1 of 7

ビジュアルクリエイション部門プレゼンテーションシート

林 正洋

メディア芸術DBクイズ

2 of 7

1.概要

チャットボットの

「メデ美」が、メディア芸術データベースのSPARQLエンドポイントにアクセスし、取得したデータを使って、マンガ・アニメ・ゲームの様々なクイズを出題するWEBアプリケーションです。

画面サンプル

メデ美

3 of 7

2.ビジュアライゼーション作品によって可視化される内容やそこに込められた意図

本作は一般的な意味の「データビジュアライゼーション」とは少し異なるイメージかもしれませんが、単語の集合体でありそのままでは意味をなさない「データ」を、想像力をもって組み合わせ、クイズというエンターテイメントとして意味を持たせ、プレイした人の心に何か少しでも刺さるものを残せたならば、それはデータビジュアライゼーションとして成立するものだと考えます。

データをじっくり眺め、組み合わせ、アイディアを閃き、それを実装することによって、無機質なデータを有機的な価値のあるものに昇華させる。その意義と楽しみを、世代を問わず一人でも多くの人に知ってほしい、届けたい、という思いで作成しました。

プレイした人が、「ん、裏にはどんなデータがあるんだろう??」とふと思う、それをきっかけにデータに興味を持つ。この作品を通じてそんな同志を一人でも増やすことができれば大成功です。

4 of 7

3.データの内容(1)

SPARQLエンドポイントにアプリケーションが直接アクセスし、必要なデータのみを出題のつどピンポイントで取得する方法をとっているため、まとまったデータセットの形式でのアプリ組み込みはしていません。ここでは、アプリケーションがどのデータセットからどのような内容のデータを取得しているかを紹介します。

1 利用対象のデータセット

 SPARQLデータベースに格納されている以下のデータセット

 ■ マンガ単行本シリーズ

  https://mediag.bunka.go.jp/mediaarts-db/metadata_cm-col_cm104_ttl.zip

 ■ テレビレギュラーアニメシリーズ

  https://mediag.bunka.go.jp/mediaarts-db/metadata_an-col_an207_ttl.zip

 ■ ゲーム作品

  https://mediag.bunka.go.jp/mediaarts-db/metadata_gm-col_gm306_ttl.zip

5 of 7

3.データの内容(2)

2 アプリケーションが取得するデータの項目

① マンガクイズ

  作品名、著者、出版年月、出版社名、出版ブランド名、出版された巻数

② アニメクイズ

 【必須項目】アニメタイトル、制作団体、キャラ&声優、制作者、初回放映日、最終放映日

 【必須でない項目】1話あたりの放映時間数(分)、放送事業者、原作者、放映話数、主題歌

③ ゲームクイズ

  ゲーム名称、リリース年、ゲームジャンル、ゲームの舞台、主要キャラ、製造販売会社、開発元

(参考)アプリで使用しているデータの内容は LinkData.org で確認できます。

    http://linkdata.org/work/rdf1s9097i

6 of 7

4.アピールポイント

@とにかく面白いのでまず一度やってみてください!

それぞれのジャンルのヲタク度チェックにも使えます。

クイズしていないときのメデ美は、メディア芸術ネタを中心にブツブツつぶやくので

暇つぶしに眺めるのもアリ?

  

美しさや面白さは、それだけで大きな力になります

楽しいところに人は集まり、それが大きな流れとなります

オープンデータの普及には、美しい視覚化や面白いエンターテイメント要素は欠かせません

真面目なだけじゃ面白くないでしょ?

7 of 7

5.発展

■ メディア芸術データベースのSPARQLエンドポイントに直接接続していますので、データベースの格納データが充実すればするほど、クイズのネタも勝手に充実していきます。将来が非常に楽しみです!

■ このアプリケーションはオープンソースプログラムとしてGitHubで公開しています。二次的な利用が可能ですので、有志によるさらなる発展の可能性があります。  https://github.com/MasahiroHayashi/mediaArtQuiz

■ 現在は機械応答的なチャットボットですが、将来は本格的なAIを組み込んで、人間らしい応答ができるようにアップデートしていきたいと考えています。