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防災 × SDGs 原体験から始まった3つの実践

~防災行動は、日常の関係性から生まれる~

江戸川大学 社会学部 現代社会学科 3年 小島 啓翔

背景

内容【比較実践分析】

まとめ

  • 熊本地震・令和2年7月豪雨を経験
  • 防災教育があっても、災害時に行動できない現実
  • 地域とのつながりが、防災行動を左右する

🟢 課題③ 行政に依存し、自助・共助が弱い構造

🔵 課題① 知識はあるが行動につながらない防災教育

🟠 課題② 危機意識があっても行動が変わらない問題

実践A:カンボジア(課題🟠 ②・🟢 ③)

実践B:台湾 慈済(課題🔵①・🟢 ③)

実践C:流山防災まちづくりプロジェクト

   (課題🔵①・🟠 ②・🟢 ③)

実践A:カンボジア(課題🟠 ②・🟢 ③)

【現場】 カンボジア カンポット県 (農村部)

【災害時の具体行動】スコールによる浸水時、周囲の複数

      世帯と協力し、避難や復旧活動を行った経験

【ポイント】 日常的な助け合い

【学び】 防災行動を生むのは、知識より日常的な

関係性である

実践B:台湾 慈済(課題🔵①・🟢 ③)

【現場】 台湾の民間ボランティア団体・慈済

【ポイント】 民間主体による迅速な避難所支援

【学び】 行政依存を補完する民間の仕組みは災害

     関連死の抑制に関係する可能性がある

実践C:流山防災まちづくりプロジェクト 

NBMP Nagareyama Bousai Machizukuri Project 

(課題🔵①・🟠 ②・🟢 ③)

【流山の社会的特徴】

  • 流山SC周辺は、マンション開発により転入者が急増
  • 地元住民が少なく、顔の見える関係性が生まれにくい
  • 単身者も多く、「頼れる人がいない」状況が起きやすい

出典:流山市役所「常住人口の推移」(2025年)、2025年10月9日時点

【現場】 人口増加と移住者が多い都市部(流山)

【ポイント】顔の見えない関係性が生まれやすい社会構造

【学び】 関心とつながりが弱い単身者ほど、防災行動が

     起きにくい

防災に関心がある

防災に関心がない

地域とつながりがある

地域とつながりがない

カンボジア

日常的な助け合い

台湾

民間主体の仕組み

流山市

※防災・地域ともに関心の弱い層

●カンボジア=「つながりが強い」 

■台湾(慈済)=「民間の仕組み」

▲流山=「両方に弱い地域構造」

防災行動は、知識ではなく関係性と仕組みによって生まれる。�都市部の「両方に弱い地域構造」には、自助・共助を軸とした新たな防災の形が必要である。

「キーワード」:�自助/共助/公助、行動変容、災害関連死

SDGsとの接続

・SDGs11 住み続けられるまちづくり

・SDGs3 すべての人に健康と福祉(災害関連死)

図:防災関心と地域関係性による災害発生時の危険性の傾向整理