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諸学の基礎

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諸学の基礎

Basic qualifications of learning; Buddhist perspective

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諸学の基礎はなに?

~学びの土台となるもの~

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Two types of learning

  • 1. 知識・技術・能力などの学び
  • 2.人格の向上
  • 1は俗世間的な学問です。
  • この世で幸福に生きること、敵、ライバル、障害になるものを抑えて勝利を得ることを目指しています。
  • この目的に合わせて性格が変わったり、変えたりもしますが、優先的な価値はありません。

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2.人格向上を目指して学ぶ

  • これは仏教が推薦する学びです。
  • 人格完成、一切の苦しみを乗り越えることを目指して学ぶのです。
  • タイプ1の知識・能力などを身につける学びについて、仏教は優先的な価値は与えていません。
  • 二つの学問とも必要不可欠ですが、タイプ1は条件付きで役に立ちます。
  • タイプ2は、無条件的に役に立ちます。

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学ぶ必要はありますか?

  • 輪廻転生するならば、全ての生命が学ばなくてはならないというのは運命のようなものです。
  • どれぐらいのことを知ることが出来るか、学べるかということで生命の価値が決められます。
  • 死後、新たに生まれるたびに命はリセットされますので、新たに学ぶはめになります。
  • しかし、生命は生まれてから死ぬまで、命を繋ぐために必要なことしか学ばないのです。
  • ですから、死後あの世に持って行ける、あの世で役に立つ知識はないのです。

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性格は反乱行動起こす

  • よく学んでも、性格が悪ければ知識は役に立たない。
  • 知識を幸福のためではなく、自分も他人も不幸に陥れる目的に使用することもあります。
  • 他人に迷惑を掛けなくても、自分自身が怒り、嫉妬、落ち込み、欲、傲慢などの性格に病むはめになったら、自分が幸福に生きることもできなくなります。
  • 磨き上げた性格があった方が良いのです。

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知識は道具です

  • 知識自体は人を助けません。ただの道具です。
  • 自分自身は道具を巧みに使えるプロにならなくてはいけません。
  • (知識・技術という)道具を巧みに使えるとは、人格的に成長していることです。
  • 道具だけでは何の役にも立たないのです。
  • また、能力があっても道具がなければなにもできません。
  • 正しく学ぶとは、人格向上と知識を得るという両方を行うことです。

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善い行いをすれば、死後は幸福?

  • このフレーズは常識で、一般仏教徒もよく使います。
  • しかし、これだけでは知識がリセットされる問題は無くなりません。
  • 釈尊が説かれる「学ぶ世界」では、性格(人格)が死後まで続くことも考えているのです。
  • もし、磨き上げた性格を過去生(過去世)から今生(今世)にも繋げることが出来れば、知識を得る作業は至って簡単なことになります。

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学ぶことと脳の変化

  • 認識するたびに、新しい知識や能力を身につけるたびに、脳は変化します。
  • 正確に出来上がったプログラムに沿って学ばないと、脳は乱れたり、堅くなったり、柔軟性がなくなったり、伸びることが出来なくなったりします。
  • 仏教が語る、煩悩という心の汚れは、脳の成長を妨げて堅くしてしまうのです。
  • 感情に襲われると、人は自分の脳を無意識的にロックするのです。
  • ロックされた脳の解錠はとても難しいのです。

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楽に学ぶ方法

学ぶことはゲーム感覚で出来ます

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専攻分野を選ぶ

  • これから釈尊の教えに沿って説明します。
  • 専攻は「人格向上」を目指すことです。
  • これは、二つに分けられます。
  • 一.悪い性格、悪感情を制御する。
  • 二.善感情を学んで実行する。
  • 上級生になると、
  • 三.悪感情を完全に無くすことを目指す。
  • 四.善を完成することを目指す。

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補助分野も選ぶ

  • 専攻をサポートする学問のことです。
  • 人は身体を維持管理して生きていかなくてはならないのです。
  • しかし、ただそれだけが人生ではないのです。
  • 俗世間にある無数の学問・技術の中から、自分の生計をたてるために、何か簡単なもの、自分にとって完璧にこなせるものを選ぶのです。
  • 世にある全てを学ぶ必要は決してないのです。

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補助分野で成功する秘密

  • 俗世間知識も学ぶと難しい。
  • 憶えられない。忘れてしまいます。
  • 興味がなくなります。
  • 競争で負ける。
  • 能力ある人に追い抜かれる。
  • いつまで経っても、「その他大勢の一人」にしかなれない。
  • このような問題はだれにだってあります。

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補助分野で成功する秘密

  • それは、自分のために、自我中心に学ぶからです。
  • 自我中心的に学ぶと、他の仲間が皆、ライバルとして、敵として見えてしまいます。
  • 脳(こころ)を堅くして、柔軟性を壊す煩悩が溢れ出します。
  • 自分は才能がない人間だと勘違いしてしまいます。

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補助分野で成功する秘密

  • 以下のように、学ぶ目的を設定します。
  • 「私は他の生命の役に立つ人間になります。」
  • 「見返り、ご褒美などを期待せず社会に貢献します」
  • 「人の役に立つならば、自分の苦労は喜び・充実感だとします」
  • 自分の得る知識がどのようにすれば人の役に立つだろうかと常に検討します」

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補助分野で成功する秘密

  • 以上の目的設定で、「自我」の錯覚が破れます。
  • 以上は、「菩薩の生き方」とも言うのです。
  • お釈迦様も過去生で「一切の衆生を苦しみから解放します」という目的設定で修行したのです。
  • 結果として「一切智者」になったのです。
  • ブッダの智慧を乗り越えられる生命は存在しません。
  • ブッダの言葉にケチをつけることはだれにもできません。

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一流になれる

  • 私たちも、正直に、真面目に、真剣に、素直に「菩薩の生きる目的」を自分自身の生きる目的として設定して、実行するならば、
  • いとも簡単に自分が選んだ分野で一流になれるのです。
  • (”一流になりたい”と思ったらアウトです)
  • 世界は一流だと認めますが、自分はただひたむきに、人の役に立つことを「おかげさまで」行っているだけです。

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専攻(人格向上)の学びかた

  • 他人の役に立つなどの目的は管轄外です。
  • 人格向上は自分の役に立つ、他人の役に立つ行為なのです。
  • 目的設定は、「どんな苦労があっても、必ずこころを清らかにする」という揺らがない気持ちです。
  • Adiṭṭhānaと言います。(誓願、意欲、決意,悲願、悲壮の願い、決断)
  • 「自分に正直」という条件を満たせば、だれでも着々と成長・成功するのです。

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専攻(人格向上)の学びかた

  • お釈迦様が、誰にでも実行できる、完全なプログラムを作られたので、
  • 私たちは心配する必要はありません。
  • 皆、自我を張って、ブッダの教えを自分の汚れた心を正当化するために変えるから、望む結果が得られないのです。
  • 道は順番に、順序に説かれています。
  • Anupubbī desanā, anupubbī paṭipadā

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スケールが大きい

  • 輪廻の脱出、解脱、智慧の完成、性格の完成を目指しているので、「仏教学問」のスケールは極限に大きいのです。
  • 脳味噌の範囲は超えています。
  • uttarimanussa dhamma, alamariya ñāna dassana
  • 超人法、聖者の智慧、智見
  • 仏教の修行から獲得する人格向上は、今生の一回に限られたものではありません。
  • 得た能力は死後も続きます。

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卒業者

仏道は終わりのない作業ではありません

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卒業者・合格者

  • 何を学んでも、結局は死後でリセットされます。
  • 人格向上はそうではありません。
  • しかし、時間がかかると、長い間サボると堕落することもあります。
  • 預流者( Sotāpanna )になったら絶対落ちることはありません。
  • 阿羅漢になったら、合格者で卒業です。
  • 学びが終わって、「無学者(asekho)」になります。

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脳細胞の範囲を超える

  • 成長してないこころは脳細胞に依存するが、成長すると、脳の範囲を超えます。
  • 認識次元も超えます。
  • 解脱の智慧は脳を超えています。一切の概念、言語の範囲を超えています。
  • 修行する皆は獲得しないが、「神通」という補助能力を得ることも出来ます。
  • 宿命智とは、過去の全ての経験をクラウドに保存しているようなもので、必要な時、必要なデータにアクセスできます。

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後書き:先入観と洗脳

  • 学びが俗世間的であろうと、仏教的であろうと、先入観とマインドコントロールは問題です。
  • 両方も真理に従ったものであるならば、それほど問題ではありません。
  • しかし、洗脳は決まって危険です。脳の成長できる能力を破壊するのです。
  • 見解、見(diṭṭhi)というのは先入観のことです。
  • 宗教は人を洗脳するのです。
  • 師匠、親などはある程度でマインドコントロールします。問題ではない。

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後書き:先入観と洗脳

  • 有名なKālāma suttaは当時のインド人を悩ました10種類の先入観に注意しています。
  • 自由に考察するべきだと、釈尊が説かれます。
  • 釈尊が説法することに決められた時のエピソードでは、「 ye sotavanto pamuñcantu saddhaṃ」という言葉があります。(聞きたい人々はsaddhaṃを放しなさい)。Saddhaṃとは信なので、翻訳者は悩みます。
  • 「信仰・一切の固定概念・先入観を棄てなさい」という意味で理解することもできます。

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三宝のご加護がありますように

ご静聴を感謝いたします

生きとし生けるものが幸せでありますように

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