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『こころのトリセツ』

~なぜ「意」は感覚なのか?~

こころのトリセツ

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味噌汁の主体は「水」です

  • それでも、味噌と具がなければ味噌汁ではありません。
  • 俗に言う、ココロは受・想・行・識の組み合わせです。
  • こころの主体は識と名付けている「知る」という働きです。
  • 人は味噌、具、だしを楽しむが水の働きに気づきません。
  • ココロの場合は、受・想・行の働きを重視します。
  • 「知る」機能に気づきません。
  • こころが臆病で、ゴキブリのように隠れていると思う?

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機嫌が悪くなった炭素?

  • 身体は炭素ベースで出来ている物質です。
  • 物質に考える、感じる能力があるはずはない。
  • 炭素が痛くなって叫ぶことがない。
  • 有機物質に、タンパク質、ホルモンなどは明日はどうなるのでしょうかと悩むことはありえないのです。
  • 純物質に決して出来るはずのないことばかりこの身体のなかに起きているのです。
  • それでも、こころが隠れていると言えるのでしょうか?

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分析①

  • 2.rūpa(色)
  • 2.rūpa(色)とは、物質で出来ている身体です。純物質組織だと理解しましょう。
  • 1.Nāma(名) 物体にできない全ての機能、行為がnāma(こころ)です。
  • 要するに、物体が生きるものだと認定するために必要な全ての機能・特色がこころというカテゴリーです。
  • こころは一個の機能ではなく、group of functionsです。

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分析②

  • 1.Rūpa(色)身体。~土、水、火、風~
  • 2.Vedanā(受)感覚。身体が、苦、楽、不苦・不楽を感じること
  • 3.Saññā(想)概念。青い、円い、花などの概念
  • 4.Saṅkhārā(行)衝動。見たい、聴きたいなどの意欲とその他の感情群
  • ⑤.Viññāṇa(識)知る。六根に触れる対象・データを認識する。
  • ②~⑤までの働きは「こころ」です。

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分析③~六根~

  • ①chakkhu (眼) 色に反応する力、働き
  • ②sota (耳) 音に反応する力、働き
  • ③ghāna (鼻)情報を香りとして反応する働き、力
  • ④jivhā (舌)情報を味として反応する働き
  • ⑤kāya (身)情報を触として反応する働き (感じることだと理解しても良い。
  • ⑥mana(識)物質以外の情報に反応する働き。(情報を認識したり、合成したり、考えたり、感情を作ったりする働き。

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分析③~六根~ (用語)

  • 六根cha indriya 六対象cha ārammana と
  • ①chakkhu (眼)  (rūpa)色
  • ②sota (耳)  (sadda)声
  • ③ghāna (鼻)       (gandha)香
  • ④jivhā (舌) (rasa)味
  • ⑤kāya (身) (poṭṭhabba)触
  • ⑥mana(識) (dhamma)法

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分析③~解説~ 

  • 有機物体が色、音などの物質的な波長に反応を起こす。
  • 眼・耳・鼻・舌・身     色・声・香・味・触との関係
  •          意    法
  • こころの指導的、支配的な働き
  • 五根の情報を認識する。概念を合成する。捏造する。妄想する。考える。
  • 生命体の働き・動き・行為はこころが行っているのです。

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動き・働き・行為 (movement and action)

  • 純物質には動きがあります。物理法則なので、その動きを理解することは難しくありません。
  • 計算することも予測することもできます。
  • こころが行為をします。行為は生命にしかできません。
  • こけて落ちることは物理法則です。
  • 足を上げて歩くこと、座ることなどはこころが引き起こす行為。
  • 心臓の鼓動など無意識行為があり、歩く、話すなどの意識行為という二つ。

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「生きる」とは全て行為

  • 倒れること、ホットカーペットに長く座って低温やけどすることなどは動き・変化です。
  • 生きる働きは全て行為です。行為はこころがやっています。
  • 行為はポテンシャルになって、後の行為を変えることが起きる。
  • 行為をするために判断します。意志とポテンシャル(行・業)は判断します。
  • 行為は他の行為の行方を決めるから、迂闊な行為は危険。

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行為は三つ

  • 1.身、2.口、3・意です。
  • 1.kaya kamma, 2. vacī kamma, 3. mano kamma
  • こころは行為をするために身体を道具として使うとき1.身行為、2.口行為が起きます。
  • しかし、こころが思うほど適切に身体はうごきません。話せません。
  • 考える、妄想する行為はやりたい放題です。

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行為力順

  • 上昇順で言えば、身行為・口行為・意行為です。
  • 不思議でしょうか?
  • 例:宮内庁の公務員が陛下の用事であなたは手紙を貰う。
  • あなたが天皇陛下の直筆で同じ内容の手紙を貰う。
  • 反応の違いは全くない?
  • 生きる行為の皇帝はこころです。ですから、身行為と口行為は意行為に叶わないのです。

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思考の自由

  • 何を考えても自分勝手で自由です。
  • しかし、思考は貪・瞋・痴で管理するから真の自由はない。
  • 自分好きなように考えているのではなく貪・瞋・痴と他の感情の衝動で思考・妄想しているのです。
  • 感情・煩悩は個の主観ですので、思考妄想は自由です。
  • 悪思考の衝動で地獄に落ちることも自由です。
  • 他人の感情を掻き回すことで、他をマインドコントロールすることが出来ます。

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三行為も自由です(If you want to call it so)

  • 行為を起こすためにその個の意志が必要です。
  • 自分のこころが判断しなくては行為はあらわれません。
  • 例え、頭にピストルを付けて、『やれ』いわれてやってもやる判断は自分がしたのです。業になります。
  • 自分(こころ)が判断するから「自由」といってもこころの貪・瞋・痴とその他の感情が判断のyes/noを決めます。
  • 自由・不自由ではなく、「因縁による結果」と言うべきです。

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行為は業になる

  • 生きる上で自然に起こる行為は業になりません。
  • 「見える」ことは業になりません。「見る」ことは業になります。
  • 見えたことで引き起こす思考・妄想は業になります。
  • 業は次の行為を引き起こすためのエネルギーです。
  • こころは自分で回転して続くために必要なエネルギーを自分で発生します。
  • エネルギーは(業)自家発生すうるので、「輪廻転生」になるのです。

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エネルギーの自家発生

  • (物質の場合)太陽はエネルギーを自家発生するが、徐々に減っていきます。
  • 身体も物体からこころの指令で動くと衰える。
  • こころの寿命は瞬間です。新たなこころが次の瞬間で起きます。ですから、老いる・エントロピー概念は不適切です。
  • こころが業を自家発生するから、無限に生滅の回転(輪廻転生)は自然法則です。
  • 「解脱」とはこの流れをストップすることです。

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「こころ」取扱マニュアル

~主観を客観に変えるプログラム~

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暗号を解く鍵は感覚(vedanā

  • 感覚はこころを構成する一部です。
  • 誰にでも自覚しやすいのです。
  • 眼-耳-鼻-舌-身で苦・楽・不苦不楽を感じる
  • その時です、貪・瞋・痴が現れるのは。
  • その時です、自我が現れるのは。
  • それを発見しましょう。煩悩と自我が現れる流れを発見しましょう。
  • 身体から始めるのは簡単で、経典の決まりでもあります。-

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意と感覚(vedanā

  • 意に情報が触れる時も感覚が生じますが、初心者には発見することは難しいのです。
  • 集中力を上げる必要があります。
  • 悩み、憂い、落ち込み、嫌な気持ちなどは意の苦の感覚です。
  • 喜び、楽しみ、「幸せ」、明るい気分などはこころの楽の感覚です。
  • 興味がない、つまらない、面白くない、刺激がないなどの気持ちは意に法が触れると起こる不苦・不楽の感覚です。
  • その都度、発見して確認してみます。

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進んで見ると

  • 流れが見えます。
  • 例えば、「音」。流れるものであることは明確です。
  • 音が耳に触れる度に、耳で感覚の流れが現れます。
  • であるならば、感情も流れるのです。
  • であるならば、「自我」も流れる気持ちです。
  • と言うことは、現象が何一つも止まった、固定した実体ではない。
  • 自我が錯覚であることを発見します。
  • 言葉を使ったのですが、理屈ではない。体験・発見・覚りです。

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進んで見ると

  • 一切の現象は無常です。生滅の流れです。
  • 眼耳鼻舌身意と色・声・香・味・触・法は生じて滅します。
  • 瞬間の命です。
  • 眼耳鼻舌身とは肉眼……身体などではない。身体にある感じる能力、感受性です。これは、こころの管轄なので瞬間・瞬間、生じてめっします。生滅の流れです。
  • 無常なので、執着することも、愛着・渇愛を抱くことも不可能だと発見します。
  • こころは解放します。解脱します。プログラム終了。

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プログラムを実行する前に

  • 真理を学んで、貪・瞋・痴の働きを理解する。
  • 身・口・意の行為は不善・悪行為にならないように努力する。
  • 戒律項目はこの目的で設定しています。
  • 自分の生き方の是非がわからに場合は理性のある人のアドバイスを受ける。
  • 自分の意見に固執しないで、常に訂正出来る構えをとる。
  • こころを汚す環境と人々を避けるなどです。

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理性

  • 貪・瞋・痴の感情に負けない、感情の奴隷になれない態度は理性です。
  • 客観的にものごとを判断する。
  • 行為をするとき、自分の幸福、他人の幸福になるのでしょうかと計算してみる。
  • 信仰・迷信などに頼らない。

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妄想と思考

  • 妄想は役に立たない。自己破壊になる。
  • 結論はない。ストップ・終着点がなく、幾つかのループに入って考えが回転する。
  • 思考は役に立つ。論理的です。データを参考にする。
  • 結論という終着点がある。
  • 結論が出なかったら、更にデータ・情報を探す。
  • 思考で健康的な楽しみが生じる。

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~なぜ「意」は感覚なのか?~

  • これは間違いです。
  • 感覚はこころの働きを理解するために簡単なアクセスポイントだけです。
  • 解脱を目指す人は感覚を観察することで実践をスタートする。
  • 感覚はこころの働きの一部です。
  • 意は知る機能で、最初に感覚を知るのです。

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三宝のご加護がありますように

ご静聴を感謝いたします。

生きとし生けるものが幸せでありますように

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祈願

  • Dukkhappattā ca niddukkhā
  • Bhayappattā ca nibbhayā
  • Sokapattā ca nissokā
  • Hontu sabbepi pāṇino
    • 苦しんで悩む生命が苦しみなく、
    • おそれて悩む生命がおそれなく、
    • 悲しんで悩む生命が悲しみなく、
    • 一切の生命が安穏でありますように。