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嫉妬しないこと誰かの美徳を喜ぶこと

Muditāの実践から始まる幸福論

(ムディター;喜)

嫉妬の克服

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役に合わせた衣装替え

  • 嫉妬(issā)とは精神の衣装替えです。
  • 基本的に生命は貪瞋痴の衝動で生きているのです。
  • その中で怒りは多数の顔を持っているのです。
  • 主には、(怒り)dosa,(嫉妬) issā, (もの惜しみ)macchariya, (後悔)kukkuccaです。
  • その場の状況に合わせて怒りは衣装替えします。

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反抗的態度は共通

  • 「自分」に、状況、環境、人々は受け入れがたい、合わない、気に入らない。
  • その時の反応は「怒り」です。
  • 「自分」より、他人が優れていると感じたら、
  • 反抗的態度は「嫉妬」です。
  • 「自分」優位な立場で、他にその能力、財産などを必要になるとき「もの惜しみ」で反抗する。
  • 「自分」の失敗に後悔で反抗する。

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自分こそが偉い

  • 自分が唯一、偉い存在だと思う、精神的な病、錯覚が原因です。
  • 生命は平等だと認めない、差別意識が強い、自我を肯定したい。
  • 無明から起こる、妄想によって人はその気になるのです。
  • ブッダが説かれた真理を理解すること、実行すること以外治療方法はありません。

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昔から知っている

  • 昔からも「悪い性格」の一つとして発見してあったのです。
  • 昔からも知っているのに、治らない理由は?
  • 貪瞋痴もその他の煩悩も精神の、心の本能です。
  • 本能的な問題を解決するためには抜本的な改革が必要です。

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土台は壊せない

  • 貪瞋痴は精神の基礎として働く。
  • 枝に座ってその枝を伐採することは出来ません。
  • 生存欲と自我愛着のある生命は弱者を壊して生き続けるのです。
  • 壊せない、潰せない弱者に対して、嫉妬、又は恐怖感を懐くのです。

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癖になる

  • 本能があっても全ていっぺんに機能するわけではありません。
  • 状況によって悪い性格が表れるのです。
  • 怒り、嫉妬、落ち込む等は繰り返し起こると心がそれに慣れてしまうのです。
  • それによって「個」の性格は成り立ちます。
  • 簡単に破壊の悪循環が現れるのです。

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世論

  • 嫉妬は善くないと言う世論に説得力はありません。
  • 嫉妬の原因を発見してないからです。
  • 嫉妬されることは怖いのです。
  • 嫉妬の結果を見て「悪い」と判断するが無くす方法になってくると曖昧です。
  • 又、欲、怒りは成長の、発展の起爆剤になるという邪見もあります。

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経典から

  • 293. ‘‘Idha, māṇava, ekacco itthī vā puriso vā issāmanako hoti;
  • 居士、ある男また、女が嫉妬のこころで生活します。
  • paralābhasakkāragarukāramānanavandanapūjanāsu issati upadussati issaṃ bandhati.
  • 他人が受ける利益、尊敬、名誉などに対して嫉妬する。嫌な気分になる。嫉妬の関係を持つ。

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経典から

  • So tena kammena evaṃ samattena evaṃ samādinnena kāyassa bhedā paraṃ maraṇā apāyaṃ duggatiṃ vinipātaṃ nirayaṃ upapajjati.
  • その人は嫉妬を優先した生活をして、死後、不幸に、堕落した境地に、地獄に生まれる。
  • No ce kāyassa bhedā …upapajjati, sace manussattaṃ āgacchati yattha yattha paccājāyati appesakkho hoti.
  • 地獄に堕落することなく、人間として生まれたならば、微力の、無能の人間になります。

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経典から

  • Appesakkhasaṃvattanikā esā, māṇava, paṭipadā yadidaṃ – issāmanako hoti; paralābhasakkāragarukāramānanavandanapūjanāsu issati upadussati issaṃ bandhati
  • 他人の利益、尊敬、名誉などにこころを痛める、悩む、嫉妬する、嫉妬の性格は、居士よ、微力の、無能の生命になる道です。
  • Cūla kamma vibhaṅga sutta, M 3.204

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嫉妬の働き

  • 過去生で嫉妬の癖があったならば、存在感のない、無能な人間になるという話しです。
  • 進行性筋ジストロフィー(progressive muscular dystrophy, PMD)という病があります。
  • 嫉妬はこころを似た状態にさせるのです。
  • 嫉妬する度に人の能力が衰えるのです。
  • オーラも威力もなくなってしまうのです。

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始めたら終れない

  • 一旦嫉妬が起きたら、限りなく成長させることが簡単にできます。
  • 嫉妬は他人の善いところ、美徳を認めない、我慢できないという暗い気持ちです。
  • 人を自分と比較するのです。
  • 相手の美徳は自分より優れていると発見するのです。
  • 自分の無能に対する怒りが嫉妬です。

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始めたら終れない

  • 平等ですが、生命は同一ではありません。
  • 能力は様々です。
  • 他の生命を自分と比較すると、自分についてない能力はいくらでも、無制限に見つかります。
  • それに嫉妬する癖が現れたら、嫉妬の気持ちは成長するばかりです。

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楽しくはない

  • 「精神的ジストロフィ」は決して楽しくはないのです。
  • 嫉妬の対象になった相手がどんどん成長するが、自分は衰えて行くのです。
  • 更に、嫉妬も憎しみも怨みも怒りも増幅するのです。
  • 皆自分から離れて行くのです。
  • 煙たがられるのです。

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危険性

  • 嫉妬は恐ろしい精神病です。
  • 心の成長をストップするので、仏教は軽くみないこころの汚れです。
  • 自分を他と比較すると慢(māna)という煩悩も起きますが、嫉妬ほど破壊力はないのです。
  • 優れた人と等しいようになろうと努力するならば、成長する可能性もあります。
  • 嫉妬は高濃度の核廃棄物のようなものです。

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Muditā嫉妬の解毒剤

  • ムディター(喜)の実践は嫉妬に対して特効薬です。
  • 仏教の他の実践方法も有効ですが、心理的に「喜」は嫉妬の反対です。
  • しかし、「嫉妬づけ」の人には実践出来ないというケースもあります。
  • 嫉妬は末期になる前に、初期段階で実践した方が善いのです。

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Muditā

  • 基本的には自分が喜びを感じる訓練です
  • 金がある、家族は楽しい、出世できたなどでも喜びは感じられます。
  • しかし、心は清らかになる、成長する保証はありません。
  • 更に、財産、名誉などは、無常なので、なくなったら、喜びが悲しみに変わります。
  • 安らぎは安定しないのです。

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Muditā 2

  • お釈迦様は喜びの対象として、自分以外の生命を選ぶことを推薦なされます。
  • 先ずは、自分という生命は自分の喜びを感じて経験するのです。
  • それから他人を観察して喜びが生まれるようにするのです。
  • 他人を観察する時、喜びを感じるという「色眼鏡」を付けてみるのです。

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Muditā 3

  • 要するに、こころに、敢えて、バイアスをつけるのです。
  • 俗世間も、「狭い見方」だと思うでしょう。
  • 一切のバイアスをなくしてありのままに観察する仕方を説く仏教に矛盾するのではないかとも思われるでしょう。
  • しかし、この見解は「生命の法則」に沿った正しい見解なのです。

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Muditā 4

  • 敢えて、育てる見方なので、「正見」ではなく、八正道の「正思惟」に属します。
  • 喜びを感じると生命は成長します。
  • 能力は向上します。
  • 才能は発揮します。
  • 世の中の激しい変動に動揺しないで、対応できるようになります。

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Muditā 4

  • 身体も、こころも健康になります。
  • 落ち着いていられます。
  • 他人に好かれます。
  • 自分に逆らう人、ライバルがなくなります。
  • 沢山の人々に囲まれて生活することになりますが、それは、ストレスにも、苦痛にもなりません。

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Muditā 4

  • ストレスと縁のない生き方が出来ます。
  • 知らないことを皆喜んで教えてあげます。
  • 記憶力、理解能力はスピーディに上がります。
  • 集中力は向上します。
  • 智慧が徐々に現れます。
  • こころの汚れが徐々に少なくなって行きます。
  • 解脱の門は開きます。

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Muditā 5

  • 先ず、自分が気に入っている何人かを選びます。一人でも構わない。人間がいないなら、ペットでも、他の動物でも構わない。
  • その生命の善いところを思い浮かぶ。心の中で、微笑んで見る。
  • 次に、その相手が、もっと幸せになったらいいなぁと思う。

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Muditā 6

  • (初期段階では)相手を選ぶとき気をつけましょう。
  • 性欲、愛着が引き起こせるような人を避ける。
  • (微笑むところではなくなる。伴侶は善くない。我が子も善くないでしょう)
  • 無垢の微笑みが起こるような相手を選ぶ。
  • そんな贅沢は出来ない場合は、感情を抑えて冷静に見られるようにします。

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Muditā 7

  • 選んだ相手の美徳、よいところ、気に入っているところ、長所ばかりを敢えて思い浮かべる。
  • 微笑んで見る。
  • 短所が見えても、直ちに無視する。
  • 短所より、長所を拡大してみる。
  • 又、相手が喜びを感じることも調べて同感を作って微笑んで見る。

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Muditā 8

  • 次に、対象になる生命の数を増やして見る。
  • 「友達の友達は皆友達だ」という方式。
  • 「我が子の仲間は皆、我が子と同然」というように人の数を増やして、心で感じる喜びも増大する。
  • この方法はリミットになるまで続くべきです。
  • それから、次のステップです。

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Muditā 9

  • 親しい関係がない、生命の美徳も感じるようにと次のステップに入ります。
  • 例えば、公の場、集会所、電車、コンビニ、デパートなどでも、人と話してみる。何か楽しい短い会話、挨拶、冗談などを言ってみる。
  • 自分に関係のない人々も観察して「美徳発見の探検」をしてみる。
  • それから、自分のことのように喜んでみる。

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Muditā 10

  • 智慧の登場。
  • 関係のない人々、生命にもそれぞれの美徳がありと、発見出来たところです。
  • 結局は、生命は平等です。
  • 「嫌な生命は存在しません。皆になにかしら美徳がある。可愛いところはある。評価するべきところはある。」
  • この事実を身をもって発見するのです。

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常識ではない

  • この方法で感じる喜びは尋常でも、常識でもないのです。
  • 普通の人間に普通に経験できるものでもありません。
  • 一般の人は、突然大喜びを感じたら、気を失ったり、泣き崩れたりします。
  • 耐久性はないのです。脳に処理できなくなったのです。

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常識を越える

  • ブッダの実践方法は、完全安全な方法で徐々に喜びを感じる範囲と、量を増やして行くのです。
  • 無量の生命を認識して、喜びを感じるようになると、常識範囲を超えているのです。
  • こころは、ボロボロの肉体から離れて機能するようになるのです。
  • これは、samādhi(定)という境地です。

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もったいない

  • これほど簡単に究極的な喜びを感じられる方法があるのに。
  • 世界から、虐め、虐待、差別、嫉妬、憎しみ、ストレスをなくす方法があるのに。
  • 「全知全能の神」のように生きられる方法があるのに。
  • 人間の超越して能力を表す方法があるのに。
  • 誰にでも実践できるのに。

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三宝のご加護がありますように

ご静聴を感謝いたします

生きとし生けるものが幸福であるますように

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