幸不幸の管理)したことになります。
  • 意志は自由であるという誤解もあるが、意志も因縁法則に従うものです。
  • 因縁に合わせて意志を変えるのです。

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人間界の特権

  • Cetanāを自由に管理することが特権として出来る。
  • 神々でさえ業が与えた条件の中で生きていかなくてはならないのです。
  • 人間界で生きるために思考能力が必要です。
  • 思考次第で幸福になったり不幸になったりします。
  • 思考はこころの管轄です。 Cetanāもこころの特色です。
  • 思考するために、変えるためにcetanāが必要です。

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奇跡

  • Cetanāと思考能力を正しく使えば人に希望通りに生きることが出来るのです。
  • 他の次元の生命にはこの自由はありません。
  • 人間が誇る科学発展と文明は長い間、 cetanāと思考能力を駆使した結果です。
  • これからも、人間の世界が変わってゆくのです。
  • しかし、因縁法則を変えません。

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人間の過ち

業が与えた自由を悪用しています。

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無知に負ける

  • 生まれたら、感情のままで生きようとする。
  • 物質を勉強するが支配者であるこころについて学ばない。
  • 「我が輩は何でも知っている」という調子で生きる。
  • 感情を掻き回すことが生きる目的と生き甲斐になっている。
  • 先入観を一切使わず、物事を客観的に調べて正しい知識を得る努力はしてないのです。
  • これが無知に負けたことです。

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信仰と迷信

  • 調べたくはない、調べられない場合は無知は信仰に変身して、「知っているつもり」を作る。
  • 努力して得るべきものを迷信に頼って得ようとする。
  • 勝手な決まりを無数に作って、自分で自分を縛る。
  • 先人達に被せた知識と能力を無批判的に使うから、自分特有の力、意志、業の発見をしません。

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思考の代わりに妄想を選ぶ。

  • 感情を搔き立てるが生きる目的になっているのです。
  • 感情の刺激で妄想し始める。
  • 思考する場合、客観的なデータを使わなくてはいけない。
  • だから、楽ではありません。
  • 妄想感情だけで十分ですから、思考を止めて妄想するのです。
  • それで、奇跡の力が消えたのです。

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人間に生まれたならば

人間にしか出来ない能力に挑戦します

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感情の制御

  • 悪感情・善感情を区別する。
  • 悪感情を控えて、善感情を育てる努力。
  • 貪・瞋・痴の感情を暴走しないようにする。
  • 考える、話す、行動する。その時、悪感情を使いません。
  • 怠け者は信仰・迷信に頼るが、正しく生きる人間であるならば、こころを先入観とマインドコントロールから解放することに励む。

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思いやり、慈しみ

  • 人間という種の特色です。
  • 業が個の維持管理しかしないのです。
  • ですから、他の生命に対して、思いやり、慈しみを努力して実行しなくてはいけません。
  • 全ての生命は「自我中心的」ですが、人間はこれを変えることが出来ます。

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見解を正見に変える

  • 思考・妄想するために、見解(偏見)が必要です。
  • 自分という錯覚を前提にして、ものごとを認識すると現れるのは見解・偏見です。
  • 客観的に、自分の好みを入れず、ものごとを判断するようにしましょう。
  • 見解は変化しますが、事実に基づいた認識は変わらないという法則を覚えて、見解を正見に変える努力をする。

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こころの働きを学ぶ

  • こころという組織を発見する。
  • 業が輪廻転生を作る理由を発見する。(渇愛)
  • ありのままに生きることを観察する。
  • 現象の無常・苦・無我を発見する。(智慧)
  • 知識が智慧に変わるとcetanāの力で渇愛が消える。
  • 過去の業はそのままですが、業の再生する力がなくなります。

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人間で生まれたならば

  • 人格向上しなくてはいけません。
  • 感情の奴隷で生きることは畜生の次元です。
  • 他の生命の役に立つ人間にならなくてはいけません。
  • 悪感情を取り除かなくてはいけません。
  • 人間で生まれても、死ぬときは「生命次元を超越した」聖者にならなくてはいけません。
  • この道を出来るだけ進む。

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後書き:生きることが宿題

  • 命と生きる環境を業が作る。
  • 幸・不幸、悩み苦しみ、楽しみなどが回転する。
  • 一つ一つの経験は人格向上のために欠かせない宿題であると思う。
  • 何かを学べば、悪感情にわずかでも打ち勝ったならば、宿題を正しくやったのです。
  • 次に、新たな宿題があります。失敗しないこと。

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三宝のご加護がありますように

ご静聴を感謝いたします。

生きとし生けるものが幸せでありますように

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祈願

  • Dukkhappattā ca niddukkhā
  • Bhatappattā ca nibbhayā
  • Sokapattā ca nissokā
  • Hontu sabbepi pāṇino
    • 苦しんで悩む生命が苦しみなく、
    • おそれて悩む生命がおそれなく、
    • 悲しんで悩む生命が悲しみなく、
    • 一切の生命が安穏でありますように。