アジャイルコーチに
時間単価を設定したり
作業時間を固定したり
してはいけない理由
An Anonymous Agile Coach
アジャイルコーチは割に合わない
5人チームで、1人1日の単価が100ガバスの場合
アジャイルコーチも1人日100ガバスとする
5人チーム+アジャイルコーチ1名=600ガバス
5人がそれぞれ、120%成果を出して初めて、プラスマイナスゼロ
アジャイルコーチが来るだけで、いきなり20%も生産性が上がるわけがない
働き者のアジャイルコーチ
「今日は1日みっちり8時間、アジャイルを教えます!」
教わっている人が仕事をできる時間=ゼロ
6人日600ガバス、成果はゼロ
怠け者のアジャイルコーチ
「今日は30分だけ、アジャイルを教えます!」
教わっている人が仕事をできる時間=7.5時間(93%)
6人日600ガバス、成果は最悪でも4.65人日ぶん(77%)
どちらが生産性高い?
アジャイルコーチの価値
その日には出ない(コーチが働くほど成果は減る)
ある程度時間が経過して、初めて価値が得られる
チームの生産性や士気
時間
なにかする
また
なにかする
効果が
出始める
収穫
生産性120%のために
生産性を上げるためにアジャイルコーチがかける時間
成果が同じなら、時間が短いほうがよい
8時間100ガバスのコーチより、1時間100ガバスのコーチのほうが優秀
成果をもっとあげればいい?
120%と言わず、200%にすればいい?
コーチがチームに10指導する → 120%になる
100指導したらどうなる?→ チームはパンクするだけ
人は誰でも、学べるスピードが決まっている
「1日5時間の勉強で東大に合格!」→「1日20時間勉強すればもっとできるよね」
コーチは介入すべきタイミングがある
チームの生産性や士気
時間
始めは
じっくり
教える
できるように
なってきたら
様子を見る
壁に
ぶつかったら
ヒントを出す
トラブルには
相談に乗ったり
テコ入れしたり
様子を見ながら
少しずつ助言
もうコーチなしでも
大丈夫
コーチは介入すべきタイミングがある
チームの生産性や士気
時間
1日8時間週5日働くコーチは役立たず
コーチ
チーム
様々な
経験と
知識
知識や
ノウハウを
伝達
1日8時間週5日働くコーチは役立たず
コーチ
チーム
様々な
経験と
知識
知識や
ノウハウを
伝達
他のチーム
書籍など
常に補充
セミナーや
イベント
他のコーチ
どちらのコーチを選ぶ?
価値=高い
価値=低い
時間=長い
時間= 短い
どちらのコーチを選ぶ?
仕事時間
インプットの
時間
インプットの
時間
仕事時間
コミュニティ
活動
コーチの1ヶ月の生活
コーチの1ヶ月の生活
どちらのコーチを選ぶ?
仕事時間
インプットの
時間
インプットの
時間
仕事時間
コミュニティ
活動
食っていくためのお金
食っていくためのお金
時給
=
1.4倍
時給
=
4倍!?
コーチの1ヶ月の生活
コーチの1ヶ月の生活
時間単価を設定したり作業時間を固定したり
してはいけない理由
いいコーチを選べる契約ベスト3
1. 成果、結果にコミットする(成功報酬型)
※成果の測定は発注側責任
2. 時間に関係なくチームやプロダクトにコミット� (月額課金、毎月更新)
※ROIが下がったとき終了するのは� 発注側責任
※ある程度時間コミットがあると安心感
3. コーチと現場の判断で自由に訪問、� 訪問回数に課金
※時間単価に近づくので危険
※現場に判断力がないといけない
※お互い初めてで様子見の時は有効
× 時間コミット、時間単価で課金
※お金も能力もないコーチが喜ぶ
※特定の目的でスポット的なら有効(単発の研修など)
アジャイルコーチの価値
アジャイルな態度とアジャイルコーチのノウハウそのものを組織に植え付ける
組織内にアジャイルコーチが生まれる
組織の生産性や士気
時間
最初の
チーム
次の
チーム
内部コーチが
自己増殖する
全体の意識が
変わり始める
正直、ここまで�見込んでないと
払うお金に対して
見合わないんじゃ�ないかなあ