動画配信
の
基礎知識
情シス編
動画配信とは
動画配信とは
「ライブ配信をしたい」と相談されたら
「ライブ配信をしたい」と相談されたら
脚本は台本や絵コンテ等をすべて内包した、いわば詳細設計書です。そこから、機能別設計書として、
・台本=いつ誰が何をしゃべるか
・絵コンテ=いつどういった画をだすか
といった物が必要になります。
タイムラインに沿って移り変わっていくので、ガントチャートっぽいものも作ってみてもよいかと思います。
情シスがライブ配信
いつも何とかしてくれているから、�何とかしてくれるに違いない
情シスがライブ配信
いつも何とかしてくれているから、�何とかしてくれるに違いない
情シスは何をするのか
情シスは何をするのか
情シスは何をするのか
業者に頼るのも一つの手
機材について - 選定のポイント
ビデオカメラ
画角について35mm換算と表記されることが多いです。
業務用カメラは外部マイクを繋げられます。
熱暴走したりしますので、ビデオカメラが無難です。
テレビ局等では、キャストさんにマットなメイクをしてガンガン照明を当てるレベルです。照明で暑くなります。
配信用パソコン
Intel QSV等の拡張命令が必要です。
個人的にはCPU内蔵GPUでも今の世代は十分ですが、画面出力等を考えると外部GPUがいいかと思います。
安定稼働させるためには16GB以上必須です。Teams、Zoom、WebEx等を使うとその分も消費します。
映像ミキサー・スイッチャー
PCで画面合成をするとどうしても不安定になるときがある
放送機材と呼ばれるものもあわせて、レンタル・購入で用意が可能
Blackmagic Design ATEM mini
Roland V-8HD
映像ミキサー - 入力数
スケーラーがないと、PCをつないだときに映像が正しく出ない等の相性が出ます。
DVD/Blu-rayプレーヤー等を使う場合は注意してください。
SDIはSMPTEという団体の規格です。対応解像度・fpsについては
SD-SDI(SMPTE 259M)
HD-SDI(SMPTE 292M)
3G-SDI(SMPTE 424M)
あたりを参照してみてください。
映像ミキサー - キー
透過処理を行うための映像信号
これらを利用して映像の合成を行うことになるが、利用する機材によって数や種類をどれだけ利用できるかが違うので注意
グリーンバック、ブルーバック等を使うパターンです。
映像ミキサー - 出力数
映像ミキサーの出力は大きく分けて3種類
音声ミキサー
マイクやPCの音声を合成する機材
YAMAHA MG16XU
Soundcraft Ui24R
アナログミキサーの代表例です。
アナログミキサーにはディレイはありません。
デジタルミキサーの一例です。
UIはLANを用いてPCやiPad等から操作できます。
音声ミキサー - マイク入力
XLR(キャノン)コネクタで配線、バランス信号で伝送されることが多い
ファンタム電源� 電話の -48VやPoEのように� 信号線に電源を乗せることができる� コンデンサマイク等を使う時に利用
民生機においてはTSフォンプラグが�利用されるが、ファンタム電源が使えず、�ノイズに弱いアンバランスのため�XLRコネクタで配線をおこなうのが望ましい
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Xlr-connectors.jpg
コンデンサマイク、DIボックスを使うときに使います。逆に、ダイナミックマイクやワイヤレスマイク受信機にファンタム電源を入力すると機器が壊れる恐れがあるので注意してください。
音声ミキサー - ライン入力
TRS(Tip(3)/Ring(2)/Sleeve(1))フォンプラグで配線、バランス信号で伝送されることが多い(右図上)。XLRコネクタで配線される場合もある。
ステレオ信号は2ch分ミキサーを使う
TSフォンプラグ(右図下)、RCAプラグは�先のマイク同様アンバランス信号により�ノイズに弱いため、できるだけ�TRSプラグで配線を行うことが望ましいが、�マイクほど気にしなくてよい
TRSフォンプラグはステレオ信号に使う場合�もあるので要注意
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jack_plug.png
ステレオの場合はTip(L) / Ring(R) / Sleeve(GND) のアンバランス信号となります。バランス信号入力につなぐと音が完全に変になるので注意です。
バランス信号
位相反転
伝送
ノイズ
混入
合成するとノイズ
同士が
打ち消しあう
位相反転
HOT信号
COLD信号
バランス信号とアンバランス信号を混在させる場合は、音声ミキサー等で入出力端子が対応しているかを確認してください。混在環境では、機材が壊れたり音が歪む原因となります。
ラインレベル
業務用ラインレベル� +4dBu ≒ 1.228V� 基準 / 0dBu = 0.775V�プラヨンと言ったりします
民生機ラインレベル� -10dBV ≒ 0.316V� 基準 / 0dBV = 1V
-10dBV ≒ -7.8dBu
+4dBu ≒ +1.8dBV
YAMAHA MG10XUF
ちなみに、マイクは数mVレベルの出力なので、民生機のラインよりもノイズに弱いのです。
こういった「XLR/TRSコンボ端子」の場合はマイクレベルにXLR、ラインレベルにTRSを使うように取り扱い説明書に書いてある場合があります。
映像キャプチャー
最終的に配信用PCに映像を入力する
UVC (Universal Video Class) 対応のものが�面倒がなくて良い
Blackmagic Design ATEM mini
Roland UVC-01
最近のOSではドライバのインストールが不要
映像規格
解像度
フレームレート fps (Frame per Second)
日本においてはNTSCという規格が元になっているため、29.97fpsが多いです。
わかりやすくするために、29.97fpsを30fpsと表示している民生用機材が多いです。「※」等で但し書きされているパターンが多いので、注意深く確認しましょう。
地デジテレビの解像度はこちらですが、実は1440*1080pxの映像が送られてきています。ピクセル自体のアスペクト比が1:1ではないのです。興味あれば調べてみてください。
機材について - それぞれの機能
遠隔登壇の注意点
パソコンで使うのであれば、個人的にはゼンハイザーというメーカーの
USB接続タイプヘッドセットをおすすめします。
あとはYAMAHA YVC-200等
映像は、「画が連続して変化する場合」に一番CPUとネットワーク帯域を食います
Q&A in InternetWeek 2020